スマブラ個人小説/Shaillの小説/スマブラキャラの毎日 3

Last-modified: 2013-10-20 (日) 14:44:28

始めに

オリジナルキャラクター

名前:???
日本の妖怪である「座敷わらし」の人見知りの女の子。名前はない
姿を消したり正体を眩ませられるなど、便利な特性がある
ただし戦いは得意じゃないらしい
解明しているのは一部だけで、まだ謎は多いようだ

 

第9話 スマブラで第6次聖杯戦争 3幕

タブー宅
セイバー「質素なベッドだな」
タブー「悪かったな」
セイバーは、その質素なベッドに横になった
タブー「・・・」
セイバー「・・・ちょっと思い出したよ」
タブー「は?」
セイバー「戦ってるうちに、昔のこと少し思い出したって」
タブー「どんなことだ?」
セイバー「・・・どこかの団体に入ってたことくらいかな」
タブー「それだけじゃ分かんねえよ」
セイバー「そうだよな・・・」
暫し沈黙が続いた
タブー「・・・よし、作戦会議だ」
セイバー「あ?」
タブー「あの厄介なバーサーカーをどう始末するかだよ」
セイバー「・・・」

 

ライダー「・・・以上が、今回入手した情報ですかね」
ガレオム「セイバーとバーサーカーか。力はバーサーカーが上だが、勝率は五分五分。まぁ、双方有利とは言えんな」
ライダー「セイバーはどの座にも引けを取らない。一番厄介な奴と戦わせるのが良いんじゃない?」
ガレオム「厄介な奴、か・・・」
ライダー「残る座はキャスター、アサシン、アーチャー、ランサーね。また出向かないといけないわね」
ガレオム「今回みたいに、乱闘をおっ始めてくりゃあ、真名明かしてくれるんだけどなぁ・・・」

 

リドリー宅
アサシン「ランサーの真名はマルス王子、アーチャーの真名はピット。双方、魔力を消耗している」
リドリー「ランサーは宝具を使用して、アーチャーよりも消費が激しい。しかしアーチャーも宝具である鏡の盾を破壊された」
アサシン「・・・バーサーカーは、主の言うことを聞かない」
リドリー「たった一日でよくこれほどまでの情報が集まったな」
アサシン「サーヴァント同士が争いを始めれば、それだけ情報が漏れてしまう。そこに介入するのがアサシンの強味だ」
リドリー「このまま情報を集めていけば、敵の数も減るしな」
アサシン「しかし、連中が此処を嗅ぎ付けて来たら、どう出る?」
リドリー「・・・それも考えないといけないな」

 

魔術工房
デュオン「情報戦では、こちらが圧倒的有利、か」
キャスター「アーチャー対ランサーを監視し、バーサーカーを少しだけかじったアサシンに・・・」
デュオン「セイバー対バーサーカーを監視していたライダーだな」
キャスター「アサシンとライダーが、自分達の情報を共有したら僕らに追いつかれるけど、二人は面識もない。可能性はほぼ0だ。むしろ・・・」
デュオン「?」
キャスター「・・・彼らは敵対の関係に発展するだろう」
デュオン「・・・何で言葉切ったし」
キャスター「取り敢えず、今後も詮索を続けていく。居場所がバレることはまずないからね」

 

レックウザ宅
マスター「サーヴァントの意に沿わぬ命令だったなら、互いの相互関係は決裂していく」
レックウジ「とは言うが・・・」
椅子に座る自分のに目を遣る
彼は随分大人しくなった。椅子に腰掛けて睡眠をとっている、筈だ
レックウザ(霊体化までして・・・相当魔力を消費したみたいだな。令呪を使っていなかったら魔力切れでいきなり敗退してたかも・・・)
と、一人で不安になっている。それにしてもやけに静かだ
バサカ「・・・」
狂化しているが、そこらへんの「ヤリクリ」はキチンとしている
レックウザ「このまま続けて、そのうち扱えるようになればいいが・・・」

 

地下
マルス「申し訳ありません。真名を明かしてしまいました」
パックン「・・・?」
マルス「切り札の宝具をも使用しました。敵の宝具を破壊しましたが、仕留めるには至らず。及ばずながら・・・」
パックン「え・・・と・・・」
彼は、パックンの巨大な体の前で跪いている
何やら謝罪しているようだが、当マスターはすっかり困り果ててしまっている
マルス「・・・」
パックン「・・・まぁ・・・よく解らんけども・・・」
マルス「・・・」
パックン「まだ初戦なんだ。いくらでも埋め合わせが利くだろ」
マルス「・・・優しいのは結構ですが・・・」
パックン「が?」
マルス「・・・まだまだ甘いですよ、マスター」

 

ポーキー宅
ポーキー「お前はよく戦ったよ」
ピット「盾も失い、真名も悟られたのに?」
ポーキー「そりゃ、盾があった方が良いし、真名も知られない方が良い。でも、後者は仕方ないよな」
ピット「天使だから?」
ポーキー「ああ。見た目だけでも結構絞られてるだろ。だから、真名がバレるのは仕方ない」
ピット「・・・クス」
ポーキー「・・・なんかおかしかった?」
ピット「いや、マスターらしくなったな、って思って・・・」




マスター「ひとまず、第一戦は終了だな」
クレイジー「相変わらずキャスターが有利か。次にアサシンとライダー」
マスター「せっかちな輩はこの戦いには勝てない。ポーキー、パックンが該当するな」
クレイジー「自分のサーヴァントの特性を把握している者、ガレオムかな。彼は優秀だ。ただサーヴァントが優秀なだけかも知れないが」
マスター「今回の聖杯戦争。戦闘で打ち破ろうとする者が4人、情報だけ集めに行く者が3人。いずれ前者は決着をつけ、残りの3人にやられる」
クレイジー「その場合、討ち取った二人が再び争いを始め、さらに残った者が決勝戦に望む。最後の敵はキャスターが妥当かな」
マスター「逆に、最初に討ち取った者同士で争いを始めると・・・」
クレイジー「倒したところで他の三人に襲撃される。そして、残った者を余った二人の何れかが倒し、決勝戦となる」
マスター「まるでトーナメントのようだな。ここまで簡単に事が運ぶことは、万に一もないが」
クレイジー「結局は、最後まで身を潜めた者が勝者、と言うことだ」




翌朝
ガレオム宅
ライダー「今日の計画は?」
ガレオム「ひとまずセイバーとバーサーカーは置いておこう。次はアサシンかな」
ライダー「御意」

 

リドリー宅
アサシン「・・・」
リドリー「アサシン、出撃だ。アーチャーとランサーは十分に採れた。次は・・・ライダーだ」
アサシン「・・・」

 

魔術工房
キャスター「朝から早速進展か。監視のし合い、ついにライダーとアサシンの敵対が始まるぞ」
デュオン「敵対するってことは・・・」
キャスター「戦闘が起こる。だから、情報が漏れるってことだ。騎士クラスとバーサーカーには分かりっこないから」
デュオン「その情報、独り占め出来るってことか。君は策士だな」
タブー宅
セイバー「く・・・あぁ・・・。よく寝たわぁ~」
ベッドで欠伸をしながら、上体を起こす
タブー「無防備だな。セイバーってそんなんなのか?」
セイバー「良いじゃねえかよ別に。誰も襲ってきてないんだし」
タブー「・・・」
セイバー「そうそう、今日は何するんだ?仕掛けに行くか?」
タブー「いや・・・情報収集でもしようかと」
セイバー「無理だな」
タブー「・・・何でだよ」
セイバー「さっき言ってただろ。俺はセイバーだ。正面切っての戦いしか向いてないんだよ」
タブー「そうか・・・」
セイバー「そうだな・・・セイバーの固有スキルは[騎乗]。乗り物という概念があるものなら何でも乗れる。だから・・・」
タブー「?」
セイバー「・・・バイクくれ」

 

地下
マルス「・・・土管で寝るんだね。しかもデカイ・・・」
パックン「これが家だからな」
マルス「・・・。今日はどうするんだ?」
パックン「とりあえず、アーチャーとの因縁を果たすかな。好敵手だろ?私も付いてく」
マルス「・・・?」

 

レックウザ宅
バサカ「・・・」
レックウザ「・・・どうした?窓なんか眺めて」
ジーっと一点の方を眺める、というより睨み突けている
レックウザ「何かあるのか?」
バサカ「・・・」
レックウザ「・・・解んねえ奴」
バーサーカーの隣で、真似をしてみた
すると
バサカ「■■■■■■!」
レックウザ「!!どうしたんだよ!?急に!」
ドンッー!
レックウザ「!?」
バーサーカーに続いて、これは・・・爆破音?
その場所は・・・
バサカ「■■■■■!!」
さっきまで見ていたある一点。そこは・・・
ポーキー宅、か?
レックウザはその長い背中に悪寒を覚えた
バサカ「■■■■■■■!!」
ガラスのない窓から昨日同様飛び出すバーサーカー
行き先は判る
だが今回は止めようとはしない
レックウザ「ヤリクリは一応出来る。わざわざ俺が出向く必要もないしな」
魔力切れの心配もないのだ
あとはバーサーカーの武練に託す

