創作シリーズ/創作キャラクター/その他の『THE KING OF FIGHTERS』シリーズ

Last-modified: 2019-12-21 (土) 08:56:12

THE KING OF FIGHTERS '95

THE KING OF FIGHTERSシリーズからオロチ編ライバルキャラの庵が参戦。因みに本名は八神 庵(やがみ いおり)。
660年前もの昔、オロチ一族と血の契約を交わし紫の炎を操る力を得た八神一族の子孫であり、一族の間で因縁のある草薙京の命を執拗につけ狙う。体内に流れるオロチの血は時に"血の暴走"を巻き起こすともされている。
CV:安井邦彦、星野貴紀※
※キャラボイスチェンジシステムにより、声優の切り替えが可能。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

使いやすい必殺ワザと特徴的な通常ワザ、そして尖った基本性能を持つテクニカルなスタンダードキャラ。
原作のKOFシリーズでもそうだったように、通常ワザの内容は少々クセがあるものとなっているが逆に必殺ワザの内容はそれなりにオーソドックス。飛び道具、突進系攻撃技、上昇技、と綺麗に分類されており使いどころを間違わなければ様々な戦況に対応できる。全体的に火力と撃墜力にも優れており、攻撃面では文句のつけようがない。
反面、庵自身の体重は平均より軽めとなっており、素早いダッシュと対照的に非常にゆっくりとした歩き動作、低いジャンプ力、速い落下速度、等々防御面ではかなり難が見られる性能となっている。庵で勝つには攻撃は最大の防御を体現する腕前が必要となってくるだろう。また、庵の最大の特徴ともいえる要素になっている下必殺ワザ"血の暴走"がクセモノで、これを使いこなすにはそれなりの腕前を必要とされる。比較的初心者にも向いているキャラだが、単なるお手軽キャラでは終わらない奥が深いキャラになっている。
・B:百八式・闇払い
腕を振るって地を這って進む炎を放つ飛び道具。空中では使用不可。
発生が早い上に弾速も非常に速く、距離の離れた相手の僅かな隙にも差し込んでいける。ダメージも単発の飛び道具としてはそれなりに優秀。射程距離も長い。また、地を這って進むというその性質から複雑な地形のステージでも高いけん制効果を期待しやすい。反面、攻撃後の隙はかなり大きく、見た目通り上方向に対する攻撃判定が薄いためジャンプで避けられやすい。中距離以内の間合いで使用するにはリスクが高いので使うべき時と状況を間違えないようにしたい。
・B(長押し):百九式・黄泉払い
左右の腕を払って二つの炎を重ねるように放つ。空中では使用不可。
初段は発生はそこそこ早く、初段がヒットすれば続く二発目も確定でヒットする。総ダメージは優秀で攻撃範囲、及びリーチも悪くない。そのうえ上記の必殺ワザ"百八式・闇払い"と対照的に攻撃後の隙が少ないのも嬉しい。こちらは炎のサイズの関係で上方向に対してもある程度攻撃判定が出るのでジャンプで避けられ難いのもポイント。ただし、技の全体動作時間が長いせいで空振りしたりすると大きな反撃を受けやすいので乱用は禁物。
・横B:百弐拾七式・葵花
前方に踏み込みつつアッパー気味のパンチを繰り出す。追加入力で派生技に追加攻撃を使用可能。
初段は発生が非常に早いうえに踏み込みつつ攻撃を行うのでリーチもある程度長い。相手のちょっとした隙に叩き込んだり咄嗟の反撃などに便利。攻撃後の隙もかなり少なめで、空振りやガードされたとしてもまず反撃は受けない。その分ダメージは控えめで、この攻撃単発ではリターンが薄い。ヒット時は逃さず専用の派生技で追撃したい。
動作中にボタンの追加入力を行うと逆に腕でさらに踏み込みつつ初段と同様のアッパー気味のパンチを放つ。
性能的には初段とほぼ同様で、その隙の少なさから気軽に使用できる。また、初段を防がれた際にこの追加技を出すタイミングに変化をつければ相手の反撃を潰していくことも可能。勿論、この技を出さずに様子を見るなどの選択肢も加えればより高いかく乱効果が期待できる。攻め手を読まれないように柔軟に運用しよう。
二段目の攻撃の動作中に同様の追加入力を行うと、小さくジャンプしつつ両拳を振り下ろす攻撃が出せる。
上述の初段と二段目と比較して明らかにダメージが高いのが特徴で、ここまで決まればそれなりのダメージを奪える。この技自体のふっ飛ばし力もそこそこ優秀で、相手のダメージによっては充分決定打になり得る。発生が速く二段目からヒットさせやすいのも利点。ただし、攻撃後の隙はかなり大きいという欠点もあるので使用は慎重に。
・横B(スマッシュ):弐百拾弐式・琴月 陰
前方へ走り込み、他のキャラと間合いが近づくと肘打ちを繰り出す突進技。空中では使用不可。
肘打ちがヒットした場合に限り、相手を掴んで地面に叩きつけ爆破する追加攻撃に移行する。
発生と突進速度が優秀なうえ、突進距離も長いので中距離から不意打ち気味に使うとヒットさせやすい。爆破まで含めた総ダメージも高く、そのうえ爆破はふっ飛ばし力も強いのでリターンの面でも申し分ない。また、肘打ちに移行しなかった場合(空振りした場合)はその場で動作を停止するので隙が少ないのも特徴。ただし、走り込んでいる最中は基本的に無防備でリーチの長い攻撃などには弱い。また、ガードされた場合は相手とほぼ密着した状態で大きな隙を晒してしまうので非常に危険。あくまで奇襲用の技だと心得ておこう。
・上B:百式・鬼焼き
紫の炎を纏いつつ肘打ちを繰り出し、同時に飛び上がる。
