スマブラ個人小説/Shaillの小説/スマブラキャラの毎日 7

Last-modified: 2014-03-24 (月) 12:57:25

始めに

オリジナルキャラクター

名前:???
日本の妖怪である「座敷わらし」の人見知りの女の子。名前はない
姿を消したり正体を眩ませられるなど、便利な特性がある
ただし戦いは得意じゃないらしい
解明しているのは一部だけで、まだ謎は多いようだ
容姿は想像に任せよう
想い人がいる

 

第25話 新たなる刺客2

多目的室
正面には幕が張られている
では、今回は前回言っていた通り
新オリジナルキャラクターの紹介をしましょうか
マスター「どうなやつなんだろうかな」
マリオ「変人に決まってるだろ」
今回は5、6人登場させようと思う
フォックス「Σ多いな!読者様付いていけんのかよ!」
ではまず一人目から
ダラララララリララ
ジャン
色「・・・」
口癖は、『でも皆そうだと思う』らしい
フィジーさんです~
ワリオ「え!?そういう感じ?片仮名なのか!?」
スラリと幕が下りる
そこには、
フィジー「・・・」
空色の長髪の・・・いわゆる美人系の顔立ちの女性が
スネーク「おぉ・・・」
サムス「・・・何がおぉなのかしらね」
彼女の名前は、フィジー・ベラルーシ
身長は172cm、体重49kg、スリーサイズは上から(オリマー「出た無駄情報」
以後、仲良くするように
フィジー「よろしく・・・」
ルイージ「君、名前は?」
ピット「君話聞いてた?趣味とかはあるの?」
フィジー「・・・フィジーの趣味は、遊んで暮らすこと」
!?
フィジー「・・・でも皆そうだと思う」
ガノンドロフ「確かに遊んで暮らしたいだろうけども・・・」
フィジーは子供っぽさもあるからな・・・
フィジー「わたし、何かおかしなこと、言った?」
「「言った!!」」
フィジー「・・・?」
マリオ「君・・・喋り方が独特だね」
フィジー「よく言われる。でも皆そうだと思う」
マリオ「あと少し天然・・・」
フィジー「何か言った?」
マリオ「いや、別にぃ?」
じゃあ二人目いこうか
こいつはリンクと話が合いそうだな
リンク「?」
口癖は『信念を貫いたまでの結果だ。そこに後悔はない。あったとしたら、それは信念を貫き通せてない証拠だ』らしい(長ッ
名前は、ガイアナ・バルバドス。駆け出しだが一国の騎士だ
身長は165cm、体重64kg
じゃ、出てこい
ダラララララララ
ジャン
再び幕が下りる
CF「あ、男か」
んん・・・ロイにどこか似てるような
でも金髪か
ガイアナ「・・・オッサン?」
CF「おじさんで悪かったな#」
リンク「・・・貴様の主人は誰だ」
ガイアナ「何だお前は。関係ないだろ」
リンク「答えたくない理由があるのか」
ガイアナ「・・・」
フィジー「ガイアナ。隠すことでもない」
ガイアナ「・・・祖国の、王様です」
リンク「そうか」
マスター「え?二人とも知り合いなの?」
フィジー「一応友達。それ以上でも以下でもない」
ガイアナ「・・・私、あの人嫌いだ」
フィジー「そんなに早く人嫌いになるのは、その人の悪い部分しか知らないから」
ガイアナ「・・・同族嫌悪ってやつです」
リンク「ハハッ。これはまた早々に嫌われたものだ、それも新人にとはな」
マリオ「話合ってねえじゃねえか・・・」
同族嫌悪は予想しなかったな・・・
じゃあ改めて三人目いこうか
ダラララララララ
ジャン
口癖は『え、やだ。そんな勿体ない』らしい
ラトビアさんだ
メタナイト「ギリシャっぽい」
ラトビア「どーもー、ラトビア・セネガルです!」
「「・・・」」
ご覧の通り、ラトビアは他の二人に比べてテンションが高めだ
ラトビア「フィージーも相変わらずねー!」
ピーチ「フィージー?」
ガイアナ「ラトビアさんも、何も変わっていない」
三人は友達だ
因みに、彼女の名前はラトビア・セネガル
身長は159cm、体重45kgだ
髪は青髪にショートカット
ネス「小柄だな」
サムス「アンタもよ!」
ラトビア「フィージー背ー高い~!」
フィジー「でも皆そうだと思う」
ガイアナ「嫌味ですよね、それ」
マリオ「ほら変人ばっかりだ」
次いくぞー
ダララララララ
ジャン
口癖はないらしい
名前はスリナムだ
レッド「スリナムぅ!?名前からして変だな!」
スリナム「誰が変だよ」
レッド「いたのかよ!ってお前・・・」
その少年には、明らかに・・・
ゼルダ「・・・ヴァンパイア?」
赤髪の中から2本の赤い角に、小さな翼、お尻から生えた尻尾に・・・
スリナム「そうだよ」
ニカリと口を開けて笑うそこには、2本の犬歯が鋭く尖っていたのだ
紹介しよう
彼の名はスリナム・キルギス
見ての通り人間じゃない
彼はヴァンパイア、いわゆるドラキュラかな。その血族だ
名前が変なのはそのせいだ
スリナム「変って言うな」
ルイージ「変」
スリナム「よし、殺す(^p^」
ルイージ「え?」
すると、どこからか長槍を手に執ると、くるくると回す
ルイージ「えっ・・・いや、そんなの冗d」
スリナム「おら避けんなよ!」
心臓目駆けて槍を繰る!
スリナム「泣いて詫びろ!」
ルイージ「ひぎゃあああああ!ごめんちぁい!」
ちゃい?
スリナム「ふんっ」キヒヒ
スネーク「カッコ悪」
ガイアナ「まさか本当にドラキュラがいたとはな・・・」
フィジー「ヴァンパイア、殺意が強くていろんな武器を操る。ドラキュラはヒトの血を吸って生きる。でもニンニクと十字架が苦手」
ラトビア「フィージー物知り~!」
スリナム「・・・」
マスター「ところで何でフィージーなんだ?」
セルビア「え?私がそう呼んでるだけよ!」
ガイアナ「何にでもあだ名を付けたがる。昔からの癖だ」
ラトビア「ガイアナだって昔からチャンバラごっこが好きだったじゃない!」
ガイアナ「・・・今はごっこじゃないんだけどな」
じゃあ、最後の一人だ
ダララララララ
ジャン
口癖は『え?僕?』らしい
ラオス君だ
アイク「人間か?」
人間だ
じゃあ、登場してもらおうか
最後の幕が下りたそこには・・・
ラオス「ど~も、ラオスです☆」
び、美少年だ。息を飲むほどに
サムス「おぉ・・・」
スネーク「・・・おぉ?」
名前はラオス・レバノン
身長は177cm、体重72kg。言うまでもなくイケメンだ
でも、彼な・・・
ヨッシー「?」
・・・アホなんだ
ラオス「え?それ僕のこと?」
まぁ、そうだ
ラオス「そんなはっきり言いにくそうに言わなくたっていいじゃないですか!」
・・・そらな、アホだろ
ラオス「え?どこが?」
ルカリオ「・・・アホなんじゃない、かなり天然なんだな」
ともあれ、これで全員揃ったな
何か質問はあるか?
マリオ「はい。今読んでくれている読者様にも分かりやすいように、容姿について説明したほうがいいだろ」
そうだな・・・じゃ、分かりやすいように背の順に並んでくれ
ゾロゾロゾロ
スリナム「150cmでも最小かよ」
最高から、ラオス、フィジー、ガイアナ、ラトビア、スリナム
アイク「・・・こう見たらラトビアって小柄じゃねえな」
じゃあまずはラオスから説明しようか
頭髪は黒色で、髪型は櫻○翔みたいなの
服装はTシャツの上にパーカー、そしてジーパン
雑誌にでも載りそうだな
次はフィジー
頭髪は、水色の髪を腰まで下ろしたストレート
片目は碧色、もう片目は髪で隠れている
服装は、・・・制服?群青の生地に星のマークが刻まれたメダルが付いて、ネクタイも留めている
フィジー「これ、魔術学院の制服。もう卒業したけど、まだ使えるから一緒に着てる」
らしいです
そして膝までのスカート、といったかんじ
次はガイアナ
服装は騎士のコスチューム
うん、まあロイと同じようなやつだよ、髪型も黄に変わっただけだし
ガイアナ「もっとちゃんと説明を」
次、ラトビア
頭髪は青髪ショートで、カチューシャを付けている
目は両方とも蒼い
服装はフィジーと一緒だね
最後に、スリナム
髪はさっきの通り赤で、角も赤色
目は片方が紫でもう一方が緑。で、口に何かの棒をくわえている
服装は、赤の革ジャン。その中身は解らないが、肩胛骨かたりから黒い羽が生えている
ズボンは動きやすい黒のハーフパンツ
似合っているかは想像に任せよう
といったところかな。詳しい性格は後々解るだろ
ラオス「櫻○って・・・ファンの方に起こられませんか?」×起
試行錯誤試した結果、それ以外に言葉で表現デキナイカラナノサ
クレイジー「作者が鬱モードになった」
ラトビア「な~にいじけてんのよ、作者!ねえガイア?」
ガイアナ「ん、まあな。ちなみに私はガイアナだ」
フィジー「それくらい知ってる」
ガイアナ「そうじゃないよ!」
スリナム「うっせーな、あんま騒がしいと喰うぞ?」ケッケッケッ
ラオス「人間なんて美味しくありませんし、健康を損なうと思うんだけど」
そこ心配するか
スリナム「俺は人間じゃンんだよ!」
ラオス「いやー、君の身のことを考えてね、」
スリナム「お前人の話聞いてたか!?」
ラトビア「まあまあ!!」
まあまあ!
マスター「まあまあっ」
フィジー「まあまあ、落ち着いて」
スリナム「まあまあうるせえんだよ!殺るぞ!」
ガイアナ「私が抵抗しようか」
スリナム「あぁ!?やんのかよ!」
もう終わるぞー!
なんかオチつけろよ!