 

ランサー「行き先は、ポーキー宅。なんだね」
パックン「ああ。まず先に決着を付けるんだ」
マルス「・・・・・・マスターは、さ」
パックン「なんだ?」
マルス「・・・戦闘って苦手?」
パックン「何故それを・・・!」
マルス「それに、他人を戦に行かせるのも得意じゃない。マスターは今回の聖杯戦争でヘマばかりしている」
パックン「・・・」
マルス「アーチャーのマスターも、スキルを把握しきれていないから良かったものの。ランサーを選んだならマスターは遠くに行っては駄目だ。満足に闘えなかった」
パックン「済まん・・・」
マルス「・・・私のスキルは、[対魔力][戦闘続行]それから・・・」
ドォンッー!!
パックン「!?」
マルス「アーチャーのマスターの家からだ、急ごう!」

 

ポーキー宅
マルス「これは・・・!」
家が、焼け焦げて黒く染まっている
マルス「爆薬か何かだな・・・明らかにサーヴァントの仕業だ」
パックン「近所に見つかったらヤバいんじゃないか?」
マルス「そこは監督役が巧くやるから問題無い。それより、誰が仕掛けたかだ」
すると・・・
ブロロロォー!
パックン「?」
バイク・・・?
荒廃した家の前で止まったそれはヘルメットを取ると同時に言った
セイバー「・・・お前がランサーか」
ランサー「・・・」
一瞬で見破られた
ということは・・・
セイバー「俺はセイバー。お前が剣を持っているんだったら、ランサーしか選択肢はないだろ。アーチャーとは考え難いしな」
そのアーチャーも剣を使うことは知らないらしい
いや、それはもう関係ない
ランサー「爆破されたのは誰だか知ってるか・・・?」
セイバー「いんや、マスターはポーキーの家だと言っていたが、どの座までかは知らねえ。お前は知ってるのか?」
ランサー「それは・・・」
しかし、その先の言葉を紡ぐことは出来なかった
バサカ「■■■■■■■■■■!!!」
セイバー「!!」
ランサー「バーサーカー、だと!?」
駆け抜ける一陣の疾走
セイバーめがけて剣を振るう
セイバー「集えよ、我が神剣・・・」
何時の間にか、セイバーの手には大振りの剣が握られていた
ギンッ!
セイバー「っ!」
ランサー「援護する!」
ランサーも剣を抜き、バーサーカーに一太刀浴びせる
が、狂化しているとは思えぬ速さで後ろに跳び退く
セイバー「お前、何を・・・」
ランサー「今は闘いに来たわけじゃないらしくてね、マスター?」
パックン「ん、ああ・・・」
ランサー「捜索の邪魔をするというのなら、迎え討つのみだ。勘違いするなよ、セイバー」
セイバー「・・・」
何故だろう
記憶の断片には、コイツの顔を見たことがあるような・・・
既知感だろうか?
ランサー「サーヴァント二人を相手に、狂戦士一人で勝ち目はあるのか。残った知能で考えると良い」
バサカ「・・・」
セイバー「・・・」
バサカ「・・・■■■■!」
セイバー(来るか?)
しかし彼はセイバーの予測を裏切った
くるりと反転すると、家ずたいを登り、彼方へと帰っていった
ランサー「ふぅ・・・」
セイバー「感謝する、ランサー」
ランサー「おい、勘違いするなと言った筈だぞ。お前と剣と交える日が来るかもしれない」
セイバー「その時が来たら、存分にやり合うさ」
ランサー「・・・」
セイバー「さて。じゃ、詮索を始めるぞ」
いきなり家の中に飛び込んだセイバー
ランサー「おい!」
セイバー「何だよ?」
無茶苦茶に漁りまくるセイバー
さすがにマズイと思う。家が倒れるかもしれない
だが、目当ての物はスグに見つかった
セイバー「お、あったぞ」
ゴミクズの中から真っ黒の物体を引っ張りだした
ランサー「それは・・・?」
セイバー「プラスチック爆弾の残骸だよ」

 

ライダー「貴方・・・一体何処に行くつもりだったのかしら?」
アサシン「・・・」
裏路地
偶然にも鉢合わせとなったライダーとアサシン
ライダー「さっきの爆発。アレ貴方のでしょ」
アサシン「・・・」
ライダー「判るのよ。女の勘ってやつ?」
アサシン「・・・ただの勘だ」
ライダー「嘘」
アサシン「・・・」
ライダー「貴方から火薬の臭いがプンプンするもの」
アサシン「・・・どうやら、逃げ道はないようだな」
ライダー「・・・」
各が獲物を取り出す
銃に、銃
アサシン「真似するなよ」
ライダー「はあぁ?それはアンタでしょうが!」
彼らの対立は、より一層深いものとなる
アサシン「女だろうと、手加減しない」
ライダー「そうして頂戴。こっちも腕が鈍るわ」
アサシン「・・・行くぞ!」

 

キャスター「ついに始まったか・・・ライダー対アサシン」
デュオン「なあ、爆発物を仕掛けたのって・・・」
キャスター「アサシンだよ。C4爆弾を夜に仕掛け、ガレオム宅に向かう途中で爆破、そしてライダーと遭遇しんだね。サーヴァント情報ゲットだな」
デュオン「リドリーの奴も考えたな。これでアーチャーも脱落か・・・」
キャスター「まだだよ」
デュオン「ポーキーはまだ生きてるのか!?」
キャスター「確かにポーキーは壊れた。爆風で、木っ端微塵にね。でも、アーチャーのスキルは[単独行動]。魔力供給がなくても一日は消えない。今回の聖杯戦争の魔力供給は、監督役が務めてるわけだけど、マスターが死んだらその回路は断ち切られる。どっちも一緒てことだね」
デュオン「それでも放っておいたら消える。手に掛けるだけの意味はないな」
キャスター「そうだねえ・・・」
彼はきっと決着をつけにいくだろう
キャスター(そのときは、二人、脱落する・・・)
・・・はずだ




マスター「ポーキーがいなくなっか・・・」
クレイジー「アーチャーは未だに健在している。次に闘いを始めたら命運は尽きるだろう」
マスター「それでも彼は征くだろう。散りざまは潔く在りたい、とかいう騎士道だな。ざまあ」
クレイジー「狙われるのはランサーの可能性が高いな。後は、ライダーとアサシンか・・・」
マスター「彼らには能力の格差はない。誰かが介入しない限り、決着はつきにくいと見た」
クレイジー「ガレオムも様に成ってきたな。ちゃんとサーヴァントの特性を理解している」
マスター「バーサーカーがセイバーを狙うのも気になるしな」
クレイジー「因縁なんだろうかね・・・」
マスター「・・・いや、なかなかに面白いものが楽しめそうだな、今回は」
クレイジー「そうだなあ・・・」





















マリオ「次はようやく俺らの出番だぞ」
???「やっと、ですね・・・」

第10話 母の日!じゃなくて子供の日!

マスター「聖杯戦争ばかりだと、ギャグ小説が潰れるので・・・」
クレイジー「作者にはバトルシリアスは向いてないからなぁ」
悪かったな!!




子供部屋
???「ふんふふんふんふ~ん・・・」おりおり
リュカ「ド~ナ~ド~ナ~ド~ナ~」
ネス「・・・」
リュカ「ドナドナ」
ネス「・・・!」
トゥーン「ドナドナ」
ネス「~~~~~!」
アイクラ「「ドナドナ」」
ネス「・・・ドナドナうるっせえな!!」
???「ド・・・ドナドナ♪」
ネス「君は参加しなくていい!」
トゥーン「なんだよネス。君はいつも歌わないね」
ネス「当たり前だろ」
ポポ「歌っても犯罪には科せられないだろう?」
ネス「そうかもしれないけども!」
ナナ「・・・恥ずかしいの?」
ネス「・・・そういうわけじゃない」
リュカ「じゃあ、どういうわけ?」
ネス「日常で唄うのはおかしいだろって」
???「むぅ・・・あっ、兜折れましたよ~!」
新聞紙を折り畳んで作った兜だな
トゥーン「うわーい!」
被って・・・
リュカ「ライダーごっこ!」
ネス「ライダー、ごっこ・・・」
あ、ネスが溶けた
トゥーン「ズバ!ブシュ!ガキガキガキン!」
リュカ「ボオオオオォ!ジャキン!ブチャブチャ!ぐあ!やられた!」
トゥーン「フッフッフッ」
アイクラ「「トウ!」」
トゥーン「何!?二人とは卑怯な!」
ネス「がああああああああああああああああ」
???「いったい・・・四人の間で何が起こっているんですか・・・!?」
ネス「あああああ知らない方がいいと思ふ・・・・・」ガクッ・・・
???「ちょっとネスさん!しっかりしてください!」
これが子供部屋でおきる、日常茶飯事なのでした


トゥーン「正義のライダーは決して負けないのだー!ハーハッハヒハヒハッハッ!」
!?