出始めに非常に長い無敵時間が存在するのが大きな特徴で、発生も早い。また、合計で3ヒットする性質を持ち総ダメージが高いうえに最後の攻撃判定はふっ飛ばし力も優秀。無敵時間を活かして相手の攻めに対する強引な反撃や割り込みに使うのも有効。その威力の高さからヒット時のリターンが大きいのが嬉しい。このほか、技を出すと同時に前方に大きく踏み込むのでリーチも優れているのが心強い。そのうえ上方向に対する上昇力も高く、復帰技としても信頼が高い、高性能な技。とはいえ、技後はきっちりしりもち落下になる。体重の軽いこのキャラには大きな隙を見せることは危険なので下手に乱用は控えたよう。
・下B:血の暴走
「ごおぉぉぉぉああぁぁぁ!!」or「朽ち果てろ!!」
体を大きくのけ反らせ、天を仰いで絶叫する。
自分自身を強化するタイプの必殺ワザで、効果発動中は攻撃力、機動力、動作速度の三つが強化される。その強化幅は凄まじく、並みのキャラを凌駕するほどの性能を発揮することが可能になる。反面、同時に体重が激減するというリスクも付随してしまうため、ダメージが少しでもたまっていたり、敵の攻撃に晒されてしまうと危険。
何度でも使用することが可能だが、最初のポーズを終えるまでは効果が発揮されず、ポーズ自体の動作も長めなため迂闊に使用するのも危険が伴う。周囲をよく見て、安全な場合にのみ使っていこう。運用には高い技量を求められるが、使いこなせば戦力アップは間違いない。
・最後の切りふだ:禁千弐百拾壱式・八稚女
(発動)「遊びは終わりだ!」(ヒット)「泣け!叫べ!」(トドメ)「そして死ねぇ!」
その場で構えた後に前方へ突撃。
突撃がヒットすると相手をロック、連続攻撃を叩き込んで最後に両手で掴んだ相手を爆破する。
発生が早い上に突進速度も非常に速く、相手の小さな隙にもヒットさせていくことが可能。ダメージとふっ飛ばし力も最後のきりふだの中でも高い部類で、決定力は非常に高い。ただし、初段の突進距離がやや短めで間合いを見誤ると空振りしやすい点には注意がいる。また、一応攻撃範囲内に敵がいれば何人でもまとめて攻撃が出来るが、攻撃範囲自体が狭いので基本的に一人の相手を攻撃する技と割り切ろう。
・最後の切りふだ2:裏千弐拾九式・焔甌
「おおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ダメージが100%以上で使用可能。発動すると両手に炎を灯らせ絶叫しつつ前方へ飛びかかる。
移動中に他のキャラと接触するとそのキャラを鷲掴みにして地面へ叩きつけ、巨大な火柱を発生させ焼き尽くす。
発生が早いばかりか何より突進速度が異常に速く、つかみ技のためガード不可。これらの特徴から避けられにくい。威力の方も優秀で火柱を含めた際の攻撃範囲もそこそこ広いため、総合的な性能は高い。
因みに京にヒットさせた場合のみ「京ォォォ!」と絶叫するボイスが追加される。
・登場演出
ポケットに両手を突っ込んで佇んでいるがカウントダウンと同時に構える。「すぐ楽にしてやる…」or「俺を止める気か?…なら死ね…!」or「………」
(敵に京がいる場合)「なら燃え尽きろ。潔くな…」
・キャラ選択時のボイス
「少し遊んでやる…」
・被撃墜時
星になった時「このままでは終わらんぞおーーーーッ!!!」
・アピール
上アピール:相手を見くびるように嘲笑する。「俺が怖いのか?」
横アピール:掌に炎を生み出し、それを見つめて握りつぶす。「下らん…」
下アピール:画面手前に背を向けて前方を睨む。「さっさと来い」
・アピール(血の暴走発動中)
アピール(上横下共通):天を仰いで絶叫する。「ごおぉぉぉぉああぁぁぁ!!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:ポケットに両手を突っ込んだ状態で画面手前を見降ろす。「そのまま死ね…!」
勝利ポーズ2:画面手前に背を向けつつ、上空を指さす。「月を見る度思い出せ。八神の炎、蒼き戦慄を!」
勝利ポーズ3:うつむいたままで笑い始め、最後には額を手で押さえて空を仰ぐ。通称三段笑い。「フッフッフッ…ハッハッハッ…ハーッハッハッハッ!」
勝利ポーズ4:(敵に京がいた場合)勝利ポーズ3と同じように俯いたまま笑い始め、最後は体を大きく開いて上空に向かって絶叫する。「ククク…ハッハッハ、ハーハッハッハ、フゥーハッハッハッハ!」
勝利ポーズ5:(血の暴走発動中に勝利)画面手前を向いたまま天を仰いで絶叫する。「キョオォォォォォォウッッッ!!」
・特殊勝利台詞
(敵にレオナがいた場合)「血の呪縛を克服して手に入れたものがその弱さか。無様な!」
(敵にK´がいた場合)「消えろ…。貴様はそこにいるだけで俺を苛つかせる」
(敵にアッシュがいた場合)「貴様のその笑顔…焼き尽くさずにはいれらんな…」
(敵にテリーがいた場合)「俺の炎の前では狼も子犬同然だな。消し炭になる前に、尻尾を巻いて逃げるがいい!」
(敵にリョウがいた場合)「それが貴様にとっての極限というわけか?クククク…笑わせてくれたものだ」
(敵にリュウがいた場合)「真の格闘家…?貴様も奇麗事だけをならべる下衆か!」
(敵にケンがいた場合)「そんなに燃えたければ骨も残らず焼き尽くしてやる!」
(敵にベガがいた場合)「俺の力がどうかしたか?貴様に何も教えてやる義理はない!」
(敵に豪鬼がいた場合)「本気で殺しにこい!その分、俺も遠慮がいらぬというものだ!」
(敵に殺意の波動に目覚めたリュウがいた場合)「俺に挑んだからには、命などいらんはずだな!」
(敵に狂オシキ鬼がいた場合)「今すぐ失せろ!俺の…俺の血が目覚める前に!」
(敵に天龍がいた場合)「哀れな女だ…いたずらに俺に関わった貴様は今から本当の『恐怖』を知ることになる。…その命と引き換えにな!」
(敵に悪魔、魔族系のキャラがいた場合)「化け物なら間に合っている…。俺自身の中にな」