 




























 





色「私のことも忘れないでくださいね!」
「「お前かよ!!!」」

第26話 魔術学院

終点
食堂
リンク「そらよ、今日の朝食だ」
マリオ「おおサンキュ」
色「ありがとうございます」
アイク「肉は?」
リンク「少し」
アイク「ずーん・・・」
贅沢だな、アイクは
アイク「好物があるか聞いてるだけだろ米好きなやつが白米あるかって聞いてるのと同じだぜそら主食なんなだからあるに決まってるだろ俺の場合はただ米が肉に変わっただけだそれを贅沢というということはつまり好物があるのが贅沢って言ってるのと同じなんだなそういうことなんだな」
リンク「はいはい。屁理屈っていうんだ、そういうのは」
マリオ「前回の5人はどこで食べるんだ?」
フィジー「ここ。すぐ隣」
そんなのも見て分からんのか
マリオ「そんなこと言ってなかっただろ!」
んん?何をイッテイル?
マリオ「だから俺らには見えても読者様には何か一言書いてないと分からないって・・・!」
色「マリオさん・・・」
スリナム「もうこんな節穴放っといて、さっさと食おうぜ」
マリオ「誰が節穴だ!!」
ラオス「え?マリオさんじゃないんですか?」真剣
マリオ「ずーん・・・」
ガイアナ「自覚のない嫌味だな」
ラオス「え?それ誰の事ですか?」真剣
「「お前だよ!!」」

 