ロビー
???「おはようございます」
マリオ「おう、おはよ。もう生活には慣れたか?」
???「いえ、目新しい物がいっぱいで。実は今朝も・・・」
マリオ「ん?ネス、どうした?」
腕を首に巻かれてるぞ
???「なかなか起きてくれなくて・・・だからこうやって担いで来ているんです」
ネス「・・・」
マリオ「何があった?」
???「私にも良く解らないんですけども。実は・・・」ゴニョゴニョ
マリオ「ふんふん・・・だっははははは!!何だそれは!」
???「今日は子供の日ですからね。逸る気持ちも分かりますけど」
子供だからな
マスター「お~い。席に着け。朝食だぞ」
マリオ「うぃ」

 

旅館と同じように、長テーブルに横二列に並べられた食卓で朝食をとる
リンク「・・・」
マリオ「こいつらの間には君がいないと駄目だからな」
アイク「・・・」
???「今日一日も、よろしくお願いします」ニコッ
屈託のない笑み、とはこのことをいうんだろうかな
マリオ「君が来てから、生活が一風したんだぜ」
???「そうなんですか?」
リンク「今までは、自分の国で適当にかっ喰らって、暇があれば此処に来るようだった。もっとも、今も昔も皇族はそんな暇ないけどな」
リンクは、前席に目を向けた
今日も空席だ
アイク「作者のコネで、旅館と同じように改装したんだよ。寮制にもなって、なかなか快適だぜ?」
俺のコネだ
アイク「調子乗んなよ」
???「私のせいで、迷惑掛けちゃったりしてないかな・・・?」
マリオ「全然!今の良い所は昔の悪かった所。今の悪い所は昔も悪い所!と言うわけでいっただきまーす!」
アイク「どういうわけだよ・・・ってなんじゃこりゃ!?」
皿の上に乗っていたのは・・・


???「・・・鯉、ですね。しかも一匹」


マリオ「おいおいおい!子供の日だからって鯉のぼりだからって朝から鯉丸ごとだからって意味解んねえよ!」
意味解んねえのはお前の言葉の方だよ
アイク「これはないわ・・・って、お前・・・ガチか」
リンク「?」もしゃもしゃ
マリオ「何で平然と食っていられるんだよ!」
蜂の子とか普通に口にしてたもんな
リンク「何でって・・・騎士の嗜みとして普通だろ?」
アイク「聞いたことねえよ!ハイラルの食文化どうなってんだよ?」
リンク「・・・騎士の嗜みに鯉が入っていることに、そこまで不満があるか。他国には言われたくない」
アイク「何だと・・・!」ガタン
食事中には席を立つなよ!
マリオ「そのボケは聞き飽きた!お前らたかが鯉で喧嘩は止めろ!」
リンク「たかが?鯉を愚弄するか?そのような蒙昧は斬り伏せるのみだ」
マリオ「どうしてそうなるんだよ?」
アイク「第三者は引っ込んでろよあぁん!?」
???「あのー・・・」
リンク「あ?」
???「結構、いけますけど?」もしゃもしゃ




リンク「・・・」チャッチャッ
アイク「・・・」ガツガツ
マリオ「・・・見事だな」
???「えへへ~・・・」
リンク「・・・私は別にキレてなどいない」
マリオ「バリバリキレてたじゃんかよ」
リンク「・・・」カツカツ
アイク「午前のイベントはなんてったっけ?」
朝食が終わり次第、巨大鯉のぼりの創作
午後はそれを吊るし、首の辺りから締め上げるのだ!
マリオ「いちいち遠回しに言うなよ・・・場所は?」
中庭だそうだ
リンク「食事は済んだ。さっさと行こうか」
マリオ「早いな。俺まだ半分も終わってないぞ」
アイク「じゃ、先に行っとくよ」
???「・・・」
マリオ「・・・一緒に行かないのか?」
???「・・・はい」
マリオ「・・・まさか・・・この鯉を狙ってるとか・・・」
???「いえ!断じてそんなことは・・・!」
マリオ「いいよ。あげるよ」
???「だから違いますってばぁ・・・!」もぐもぐ
マリオ(・・・食ってるし)
コイか




中庭
マリオ「うおー!でけー!」
100mくらいあるんじゃないか?
マリオ「こんなデカイビニル鯉のぼりを吊るして締め上げるのか」
マスター「何を言っている?風に流して遊ぶのだ。凧みたいに」
マリオ「おいコラ、作者。恥掻かせんじゃねえよ。締め上げるって言いたかっただけだろ」
すいましぇ~ん
マリオ「(^ω^♯)」
???「これが鯉のぼりってやつですか・・・」
マリオ「ああ。恋のぼりとかいうのもあったような無かったような・・・」
???「・・・」
マリオ「・・・」
何でこんな話してんだろうな
???「私も・・・作業、手伝ってきます・・・!」
マリオ「おい、ちょっと・・・!」
あ。行っちまった・・・
マリオ「どうしたんだよ、まったく・・・」




マスター「出来はどうだ?」
クレイジー「予定通り進んでたよ」
マスター「子供たちは?」
クレイジー「作業を手伝ってましたよ」
マスター「鯉のぼりを作って飛ばすだけのこの企画。喜んでくれれば良いんだが・・・」
クレイジー「心配はいりませんよ。喜ぶに決まってますから・・・」




そして完成のとき


マリオ「よーし、出来たぜ~!」
トゥーン「わー!」
リュカ「わー!」ドタバタ
お前らはどんだけはしゃいだら気が済むんだよ
マスター「飛ばすぞー」
マスターとクレイジーが、鯉のぼりにつながっている紐を握る
クレイジー「走るぞー」
そして高速で走る。というより、移動する
メタナイト「巨大扇風機、スイッチ、ON!」
カチッ
キュイイィィィン・・・
轟!
ブオオオォォォォォ!

 

鯉のぼり作成に使った素材は、丈夫な発砲スチロールと脆い紙
その紙が強風に耐えられる筈もなく、散り散りに飛ばされていく
鯉のぼりが地を離れた

 

リンク「ん?あれは・・・?」
作成中には気付かなかった、鯉のぼりの秘密
アイク「文字か?」
紙を張り付けた部分が抜け落ちて・・・

 

『オ メ デ ト ウ』

 

???「・・・」
リュカ「おめでとう。だってさ・・・」
ネス「よく考えたな、マスターも」
トゥーン「うん、そうだね」
ポポ「すごい・・・キレイだね」
???「・・・・・」
ナナ「あれ?もしかして・・・泣いてる?」
???「・・・何でもないです」
顔を背ける
ナナ「?」

 

マスター「うおおおおー!」
クレイジー「・・・いつまで走り続けるんだ・・・!」
突風に逆らいながらかれこれ・・・数分?だっけ
マスター「もう駄目・・・疲れた・・・」
歩みを止めるマスターとクレイジー
それに伴い、徐徐に萎れていく鯉のぼり
『・・・・・デ・・・ト』
???「・・・よし・・・!」

 

マスター「大成功、だったな」
メタナイト「ご苦労」
マリオ「あんな仕掛けがあったとはな・・・いや、作ってる途中もおかしいなーなんて(ry???「マリオさん」
お?
マリオ「なんだ?」
???「・・・お話があります」
マリオ「・・・え?」
???「放課後、体育館裏に来て下さい」
その強い眼差しに、ゆっくり頷くしか出来なかった
???「・・・それでは」
マスター「・・・」
マリオ「・・・何だったんだよ?」
リンク「ほうほぅ・・・」
アイク「行ってやれよ、マリオ」
マリオ「・・・?そりゃ行くけども・・・」
一体、何が起きるんだろうか、楽しみだな・・・

 

続く

第11話 スマブラで第6次聖杯戦争 4幕

夢に見る


豪腕を振るう騎士団長


幾多の戦乱を駆け抜けた若き王


神に仕える親衛隊の隊長


異人種に育てられたバウンティハンター


野球に励む、超能力を操る少年


数々の任務をこなした、伝説の傭兵


緑の勇者に臨む、暗黒の戦士


彼らは偉業を成し遂げた。彼らは悪名を轟かせた


生前成し得なかった事


聖杯に


何を願う?