柴舟

KOF95にてミドルボスとして登場した草薙京の父親にして草薙流古武術の先代継承者、草薙柴舟(さいしゅう)が参戦。
ルガールに挑んで敗北し命を落としたが彼の手により復活。洗脳されKOFの参加者の前に人間兵器として立ちはだかった。
洗脳解除後もKOF98などで再登場しているが、後作品では京のアナザーキャラクターが多く登場しているためか出番は少なめ。
親父好きの渋いプレイヤーは、京のアナザーキャラとして使ってみよう。
(CV:新居利光or逆木圭一郎※キャラボイスチェンジシステムにより、声優の切り替えが可能。)

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
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草薙京(EX)と比べると必殺技や連続技がシンプルで使いやすい。ステータス的にはキャラの重さが(京より)重く、スピード&ジャンプ性能は低め。
・B:百八式・闇払い
「散れぃ!」
手を払うと共に、地面に地を這う火を走らせる飛び道具。京(EX)の横Bに相当する技だが、こちらは技後の隙が少なくなっている。
・横B:七百弐拾式・炎重
「うりゃ!ほぅりゃーっ!」
炎を纏った拳で払い上げ、横B追加入力でもう片方の腕で打つ打撃技。2段目(追加入力)はダウンを奪える。2段目よりも1段目の方が隙が大きいので、1段目を出したら出し切ってしまうほうがよい。
先端で相手の飛び道具を消せる効果付き(ただし狙いにくいのでシールドで防いだほうが良い)。
対空性能は上B「鬼焼き」に劣るが、こちらは様々な連続技の起点となるのが強み(状況にもよるが「炎重」「神懸」以外のほぼ全ての技に連携可能)。
・横B(スマッシュ):四百弐拾七式・神懸
大きくステップし、肩でぶつかった後に炎を纏った拳を打ち上げる突進技。「炎重」と違い単発技。
ファルコンナックルに近い動きだが、こちらは跳びはねてから打ち上げを放つため間合いによっては下段判定の攻撃を潜ってカウンターを取れる。
・上B:百式・鬼焼き
「ぬぅぅぅん!」
炎を纏いつつ肘打ち、同時に飛び上がる上昇系必殺技。京(EX)がアッパーカットであるのに対してこちらはエルボーの打ち上げに近い動作で、横方向の攻撃判定はわずかながら京(EX)のものに劣る。
ただしこちらは攻撃に移行するまでの無敵時間が長くなり、また密着して初段を当てた場合のふっ飛ばし能力がアップしている。相手のダメージ%が溜まっている場合は密着鬼焼きで星にすることも不可能では無い。
・下B:百拾式・鉈車
「ふっ!ほっ!はぁーっ!」
突きの後肩で相手を打ち上げつつ自らも跳び、上から浴びせるような蹴りで叩き落とす、京(EX)の下B「朧車」に類似した三段連続攻撃。
初段~二段が手と肩による攻撃の為判定が若干狭いが、三段目の蹴り落としで強制ダウン(空中ならメテオ)が取れるのが強み。
対空性能は低いので地上での連続技用に使おう。また技後にしりもちしないという性質を活かして復帰に使うのもよい。
・最後の切りふだ1:裏百八式・大蛇薙
「これで…終わりじゃぁぁっ!!」
炎を両掌の間に宿し、力を込めて前方を巨大な爆炎で薙ぎ払う。京(EX)の切りふだ同様攻撃判定は狭いが、柴舟の場合は強攻撃や「炎重」など様々な技から繋がるのが強み。
・最後の切りふだ2:千百弐拾七式・都牟刈
「覚悟!ほぉりゃぁー!!」
ダメージが100%以上で使用可能。ボディーブローから炎重の振り上げに繋げ、闇払いのモーションで巨大な火柱を前方に叩き付ける切りふだ。
ダメージ&スマッシュの中心となるのは火柱部分のため発生(ボディーブローの届かない中~遠距離)は大蛇薙に比べると遅いが、初段・二段が当たった場合火柱のヒットが確定となる。
攻撃範囲としては大蛇薙よりは上なので、ぶっぱ覚悟で遠距離の相手を火柱に巻き込む使い方もベストとは言えないが悪くも無い。
・登場演出
屈みつつ両掌の間に灯した炎を押し潰した後、構えを取る。「ふんっ!」
京(または京(EX))が相手の時は腕を組み、相手を嗜めるような台詞を言う「思い上がるなよ、京?」
・キャラ選択時のボイス
「おぬしらの拳には迷いが見えるぞ」
・アピール
上アピール:耳を穿り、耳垢を息で吹き飛ばす「ヌルいのぉ~!」
横アピール:登場演出と同じポーズ。両掌の間に炎を灯し、それを押し潰す。「ふんっ!」
下アピール:手前に背を向け、肩をぐりぐり回す「勝てると思うのか?ワシに…」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:着物の内側で腕を組み、顎に片手を当てるポーズ「ヌルいのぉ~!」or「火遊びは危険じゃぞ?」
勝利ポーズ2:腕を組み、笑う「はっはっはっ、熱かったか。すまんすまん」
勝利ポーズ3:着物の内側から胸をポリポリと掻く「ご苦労じゃったな!」

オメガルガール【ボス】

KOFシリーズから95・98・2002…のラストボス、オメガルガールがボスとして登場。
ルガール・バーンシュタインが機械化した肉体に八神庵などが持つ「オロチの血」の力を取り入れ強化を遂げた姿。
「98」をベースに「2002」の技を加えた性能を基準とする。