ラトビア「わぁっ、美味しい!」
ラオス「そうですね。この柚子の香りが・・・」
リンク「柚子は入ってない」
ラオス「そっかぁ~」
スリナム「俺はトマトジュースが食いたいぜ」
マリオ「なんかヘルシーだね。案外体に気を遣ってるのか?」
スリナム「バーカ、ドラキュラが血の代わりにトマトジュース飲むのは当たり前だろ」
マリオ「・・・アイク知ってたか?」
アイク「ん・・・まあ、な」
嘘だろ
色「そういえば、皆さんはどうしてメンバーに選ばれたんですか?」
え?そんなの・・・
フィジー「魔術学院を出たから」
ラトビア「私もそうね!」
ガイアナ「私もそうだな。騎士だし」
スリナム「俺はヴァンパイアだからか?」
ラオス「僕は・・・あれ、何でだっけ?」
何でだろうな・・・?
ガイアナ「忘れたのかっ!?」
ラオス「ハハッ、そうみたいだね」
俺もだわー
ラオス「でも正拳突きなら得意だよ?岩くらい余裕で砕けるよ」
リンク「それくらい」
アイク「俺にも出来る」
ラオス「あ、そうなんだ?アハハッ!」
スリナム「何が面白れえんだよ・・・」
色「ヴァンパイアって、何か特殊な能力があるんですか?」
スリナム「採血するくらいだ」
色「え?それだけなんですか!?」
スリナム「それだけって何だよ!トライデントがあったらお前くれえ敵じゃねえっての!」
色「私も貴方くらいなら視えますよ?」
スリナム「あぁ!?殺んのかよ!」
色「嫌です」
スリナム「ああぁ!?殺すぞ!!」
フィジー「キルギス、止めて。今は食事の時間。皆は貴方みたいに血は飲まないから」
スリナム「皆血は飲まないから流血させるなってか!」
根拠がズレてるな
マリオ「三人はゼルダ姫みたいに魔法が使えるんだよな?まず魔術学院って何?」
フィジー「魔術を教わる所」
マリオ「それくらい分かるわ!」
ガイアナ「別名『新・魔術専門高等学院』。4年制で、自分に合った属性系統でクラスが分かれてる」
ラトビア「私が水で、フィージーが氷。で、ガイアが風属性!だから最初の必修以降、三人バラバラになっちゃったんだけどね」
リンク「・・・成る程、その系統か」
アイク「は?」
リンク「いや、まず根本の魔術にも多様性があってだな。俺と姫様と色が使用するのは、回路があってこそ使える回路魔術。姫様のように全て覚えるには、十年はかかる程複雑だ」
フィジー「それ先生がちょっとだけ言ってた。私達が習うのは一番ポピュラーな魔術だって。回路もいらない。指と呪文と型、あとは若さがあれば出来る」
ラトビア「フィージーよく覚えてるよね、そんなこと!まぁ、優等生だったし!」
ガイアナ「え、そうなのか?」
ラトビア「なんで知らないのよ、幼なじみの曲に。表彰だってされてたじゃない!」
フィジー「あの時は恥ずかしかった・・・」
ラオス「ところで、どうして「新」なんですか?誰かが学校ブッ壊したとか?」
そんなのあるわけねえだろ!
ガイアナ「先生らは生徒の魔法が暴発したってことになってる」
ラオス「合ってるじゃん」
マジか!!
フィジー「その生徒は火属性だったから、炎上。学校は火の海。人々は逃げまどい、消化にあたるも、既に学校はなかった」
スリナム「・・・」
最後ドジだな!
マリオ「最初も十分ドジだな」
ガイアナ「そのときは学校が長期休暇以上の休みになってな。皆はしゃいでたけど」
ラトビア「それでもフィージーってば、学校の代わりに教科書で独学してたんだって!そして解らない部分は先生の家まで押し掛けたみたいなの!考えらんないわ!」
フィジー「ついね」
ラトビア「おかげで成績はズバ抜けよ!?」
ガイアナ「あの超長期休暇明けのテスト(平均2点)で満点取ったのって、フィジーだったのか?」
フィジー「まあね」
偏差値90いくんじゃないか?
フィジー「みんな怠けてるだろうから。ここぞとばかりにやっただけ。でも皆そうだと思う」
ラトビア「え、嫌よ!そんな勿体ない!折角の休みなんだから。若いうちに遊んどかないとね!」
平均20が全てを物語っているな
ラオス「じゃあ、その優等生の魔法を見せてくれませんか?」
フィジー「え?嫌よ、そんな。何だか勿体ない」
ラオス「いいじゃないか。増えるものじゃないんだし」
マリオ「減るものな」
ガイアナ「フィジーの属性は氷。取り分け蒼炎の扱いが巧いんだって?」
色「そーえん?」
フィジー「・・・蒼い炎のこと」
フィジーは少し躊躇ったが、右手から青色の炎を出す
掌の上に浮かび、青々と火花を散らすそれは
色「綺麗ですねー・・・」
フィジー「綺麗。でも、絶対に触れては駄目」
マリオ「熱いのか?」
フィジー「いえ。冷たすぎるの」
アイク「どういう事だよ」
フィジー「魔術の中の危険さでは、かなりの上位に食い込む。触ったら凍傷なんか序の口。まともに喰らったら、まぁ死ぬわね」
食堂の地面に落とすと、一瞬にして氷が張った
フィジー「だから私はあまり使いたくない。人を殺めるようなことはしたくない」
リンク「・・・では、何故そんな危険な魔術を教わった?」
フィジー「え?」
リンク「使いたくないのなら、他の魔術を教わればいい話だ。わざわざ危険な魔法を覚える必要が何処にある?」
フィジー「それは・・・」
珍しく口を割らない
フィジー「・・・」
リンク「まぁ、言いたくないのなら別に言わなくて結構。だが、こちらも相応の対策を立てることにする」
ガイアナ「待てよ!フィジーはそんな危険な奴じゃないぞ!」
リンク「それを決めるのは俺の勝手だ。特に駆け出しには言われたくないな」
ガイアナ「この・・・!」
アイク「止めとけ。彼奴とやるにはまだ早すぎる」
リンク「これは決定事項だ。何と言われようと、危険な奴は危険だ」
フィジー「・・・」
ガイアナ「やっぱり仲良くなんかなれないな・・・」
リンク「?他国の騎士同士が、仲良くなる必要もないだろ」
スリナム「俺の目の前でやるんじゃねえよ!吐き気がするぜ」
フィジー「今は食事の時間。乱闘は余所でして」
ガイアナ「ちぇっ・・・」
リンク「ふん・・・興が醒めたな。お前ともやり合う日がまた来るようだ。楽しみにしている」
ガイアナ「・・・」
リンク「では、さらばだ」
ガイアナ「・・・!」
ラオス「?」
ガイアナ「何だ彼奴気に喰わないな!」
アイク「お前、ターゲットにつけられたな。気を付けろ」
ガイアナ「え?」
アイク「狙われてんだよ。自分と違う騎士は正そうとする。本気になられたら危険だぞ、彼奴」
ガイアナ「・・・」
ラトビア「ガイアだって強いわよ!」
アイク「違う。奴にとっては、全てが毛が生えた程度でしかない。何にでも対策を立ててくるし、それには手段を選ばない」
ラオス「つまり、ガイアナさんはそんな人を敵にしたってことですよね?」
ガイアナ「・・・そうなるな」
ラトビア「大丈夫よ!ガイアだって強いし!」
ガイアナ「・・・」
マリオ「しっかし、自分から災難を呼び込む奴だな」
色「それだけ自分の信念が大事なんじゃないですか?」
多分な
フィジー「・・・・」
スリナム「・・・どうしたんだよ、気難しい顔して」
フィジー「いえ、別に・・・何も」
スリナム「へんっ、本当かよ?」
フィジー「・・・・」
ラオス「皆さん、食べ終わりましたか?他のみんなは、もう全員帰ってるみたいですけど」
マリオ「え?」
あ、本当だ
アイク「気付かんかったな」
マリオ「それじゃ、俺たちもマスターの所に行くか」
ラオス「おーう」
フィジー「・・・・・ごめん、私、用事ができたみたい。外出するわ」
ガイアナ「?ああ、そうか。昼には戻ってこいよ」
フィジー「出来たらね」




終点
マリオ「乱闘のシステムは知ってるか?」
ラオス「いや全然」
マスター「この小説で大乱闘してる場面はなかったしな」
マリオ「今のは聞かなかったことにして、大乱闘っていうのはカクカクシカジカー。解った?」
ラオス「いや全然」
スリナム「カクカクシカジカーで解るかよ」
マリオ「はあ!?そこはカクカクシカジカーで説明してるっていう・・・」
ラトビア「解る?」
ガイアナ「いや・・・」
何が言いたいんだよ
マリオ「何だよ!何でそんなに俺を虐めるんだよ!!」
ラオス「カクカクシカジカーで解る人なんていませんよ?」
マリオ「もう、いい・・・お前ら全員死んじまえ・・・」
色「マリオさぁんっ!!」
だきっ





市街地
路地裏
朝に似付かない、唯一日の当たらない場所
暗い細道の隙間、一人の人間の姿があった
その行く先を妨げるように、もう一人の長髪の人物が現れる
「見ぃつけた」
???「?」
「元・聖堂教会第三部所長ね」
第三「・・・」
「故に、私の父の仇でもある。この意味、分かる?」
第三「っ・・・!」
元聖堂なんとやらと呼ばれた男は何かを察したらしく、胸ポケットから拳銃を引き抜く
だが、それよりも一瞬早く・・・
第三「!」
自分の腕が、固まって・・・いく
いや、凍らされているのだ
徐徐に氷が張りつめる。やがて全身を覆い尽くすだろう
「もうチェックメイトね。最後に何か言い残すことは?まぁ、すぐに忘れちゃうけど」
第三「・・・・・死にたく、ない・・・!」
「・・・またそれ。貴方で八人目だけど、今まで同じ解答。自分のした過ちがどれほどのものなのか、身を以て知ったでしょ」
第三「・・・!」
「貴方のお仲間、死にたくない、死にたくないって。笑えるわよね。自分たちがしてきた事の癖に」
第三「こ、の・・・!」
「つまりは、皆死にたくない。それはそう。だって・・・」
第三「ぐ・・・!!」
「私も、皆そうだと思うもの」
全身が氷結した
その固体を、なんの躊躇いもなく粉砕する
「あと、四人ね・・・」
いやに寒気がするのは、気のせいだ・・・