元ポーキー宅の前でランサーと別れたセイバー
物資を預かり、バイクを駆って自家へと引き返した
タブー「収穫は?」
アイク「あったよ」
ボロボロの屑を見せつけた
タブー「何それ?」
アイク「C4爆弾。サーヴァントが仕掛けた小細工だよ。これで一人敗退するから、都合良いんだけどな」
タブー「今までで集まった情報は、全て直接対決で集めたものだ。バーサーカーとランサーの面識だけだけどな」
アイク「だから俺にはそんなの関係ねぇって言ってんだろ」

 

ガレオム「今ごろ、ライダーはアサシンの監視でもしてるんだろうか・・・」


リドリー「今ごろ、アサシンはライダーの監視でもしてるんだろうか・・・」

 

アサシン「・・・」
狭い路地裏での闘い。弾丸が交錯する
一方が撃った弾を、一方もまた弾ではじき返す
ライダー「・・・!」
この状況下の中でも、ライダーは一手封じられている
しかしそれをアサシンが知る術はない
ライダーの弾は特殊だ
アサシンが使用するようなパラベラム弾ではなく、いわゆるビームのような物質で構成されている
そして変形させて作るのが、鞭である
断じて不利ではない
ただ、ライダーに選ばれた唯一の武器が封じられたのは手痛い
アサシン「解せんな・・・何故お前がライダーに選ばれた?」
語り掛けながらも、銃弾を撃つ手は止めない
ライダー「・・・知りたい?」
アサシン「開示してくれれば、手間が省けるからな」
ライダー「私が本気出せば、アンタなんかイチコロよ?」
アサシン「随分自信があるみたいだな、女。見せてみよ」
ライダー「・・・此処じゃ嫌よ」
アサシン「何を云う。人目に付かない絶好の場所だろう」
ライダー「~~~!とにかく!此処じゃ見せられないの!」
何という変わりっぷりだ
するとアサシンが拳銃を下ろした
ライダー「・・・?」
アサシン「お前に俺を仕留められる武器があるのなら、それを使え。全力で殺り合え」
ライダー「アンタもよ」
アサシン「・・・本気じゃない闘いなど、つまらんからな」

 

ランサー「・・・」
旋風が髪を靡かせる
辺りも暗くなりかけている
自分との決着を待ち望む奴も、今日いっぱいで消え去ってしまう
ならば、全力でそれに応えなければ
ランサー「なぁ?アーチャー?そうは思わないか?」
アーチャー「・・・」
点々とライトが光る楼閣の中
ビルの屋上で見下ろすアーチャーの姿を捉える
アーチャー「同意だ。・・・しかし、生憎残された魔力は少なくてね。満足な対決は望めないよ」
ランサー「構わないよ」
アーチャー「・・・こちらの敗北は動かないが、お前を倒すことだけが最後の名誉ということだ」
ランサー「来いアーチャー。お前の最後の力、かくと受け止めてやる」
アーチャー「出来るかな・・・!?」
口元を緩ませ、微笑を作る
そして右手を上方に差し出した
アーチャー「集えよ、我が同胞!パルテナ神に仕える勇猛果敢な戦士達!」
ランサー「・・・」
アーチャー「出よ、パルテナ親衛隊!」
すると・・・
ランサー「!?」
空から悠々と舞い降りてくる、天使の軍勢
ランサー「サーヴァントだと!?」
1騎1騎がピットによって召喚され、召喚されたサーヴァントがまたもう1騎を呼び出す
独立サーヴァントの連続召喚だ
アーチャー「残った魔力では、この程度が限界さ」
既に百騎を超えただろうか
羽根を付けた軍隊がキューピットを構え、狙いをつけている
ランサー「・・・!」
凌ぎきれるか・・・?
アーチャー「この一撃で、僕はもういなくなる」
ランサー「安心しな。お前は十二分に戦ったさ」
アーチャー「それは・・・良かったなぁ。報われたよ」
ランサー「結構だな。命を散らす相手を慰めるなど、なんと贅沢なことよ」
アーチャー「それもそうだな・・・では、共に散るとしよう・・・」
ランサー「やってみろ・・・!」
アーチャー「・・・一斉投射・・・」
弓を絞る音がする
だがここで死ぬわけにはいかない・・・!
ランサー「来い!」
アーチャー「・・・解き放て!!」
シュドッ!
刹那
溜めが一気に解き放たれた
風を切り、標的めがけて殺到する矢の雨
ランサーは無数に降り注ぐそれを剣で弾き返す
幾度も、幾度も
アーチャー「矢避けの加護・・・」
ランサーの固有スキル
自分とは絶対的に相性に悪かった
アーチャー「あ・・・」
体が、薄れていく・・・
覚悟はとうに出来ていた
遺す言葉などない
アーチャー「・・・っ!・・・ー」
魔力の残量が尽きた今
アーチャーはこの世から消えたのだった・・・

 

ランサー「ふぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
生き延びた
腹部には矢が刺さり、血が滴り落ちている
剣を地面に突き立て、杖代わりにもたれ掛かる
ランサー「助かった・・・」
運が良かったとも言える
矢避けの加護ー備わっていなかったら、恐らく共に命を散らしてしただろう
ランサー「・・・こんなときに襲われたら、ひとたまりもないな・・・早く帰還しよう・・・」
重たい体を擡げ、フラフラと頼りない足取りで、一歩ずつ前進する
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ランサー「・・・?」
何か、聞こえる・・・?
耳を澄まし傾け、その音の正体に迫る
ランサー「・・・」
これは・・・
ランサー「!」
嘘だ!
体が固まる錯覚に捕らわれる
そんなバカな。こんな悪状況のさなか、奴を相手して勝てる筈がない
一番遭いたくなかった彼奴がすぐそこにいる!
ランサー「!?」
バサカ「■■■■■■■!!」

 

パックン「!」
右手の甲に痛み
そこには令呪が刻まれている筈なのだが・・・
パックン「な・・・無い!?」
令呪がない。跡形も無く消え失せてしまっている
それが意味するのはただ一つ・・・

 

キャスター「マスター、進展だ。二人脱落したぞ」
デュオン「アーチャーとランサーか?」
キャスター「ああ。三代騎士クラスが一人になったのは喜ばしいよ」
デュオン「残るはセイバー、ライダー、アサシン、バーサーカーだな。この中で一番驚異なのは・・・」
キャスター「バーサーカー」

 

ライダー「お誂え向きね。ここなら良いわ」
さっきとは打って変わり、広間のような開けた場所に出た
アサシン「此処は・・・」
確か、最初にアーチャーとランサーが戦いを始めた所だ
ライダー「さぁ、始めましょ?」
アサシン「・・・」
ライダーが銃を構える
しかし、持ち方が明らかに異質だ
すると・・・
アサシン「!?」
触手のような物が、銃の先端から飛び出した
十分にそれをしならせ、アサシンに向けて一発
アサシン(鞭か・・・!?)
手練の扱う鞭は、剣や銃すらくじくといわれる
空中をうねるそれをスラリと避け、後退する
ライダー「これが、私がライダーに選ばれた由縁。まだまだ序の口だけど?」
アサシン「・・・」
銃を出したところで、鞭を絡められてもぎ取られるのがオチだ
肉弾戦でやる・・・!
突然アサシンが身を屈めて突進してきた
ライダー「ちょ、アンタそれ自殺行為よ!?」
とは言うものの、鞭を振るう
アサシン「やはり易々と近づかせてはくれんか・・・」
体を捻ると横を掠め、後ろに反らせると眼前を通り過ぎる
アサシン「追い詰めたぞ、ライダー!」
鞭の先端を捕まえた
ライダー「・・・」
アサシン「鞭は根本は強いが、先になるにつれ威力が落ちていく。先端など仕留めるに至らない」
ライダー「・・・良い気にならないでくれる?」
アサシン「もうチェックメイトだ」
ライダー「言った筈でしょう・・・!私の鞭は変形銃だって!」
アサシン「!?」
掌の感覚がなくなったかと思うと、
ライダー「捕まえた」
体が痺れて・・・!?
アサシン「・・・!」
ライダー「序の口だって言ったじゃない。これが、私の弾の威力」
動けない
アサシン「っ!」
手榴弾も取り出せない
ライダー「もうチェックメイトよ!」
アサシン「ぐふッ!?」
アサシンの顎に、強烈なサマーソルトキックが炸裂した
たまらず地面にブッ倒れる
アサシン「・・・!」
ライダー「驚いた。まだ生きてるのね」
脳震盪を起こし、暫く体が動かない
ライダー「安心して。一発で殺してあげるから・・・」
アサシン「・・・」
くそ・・・
あれを使うしか・・・!
ライダー「死になさい」
狙うはローリングソバット
大脳に当たると即死は免れない
ライダー「!?」
ライダーの目が、驚愕に見開かれた
ライダー「消えた・・・?」
突然、アサシンの姿が見えなくなったのである
ライダー「逃げたとは考え難いから・・・やっぱり消えたんでしょうね」
辺りを見渡すも、アサシンの姿がない
ライダー「・・・アサシン。アンタのその宝具で解ったわ。貴方の真名・・・!」
アサシン「・・・」
やはり、ステルス迷彩を使うにはリスクが伴った
ライダー「・・・蛇、でしょ?」
アサシン「っ・・・」