  • 台詞
    「フッフッフッ…さぁ見るがよい、我が力を」(登場時)
    「その力、私が取り込んでくれよう」(相手に庵、レオナ、ミズチがいる時)
  • グラビティスマッシュ(地上・空中)
    全身を球状のオーラで包んだ後、オーラの球を前方に飛ばす飛び道具。
    発生が遅く見てからでも余裕で対処できるが、球が飛ぶまではルガールをオーラがバリアのように包んでいる。
    バリアは相手の飛び込みに対しての対空性能を持つ上、全ての飛び道具を遮断する正に攻防一体の技。
    この技を出している間は攻めるだけ無駄なので、回避や防御に徹しよう。空中では滞空した後斜め下に球を放つ。
  • カイザーウェイブ
    両腕を広げた構えから前方に大型の気の波を飛ばす飛び道具。通常版では切り札だがオメガルガールは通常技として放ってくる。
    最後の切り札ほどでは無いとは言え威力は高く、発生も早いため近距離で出されると回避は難しい。
    出した後の硬直は長いので、近距離で防御or空撃ちを回避した後は反撃のチャンスが生まれる。
  • カイザーウェイブ(チャージ)
    カイザーウェイブの状態で力を溜め、前方に力を凝縮した気弾を放つ飛び道具。
    発生は遅く判定も通常カイザーウェイブより小さくなっているが、弾速が上がりシールド貫通性能が付与されている。
  • ダークジェノサイド
    三連続で弧を描くように蹴りを放つ、通常版「ジェノサイドカッター」の強化版。
    発生の早さもさることながら威力や無敵時間が格段に強化されており、ダメージ蓄積時に食らうと確実に星にされてしまう。
    こちらの飛び込みに対して的確に放ってくるため、オメガルガールに対して無駄な飛び込みはくれぐれも避けること。
  • ビースデストラクション
    横方向に踏み込みながら三連続で蹴りを放つ「地上版ダークジェノサイド」のような技。
    中距離程度の間合いを瞬時で詰める速度と攻撃判定の広さから、カイザーウェイブ同様接近戦で注意する技である。
  • ダークバリアー
    通常版ルガールと同じ技。通常版よりダメージ・持続時間が上昇しているが、やはり背後・上段に隙がある。
  • ギガンテックプレッシャー
    ダメージを有る程度与えると使用してくる。
    通常版の「ゴッドプレス」同様高速の体当たりを仕掛け、相手を掴むと引きずりつつ画面端で投げ捨てる。
    ダメージの高さや発生の早さも脅威だが、何より恐ろしいのは「画面端まで強制的に引きずって放り投げる」点であり、プレイヤーキャラの復帰性能が悪かったり蓄積ダメージ%が高いと復帰できずそのまま撃墜…ということにも繋がる。さらに通常版のゴッドプレスと異なりガード後に後方に跳ね返るので反撃を叩き込もうとするだけ無駄と思えばいい。
    中盤戦以降はこの技の発生に警戒すべきだろう。幸いビースデストラクションほど突進スピードは無いので、中距離ならギリギリジャンプでの回避はもちろん、無敵技のあるキャラならばそれによる迎撃も間に合う。
  • デストラクション・オメガ
    ダメージを有る程度与えると使用してくる打撃投げ技。
    近距離の相手を掴み(掴みだがシールドで防げる)、猛烈な乱舞を浴びせた後ジェノサイドカッターで上空に吹っ飛ばす。
    無防備に接近してくると狙ってくるが、逆にガードすると反撃のチャンスが生じるためあえてこの技を誘うのも有り。
  • カイザーフェニックス
    倒せる寸前までダメージを与えると一度だけ使用してくることがある隠し技。
    少しの溜めの後、カイザーウェイブやカイザーウェイブ(チャージ)を前方に連続で乱射する。
    判定の広い光波とシールド不可の球をランダムで織り交ぜて撃ってくるのが厄介だが、タイミングは一定なので上級者ならその場回避で全弾回避可能。

THE KING OF FIGHTERS '99

THE KING OF FIGHTERSシリーズからネスツ編主人公のK´(ケイダッシュ)が参戦。
秘密組織ネスツによって囚われ、肉体強化手術を施されその際に記憶を奪われる。過去の全てを失った後、ネスツを離反し自分自身の過去を秘密を解き明かすためにネスツとの戦いの渦へ身を投じた。
CV:松田估貴、川原慶久※
※キャラボイスチェンジシステムにより、声優の切り替えが可能。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