ラトビア「あ、おかえりフィージー!何処行ってたの?」
フィジー「市街地」
ガイアナ「君は市街地が好きだな。毎回何してるんだよ、八回目だぞ?」
フィジー「仕事よ。スカウトされたりして、結局断った」
マリオ「スカウトされるのが仕事じゃねえだろ」
フィジー「あ、そういうのも良いわね」
マリオ「良いわけあるか!」
スリナム「・・・」
ラオス「どーしたんですかっ?」
スリナム「あ!?いや。何でもねえよ」
ラオス「そっか」
スリナム「笑い所か?ここ」
『緊急速報です』
マリオ「ん、なんだ?」
アイク「何だよ、番組見せろよ!」
マスター「はいはい」
フィジー「・・・」
『今日の午後1時30分頃、市街地の路地裏で、バラバラになった男性の遺体が発見されました』
ネス「うわー、グロテスクだな」
『刃物で切りつけられたような跡は残っておらず、警察は事件として捜査を進めています』
ラトビア「市街地って、フィージー!」
『尚、亡くなられた男性は、元聖堂教会第三部所長の』
ガイアナ「聖堂教会だと?」
なんか関係あるのか?
ガイアナ「大ありだ。聖堂教会と魔術学院は対立しているんだ」
フィジー「なんでも、魔術は神を脅かす禁忌だとか説いてるの。バカでしょ」
バカ・・・?
『また、元聖堂教会関係者が失踪する事件も相次ぎ、同一犯の仕業の可能性も高いと見ています。発見された遺体は、失踪者数8人の内の4人で~~~』
フィジー「・・・まぁ、こうなったら魔術学院が疑われるわね」
ラトビア「まったく、殺人する人なんて理解出来ないわ!ねぇガイア!」
ガイアナ「私は騎士だから何回かは・・・」
ラオス「発見時刻からしたら、犯行時刻はフィジーさんがいた時間じゃないですか?」
フィジー「多分、そうかもしれない」
ラオス「じゃあ、何か断末魔が聞こえたりとかは?」
フィジー「そうね・・・」
断末魔?
フィジー「・・・私は特に、何も」
ラオス「そうですか・・・」
ガイアナ「あの辺は殺人鬼が彷徨いているみたいだな。フィジーもあまり行かないほうがいいぞ」
フィジー「そうね」
ネス「でも、何かおかしくない?」
色「何がですか?」
ネス「ほら、全員引退した後に殺さ・・・いや、失踪してるじゃない。何で現役じゃないの?」
ラオス「そういえばそうですね。ということは、昔の出来事が関係してそうだな」
マリオ「現役時代に恨みを買われ、引退した後に殺さ・・・失踪する。う~ん・・・」
もう殺でいいじゃんかよ、メンド臭い
フィジー「8人いなくなって、4人しか見つかっていない」
マスター「それは、まだ見つけれていないか、跡形もなく消し去られたかのどちらかだな」
ラトビア「現場にいたのはフィージーしかいない。フィージー、貴方本ッ当に何も見てないのね!?」
フィジー「・・・・」


フィジー「・・・私は、何も、知らない・・・」


ラトビア「本当に?」
フィジー「ええ、何にも」
本当に、






















何も・・・






















何も・・・?





第27話 殺人記憶 能動

終点、休息所
『新たな被害者が発見されました』
マスター「またか」
アイク「9人目だな・・・」
『今回は、直接被害者の家での犯行となり、死亡推定時刻は午前4時頃とされています』
ラオス「犯人早起きだなー」
ガイアナ「直接、か。やることが段々派手になってきたな」
マリオ「そのうち、ここにも来たりして」
フィジー「フゴッ」
飲んでいた紅茶でむせ返る
ラトビア「フィージーどうしたの!?」
フィジー「な・・・何でも、げほっ・・・ない」
スリナム「ホントかよ・・・」
『遺体は先日同様、バラバラになって発見され、同一犯の可能性が高いとみられています。尚、被害者は元聖堂教会第二部局長の』
ガイアナ「今頃、元聖堂教会関係者は警備バリバリに固めてるんだろうな」
フィジー「でも、そんなのは無駄」
色「どうしてですか?」
フィジー「奴らは魔術士を嫌っている。だから、警備に魔術士は雇えない。物理攻撃は魔法より劣るから、犯人には効果はない」
ラトビア「魔術には、より質の高い魔術でしか打ち勝てないから!」
リンク「そうかなぁ・・・?」
マスター「お前らは例外だよ」
マリオ「しっかし、スマブラとして人殺しは放っておけないな。俺たちでその殺人鬼をとっ捕まえてやろうぜ」
マスター「いいのかよ」
マリオ「いいの。じゃあ、まずは整理するけど・・・」


被害者は、今日で9人。いずれも聖堂教会に務めていた人物だ
このことからすると、犯人は教会と対立している魔術学院の者と思われる
内二人は、体をバラバラにして殺されるという苛烈なものだ
刃物で斬られた痕跡はなく、魔法による殺人だと推測
八人目の現場にいたフィジーは、手掛かりを何も掴めていない
また、現場からも何も残されておらず、警察も犯人を特定出来ていない


マリオ「これで殺人鬼を探すのは難しいな・・・」
マスター「その殺人鬼も馬鹿じゃないんだな。手掛かりは全て抹消されている」
フィジー「・・・」
スリナム「んなもんケーサツに任せりゃいいだろ。相手は殺人鬼だぜ?」
アイク「殺人鬼程度でやられるほど、俺は柔じゃないぜ」
スリナム「・・・」
マリオ「まずは現場に行って・・・は無理か。立ち入り禁止だろうな」
ネス「まぁ、行くだけ行ってみようよ」
色「私も行きます!」
ガイアナ「私たちも行こうか」
スリナム「ちぇっ、メンドくせえな」
ラオス「じゃあ行かなきゃいいじゃないですか」
スリナム「行くわ!」
ラトビア「私も!」
フィジー「・・・・チィッ」
ラトビア「あれ?フィージーは?」
フィジー「私は、いい。危ないから」
リンク「それはそうだな」



市街地
現場には案の定黄色いテープが張られ、立ち入り禁止になっている
アイク「これじゃあ路地に入れないじゃんか」
マリオ「そりゃそうだよな・・・」
スリナム「無駄骨だったな。ケッケッケッ」
ラトビア「何とかして入れないの?」
ネス「無駄だね。さっきも言ったけど、警察が全部取ってっちゃっただろうし」
ラオス「仕方ないなあ・・・」
ガイアナ「何する気だ」
ラオス「・・・帰るか」
アイク「諦めが早いな!」
ラオス「だってさ。今も殺人鬼が近くを歩いてるかもしれないよ?」
色「・・・」ゾク
マリオ「飛んで火にいる夏のオケラとはそのことだ。返り討ちにしてやるぜ」
ネス「オケラ・・・?」
スリナム「俺はもう帰るぜ、白けた」
色「あっ、ちょっと!」
慌てて引き留める
慌てて引き留めたせいで、頭が真っ白に
スリナム「なんだよ」
色「えっと、あの、あ、うー・・・」
スリナム「何だ?お前」
色「あ、あああのですね、」
しかし
その先の言葉を紡ぐことは出来なかった
色「え・・・?」
ふわりとした浮遊感
中空を舞っている
誰かに、抱きかかえられているのだ
スリナム「何だ、お前!?」
その誰かに向けて怒鳴る
???『・・・』
色「・・・!」
着地と同時に、捕らえられた。喉に刃を当てられている
その人物は、明らかに・・・
ガイアナ「人形?」
ドール『・・・』
ラオス「何?人形って?」
ガイアナ「・・・そのまんま。土属性の魔術だよ」
マリオ「おい、色を放せ!」
ドール『・・・』
アイク「そいつをどうするつもりだ」
ドール『・・・コイツは人質だ』
ラトビア「喋った!?」
ガイアナ「どうやら、主はかなりのエキスパートのようだな」
マリオ「?」
ガイアナ「意志疎通。人形の視界は主の視界、主の声は人形の声、要は表裏一体になるってことだ。魔術の質が高い程、その精度も上がる」
マリオ「目的は何だ」
ドール『私カラは一切手を引け。サモナイと切るぞ』
マリオ「私・・・犯人か!」
ドール『・・・』
ガイアナ「犯人は土のエキスパートか、成る程」
ドール『・・・』
刃に力が込められた
色「・・・!」
帯にくくり付けた刀に手を伸ばす
スリナム「そんなの聞いて、意味あるか?俺がスッパリ手を引きますって言ったところで、裏で調査すればいい話だ」
ドール『ソチラの都合は私には丸分かりだ』
スリナム「・・・どういう意味だ?」
ドール『・・・』
色「・・・魔眼、覚醒・・・」
同時に、両目が光を帯びる
マリオ「ゼルダ姫を除いて、土の魔術を扱えるのは誰もいない。だから、スパイなどは不可能だ」
ドール『・・・ゼルダ姫?』
マリオ「お前は別に知らなくていい。って聞いてるのかよ?」
ドール『チィッ・・・・・動いた、な』
アイク「は?」
ドール『妙な動きを見せたから、斬る』
色「!!」
気付かれた・・・!
マリオ「やめろ!!」