 

レックウザ「ふむ。これが漁夫の利というやつか」
ランサーとアーチャーの対決にバーサーカーを放ったのは、他ならぬレックウザである
バサカ「・・・」
こうも簡単に仕留めれては、拍子抜けというか
レックウザ「だんだん、扱い方が分かってきた気がするな」

 

キャスター「・・・」
水晶玉を凝視するキャスター
デュオン「どうしたんだ?」
キャスター「マズいよ」
デュオン「何がだ?」
キャスター「バーサーカーだよ。マスターが使いこなしてきている」
デュオン「・・・早めの対処をしないとな」
キャスター「アサシンの真名も明けたことだ。ライダーが開示していないが、偵察はここまでだ」
デュオン「出撃のときか」




マスター「・・・ようやく動いたか」
クレイジー「キャスターはサーヴァント中最弱とされている。取り分け、セイバーの[対魔力]とはかなり相性が悪い」
マスター「そうかな?」
クレイジー「?」
マスター「確かに、魔力をそのまま放出させるような攻撃なら、無効になる。しかし、それくらいキャスターも解っているはずさ」
クレイジー「魔力を別に使えばいい」
マスター「・・・それが彼の強みだからな」

第12話 まさかの○○○大作戦!

回想シーン・・・


???「私が間にいるからじゃない?」

 
ネス「一人見つけた!」
???「あら、見つかっちゃいました」
ネス「よし、後3人だな」
???「いえ、4人ですよ」
ネス「何で?」
???「私が入ってないじゃないんですか?」
ネス「あ・・・ああ、そうだったかな」
???「そうですよ」
ネス「・・・。君、名前なんてったっけ?」
???「へ?」
ネス「ごめん、ちょっと度忘れしたみたいで」
???「そうですか・・・私の名前は・・・」
マリオ&リンク&アイク「座敷わらしィ!!??」


それは、俺の試作品だ
ネス「?どれ?」
それだよ。その座敷わらしの真似事をしてるの
???「・・・」


マリオ「ところでさあ、あの子どうなるんだ?」
この町はいずれ消える。それと同時に、彼女たちの存在も消えるさ
マリオ「そうか・・・なんか、可哀想だな・・・」
「あれ」は元から無し得ない物だ。いずれは消える運命さ
マリオ「あの子だって、自分の意志がある筈なんだが・・・」


???「私のことは、大丈夫ですから」
マリオ「いーや大丈夫じゃない」
???「そんなにかばわなくても」
リンク「かばう」
???「気を遣わなくても」
アイク「遣う」


座敷わらしは、マリオたちと一緒に行動する
マリオたちは、その子の面倒をみる
OK?
マリオ「OK!」
???「えっ・・・」
リンク「決まりだな」
???「えっ!?えっ!?」
アイク「後は、君がどうするかだな」
???「え・・・でも・・・」


マスター「置いてくぞー!」
マリオ「分かったよ。じゃあ、行くか!」
???「はい!」
少女は、満面の笑みで
マリオの後を追いかけた




放課後
体育館裏
???「・・・落ち着け、動悸。落ち着け、鼓動・・・」
・・・?
???「今日こそは・・・。人という字を三回書いて・・・」
何だ・・・・?これ

 

終点
マリオ「乱闘終わった~!さて・・・」
リンク「・・・」
マリオ「・・・寮に戻って寝るか」
リンク「何でだよ!」
アイク「行ってやれよ!」
マリオ「う~ん・・・」
どんだけ疎いんだこの男
リンク「・・・Mr任天堂は約束すら守れないのか?」
マリオ「なんだと!?ああ行ってやるよ!行ってやるとも!」
いってらっしゃ~い
リンク「・・・・・」
アイク「・・・ったくよぉ」
リンク「大丈夫かよ」
ま、俺は付いていくけどな
お前らはどうするんだ?
リンク&アイク「・・・」

 

体育館裏
???「ぁ・・・!」ドキン
マリオ「ごめん、待った?」
よく言うよな
???「ううん、今来たとこ」
マリオ「そっか」


リンク「結局付いて来ちゃったな」
アイク「いいじゃねえかよ別に。もう目が離せられねえな・・・!」★キラキラ☆
リンク「お前・・・目が輝いてるぞ」


マリオ「ところで・・・話って何?」
???「!!」
マリオ「・・・?」
???「・・・あの、あ・・・わわわわたして・・・あ!わわたしと・・・」
マリオ「おい・・・大丈夫か?」
???「私と、デートして下さい!
マリオ「・・・・・え・・・?」
あまりにも予想を常軌していたので
マリオ「はあぁ!?デ、デートって・・・あのデート!?」ぷっしゅ~ん
許容範囲を超えてしまってるな。パンクしてるぞ
頭の中で、ピーチ姫の顔が浮かぶ
???「・・・!」


リンク「く・・・」
アイク「釘付けだな。年齢差あり過ぎだろ」
リンク「いや、妖怪だからな。年齢差もへったくれもない」
アイク「気色悪いこと言うなよ。でも、あれじゃあ父と娘にしか見えないぞ」
リンク「さてどう出る、マリオ?彼奴ってお人好しだし」


マリオ「・・・」
???「(///)」
マリオ「あ・・・よ・・・よろしく」
???「!」


リンク「ほらな?」
愛ク「真っ向に好きなわけでもねぇのに・・・」


マリオ「・・・計画は?」
???「あ、ちゃんとプランは考えてあります・・・」
一枚の用紙を取り出した
ん。消し跡が残りまくってるな
マリオ「張り切ってるな・・・いつ計画したんだよ・・・」
???「・・・ずっと、前から・・・」
マリオ「ずっと前かよ・・・。最初は何だ?」
???「えっと最初は・・・お食事です」
現在、午後四時だぞ
マリオ「・・・昼飯、だよな?」


愛ク「あ、ターゲットが移動を始めたぞ」
リンク「尾行するぞ、愛ク!」
愛ク「なぁ、この漢字やめてくれねえか?」


終点町(なんだその名は)
マリオ「・・・」
???「・・・」ドキドキ
マリオ「・・・」
???「・・・あの・・・」
マリオ「何?」
???「・・・何か、喋りませんか?」
マリオ「ああ、そうだな・・・」
不器用な奴・・・
マリオ「じゃあ、一番気になってた事なんだけど・・・」
???「ハイ?」
マリオ「旅館にいたときなんだけど、最初の朝飯のときに男性だけ整列させられてたろ?」
???「点呼取ってたんですよね」
マリオ「そのときに君が混じってたみたいだけど、何でなの?」
???「あ・・・あれは、よく解らなかったので、取り敢えず混じっていただけです」
マリオ「それだけかよ。てっきり男なんじゃないかと・・・」
???「違いますよ!私はゲイなんじゃありませんから!」
おお、力説
マリオ「お・・・おお、そうか・・・良かったよ」
???「とんだ勘違いですね」


リンク「デート中にあんな事聞くか?普通」
アイク「まぁこれで疑いは晴れたみたいだから、良かったじゃねえか。それより腹減ったんだが」
リンク「そう焦るな。彼奴らも食事に行くんだろ?だったらその店で食ったらいいだろ」
アイク「バレないように雨がっぱまで持ってくるとは・・・なんという徹底ぶり!」
リンク「ま、お天気なんだけどな」


???「あ、着きました。ここですここです!」
マリオ「ん?って、何だこの店名は!?」
その店名とは'ピーーー'だ
???「外で食べるのはこれが初めてなんです。だから、事前に調べてたんですよ?」
マリオ「調べた結果がこれかよ・・・」
???「中に入ってみましょうよ。多分もう空いてますよ」


カランコロン
おお、やっぱり空いてんな。人気ねーな
店員「いらっしゃいませ~ご家族でしょうか?」
???「!」ボフンッ
マリオ「!しっかりしろよ!深い意味はねえって!絶対!」
店員「?」
マリオ「家族ではないですけど、取り敢えずそういうことで」
店員「?・・・解りました。席へご案内致します」