各種攻撃の内容こそスタンダードなものの、どの技も一癖あるため少々テクニカルな側面を持つオールラウンダー。
ネスツ編の主人公を務めただけあってそれなりにバランスの取れた性能を持つ。体重は平均より少々軽めだが、その分歩き、ダッシュ共に素早く軽快に動き回れる。ジャンプ力も優秀で、総合的な機動力は良好。一方、通常ワザは独特の挙動でクセのある攻撃が多いため、効果的に扱うのは難しい。必殺ワザも内容自体はオーソドックスだが、性能自体はややクセがあるため慣れないと動かしづらいと感じる面もあるだろう。
また、空中での落下速度が速いため復帰力に劣るという欠点がある。体重も決して重い訳ではないため素早い動きを活かして被弾を押さえた立ち回りを心がけた方が無難。使いこなすのは難しいじゃじゃ馬だが、それさえできれば主人公らしいバランスの高さでどんな相手とも互角以上に戦えるだろう。
・B:アイントリガー
右腕を振り上げ、目の前に炎の塊を発生させる。追加入力で派生技に移行可能。
射程の短い飛び道具のような技で、発生が早く後隙もさほど大きくはないため気軽に使っていける。反面、ダメージが低いうえにふっ飛ばし力も一定のため決定打にはなり得ない。下記の派生技を使い分けて相手を翻弄していこう。もちろん、派生技を出さないて相手の様子を窺うのも有効。相手に攻め手を読まれないように使っていこう。
・(アイントリガー中)A:セカンドシュート
目の前の炎を蹴りで前方へ弾き飛ばす飛び道具。
発生が早く後隙も少ないなどこの技単体の性能は優秀だが、上記の"アイントリガー"経由でないと出せないため、全体動作が長くなりがち。近距離で読まれて緊急回避などで回避されると危険なので使う間合いは慎重に選ぼう。射程や弾速、ダメージといった飛び道具としての性能はバランスよくまとまっているため、その点は信頼できる。
・(アイントリガー中)B:セカンドシェル
足を垂直に振り上げて目の前の炎を蹴り上げる。
やはり発生が早く、後隙も小さい。正面に対するリーチは短いものの、蹴り上げて舞い上がった炎にも攻撃判定があるため斜め上方向に対してかなりの攻撃範囲を誇る。上記の"セカンドシュート"をジャンプで避けて近づこうとする相手に対して有効。技の動作自体も素早いため、空振りしても反撃を受けにくいのも魅力。
・B(空中):エアトリガー
足を振り上げて斜め下へ炎を飛ばす。
ダメージは並程度だが、発生が早い上に弾速や射程といった性能も悪くない。その性質からけん制手段として使いやすいが、技後の硬直中に着地した場合はそれなりに大きめの隙が生まれるため、その点だけ気をつけて使おう。
・横B:ミニッツスパイク
前方目がけて勢いよく飛び蹴りを繰り出す。
発生は若干遅いが突進速度は優秀。突進距離は少し短く見た目ほどのダメージとふっ飛ばし力もないものの、技後の硬直も少なめなので相手との間合いを選べば奇襲攻撃として有用。強引な接近手段としても活用できる。スマッシュ入力した場合は突進距離とダメージ、ふっ飛ばし力が増加するため、相手の思わぬ間合いから攻撃を当てられる。反面後隙も大きく増すため、空振りしたりガードされると死を見ることも。
空中で使用した場合、入力方法に関わらず地上版より発生が速くなるが、その代償にダメージとふっ飛ばし力も低下する。技後はしりもち落下になるものの、大きく横に移動できるため復帰手段として使うことも一応可能。
・上B:クロウバイツ
右手から炎を噴出させつつアッパーを繰り出し飛び上がる。追加入力で派生技に移行可能。
発生は多少遅いものの攻撃が出た後まで必殺ワザとしては非常に長い無敵時間が続くため、乱戦からの脱出手段として頼りになる。多段ヒット技でヒット数自体は少ないものの、一発あたりのダメージが大きいため全段ヒットさせた際の威力も魅力的。また、攻撃時に大きく踏み込むおかげで横へのリーチが長いのも嬉しい。とはいえ技後はきちんとしりもち落下になるうえにかなりの高度まで飛び出すため、空振りもしくは防がれると最大級の反撃を被る。
空中で使用した場合、上記の"ミニッツスパイク"同様に発生が速くなるが代償に単発ヒット技になり総合的な威力も下がる。復帰の際にも使っていくことになるが、地上版よりも上昇高度も低下してしまうのが惜しいところ。
地上で使用した場合のみ動作中にBボタンで"エアスパイク"に派生。振り上げた足を振り下ろすキックを繰り出す。
リーチは短いが発生は抜群に速いため、上記の"クロウバイツ"ヒット時はこの技もほぼ確実にヒットさせられる。ダメージとふっ飛ばし力もそこそこ優秀で、メテオワザになっている点も特徴。クロウバイツからまとめてヒットさせればかなりのダメージが奪えるが、やはり技後はしりもち落下になる。
・下B:ブラックアウト
前方に向かってスライディングのような姿勢で移動する。空中では使用不可。
ダメージを与える技ではないものの、移動中は完全に無敵なうえに移動速度自体も優秀な移動技となっている。技後の硬直も極めて少ないほか、技を出す際にボタンを押した長さによって移動距離が変化する性質がある。そのため、移動距離を自在に調節できるようになれば接近手段やかく乱など様々な使い方が望める技となっている。唯一の欠点として移動に移るまでに一瞬の間があることと空中では使用できない点だけ忘れないで活用していこう。
・最後の切りふだ:ヒートドライブ
前方に炎を宿した右拳を突き出して突撃する最後の切りふだ。
攻撃範囲は狭いが前方に敵が並んでいればまとめてふっ飛ばせる。単発技なのでふっ飛ばし力も高い。発生速度も優秀。突進距離もそこそこで、間合いを間違えるようなことさえなければヒットさせやすいだろう。
・最後の切りふだ2:チェーンドライブ
ダメージが80%以上の状態で使用可能。前方にサングラスを投げつけ、ヒットすると相手をロックしてブラックアウトで接近し、連続攻撃を決めた挙句ワンインチでフィニッシュする乱舞技。
サングラスは飛び道具扱いで弾速は高速なので決めやすい上、通常の飛び道具を貫通するが、サングラスをジャンプなどで回避されるとサングラスが消滅するまで動けないので相手の隙を見つけてから決めるのが理想的。
・最後の切りふだ3:ハイパーチェーンドライブ
ダメージが150%以上の状態で使用可能。その場で右拳を地面に叩きつけ、自分を中心に巨大な火柱を発生させる。
発生が早くダメージとふっ飛ばし力も一級品。横への攻撃範囲は狭めだが、上方向への攻撃範囲は非常に広い。落差のあるステージでは非常に有効だが、終点のようなステージでは少し使いづらいかもしれない。
・登場演出
サングラスを外して胸ポケットにしまう。「来な」or「まとめて片づけてやる」or「フン…」
(敵に京がいる場合)「てめぇの面見てるとムカつくんだよ」
(敵に庵がいる場合)「やる気か?てめぇ…」
・キャラ選択時のボイス
「俺一人で、十分だ」
・アピール
上アピール:両手を腰のあたりに当てて前方を見据える。「アンタじゃ役不足だぜ」
横アピール:だらりと無防備に両腕を垂らして前方を見据える。「ナメんじゃねぇぞ、テメェ」
下アピール:右腕に炎を灯し、それを握り潰す。「もうウンザリなんだよ」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:背中を向けつつ視線だけ画面手前へ向ける。「どいつも、こいつも…」
勝利ポーズ2:親指で首をかっきる動作の後に画面手前にサムダウン。「俺にさわんじゃねぇ」
勝利ポーズ3:サングラスを取りだしてかけ、ため息をつく。「言ったはずだぜ。俺一人で十分だ、とな」
勝利ポーズ4:(最後の切りふだ2で勝利)炎が噴き出したままの右腕を抑えて肩で息をする。「チッ…」
・特殊勝利台詞
(敵に京がいた場合)「千八百年の歴史だと?骨董品ならケースに入れて飾っとけよ!」
(敵に庵がいた場合)「拍子抜けだぜ…」
(敵にアッシュがいた場合)「世の中ウザってェ連中は多いが…中でもテメェが一番ウゼェぜ…」

