スマブラ個人小説/アイリスの小説/シリアス短編小説 アイリスの過去

Last-modified: 2009-10-08 (木) 16:21:41

ここは一体?

ここでは、主にわたしの過去を使って小説を書きます。
まあ、こんなやつでもこんな過去があったんだな…。的な感じで見ていただければ一番いいかと…。
では、どうぞ。

小説



ある日のこと…。マスターとマリオが、こんなことを聞いてきた。




「お前ってさ、過去に何かあったのか?」




…はい?




わけがわかんなかった。なぜ、そんなことを?




「なぜって…。気になったから。だってお前、そういうこと話したことないじゃんか。」




うん。確かにない。話したいと思ったことはなかったからね。




「だから…教えてくれよ。そうすれば、少しは手助けできるかもしれないしさ。」




…わかった。












こうしてわたしは、自分の過去のことを彼らに話すことにした。












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幼稚園のころ。




できるだけ、楽しい思い出を話そうと思った。




そして、まずは、年少時代の時のことを…。











ことを…。











・・・あれ?











おかしかった。











その頃の楽しかった思い出が…















なかった。















それは、まぎれもない・・・事実。















わたしには、年少時代の楽しかった、嬉しかった思い出がなかった。















理由も、わかっていた。















それは…友達がいなかったから。















みんなが楽しく遊んでいたころ、わたしは、独りで遊んでいた。たまに、わたしに話しかけてくれる変わり者もいたけど、それ以外は、独りでさびしく遊んでいた。















だから、年少のころは、楽しい思い出なんて…なかったんだ。













































…これで、年少時代の話は終わりにしよう。次は、年中だよね…。













































年中時代…わたしは、一つめの人生の変わり目をここでつくった。















年少の時と変わらずに、わたしが一人で遊んでいると…ある一人の子が、わたしに話しかけてくれた。















「ねえ、一人でしょう?遊ぼうよ。」















それから、わたしは、毎日毎日、その子と遊ぶようになった。















そう、その子が、わたしにできた最初の…













































「友達」だった。













































今思えば、その話しかけてくれた最初の友達は、本当の変わり者だったのかもしれない。















でも、わたしはそうは考えなかった。















というか、そんなこと考える方がおかしかった。















だって彼女は、わたしにとってはまぎれもない













































親友。













































今だって、その思いは変わらない。















そして、気がつけば、いつも独りで遊んでいたわたしはいなくなっていた。















これが、本当の楽しさなんだな。初めて知った。













































…これで年中の話は終わり。次は年長の話。













































年長時代…その時代の時も、わたしと親友は同じ組だった。













































わたしは、親友と、その友達と、いつも一緒に遊んでいた。















楽しかった。















でも、気づいていた。















ああ、これで、幼稚園に居られるのは最後だな…と。















そう、もう幼稚園の年長…ということは、これでもう幼稚園に居れるのは…最後。















だから、精いっぱい楽しみたかった。






























そして…ある日に行った幼稚園のお泊り。






























わたしは、夜寝るときに、親友の隣で寝られることになった。















嬉しかった。















たくさん話した。















ご飯おいしかったね…とか、今日、楽しかったね…とか。















そして、お泊りの日が終わった。















もう…ここに居れる日は少ない。















その間、たくさん遊んだ。















やはり、楽しかった。













































そしてついに、卒業の日が来てしまった。













































そして、その日にわたしは…













































まだここに居たいと、ぐずった。













































親や、友達の前にもかかわらず、思い切り泣いた。













































そんなときに、わたしの親友は、こう言ってくれた。













































「大丈夫。また遊べるよ。」













































そんなことを言って慰めてくれた。そのことは、今でも鮮明に、頭の中に残っている。













































卒業の時に撮った写真…おそらく、その写真に載っているわたしの顔は、真っ赤で涙がたくさんあふれていることだろう。













































これが、幼稚園の頃の、わたしの思い出。













































そしたら次は小学生のことだよね…。















1,2,3年の時のことはあんまり覚えてないから、ひとくくりにしてはなすね。















1,2年の時のことは…もうほとんど覚えていない。















ただ、2つだけ、はっきりと覚えていることがあった。















1つめは…男子に差別されていたこと。















女子だからって差別された。















つらかった。そいつらが、憎かった。















だから、今でもそいつらのことは恨んでる。憎んでる。















おそらく、その時からだな…。わたしの口調が、男っぽくなったり、そっけなくなってしまったのは。















それともう1つは…嬉しかったこと。















国語の音読をしていた時に、いろんな人から、こう言われた。















「すごい、あなたって演技力あるね!」















何でかな、嬉しかった。















きっと、ほめられることが好きだったんだろうな。わたしは…。













































次は、4,5年のことについてだな。













































その頃に担当していた先生は、4年の時も、5年の時も優しい先生だった。















そんな先生と過ごすのが楽しかった。






