「はああぁぁ!」


ドール『!!』
下突き
深々と脳天から地面へと剣を突き刺された
色「リンクさん!」
リンク「・・・生憎、そいつは俺の一番弟子でな。手を出すようなら許さん」
ドール『・・・っ!』
マリオ「リンクお前・・・何でここにいるんだよ!?」
リンク「心配になってな。馳せ参じたまでだ」
アイク「いいトコ盗りやがって・・・」
リンク「?」
ガイアナ「・・・」
ドール『・・・私の、計画ヲ・・・邪魔、スる・・・なら、何人タリとも、生かしテおかない・・・!』
スリナム「あーあー、もっとハッキリ喋ってくンねえと。何言ってるか全然分かんねえぜ?」ニヤッ
ドール『っ・・・!ガ・・・ピ、!!』
ラトビア「!みんな下がって!」
マリオ「え!?な」




ドン!!




人形もろとも、爆発した
ラオス「・・・皆さん、大丈夫ですか?」
マリオ「ああ。なんとか」
アイク「まったく。最後は心中しようって腹かよ。無茶しやがる」
ガイアナ「あれは犯人が作り上げた物でしかない。真の殺人鬼はまあ別に何処かにいる」
ネス「不利だな」
ラトビア「フィージーなら居場所を特定出来たりしないかな?」
リンク「それなら姫様の方がいいだろうな。姫様は全属性持ちだ」
ガイアナ「全属性!?」
スリナム「それってそんなに凄いことなのか?」
ガイアナ「凄いよ。世界にも数えるだけしかいない。どうかそのお方に、手ほどきを受けたいくらいだ」
リンク「系統が違う」
ラトビア「あら残念、断られちゃった!」
ガイアナ「・・・君の悪い所は、すぐに人をはやし立てる所だな」
ラトビア「じゃあガイアの悪い所はねー・・・」
ガイアナ「・・・」




終点
色「ただいま」
マスター「おかえり。首尾は?」
ガイアナ「被害はあったが、その分収穫もあった」
リンク「犯人は土属性使い。それも意志疎通が叶う程の実力者だ。対抗するには、」
ガイアナ「フィジー並の魔術士でないと勝てない」
フィジー「え?」
リンク「・・・横暴なことをするな。人が話途中だというのに」
ガイアナ「お前が私に指図する権利なんてないだろ」
リンク「まぁこいつは無視して、対抗するには、姫様がいれば百人力なんだがね。そういうわけにはいかない」
マスター「では誰が?」
リンク「俺が行く。魔術なら姫様から習ったのでな」
ガイアナ「それは素人というものだ。それなら、私の方が」
リンク「素人、だと・・・?」
アイク「リンクがキレた」
リンク「素人に素人とは、いや・・・この前のような惨状を起こすわけにはいかないな・・・」
ガイアナ「・・・」
リンク「お前とは、どうも白黒付けねばならんようだ」
ガイアナ「望むところだ」
ラオス「?」
ラトビア「ちょっとお双方!なんで早々口喧嘩なのよ!」
フィジー「私は、闘いは嫌い」
リンク「・・・」
ガイアナ「・・・」
マリオ「あと犯人は、こっちの情報は丸見えだーとか言ってたな」
マスター「?土属性を操る魔術士はゼルダ姫しかいない」
リンク「姫様は絶対にそんなことはしない」
マスター「そうだよな・・・」
アイク「やっぱり犯人の嘘だったのか」
スリナム「じゃあ、堂々と調査出来るんじゃねえかよ」
ネス「ちょっと待って」
スリナム「何だよ」
ネス「何か忘れてない?9人の内、4人が行方不明、2人がバラバラ殺人でしょ?じゃあ・・・」
色「残りの3人は・・・?」
マリオ「マスター、すぐに調べてくれ!アンタ国の最高権力者なんだろ?」
マスター「あ。そういやそうだったな」
ガイアナ「・・・」




結果
マスター「・・・4人は行方不明だが、残りの5人は歴とした殺人。二人はバラバラになった遺体。そしてあと三人は・・・」
クレイジー「撲殺。それも骨ごと砕くような、ハンマーとか道具を使わないと出来ないくらい、酷かったようだ」
それなら合点がいく
ラトビア「それは恐らく土の魔術でしょうね」
ガイアナ「だがそれだと、ますます謎が深まる。土属性には、人を斬らずにバラバラにするような・・・それでは、まるで引き裂いたようじゃないか」
フィジー「土属性にそんな伝奇じみた魔法はない。金属を練金して、刃にしたり、ぶつけたりするような古典的な攻撃方法しかないから」
クレイジー「行方不明者については、警察も捜索中だそうだ。だが、あれほど探しても手掛かりすら見つからないということは、もうこの世にいないかもしれないぞ」
ラオス「というと・・・?」
クレイジー「跡も残らないように、消し去られたかだ」
フィジー「そうなると、火属性の奴かもね」
スリナム「土と火。二人もいるのかよ」
フィジー「断定は出来ないけどね。バーナーとかライターとかもあるくらいだし」
マリオ「それじゃ火傷にしかならねえよ・・・」
マスター「仮定だと、4人は火の魔法で灰になるまで焼かれた。2人は何らかの魔法でバラバラに。3人は土の魔法で撲殺、か」
クレイジー「何故こんな殺人方法が多様なんだろうな?」
フィジー「え?」
クレイジー「人を殺したいだけなら、殺り方に拘る必要はないだろ?」
フィジー「さあね・・・」
クレイジー「まぁ、どうせ刺激を求めてるんだろうな・・・」
フィジー「・・・」






