アゲート家

Last-modified: 2019-10-17 (木) 08:05:19

概要

ヴェイル市街から少し離れた森林部に屋敷を構え、人材の輩出よりも一族として世のために動くことで地道に地位を固めてきた。その行動理念に賛同、一致さえしていれば養子だろうが女子だろうが当主の座に就くチャンスがある(事実としてカーネリアは現当主の長女)。かつては当主がファウナスに若干の苦手意識を持っていたが、一人娘にして次期当主暫定であるカーネリアの影響で現在は克服しており、種族の区別なく受け入れる態勢を整えている。屋敷で最初のファウナスの使用人はカーネリアの執事であるバトラー・オブシディアンで、それを皮切りに数を少しずつ増やしている。ちなみに、現当主は極度の親馬鹿で、カーネリアが我が儘に育たなかったのが不思議なほど。
その行動理念から必然的に荒事に関わることもあり、教育カリキュラムには戦闘訓練も含まれる。公の場のマナーや振る舞い等は当然叩き込まれるが、普段の振る舞いはむしろ軽く、いつの代からか使用人の服装が公の場を除いて完全自由になっており、一族の者もまた私服で過ごすことが多い。他にも、時折一族の者も使用人も対等な立場となって行われる娯楽大会が開かれたりと、良家としては色々な意味で変わっている。また、カーネリアの提言もあり、一般庶民の生活を体験し、自由に遊ぶこともまた人々を守る者に必要な教育の一環と捉えられている。


かつて、下級使用人と家の一人娘が恋に落ちて結婚し、その下級使用人が当主の座を射止めたという話が残っている。現在の良くも悪くも軽い雰囲気は、その下級使用人から当主の座に就いた男が原因ではないかとの噂がある。
現状、一族というよりは家という体裁を用いた組織に近く、現当主やその娘であるカーネリアすら、初代当主の血を引いているかは定かではない。

屋敷の使用人として働くために必要な条件は

・与えられた役割、仕事には真面目に取り組むこと
・法と倫理、道徳を守ること

この2つのみである。これに該当してさえいれば基本的にどんな者でも受け入れるが、当然のことではあるがこの2つに関しては非常に厳格。もっとも、与えられた以上の働きは求められず、個人の力量も加味した上で分担には気を配っているため、1人あたりの負担は軽め。どちらかと言うと、アゲート家特有の(良家とは思えない)非常に軽い空気に馴染めるかどうかという点が試されるかもしれない。

アゲート家の使用人には住み込みの者と非常勤の者がいる。
前者は基本的にアゲート家が保護した孤児など、いわゆる『訳あり』の者達で、バトラーもそこに含まれる。
後者は各々に勤務日程が定められており、特別招集が掛からない限りは勤務日のみ自宅などから通っているが、彼らもまた元を辿れば住み込み勤務であった『訳あり』の者が多く、自身の生活を手に入れた今でも自らアゲート家に仕える道を選んだ者が大半である。使用人とは別に職業を得ている者もおり、そういった独自の立場からの支援もアゲート家にとっては欠かせない戦力である。

恋愛、結婚などは原則自由。それが不倫などでさえなければ、相手が誰であろうが許容される。むしろ下手に隠そうとすると怒られる。報われた暁にはカーネリアがお祝いの品を渡したりしているが、それが何になるかはその時までわからない(『申請可能な有給が一回増やされている』など物品でないこともある)。

所属OC

補足

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