小説に関して
この小説は「本格ハンティング長編小説」です。
モンスターハンターに関しての説明は出しませんが、小説で読者に分かりやすいようにします。
モンスターの写真はこちらで掲載しますがない場合も考え、攻略サイトを掲示します。
小説で使われるモンスター 写真
小説
周りには何もない。
痛みもない。
悲しみもない。
人もいない。
彼女もいない。
あるのはただ1つ・・・
目の前にあるのは・・・闇・・・
PROLOGUE
パカラッ パカラッ パカラッ・・・・・
「お父さん。いつになったら地上界の宿に着くの~?」
そう尋ねた男の子に背を向けた強そうな男が答えた。
「ん…あと少しだな…ピット、少しだけだ。我慢しなさい。」
「は~い…」
体格のいい馬が走る。馬が1歩大地を踏みしめるごとに景色が変わる。
どうして僕らが地上界に行くのか? 実際僕は知らない。
その時、
「すまないな・・・・ピット・・・」
▲
私たちがいま、宿に向かっている理由。息子や妻には教えていない。
理由は今から3時間前のことだ。
▲
私はパルテナで重要な地位についていた。
「新パルテナ特殊隊A級隊長、およびパルテナ神殿第92代警備責任者」そんな地位だった。
自分で言うのもあれなんだが、結構裕福な生活を送っていた。困ったことは部下がやってくれていた。
ある日、私は部屋に妻を、息子をパルテナ兵士育成学校に行かせ、いつもどおりにパルテナ神殿を警備していた。
そして、昼になり昼ごはんを妻と食べていた時、人生を狂わすきっかけが……
トゥルルルトゥルルルトゥルルル・・・・・
「レイナ、食べていてくれ。」
レイナはきょとんとした顔のままこちらを見つめた。
今、思い返してみればあの時妻は分かっていたのだろう。証拠に部屋に帰って来た時、妻はパルテナを出る支度ができていた。
私は部屋を出て、なっている携帯をポケットから出し電話に出た。
相手はパルテナの女神さまの近くで働く神殿の責任者「バゼル」だった。
私のよき親友でもあった。
ピッ
「もしもし、こちら新パルテナ特殊・・・・・・」
「重大だ!パルテナ事務室まで!早急に来い!」