アイク「何だこの店名は!?」
リンク「目標はこの中に入った・・・さてどうする?」
アイク「・・・入ろう」


マリオ「色々あるんだな。俺はキノコとキノコとキノコで」
???「え!?」
マリオ「?どうした?」
???「・・・何でもありません」
どうした?じゃねえだろうよ


料理が出来るまでの間、適当に話して時間を潰していると
「何で肉がおいてないんだよ!」ドンッ
マリオ「・・・クレーマーか」
店員「お肉ならば、焼き肉屋に行ってはどうでしょうか?」
「客に脚運ばせるか・・・」
「何でがっつり食おうとしてんだよ。軽食で良いだろ?アイク」
???「アイク、って・・・」
マリオ「アイク!?」
リンク「バレたか・・・」
アイク「よお」
マリオ「よお、じゃねえだろ!何でこんな所にいンだよ!?」
リンク「・・・ただ珍しい看板に惹かれただけだ」
???「それにお二人とも雨具?雨なんか降ってませんよ?」
アイク「合羽着てみたかっただけだ」
マリオ「嘘付け!そんな人間いるわけないだろ!」
リンク「では逆に訊くが、こんな物好きな店で二人して食事とは、どういう風の吹き回しだ?」ニヤニヤ
???「!!」ボフンッ!
マリオ「お前・・・分かって言ってるだろ・・・!」
リンク「さぁ?何のことだか・・・」
アイク「もーどーせなら四人で行こうぜ」
マリオ&???「何で{だよ!}{ですか!}」
リンク「そりゃそうだわな・・・アイク、退散だ」
アイク「まだ何も食ってないじゃねえか」
リンク「いいから!それと、君」
???「私、ですか?」
リンク「・・・早く名前が見つかるといいな」
アイク「おーい!早く焼肉屋行こうぜー」
リンク「はいはい・・・」
マリオ「何しに来たんだよあいつら・・・」
???「名前、か・・・」


リンク「追い払われたか・・・まだ尾行は続けるぞ」
アイク「まだやるのかよ」
リンク「無論。・・・だが今のうちにコンビニに寄る」
アイク「・・・お前も腹減ってるんじゃねえかよ」


マリオ「ふぃー食った食った」
???「よく飽きないですね・・・」
マリオ「今まで食べてきたキノコ累計は、一万を優に超えるぞ?」
???「凄い・・・ですね。あれ?もうこんな時間ですか」
現在6時30分
マリオ「色々あったもんな。次どうするよ?」
???「・・・じゃあ最後の項目だけ、良いですか?」
マリオ「何するの?」
???「最後は・・・お買い物、ゴーショッピングです!」


スーパーマーケット
マリオ「何買うんだ?」
???「夕飯の材料です。今日は私がご馳走しますから」
主婦だねえ
マリオ「料理、出来んの?」
???「見くびらないでください。こう見えても私、料理得意なんですよ?」
マリオ「・・・料理台に届かないんじゃないの?」
???「Σな!台さえあれば届きますよ!」
マリオ「台がなかったら届かないんだ!」
???「もぅっ!」
リア充爆発しろ


アイク「ラブラブじゃねえか」ガツガツ
手羽先を頬張りながら、アイク
リンク「やはり尾行して・・・ゴクリ・・・正解だったな」
薬を飲みながら、リンク
・・・薬?
アイク「お前・・・体の調子悪いのか?」
リンク「何故そうなる」
アイク「だって薬・・・」
リンク「これは俺の気力の源だ。一服の清涼剤とか云うやつだ」
アイク「体に悪いだろ・・・あ、目標が店に入ったぞ」
リンク「追うぞ!」


???「マリオさんって好きな食べ物ありますか?」
マリオ「キノコだよ」
???「じゃあ・・・シメジとかナメコとかですか?」
マリオ「それも好きだな」
???「じゃあ、お味噌汁でもしようかな・・・」
マリオ「オミソシル?何それ?」
???「私の国の定番の汁物です。味噌を溶いて・・・」
マリオ「ミソ?」
???「えっ・・・?」
そういや座敷わらしは異世界の妖怪だったな
その子が作るんだったら、当然異世界の料理になるだろ
つまり・・・
???「・・・材料がない・・・」
マリオ「あー・・・」
ふむ・・・
そういや、メタナイトって
私は仕事がある。とか言って花見休んでたけど
マリオ「仕事って・・・なんの?」
確か異世界とを繋ぐ運搬、とかなんとか。食料とか
???「食料!?」
マリオ「それだ!メタナイトに相談してみよう!」
急げよ。彼奴寝るの早いから
無理矢理起こして機嫌損ねたら、分けてもらえなくなるかもしれない
マリオ「そうと決まれば・・・おーい、商品なんか見てなくてさ」
???(あ・・・これってもしかして・・・)
マリオ「早く行くぞ?」
???「ちょっと待ってくださーい!」
・・・?
まぁ俺が起きろって言ったら絶対起きるだろうし、いいか


メタナイトの部屋前
全室完全個室かよ。やるな
マリオ「どうでもいいよ!今は午後7時57分。まだ寝てない筈だ」
ピンポーン
???「メタナイトさん、いますか?」
・・・・・
???「・・・いない、みたいですね」
マリオ「居ないのか・・・」
メタナイト「私の部屋の前で何してる?」
マリオ「うお!背後から忍び寄るな!」
メタナイト「知るか。私は風呂から上がったばかりなんだ。どいてくれ」
マリオ「そんなことより、頼みがあるんだけど・・・」
メタナイト「なんだ」
???「食料を分けてほしいんです」
メタナイト「・・・」
???「お願いします」
メタナイト「・・・」
???「・・・」
メタナイト「・・・ふん」
???「・・・?」
メタナイト「来い」


リンク「行ったり来たり・・・何がしたいんだ?」
アイク「・・・」
リンク「メタナイトも連れて」
アイク「・・・」
リンク「?」
アイク「・・・Zzzzz」
リンク「ここまでか・・・」


マリオ「此処は・・・?」
段ボールが大量に積み上げられた山が、点々と健在している
メタナイト「ここは私の食料庫だ。限られた店に、この段ボールごと送っている」
???「くんくん・・・」
マリオ「それで、ミソとかいうのは何処にある?」
メタナイト「・・・さぁ、覚えてない」
マリオ「はぁ?お前、自分で採ってきた物把握してねえのかよ!?」
メタナイト「そうだ。いちいち覚えてられないからな」
???「くんくん・・・」
マリオ「この雑多の中で、見たことない物探せってのかよ~」
???「・・・ありました!」
ありましたって・・・
???「お味噌です!この独特の発酵物の匂いは、間違いなく味噌の薫りです!」
推理小説かよ
メタナイト「鼻だし」
???「・・・あの段ボールからです」
段ボールが積み上げられている山を指した
そこには『三 ン』と乱雑な文字が
マリオ「これか。雑すぎてミソに見えないぜ」
メタナイト「悪かったな!」


マリオの部屋
マリオ「これが味噌とかいうやつか。これを湯に溶くんだっけ?」
???「はい。今煮立ててるので、今のうちにワカメとかお豆腐とかを準備して・・・」
マリオ「キノコは?」
???「そうですね・・・ナメコでも入れましょうか」
マリオ「よし、俺も手伝うよ」
???「え?いいですよ。座って待っててください」
マリオ「遠慮すんなって」
???「・・・あ、ありがとう、ございます・・・」
・・・滅しろ
マリオ「まず何したらいいかな?」
???「じゃあ・・・ナメコを分割してもらえますか?」
マリオ「おやすい御用だ」
バラバラバラバラ・・・
マリオ「そういや、もうデートじゃなくなってねえか?」
???「今もまだ続いてますよ」
マリオ「おお・・・そうか」
???「そうですよ」


そして


???「出来ました~」
マリオ「おお~これが味噌汁とかいうやつか」
???「玄米も炊きましたから、一緒に食べてください」
マリオ「玄米?」
???「はい。白米よりも、栄養価が高いんですよ?」
マリオ「よく知ってるな」もぐもぐ
???「あー。小さいからって見くびりましたね、今」
マリオ「いやそんなことはない」ズズズー
???「もぅ・・・!」
チッ・・・
マリオ「・・・ふぅーご馳走様!」
???「もう食べちゃったんですか!」
マリオ「ああ。うまかったぜ」
???「・・・実は、もう一品用意してるんです」
マリオ「なに?食後のデザートか?」
???「はい。和菓子っていうんですけど・・・」
俺、あんこ、嫌い
トテテテと冷蔵庫まで走り、中から取り出したのは、
マリオ「白!」
???「お餅ですよ。喉に詰まらせないように、食べてくださいね」
デザートか?それ。お菓子だろ
マリオ「ん、何だこれ」グニー
おー、伸びる伸びる
???「中身は、あんことさっき買った苺を入れたんです」
俺、あんこ、嫌い
てか苺買ってたのか
マリオ「本当だ。中からいっぱい出てきたぜ」
苺大福だな
マリオ「・・・そういえば、俺しか食べてないか?」
???「大丈夫です。お腹じゃなくて、心は十分に満たされましたから」
マリオ「・・・巧いな」
???「てへへ」
メロメロだな、もう・・・
マリオ「あ!もう9時過ぎか」
???「私の寝床、閉まっちゃいました・・・」
マリオ「?どういうこと?」
彼女に個室はない。本館の保険室で寝ているんだ
9時を超すと本館は閉められるだろ?
マリオ「そうか・・・なら泊まってけよ」
???「えぇ!?」
いいのか?
マリオ「いいよ。布団予備あるし」
予備、かよ
???「・・・」
少女は少し赤くなって頭を掻いた