クリザリッド

KOF99のラストボスとして登場したネスツ幹部・クリザリッドが参戦。
格闘家のデータ収集の為開催されたKOFの最後の相手としてネスツより送られるが、用済みとなった時点で上司(クローンゼロ)に裏切られ始末されてしまった。
その後オリジナルのゼロに回収され蘇生、彼の部下として2001で再登場する。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

「収集した戦闘データを、バトルスーツから肉体にフィードバックして闘う」という変わった戦闘スタイルを持つ。草薙京やK’同様炎を操ることもできる。
99のボスで登場したときは判定や連携能力に優れた通常技や凶悪な性能の必殺技で猛威を振るったが、さすがにここではそれほどの強さは出すことができなくなっている。
・横スマッシュ:モーメント・ペネトレイション
掌底で攻撃する。「デスペレイト・モーメント」で相手を掴んで投げた直後にAでも発動できる(スマッシュ入力不要)
・上スマッシュ:リーサル・インパクト
カカトを振り上げ落とす。振り上げ時に相手ダメージ%が一定値以下の場合、そのまま相手を足で吊り上げ叩き付ける投げ技に移行する。
・B:テュホン・レイジ
内回し蹴りのようなモーションと同時に巨大な竜巻を放つ飛び道具。
蹴りそのものにもダメージがあり、放つ竜巻はクリザリッドから少し離れた距離まで攻撃判定を残したまま「当たり判定のある壁」として停滞する性質を持つ。
更に竜巻は相手の飛び道具を掻き消す性質も持つので、遠距離飛び道具牽制のバリアとしても有効。
KOFにおいては竜巻を当てる→相手ダウン→起き上がりに竜巻を当てる…といったことも可能だったが、受身(受身移動)が可能なスマブラでは不可能。
・上B:ライジング・ダークムーン
飛び上がり、腕を振り上げて三日月のように手刀で切り捨てる。攻撃は3ヒットする。
発動時に無敵時間があり判定も強い為、空中に居る相手に出した場合はまずこちらが打ち勝つことができる。降下中は尻餅かつ無防備になる。
・横B:デスペレイト・モーメント
地上を滑るように前方へ高速で突進、食らった相手を掴んでその後ろに回って一定時間無防備にさせる特殊な投げ技。
引きずった無防備になった相手には必殺技および横スマッシュで追撃が可能(成立後硬直が発生し、弱~強攻撃などには繋げられない)。
・下B:エンド・オブ・ヘブン
コマンド成立後B押しっぱなしで力を溜めた後、Bを離す事で体から炎を起こし周囲の相手を吹き飛ばす技。
初期状態では自分の体を小さな炎に纏う程度だが、一定時間溜めると自分を中心に火柱が起きるほど技威力がアップする。
更に威力を溜めると、「火柱を放ち、相手がヒットすると打ち上げて炎を纏ったチョップで追撃する」という技に変わる。
・下B(MAX):エンド・オブ・エデン
下Bの溜めが最大状態になるとこちらの技に移行する。火柱を発生させ、相手が当たるとクリザリッドが全身を炎に纏い突進、触れた相手を火に包み吹き飛ばす。
クリザリッドの技の中では(切りふださえも凌ぎ)最高威力だが、溜め時間が長くチャージ維持もできないので実戦ではまず出せないだろう(少なくともホームランコンテストの制限時間内では発動不可)。
・最後の切りふだ:デスペレイト・オーバードライブ
発動すると一瞬構えてから前方へ一直線に突進、ヒットした相手をロックして拳の乱打を浴びせ、とどめに炎を纏ったもろ手突きでふっ飛ばす乱舞系切りふだ。
単体では地味に見えるが、クリザリッドの場合は「横B→B(切りふだ発動)」が連続技になるのが脅威。
普通に放っても回避されそうな相手の場合、対象が一人になってもいいから確実に当てたい場合は迷わずデスペレイト・モーメントから繋ごう。
・登場演出
纏っていたコートを炎で燃やし、バトルスーツの姿を現す「目に焼き付けて、死ぬがいい…」
(敵にK´がいた場合)「クローン風情が…!!」
・キャラ選択時のボイス
「新しい時代が始まる。我々の手によって!!」
・アピール
上アピール:ニュートラルポーズのまま、目を光らせる
横アピール:手に炎を浮かべる
下アピール:静かに笑う
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:画面手前に背を向け、手を握ったり放したりする「こんなモノで勝てるのか…」
勝利ポーズ2:横アピール同様炎を浮かべるが、それを握りつぶす
勝利ポーズ3:登場演出時に纏っていたコート姿で現れる「進歩のない者たちだ…」
・特殊勝利台詞
(敵にK´がいた場合)「クローン風情にしてはよくやったと言っておこう」
(敵にゼロ(KOF)がいた場合)「あの時と立場が入れ替わったな。みじめに死んでいく気分はどうだ?」

THE KING OF FIGHTERS 2000

クーラ

KOF2000でミドルボス(乱入キャラクター)として初登場したネスツ組織の強化改造人間・クーラが参戦。フルネームはクーラ=ダイヤモンド。
空気中の水分を凍らせる能力「アンチK´アーツ」を使い、当初はネスツによりK´と敵対させられていたがネスツ崩壊後は和解、共にチームを組んで以降のKOFに参加したこともある。
改造手術の影響か、14歳という年齢に比べて精神がやや幼い一面を持つ。(CV:かかずゆみ)