深夜
終点の裏庭
全員が寝静まったであろう真夜中に、二人の男の姿があった
リンク「・・・」
ガイアナ「来たか・・・」
リンク「お前も物好きだよ。同族嫌悪など、そんなものは存在しない」
ガイアナ「・・・」
リンク「同じようで違う。同族と言ようが、何処かは違っているものだ」
ガイアナ「それはそうだ。私とお前とでは違うに決まっている」
リンク「・・・ふんっ、詰まらない奴だな」
リンクの背後から、大量の剣、槍、鎌、斧などが出現する
ガイアナ「・・・」
それに負けじと現れたのは・・・
リンク「・・・?」
クリスタル?
ガイアナ「風属性の魔術。周り空気を押し固めて、結晶にしたものだ」
リンク「ほう・・・」
ガイアナ「さあ、どこからでも来いっ」
リンクが真横のファルシオンを掴み取り、投げた
それに向かって一本のクリスタルが飛ぶ
ぶつかり合い、火花が散り、やがて地面に落ちていく
ガイアナ「・・・」
リンク「・・・少しは面白味があるようだな、お前」
ガイアナ「不思議なんだが・・・闘いにそんな感情を抱くのか」
リンク「そうだ」
返し言葉も少なくなった
リンクがさらに武器を追加する
それに乗じ、ガイアナもクリスタルの量を増す
リンク「貴様・・・あくまで同等に立とうとするか」
ガイアナ「当然だ」
リンク「自惚れるなよ、雑種!」
何か癪にでも障ったのか
ガイアナに向けて大量の刀剣を連続で振り蒔いた
クリスタルを瞬時に飛ばし、打ち合いに持ち込む
これは魔力のせめぎ合い
どちらかが魔力切れを起こすと決着が着く
リンク「・・・!」
ガイアナ「いって・・・!」
流れ弾が互いの肉を抉る。切り口から血が流れ落ちる
すると
リンク「・・・読めたぞ、お前の対処法が」
ガイアナ「?」
突然リンクの投影した武器が一斉に消滅した
もう魔力が切れたのか・・・?
リンク「空気を固めて作ったそうだな。それなら、俺には無効だ」
ガイアナ「戯言を・・・」
悠然とした足取りで歩み寄ってくる
背中の剣も盾も抜こうとしない
ガイアナ「正気か、貴様」
リンク「・・・」
些か気は引けるが、やらなければやられる
ガイアナ「飛べっ」
風の結晶を放つ
リンク「・・・神風を司る空の精よ、この意に従うならば答えよ・・・」
放った・・・のだが
ガイアナ「何だと・・・?」
ガイアナの顔に戦慄が走る
リンクの手前で、クリスタルは霞のように滲み消えたのだ
リンク「・・・」
ガイアナ「な、何だ・・・どうしたんだ!?」
リンク「空気を固めて結晶にした物か、成る程?皮肉な話、俺とは相性が悪かったようだな」
ガイアナ「・・・」
リンク「操作術。周りの大気を意のままに操るんだよ。そのクリスタルが俺を刺すより先に、俺がクリスタルを分解する」
ガイアナ「そんな、馬鹿な!」
リンク「どうだ?完璧な手段だろ」
緑の悪魔が変わらぬ歩調で近づく
無駄だと理解していようと、抵抗しないわけには・・・
ガイアナ「く・・・っ!」
腰に提げたホワイトソードで迎え討つ
リンク「なんだ、そんなもの」
身を捩らせて避けると、手首を掴み、いとも簡単に投げ飛ばす
ガイアナ「が・・・はっ!」
壁に叩き突けられ、血が逆流する
リンク「割とよく闘ったよ、お前。もっと修行を積めば、アイクくらいとは張り合えたかもな」
ガイアナ「く・・・そっ!」
体が地にくっ付いて動かない
終わり、だ
思わず頭を抱えて目を瞑る
リンク「・・・」
ガイアナ「・・・!」
リンク「何だ、お前は?」
ガイアナ「・・・?」
今のは、自分に向けて放たれた言葉ではない
恐る恐る目を開いたそこには・・・
リンクの両腕が・・・凍っている
ガイアナ「フィジー!?な、何で此処に!?」
フィジー「・・・」
リンク「貴様・・・邪魔するか」
フィジー「貴方こそ、なんのつもり。こんな時期に仲間割れなんて」
リンク「この氷の溶かせ」
フィジー「貴方を解放すれば、ガイアナは死んでしまう。だから、それは出来ない」
ガイアナ「・・・」
リンク「この俺に刃向かうか」
フィジー「・・・」
リンク「そうか・・・なら、力ずくでも砕いてやろう」
フィジー「ぇ・・・?」


ビシッ


ガイアナ「お前・・・!?」
嫌な、音
内側から叩き、氷にひび割れができる
フィジー「なんて・・・馬鹿力・・・」
慌てて呪文を詠唱すると、
リンクの両足までもが地面に張り付いた
フィジー「ガイアナ、立って」
ガイアナ「あ・・・ああ」
痛む肋骨を押さえながら、壁に手を付いて立ち上がる
フィジー「私が運んであげるから、一緒に逃げて」
ガイアナ「逃げるのか・・?」
フィジー「ガイアナにはそれしか出来ない」


ビシッ・・・!


リンク「むん・・・!」
とうとう
氷の塊が砕け散った
フィジー「マズい」
手が自由になる。掌を解し、感触を確かめる
リンク「ふん・・・無駄なことだと解らんのか」
残るは両足のみ
フィジー「ガイアナ、MRK」
ガイアナ「ちっ・・・どうやら、そうするしかないようだな・・・」


バキリッ


リンク「・・・」
フィジー「早く」
ガイアナ「分かってる!」
フィジーの細い腕を強引に掴み取る
フィジー「あっ・・・」
ガイアナ「Mata Ragas Kabilia ...繋ぎ留めろ・・・」
空間と空間を繋ぎ留める
此処と、記憶の中の何処かを・・・



リンク「・・・」
彼は二人の消え去った跡を、ただただ眺めていた
テレポーテーション、瞬間移動
その類の魔法だったようだ
リンク「逃がしたか・・・」
これはまた、厄介なことになりそうだ
リンク「しかし、女だてらに見上げた奴だな。あれは若獅子ではなく鬼の子か・・・」




空間の切れ目から放り出される
ガイアナ「ぅ痛ッ!」ドタッ
フィジー「きゃっ」ストッ
ガイアナ「・・・私の背に座らないでくれ」
フィジー「・・・・」
ガイアナ「・・・それにしても、何処だ?ここ」
そこは、石造りの家が建ち並ぶ住宅街の通り
この夜の中、幸いか人はいなかった
かといって怪しまれるのは厭なので、無理矢理フィジーを退かす
フィジー「ここ、は・・・」
ガイアナ「やあ、懐かしい。君の家の前じゃないか」
ベラルーシ、と彫られた表札が垂れている
見るからに廃れたこの廃墟は、確かにフィジーの自家だそうだ
ガイアナ「そういえば、昔よく遊びにいったよ。小さかった頃は君の父母によくしてもらったけど」
フィジー「・・・」
ガイアナ「まだ七歳だったとき、突然家出したんだよね。それに帰ってきたのは1年後。皆驚いてたよね、よく生き延びれたなって」
フィジー「や・・・」
ガイアナ「それっきり、家の中に入れてくれなくなった。私が訪ねにいったときも、いつも門前払いだ。一体なにが原因で家出なんか・・・」
フィジー「やめて」
ガイアナ「・・・?」
フィジー「・・・その話は、もう、やめて」
ガイアナ「何か、穏やかじゃないようだな・・・」
フィジー「・・・」
ガイアナ「前もそうだった。理由を訊ねても口を割らない」
フィジー「・・・っ」
ガイアナ「何なら、今から家に入ってもいいか?」
フィジー「・・・無理、よ・・・」
ガイアナ「鍵が掛かってるのか?」
フィジー「鍵は掛かってない。けど、扉が開かないの」
ガイアナ「ん?それは変だな・・・。まぁ、本人が駄目って言うなら、勝手に入ったらいけないよな・・・」
フィジー「そりゃそうよ」
夜道を歩き続ける
ガイアナ「11年ぶりに君の両親にも挨拶がしたいな。そういや、君が家出したとき、町の人が気を利かせて家に訪ねたようなんだが、君の両親が何でかインターホンにも出てくれなかったんだよ」
当然・・・
フィジー「それは、そうよね・・・」
ガイアナ「なんだ、知ってたのか。今も元気?」
フィジー「・・・まぁ、それなりに」
ガイアナ「たまに家に帰ったりはするの?」
フィジー「しょっちゅう」
ガイアナ「何だそれ。今度行くときは同行させてくれないか」
フィジー「駄目」
ガイアナ「・・・まさか、部屋が散らかっている、からか?」
フィジー「え?・・・まぁ、そうね。散らかって、汚くて・・・」
吐き気がするほどに
ガイアナ「あれ、意外。てっきり君の親もしっかりした人だと思ったんだけど。じゃあ、両親とうまくいってないのか?」
フィジー「・・・今のところ、順調」
ガイアナ「じゃあ一体何が原因で家に入れたくないんだ?」
フィジー「言ったでしょ、扉が開かないって」
ガイアナ「でも君は家に帰ってるんじゃないか」
フィジー「・・・」
ガイアナ「・・・君が家を出てから、町中で噂が募っていてな」
フィジー「・・・?」
ガイアナ「君の親は家から出てこないし、君は1年間もすっぽかした。帰って来てからも、両親を見た人は誰もいないし、誰も家に上がらせない」
フィジー「・・・ガイアナ」
ガイアナ「何だ・・・」
フィジー「やめてって、言ってるの」
ガイアナ「・・・」
フィジー「私、もう誰も信じられなくなっちゃうから・・・」
ガイアナ「・・・済まない」
フィジー「・・・」
ガイアナ「もうこの話はやめにする」
フィジー「うん、そうして」
街灯が夜道を照らす
それは、まるでスポットライトのように、手を繋ぐ二人を薄く照らしていた・・・