第13話 スマブラで第6次聖杯戦争 5幕

魔術工房
デュオン「魔力パルス?」
キャスター「ああ。魔力で編んだ狼煙を打ち上げる。サーヴァントを一カ所に集めるんだ」
デュオン「それでどうするんだ?」
キャスター「まずは、セイバーとバーサーカーに戦ってもらう。どっちが死んでも好都合だし」
デュオン「成る程。バーサーカーは、セイバーに執着してるみたいだしな」
キャスター「そういうこと。決行は、ライダーとアサシンが決着してからにしようと思う」
デュオン「アサシンが切り札を使ったみたいだからな。対抗するには同じ切り札を使うかもしれない。監察を続けてくれ」

 

タブー宅
セイバー「あー退屈だー」
タブー「いいじゃないか。勝手に殺し合ってくれるかもしれないし」
セイバー「誰かやり合ってればなあー突撃したいんだけど」
タブー「勝算は?」
セイバー「ない」
どんだけ自由なんだよ!
つい大声で叫びたくなる
セイバー「よし。もう出掛ける」
タブー「はぁ?まさか・・・」
セイバー「魔力の乱れを感じてな。誰かの乱闘と見た」
タブー「待て!俺も行く!」

 

アサシン「どうした?ライダー。攻めが甘いぞ」
ライダー「・・・っ」
不可視の敵
真名を明かしたとはいえ、窮地に変わりはない
逆転は出来る
しかし、それには真名開示を免れない
ライダー「・・・っ!」
ぱぁん!
突然
乾いた音・・・衝撃が脳内に響く
アサシン「?」
ライダー「!?」
信号弾か?
アサシン「魔力パルスか。あれは誘っているわけだな」
アサシンの姿が視認出来る
ライダー「・・・迷彩を解いたのか」
アサシン「・・・。あそこには、大きな会場があった筈だ。決着を早まった輩が打ち上げたんだな」
ライダー「私たちの戦いは、まだ終わっちゃいないわよ」
アサシン「そう焦るな。今後の展開の様子み・・・」
続いて
ブオオオオォォォン!
ライダー「今度は何よ!?」
アサシン「・・・バイク?」
二人の目の前でブレーキを切ったそれは、立ちこめる煙の中で
タブー「ケホケホ・・・もっと丁寧に扱えないのか?」
セイバー「うるせえな!適当で良いんだよ」
タブー「その態度がなってない!よし、令呪を以て命ずる・・・」
ライダー「・・・?」
アサシン「貴重な令呪をこんなことに使うとはな・・・」
セイバー「そうだよ、勿体ねえよ!」
タブー「お前の事だろ!」
何の茶番劇だ
ライダー「おい・・・何しに来た?」
セイバー「おっと、これは失礼。あまりにも暇だったから、混ぜてもらえないかと」
アサシン「はああ?」
ライダー「アンタねぇ・・・!」
セイバー「?」
ライダー「・・・私達の戦いの邪魔しようっての?見上げた根性ね・・・!」
セイバー「あれ?なんか怒らせた?」
アサシン「当たり前だ。そのくらい騎士の心得とかいうみたいだが、そんなことも知らんのか」
セイバー「何を言う。俺こそが騎士のサーヴァント、セイバーだ」
ライダー「・・・」
タブー「・・・」
アサシン「・・・今回のセイバーは、適当だな。それに引き替え前回の・・・」
セイバー「過去の話を出すなよ。今の俺とは関係ない」
ライダー「・・・アンタは邪魔しにきたと同義よ!帰らないのなら・・・」
セイバー「そう焦るな。ところでさっきの魔力パルスのことだが、お前らが打ち上げたんじゃないだろ?」
ライダー「・・・無視?」
アサシン「いかにも」
セイバー「だったら、バーサーカーは有り得ないから・・・キャスターか」
ライダー「あの会場にキャスターがいるってわけ?」
アサシン「可能性はあるな。しかし・・・」
ライダー「私たちの勝負が着くまで行かないわ」
セイバー「そうか・・・なら、俺は行ってこうかな。暇を潰せそうだし」
ライダー「さっさと行って頂戴」
セイバー「時間はかかるぞ。結構遠いから」
アサシン「関係無い」
セイバー「・・・健闘を祈るぞ」
再びバイクに跨るとタブーを乗せ、彼方へと走り去っていった
アサシン「・・・さて、セイバーには退場してもらったことだし・・・」
ライダー「・・・」

 

バサカ「■■■■■!」
キャスター「っ!」
どうしてこうなった
バーサーカーの突然の襲来
セイバーが寄り道をしたおかげで、タイミングがズレてしまったのだ
こうも序盤で計画が崩れるとは・・・

 

セイバー「よーし、やっと着いたぜ」
タブー「ここにキャスターがいるのか」
セイバー「ああ。しかし、この痕跡は・・・」
よく見ると、入り口が蹴り倒され、中も無数の傷跡が付けられている
セイバー「バーサーカーだな。奴が先客になるとは・・・キャスターもついてないな」
会場の前の扉で歩みを止めた
この扉も破壊され、開けずとも中の様子が伺える
顔だけ覗かせると・・・
タブー「あれは・・・」
セイバー「ビンゴだ。キャスターが子供とは、想定外だな」
舞台の上で派手に乱闘をしている
一方は剣を、一方は魔術を
そしてその背後にいるのは
タブー「デュオンだ。彼奴がキャスターのマスターか」
セイバー「さて、このまま監視を続けるか、キャスターを加勢するか、どっちにする?」
タブー「・・・監視を続けろ」

 

PSI。超能力
キャスターの駆使する魔術は、PSIを一点に収縮させて放出する
身体の強化と似ているのだ
だが、対バーサーカーとしては尋常な効き目しかない
バサカ「■■■■!」
キャスター「・・・マスター・・・そろそろ解放しても良いかな?」
何を指しているのかはすぐに思い当たる
デュオン「バーサーカーがマスターに、敵の宝具を伝えるのは有り得ない。いいだろう」
キャスター「じゃあいくよ・・・マスター、下がってて」
セイバー「・・・」
キャスター「PK・・・」
バサカ「■■■■■■!」
キャスター「・・・スターストーム!!

 

アサシン「驚いた。ステルス迷彩が破られるとはな、サムス?」
サムス「宝具解放よ、スネーク
ライダーの容姿は・・・
以前とは全く異なり、黄金色の硬質なパワードスーツを纏っている
サムス「体温で居場所を特定するしかない。それには、サーチ機能を使うしかないものね」
スネーク「これで、俺の最大の切り札は破られたわけだな」
サムス「アンタの負けは確定したわけじゃないけど、ほぼ勝敗は決まりね」
スネーク「俺にはまだ武器がある。決着は着いてない」
サムス「そうね。これで終わったらつまらないし」
スネーク「そうだ。どちらかがくたばるまで・・・」
そのとき
流星は落とされた

 

天井を突き破り、大量の流れ星がバーサーカーへと降り注ぐ
バサカ「■■■■■!」
掠めすらせず、避け続ける
無窮の武練が、ここでも効果を発揮したのだ
セイバー「マズいな・・・」
タブー「どうした?」
セイバー「このままだと、バーサーカーが残っちまう。彼奴には絶対勝たせない」
タブー「・・・お前が行け」
セイバー「行かせてもらう。ついでに・・・」
ラグネルを手に執ると、剣が焔に包まれる
セイバー「この前出来なかった切り札。今回はバッチリ決めてやる」
バーサーカーにセイバーは見えていない
セイバー「・・・行くぞ!」
焔剣を構え、瓦礫が落ちてくる会場へと馳せる
客席を飛び越え、文字通りひとっ飛びでバーサーカーに辿り着くと
キャスター「お前・・・!」
斬り上げ、
セイバー「銘は・・・」
バーサーカーを上空に封じ込める
バサカ「■■■■!」
セイバー「・・・!」
荒れ狂う焔を、バーサーカーに叩き突ける
セイバー「・・・!」
飛び出た焔が建物を焦がし、溶かす
セイバー「!!!!」
一気の急降下し、バーサーカーもろとも床に大穴を空けた

 