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

通常技はK´(ケイダッシュ)とほぼ同じ動作で、体格差のためかパワーとリーチの面でそれぞれ劣るものの使い勝手の良さは変わらない。また相手の動きを止める冷却攻撃は連続技に繋ぎ易く、また反撃も防げるため初心者でも比較的楽にラッシュをかけることができる。
ステータス的にはK´を更に極端にした性能(キャラ重さが更に軽くなり、代わりにスピードがアップ)となっている。打たれ弱さをスピードと特殊な必殺技性能で補うタイプと言える。一部使用技、および演出では彼女の保護者であるネスツ幹部・ダイアナが現れる。
・B(地上):ダイヤモンドブレス
片手を添えた口から前方斜め下に氷の息を吹きかける。Bを長押しするかしないかで技性能が大きく変わり、長押しは「発生が遅くなる代わりにダメージ上昇&ヒット効果のけぞり+小時間行動不能」しない場合は「発生が早くヒット効果が浮かせ」にそれぞれ変化する。
短時間(長押ししない)の場合は強攻撃や上B、長押しの場合は相手の動きを封じられるので遠距離攻撃を含むより多くの攻撃で追撃できる(B長押し→B短時間という連続技も可能)。
・B(空中):ダイアモンドシュート
空中で一瞬制止しつつ足を回転させ氷の結晶状の飛び道具を飛ばす。ダイヤモンドブレスより射程が長く、主に遠距離牽制で使える。
空中で制止する性質を利用しジャンプブレーキに使うこともできる(しりもちにならないので、空中ジャンプをしていない場合は更にジャンプが可能)。
・横B:レイ・スピン(スタンド/シット)
小さく跳ね、フィギュアスケートのようにスピンしながら回し蹴りを放つ突進技。K´の横B「ミニッツスパイク」と比べると移動距離は格段に短くなっているが横方向への判定の強さは変わらない。回転中に追加コマンドを入力することで「スタンド(横A)」「シット(横B)」の2種の技に派生することができる。
横A(スタンド)は上Aと同じ開脚蹴りの態勢で氷の矢を蹴り出し、横B(シット)は地面を凍らせつつスライディングで蹴り込む「スライダーシュート」で追撃する。スタンドは単発だが相手にシールドで防がれても隙が無く、シットは相手を浮かせるため連続技に繋げられるがシールドで防がれると隙が生じるという特徴をそれぞれ持つ。
レイ・スピン単体での攻撃力(ふっとばし力)はそこそこなので、スマッシュしたい場合はスタンド、連携したい場合はシットと使い分けるといいだろう。
・上B:クロウバイツ(空中:エアスピン)
屈みから氷を拳に纏わせ、肘でのエルボーから氷を広げるように飛び上がってアッパーを放ち、胴での体当たりに繋げる対空技。
K´の使う者と同名類似性質の技であるが、こちらはK´のように追加攻撃ができない代わりに無敵時間がK´より増えているため、シンプルで使いやすい対空技になっている。
とは言え空振りすると隙だらけな弱点はK´と変わりないので、対空に使う場合は相手をひきつける、「レイ・スピン(シット)」から繋げるなど工夫して使う必要がある。
・下B:カウンターシェル
冷気を纏った手を振り下ろしてビンタを放つ。ヒットした場合相手から必ずダウンを奪え、空中ならメテオも可能。
相手の飛び道具が手に当たるとそれを掻き消した上で氷の塊を蹴り飛ばす技に自動で派生する(モーションは「レイ・スピン(スタンド)」と同じ)。
発射した氷塊のスピードはクーラの飛び道具の中では最速なので、中~近距離からの牽制で打たれた飛び道具なら反撃すらさせず相手にぶつけ返すことが可能。
発生が早く上方向への攻撃判定があるため、状況にもよるが上B「クロウバイツ」の代用としても機能する。
・最後の切りふだ1:ダイアモンドエッジ
「行くよ!おっきいの!」
地面に手を突き、少し離れた前方から氷の氷柱を連続で生やして攻撃する切りふだ。
氷柱はクーラの眼前から奥まで順に生えていくため、横方向への攻撃判定は広い。反面上方向への攻撃性能は乏しく、対空としては使えるものの段差で上に逃げられるとまず届かない。
確実にヒットさせたい場合は近距離まで相手をひきつけてから発動する方が無難だろう。
・最後の切りふだ2:フリーズエクスキュージョン
「本当に知らないよ…」
ダメージ100%以上はこちらの切りふだになる。
発動するとダイアナが前方に高速で突進しヒットした相手を上空に打ち上げる。その後クーラが両手を広げて冷凍能力を最大限に発揮することで瞬間的に猛烈な吹雪を起こし、宙に浮いた相手を攻撃しふっ飛ばす。高速突進を起点とした乱舞技(のような)切りふだになっており、突進が誰にもヒットしなかった場合は吹雪を発生させない。
横方向への判定と攻撃速度はダイヤモンドエッジ以上だが、縦方向への当たりにくさは変わらない。相手と横並びになるよう調節して叩き込もう。
・登場演出
クーラが上着を纏った状態でダイアナと共に立っており、ダイアナが上着を預かるとクーラが戦闘態勢に移行する。
相手に特定のキャラクターが居る時はクーラ単独で登場する。
(台詞)ダイアナ「いつも通りにね」クーラ「分かってる」
(相手に炎使いのキャラクターが居る時)「火はキライ…あついから」
・キャラ選択時のボイス
「クーラ…頑張る」
・アピール
上アピール:欠伸をする「ふぁ~ぁ!」
横アピール:ペロペロキャンディーを取り出し舐める「つまんな~い!」
下アピール:手の上に氷の結晶(または小さい雪ダルマ)を浮かべる「カッチカチ♪」or「雪ダルマだよ!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:手を上に上げて伸びのポーズをした後、両掌を手前に向けてポーズ「ん~……バイバイ!」 or「こんな感じかな?」
勝利ポーズ2:ネスツ幹部・ダイアナが現れクーラを抱き抱える。クーラ「わぁ!」ダイアナ「ほーら、良い子だ」クーラ「ううぅん♪」
勝利ポーズ3:携帯電話を取り出し報告を入れる。「ちゃんと勝ったよ~!何かごほうび無い?」
・特殊勝利台詞
(相手に京or京(EX)がいる時):「クーラ、炎はキライだけど…あなたの炎は、K´のにちょっと似てる気がする…」
(相手にK´が居る時):「K´、手加減してくれたんでしょ?ウソついたって、クーラにはちゃんと判ってるんだから♪」
(相手にK9999が居る時):「あいつ、体壊れてるみたい…直してもらったらいいのにね!」
(相手にアッシュがいる時):「クーラ、この人の炎も嫌いだけど…淋しいのかなぁ?何となく、そういうの感じるよ…」
(相手にテリーがいる時):「あなたの技、たくさん見たから当たらないよ!有名人ってこういう時にたいへんだよね!」
(相手にキムがいる時):「えとね、んとね……んー?ごめん!クーラ、あなたが何言ってるか判んない!」
(相手にライデンがいる時):「すっごーい!ぼよんぼよ~ん!そのおなか、中に何が入ってるの?」