「騎士隊長リンク。あいつは、排除する必要がある・・・」

第28話 夏だ!休みだ!お祭りだ!

マスター「夏祭り?」
ああ、夏祭り
アイク「なんだそりゃ」
色「夏に開催するお祭りですよ。金魚すくいだったり、今川焼きを買ったりするんです」
アイク「今川焼き?」
色「今川焼きっていうのは、餡子や白餡を生地で包んで」
いや、そこはいいから
ガイアナ「で、それがどうしたんだ?」
近々終点町(突っ込まないでください)でやるみたいなんだよ
パンフレットもあるから、読んでみろ
マリオ「どれどれ・・・?」ペラ


夏祭り
開催日
○月☆日
催し物
輪投げ・・・


ラオス「内容薄っ!」
ルイージ「ビックリするほど薄いなー」
お前よりマシだよ
ルイージ「・・・」
スリナム「輪投げしかやってねーのかよー」
リンク「流石にそれはないと思うがな」
マリオ「うーん、得体の知れないものには手を出したくないな・・・」
今更何言ってんだよ
こんな奴がいても驚かない曲に
GW「・・・」こんな奴
マリオ「・・・(ー ー 」
マスター「・・・よし、行こうか」
そう来ねえとな、話進まねえし
「「(ー ー・・・」」

 

 

マリオ「浴衣なんか着て来いってよ」
色「私はそのままで」
ピーチ「・・・何でここにいるの」
クッパ「儂用の浴衣なんてあるわけないだろう」
ワリオ「そりゃそうだ」
ルイージ「僕は(ry ヨッシー「♪」

 

ゼルダ「見て見てリンク、綿菓子も売ってるみたいだわ!」
リンク「それは良かったですね」棒読み
ガノンドロフ「・・・」
ゼルダ「浴衣も用意しなくっちゃ!ああ、もう楽しみ!」
リンク「・・・」
ガノンドロフ「浮いてる・・・」

 

ドンキー「ウホ?浴衣着用?」
ディディー「ドンキー、大丈夫なの?」
ドンキー「うほうほ、ネクタイだけ浴衣っぽくするから、心配ウホ」
ディディー「はぁ??」

 

フォックス「焼きtぐふぉあ!?」
ファルコ「ウイングチョップ!それ以上言ったら俺はスターフォックスを脱退する」
フォックス「そ・・・そんな、ファルコ・・・!」
ウルフ「意外にハート弱いんだからなー、コイツは・・・俺はガノンたちとでも酌るか・・・」

 

※まだ祭りの前日です
リュカ「わーい祭りだ祭りだ!!」
トゥーン「わぁーーー!!」
ポポ「かき氷でも一緒に食べようか、ナナ」
ナナ「そうね、ポポ」
リュカ「えっとねー、じゃあ僕は仮面ライダーピーーのお面と、綿菓子とヨーヨーと・・・」
ネス「いや聞いてないから」
トゥーン「じゃあ僕は爆撃戦隊の・・・」
ネス「聞いてないって」
何だ爆撃戦隊って
色「・・・ふぅ・・・」
ネス「ん・・・?」
色「・・・リオさんと・・・たら・・・すけどね・・・」
ネス「鱈?すけとうだら?」
爺かお前は

 

オリマー「相変わらずの定位置かー・・・」
ピクミン「(ー ー 」
ソニック「・・・」
ロボット「Hu・・・ar・・・」
GW「・・・」
オリマー「あの。一生のお願い。・・・喋って!!?」
ソニック「うるさい」

 

ピット「パルテナ様、上界にお祭りはないんですか?」
パルテナ『ZZzz・・・』
ピット「・・・」

 

レッド「皆行きたいよね?」
ポケモン「(激しく同意)」
ルカリオ「皆逝きたいか?」
ポケモン「(お前が逝け)」
!?

 

サムス「はぁ・・・こうなると思ってた」
スネーク&CF(何も言うまい)
サムス「・・・でも、まぁいいわ。どうせ離ればなれになるんだし」
スネーク(ほっ)
CF(サムスの浴衣姿か・・・考えらんねえな)

 

デデデ「メタナイト、首輪はあるかゾイ?」
メタナイト「何するんだ?」
デデデ「カービィを抑えておくためゾイ」
カービィ「ぺぽ!」
メタナイト「首・・・?」
首を傾げるメタナイト
首・・・?

 

アイク「焼き鳥は売ってんだろうな」
マルス「えっとねー。売ってなくても、向こうから歩いてくるから大丈夫だと思うよ」
アイク「歩いてくるのかよ?」
マルス「うん。たまには飛ぶかもしれないけど」

 

斯くして
夏祭り当日
マスター「よし、全員集まったな」
マリオ「あれ、オリキャラたちは?」
フィジー「ここ、すぐ隣」
スリナム「そんなのも見て判んねえのかよ」
マリオ「もういいわ!」
同じネタするんじゃねえよ
クレイジー「えー、見ての通り一般の客もいるんでな、普段の俺たちをあまりさらけ出さないよう」
リュカ「うわーーい!!」つったかたーー
トゥーン「わーー!!」ついったー
ゼルダ「見てリンク、屋台がいっぱいあるわ!」
リンク「ええそうですね」
ウルフ「よお、ガノンドロフ。一杯やってくか?」
ガノンドロフ「いや。一杯ではなく、いっぱい貰おう」
悪役「ワハハハハハハッ」
しょーもな!
色「マリオさん!一緒に見て回りませんか?」
マリオ「ああ、そうだな。ルイージは放っておくか」
ルイージ「 )谷( 」
わしゃわしゃわしゃわしゃ
マスター「仕方ない奴らめ・・・」




ゼルダ「あっ!たこ焼き売ってるわ!リンク!」
リンク「お召し上がりに?」
ゼルダ「ええ」
リンク「かしこまりました」
お姫様抱っ子のまま、屋台の前まで移動する
おっさん「おや?カップルかい?」
リンク「な・・・!?」
ゼルダ「リンク」
リンク「・・・」
カップルと見られて当然だ
おっさん「?」
ゼルダ「ええ、そうなのよ。ねぇ、リンク?」
リンク「そ・・・う、ですね」
口元を引き吊らせ、形だけの笑みを作る
・・・目が完璧に笑っていない
おっさん「??」
ゼルダ「というわけで、たこ焼き下さいな♪」
おっさん「あいよ。お嬢さんは、可愛いからまけとくよ」
リンク「・・・」
ゼルダ「あら、ありがとうー!」
まけたたこ焼きを、リンクの腕の中で受け取る
リンク「つっ・・・!」
ゼルダ「ほら、リンク、口開けて?」
リンク「?」
おっさん「おっ?」
爪楊枝を突き刺したたこ焼きを・・・
ゼルダ「ほらっ」
リンク「む・・・?」
仕方無い。と言わんばかりに口開ける
そこへ
ゼルダ「はい、アーン」
ほくほくのたこ焼きが入ってきた
リンク「もごっ!?」熱ッ
ゼルダ「うふふ・・・w」