でも…5年の終業式の時…4年の時に担当をしてくれた先生も、5年の時に担当してくれた先生も、この学校から離れてしまうということを知った。






























だから、春休みのうちに、その2人の先生に、絵を描いた。






























4年の時に担当をしてくれた先生には、表にはネスとリュカ、裏には初音ミクを描いた絵を渡すことにした。






























5年の時に担当をしてくれた先生には、表にはエンジェルカービィ、裏には鏡音リン、レンを描いた絵を渡すことにした。













































そして、渡す時が来た。













































まずは、5年の時に担任をしてくれた先生に、用意されていたチューリップの花とともに、絵を渡した。













































先生は、「おお!上手だね。ありがとう。」って言って、受け取ってくれた。













































次に、家に帰る直前に、4年の時に担当をしてくれた先生に、絵を渡しに言った。













































居てくれるかどうか不安だった。













































…いた。絵を渡した。先生は、「お!MOTHERの絵だね。ありがとう!嬉しいよ。」って言ってくれた。













































4,5年の時のことで、このことが一番はっきりと記憶に残っているのかもしれない。













































最後に、6年になってからのこと。













































ここで、また、わたしを大きく変えるようなことが起こった。






























1学期の時のことだったかな。






























音楽の先生が、授業をやりたくないと言いだした。






























理由は、みんなが先生の話を聞かないから。






























授業をやってくれないと困るので、みんなしてその先生の教室へ行った。当然、わたしも行った。






























…でも、行ったところで、何が変わるのだろうか。行っただけで、何が変わるのだろうか。






























いいや、何にも変わらない。






























ただ、先生も生徒も黙り込むだけの空間が続いた。






























その時にわたしが思ったことは、「困った」とか、「どうしよう」とかじゃなかった。というか、いつものわたしの考え方とは明らかに違うことを考えた。






























何を考えたかというと…「ムカつく」とか、「いらつく」とか…そういう感情。






























もしかしたらこれは…わたしの裏の面、戦義の考えだったのかもしれない…。






























わたしが裏の面になると、すさまじく怒りっぽくなり、暴言を吐くようになる。






























でも、今回は違った。何とか、この空気を変えようと思った。そうすれば、ムカムカがなくなる。






























それに、どっちにしろ、言わないと問題は解決しないし、何よりも、何か言わないとすっきりしない。






























そして、ついに決意した。自分の考えを言おうと。






























たとえ、自分勝手だと思われても。






























「せっ…先生!!!」






























言った。






























「あの…みんな…音楽室で…先生が来るのを待ってたんです。それに…その…みんなも、注意すればこれから気をつけようって…思ってくれると思うし…。だから…授業をしてください!お願いします!!」






























かなりおぼつかない口調だった。緊張のせいか、泣きながら言ったので、なんて言っていたか、自分でもわからない部分があった。






























そのあと、みんなも続けて「お願いします。」と言った。






























…どうやら、説得はうまくいったようで、これからも授業をする、と言ってくれた。






























そのあとの給食の時、みんなから、なぜかお礼を言われた。おかしいな、と思った。






























というのも、今回はみんなの努力あってうまくいったと思うし、それに…あの時にわたしをああ言わせたのは…わたしの裏だから。






























まあ、こんなことを言っても、理解されないのは目に見えてるが。






























この時に思ったのは、自分、かなり変わったな…ということだった。






























昔は、友達をつくるために、誰かに声をかけることすらできなかったというのに、な。













































…これで、わたしの昔話は終わりだな…。あ~疲れた…。




「…へえ、アイリスにも、こんな過去があったんだな…。」




「本当だな…。俺、アイリスのこと、ただへらへらしてておかしい奴だとしか思ってなかったけど。」




うへえ、ひど~い。




「…というよりも、お前にも悩みがあるとはな…。」




なんだよ~!!マスターも、わたしをへらへらしたやつだと思っていたのかー!!




「悪い。…でも、これだけは言う。お前は独りじゃない。私たちや、お前の親友、お前の周りの人や、家族、ここを見てくれているみんな…あとは…戦義も…みんな、お前の味方だし、お前の仲間だ。」




お前の味方って…。前にわたしが戦義に納豆を100回かき混ぜなかったことで怒られているときに、お前ら、助けてくれなかったじゃないかー!!!




「ああ、あの時の戦義はすさまじく怒っていたからな。まあ、ドンマイっ☆」




うわぁ、それはないよー!!ひどいなあ。




…でも、なんだかんだ言って…お前らのことも、友達も、家族も、クラスメートも、ここを見てくれているみんなも、あと…戦義も…わたしは好きだし、頼りにしてるぞ。




「え?な~んだ、やっぱしそうじゃん☆」




あああ…もう!「☆」やめろおおおおお!!




「別にいいじゃん☆」




ああもう、ほんとに…













































おかしいなッ!あははははははははははっ☆













































「「あははははははははははっ☆」」













































ほんと、今が一番…













































幸せ!













































アイリスの過去 ―END―


~あとがき~
えっと…なんかラストらへん以外、鬱っぽくなって申し訳ないですYO☆(ほんとにそう思っているのか?!
でも、これ、ほとんど、というか全部実話です。
本当のこと書いてますぜ。(ぇえ)いやほんとにほんとだよ?!?!
でも、ほんとに今までの人生で今が一番いいです。もう少し引きこもり気味なところを直したい!とは思いますが。
では、ここまでこの小説を見てくださった皆さん。
ありがとうございます!!
では!