セイバー「ふう・・・やったな」
キャスター「お前・・・どうして加勢した!?」
セイバー「お前に味方したんじゃねえよ。こいつが気に喰わねえから、やっただけだ。まぁ結果そうなるんだろうけど」
キャスター「気に喰わないって・・・」
デュオン「おい!まだ動いてるぞ!」
あれほどの攻撃を受けておきながら、まだ立ち塞がる
バサカ「・・・・・!」
セイバー「何だと・・・」
しかし
その空元気も力尽き、再び地に崩れる
セイバー「・・・ビックリさせんなよ」
バサカ「・・・」
キャスター「バーサーカーも、ここまでか・・・」
バサカ?「・・・・・私は・・・」
セイバー「!?」
キャスター「喋った!?」
デュオン「狂化の呪いが解けたのか?」
バサカ?「・・・私は、闇から創られた物・・・そこに光は在り得ない・・・」
セイバー「何が言いたい」
バサカ?「闇で始まり闇で終わる・・・それが私の生涯だ」
キャスター「・・・?」
バサカ?「次に生まれるのなら、アイツのようが良いな・・・それが良い・・・・・」
左手を挙げ、譫言のように呟き、此方から彼方へと消えていった
セイバー「・・・結局、奴の正体は分からず終まいかよ。後味悪いぜ」
キャスター「正体といえば・・・」
セイバー「そうそう。俺はグレイル傭兵団団長のアイクだ」
キャスター「僕はネス。ただの超能力少年だよ」
デュオン「ただの、か・・・」

第14話 終点の怪談

マリオ「あっつー!最近めっきり暑くなったー!」
ルイージ「だらしないよ、兄さん・・・」
そうだよ
暑いからって、団扇で扇いだり・・・
マリオ「ルイージ、団扇とって」
扇風機に当たったり・・・
マリオ「う゛ああああぁぁぁぁ」
エアコンを・・・かけたり・・・
マリオ「よし、エアコン付けよ。リモコン取って」
おいいいぃ!!
言ってることをそのまま実行するな!
マリオ「だって暑いんだもん。仕方無いだろ、自然には逆らえないんだから」
ルイージ「作者だったら、季節変えれるでしょ?」
出来るけど、他の国民に影響を与えるから駄目だ
マリオ「マジかよー暑ィー!」
そんなに暑いんだったら、無理矢理冷やしてやろうか
マリオ「・・・・・え?」
???「・・・?」




非常階段
マリオ「おい、なんだよここは」
そんなに暑いんなら、怪談でもしてやろう
???「怪談って・・・だから階段ですか」
ルイージ「面白くないよ」
バーカ、氏ね!
ルイージ「・・・」
???「そこまで言わなくても・・・」
マリオ「そうだ。この子に怪談話しても、怖くないだろ」
そりゃそうだ
???「幽霊さんは、私のお友達ですから☆」
ルイージ「ぇぇーー・・・」
マリオ「もうどうでも良いよ。早く始めろ」
じゃあ、Shaillの怪談話の始まり始まり~

 

『一枚足りな~い』
むかーしむかし、あるところに、独り暮らしの若者が住んでいました
深夜、彼が寝付けないでいると、何処かから声が聞こえる
マリオ「・・・」
不思議に思った若者は家を出て、裏の畑から聞こえる声の主を見つけました
そこには、ながーい髪を腰まで下げた女性が
ルイージ「・・・ゴクリ」
98、99・・・一枚足りな~い
と、言いながら、若者の方へと振り返りました
???「あ!私その人知ってます!確か名前は・・・」
マリオ「いや待て待て!何名前暴露するんだよ!」
???「え?フェイスブックで知り合ったんですよ?」
マリオ「フェイスブック!?妖怪がそんなの出来るのか!」
???「はい。妖怪幽霊お化け専用の、ですけどね」
おーい
次行くぞー

 

『垢舐め』
むかーしむかし、あるところに
マリオ「また昔かい」
風呂嫌いの子供がいました
彼は一週間、一ヶ月、一年間も風呂に入らず過ごしたおかげで、体は垢まみれ
いつしか風呂場には垢舐めが住み着いていました
そして彼が寝付いたころ、背後から垢舐めが忍び寄る
そして
彼の体中を舐め尽くされ、骨だけになってしまいました
???「垢舐めさんって・・・今はキャンディーとかなめてるみたいですけど?」
マリオ「何だよその無駄な情報。そんなに怖くないし」
なんだと!よし判った
なら・・・


怖がるまで続けるのみだ




・・・以上だ
マリオ「ようやく、終わったか・・・」
ルイージ「もう夜だよ。長すぎる・・・」
では、〆に
肝試し!
マリオ「・・・まだあるのかよ・・・」

 

ルイージマンション
マリオ「だよな、ここ」
新改装したんだよ
ペンキ塗り立てだぞ?
ルイージ「赤ペンキだよね・・・」
???「この中が肝試しなんですか?」
そうだ。入り口から出口まで、一周だ
マリオ「・・・入るか」

 

ギイィィィ・・・
ルイージ「暗・・・」
マリオ「ルイージ、懐中電灯とオバキュームはあるか?」
ルイージ「懐中電灯はないけど、オバキュームはあるよ」
???「・・・逆じゃないですか」
ルイージ「2が発売されたしn」
ガサ!
マリオ「!何だ・・・?」
98・・・99・・・あれ?
マリオ「まさか・・・!」
一枚足りな~い
ルイージ「ぎゃあああああああ!!!」
ギュイイイイイン!
マリオ「・・・これは1も2も変わらんな」
のあああああ!
ギュイイイイイイン
ルイージ「うぎゃあああああああ!!」
のあああああ!
マリオ「なんだこれ」
ちょっと!止めろ!
ルイージ「・・・へ?」
マリオ「何だ?」
クッパ「儂だ!クッパだよ!」
ルイージ「え?」
KUPPA☆DAYO?
マリオ「こんなとこで何してんだよ」
クッパ「資料を運んでいたら、不覚にも転んでしまってな。最後の一枚が見つからないから、つい叫んだら・・・」
ルイージ「・・・」
クッパ「掃除機に吸い取られてな・・・!」バキボキベキ
ルイージ「だって・・・そんなの・・・」
マリオ「アーメン」
クッパ「らぁあああ!」
ルイージ「ぎゃあああああああ!!」

 

ルイージ「・・・何で僕だけ、こんな目に遭うんだ・・・」
マリオ「まったく。肝が冷えたぞ」
???「肝試しってこれですか・・・」
次は・・・
ルイージ「きゃああああ!」
マリオ「今度は何だ!?女子みたいな声出して!?」
ルイージ「く・・・首筋舐められた・・・」
???「垢舐めさんですか?」わくわく
マリオ「ん、だんだん目が馴れてきたぞ。これは・・・」
でっでぃう
マリオ「ヨッシーか!」
ヨッシー「・・・」ウンウン
???「頷いてるみたいですね」
ぅぅ・・・ぉぉぉ・・・!
マリオ「今度は不気味な声が・・・」
ヨッシー「・・・」ペタペタ
マリオ「どうしたヨッシー?タマゴなんか触って」
ルイージ「出してくれー!」
マリオ「ルイージ!?お前・・・いつの間に食われたんだよ!?」
???「全然気付きませんでした・・・」
ルイージ「酷いよー!」
ヨッシー「・・・」ウマウマ

 

ルイージ「何で僕ばっかり・・・」
マリオ「まあまあ」
???「あ!光が見えますよ!出口じゃないでしょうか?」
マリオ「確かに、なんか光ってるな」
ルイージ「助かった!ようやくこの理不尽なループから解放・・・」
マリオ「おい!先先行くな!危ないだろ・・・!」
ボワァア!
ルイージ「熱ーー!焼けたー!!」
髭に点火
マリオ「言わんこっちゃない!跳び回るな!」
ルイージ「誰か消してぇ!」
???「今度は人魂ですね。一体誰が・・・」
リンク「なんだ。緑ヒゲか」
ゼルダ「あら、ルイージさん?」
マリオ「お前ら、何してんだよ?」
リンク「姫様から魔道を教わっていたのだ」
マリオ「それで炎を出してたのか・・・」
ルイージ「納得してないでー!誰か消し・・・」
バシャアン!
リンク「・・・量が多かったか」
ゼルダ「力加減の問題ですね。もっと力を抜いて・・・」
ルイージ「冷た・・・」

 

ルイージ「・・・」
マリオ「肝試しで熱くなって冷たくなってって・・・何してんだよ」
ルイージ「僕に言わないでよ!」
マリオ「やれやれ・・・どこまで不幸なんだお前は」
???「殴られて食べられて燃やされて冷やされる肝試しなんて、人類初ですよ?凄いじゃないですか」
マリオ「・・・不名誉の証でしかないな」
ルイージ「もう嫌!もう出る!」
マリオ「じゃあ出口まで突っ走ってこい」
ルイージ「そうする!」
ダーーーーッ! (ソニック「遅すぎだぜ?」)
ドカドカドカベキバキズドーンボカーンガシャンパリーンヒューン・・・
ズドーン!
マリオ「何が起こってるんだ・・・」
???「多分、悲惨なことに・・・」
トントン
マリオ「誰?肩を叩くのは?」
振り返ったそこには・・・!
マリオ「ぎゃあああああああ!」
人の顔とは思えないほどの形相の男が!
マリオ「で、た・・・」パタン
???「ちょっとマリオさん!起きて下さい!」
マリオ「・・・・・」ポカーン

 

ルイージ「あれ、兄さん?どうしたの?」




お解りいただけただろうか?


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