 

CF「なあ、スネーク。射的やらないか?」
スネーク「・・・俺がやったら反則だろ」
CF「やっぱそうだよな・・・ん?」
スネーク「なんだ?」
CF「・・・見慣れない奴がいるんだが」
スネーク「は?」
前方には、ゼルダ姫を除く女子軍団
その中に、金髪のポニーテールの女性が・・・
スネーク「確かに、見ない顔だな」
CF「ちょっと声掛けてやろうか」
スネーク「ナンパするのか!?危険だぞ!」
CF「いいじゃん、結構美人だし」
スネーク「何が良いんだ!?」
読者の方は、もう誰なのか判りますよね?
CF「ちょっとそこのレディー」
「・・・はぁ?」
CF「貴方の名前を教えていただきたい」
「・・・どうしたの、コイツ?」
ピーチ「さぁ?」
ナナ「人が変わったよ・・・」
CF「むむ、さては顔見知りであったか?」
「当たり前じゃない」
CF「おお、これは・・・何という・・・Fate(運命)!!」
クラクラとよろける芝居をするキャプテン・ファルコン
その股間に、強烈なソバットが叩き込まれたのは、言うまでもない

 

アイク「あ、焼き鳥みっけ」
ファルコ「逃げっ!!」

 

フィジー「・・・」
スリナム「ちっ、俺は独りがいいぜ」
ラオス「じゃあ出ていったらいいんじゃないか?」
スリナム「・・・ちぇっ」
ラトビア「さぁーってと!思いっ切り楽しむわよ!」
ガイアナ「君だけだよ・・・」
スリナム「トマトジュースは売ってるんだろうな?」
売ってるか!
フィジー「人工血液なら、病院に」
ガイアナ「何の話だよ!」
スリナム「ええー!?だってアレ不味いじゃん?」
飲んだことあるのか・・・

 

デデデ「あ!!カービィ待つゾイ!!」
カービィ「ぽよーーー・・・!」
鎖引きちぎりやがった!
メタナイト「私製だったのがいけなかったか・・・」

 

クレイジー「兄貴、次は何する?」
マスター「そうだなー、輪投げでもするか?」
お前が出来るのかよ

 

色「マリオさん、たこ焼きでも食べませんか?」
マリオ「良いんじゃないか?」
色「じゃあ・・・おじさーん、たこ焼き下さい!」
おっさん「あいよ。中は、紅しょうがか青のり、どっちがいいかな?」
中に青のり!?
色「えーっ・・・と・・・?」
マリオ「どっちでもいいんじゃない?」
おっさん「じゃあ両方ね」
マリオ「最初からそうしろよ!」
色「・・・・」

 

ルイージ「いやあー、日陰者は日陰者同士やるといいねー」
ピット「僕は・・・いつの間にこんなに、墜ちたんだろう・・・」
ルイージ「ん?なn(なんとなくry

 

舞台周り
盆踊りやってるな
リュカ「ネス!踊りに行こうよ!」
ネス「遠慮」
トゥーン「わあああー!!」ドタタタタ
ドン!!
トゥーン「んわッ!」
「あら、大丈夫?」
トゥーン「いったぁ~・・・!」
ポポ「頭打っちゃったね」
ネス「自分からぶつかりにいった癖に・・・」
「走るときは、周りをよく見てね」
「「はぁーい」」
ネス「・・・幼稚園を思い出す」


ポポ「あの女の人って結構丈夫だね」
リュカ「何で?」
ポポ「ぶつかられても、ビクともしなかったじゃないか」
リュカ「確かに・・・」
トゥーン「肌の色も真っ白だったしねー。服にも、wii・・・なんとかってあったよ」
ネス「ま、まさか・・・」
マジか

 

さて、そろそろ時間だな
早く帰らないと、明日の学校に遅刻しちゃうだろ
マスター「絶対しないな」
仕上げは盛大に花火を打ち上げるらしい
レッド「何本ぐらい?」
知らんよ、自分で数えろよ
レッド「分かった」
フォックス「いや無理だろ!」
レッド「そんなの、やってみなきゃ判らない、だろ?」
フォックス「おお・・・」ジーン
ファルコ「・・・感動する部分が何処にあるんだ」
マリオ「お、ファルコ。お前生きてたんだな」
ファルコ「軽ッ!」
マリオ「いやね。てっきり、近くの店で鉄板焼きにされたのかと思ってたんだよ」
ファルコ「されるか!!」
アイク「それも良いな」
マリオ「だろ?」
カービィ「ぺぽ!」
ファルコ「・・・俺、帰る。明日の学校に遅刻しちゃう」
いやお前学校通ってないだろ!!
ファルコ「宿題もしないと」
もういいや

 

あっ、花火だ
クレイジー「いきなりだな!」
ヒュルヒュルヒュル・・・
マリオ「たーまやー!」
ドドーンパーン
金・・・
マリオ「たーm(ry 自主規制
危なーい
マリオ「何だよ作者から振った癖に」
んん?ナニヲイッテイル?
マリオ「もういいよ」
ヒュルヒュルヒュル・・・
リュカ「たーまやー!」
ニャー
リュカ「た、玉やー!」
おい、磯野さんかよ!
マルス「ああ。あの蜜柑の真ん中で腰振ってる奴ね」
メタナイト「・・・」
リンク「なんだ、このフィナーレセレモニーは」
ゼルダ「面白くって、いいじゃない」
リンク「ええ、その通りです」キッパリ
メタナイト「・・・お前も大概だな」

 

ラオス「あ、玉ちゃんですよ。可愛いですね」
スリナム「あのな」
フィジー「ガイアナはこういうの、嫌い?」
ガイアナ「・・・どうだろうか。火を見る時は、殺人っていうか戦闘に使われてるのがほとんどだから。あまり好きじゃないな」
フィジー「・・・」
ラトビア「それって結局嫌いなんじゃないの!」
ガイアナ「む。そうかもしれない」
フィジー「私は、好き」
ラトビア「え?そうなの!?相性からして嫌いかと思ってた!」
ガイアナ「同じく」
フィジー「火は、人類が発見した力の種。火がなかったら、人は絶滅していたかもしれない」
ラオス「そうなんですか?」
フィジー「他の動物に対抗するには、火がなければいけなかったから」
スリナム「火~~~、人間って大変だな」
ガイアナ「・・・」
フィジー「だから、火は必要不可欠。だから、好き」
スリナム「・・・結び付かねえと思うけどな」
フィジー「それに・・・」
ラオス「なんですか?」
フィジー「・・・・いや、やっぱり何でもない」
ラトビア「?」
ガイアナ「気になるな」
ラオス「まぁ気にしない気にしない♪」
マルス「ちょっとそれぇ!!」












この時
束の間の安息は、終わりを告げていた・・・


コメント

  • 新キャラが全部国名ですね -- クラート? 2014-01-22 (水) 15:05:18
  • よく言われます(笑) -- Shaill? 2014-01-23 (木) 15:45:34