ゼロ(KOF)

KOF2000ラストボスとして登場したネスツ幹部・ゼロが参戦。
ネスツの上級幹部として登場したが、その正体はクローンの一人に過ぎなかった(そのため、「クローンゼロ」と呼ばれることもある)
「北斗の拳」の羅将ハンに技名と外見が酷似しており、通称「チョビ髭の人」と呼ばれている(KOFクリザリッドのプロフィールより)。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

カッターを仕込んだスカートをあしらった特殊戦闘服を用いた攻撃で戦う。
斬り裂き攻撃は攻撃判定が広く適当に出しているだけでも相手を追い詰められるが、その代償としてクローンゼロ本体の動きは鈍めに設定されている。
そのため強制スクロールステージでの戦いやアイテム拾いを重要視した戦い、自身の切り返し能力を上回るほどの手数で押し切られると苦戦しやすい。位置取りが重要なキャラクターと言える。
・上スマッシュ:斬風燕破・殺魔(ほぼ真上方向に斬風燕破を放つ)
・B:斬風燕破・叛鏡
刃を仕込んだスカートを振り斜め上を斬り裂く。連続ヒットする上にスマッシュできなくても強制ダウンを取れるという打撃技として非常に優秀な技。
前方からの飛び道具を返すことができるが、飛び道具を返した場合スカートの攻撃判定が消失するという欠点もある。
・上B:斬風燕破・鳳牙(スマッシュ入力:斬風燕破・翔覇)
スカートを扇状に広げ円を描きながら上昇し切り刻む技。攻撃判定が非常に広く、余程のことが無ければ相手の攻撃に打ち負ける事も無い優秀な無敵対空技。
とは言え完全に空中に浮かび上がってから落下するまでは完全に無防備なので、無暗に連発すると相手に読まれ技後の隙を付かれやすい。
上スマッシュ入力で"斬風燕破・翔覇"に変化し、横方向の飛距離と上昇距離が伸びる。
・横B:疾火煌陣
棒立ちになった状態で足元に影を走らせ、相手の足元を捕らえると拘束してクローンゼロ本体が突きや蹴りの乱打でふっ飛ばす打撃投げ。
見た目に反し、影を伸ばしている間は上半身が完全無敵となるのでその場回避代わりに使っても良い技。ただし威力はB・上Bと比べると低め。
・下B:魔舞紅躁
クローンゼロがその場に跪くようなポーズを取る。この時相手が近くに居るとクローンゼロがオーラのようなものを相手に流し込み、吹っ飛ばす。
やや特殊な形式の投げ技で、相手が近くにさえいればシールドと回避を無効にして食らわせることが出来る。ダメージはクローンゼロの技の中では最も低い。
・最後の切りふだ:白羅滅精
クローンゼロが屈みこみ地面に拳を打つと、クローンゼロを中心にブラックホールが広がり、周囲の相手を吸い寄せつつホール中心部に接触した相手を弾き飛ばす。
ただの攻撃フィールドを張る技と異なり、遠くに居る相手も吸い寄せつつ攻撃できる攻撃範囲に優れた技。場所を選ばず使えるのでスマッシュボールを取ったら積極的に狙っていきたい。
・登場演出
拳を鳴らす「こういう時間は楽しいものだな…」
(敵にK´、K9999がいた場合)「裏切り者め…!! 」
・キャラ選択時のボイス
「敵の数か…百人から先は覚えていない! 」
・アピール
上アピール:ニュートラルポーズのまま、歯を輝かせる。
横アピール:戦闘服のスカートを動かす。
下アピール:笑いながら相手を手招き「フッフッフッフッ」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:両腕を広げた構えで正面を向いて立った後、握り拳を作る「ゼロを超えるものは…ゼロしか居ない」
勝利ポーズ2:腕を組み手前に背を向ける(斬風燕破・翔覇の終わり際と同じポーズ)「天の光は全て星…だがいずれそこに私の名が燦然と輝くだろう!」
勝利ポーズ3:戦闘服のボタンを押すと、肩から肩掛けマントが飛び出しそれを纏う「すべての始まりを意味する絶対的な存在…それがゼロだ!」
・特殊勝利台詞
(敵にK´がいた場合)「ゴミのように死んでいけ!裏切り者には似合いの末路だ! 」
(敵にK9999がいた場合)「出来損ないめ。我が野望の糧となって朽ちるがいい」

THE KING OF FIGHTERS 2001

K9999

THE KING OF FIGHTERSシリーズからK9999(ケイフォーナイン)が参戦。
ネスツが生み出した草薙京の9999体目のクローン。しかし度重なるクローニングにより細胞の劣化が著しく、京本人とは似ても似つかない存在となった。自在に変形させられる異形の右腕を持つが、その力は不安定で非常に危うい。
初めて登場したKOF2001ではそのあまりのキャラクター性から様々な場所から様々な意見が殺到したキャラ。いわゆる"大人の事情"で原作シリーズでの再登場は絶望的だが、未だに根強い支持があるキャラなのも事実なのでスマブラならば…?

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

強力な性能だが独特な使い勝手を持った通常ワザと必殺ワザを揃える、パワー重視のテクニカルキャラクター。
強化人間(ブーステッドマン)という設定を持つためか、細見且つ小柄な体格を持ちながら通常ワザと必殺ワザのどちらも攻撃力やふっ飛ばし力に大きく優れるのが最大の長所。その通常ワザは己の五体を駆使した技のほか、カスタムグローブに包まれた右腕をドリルなどに変形させるという攻撃もあり、そういった技はリーチにも優れる。このほかダッシュの速度が非常に速く、中距離から相手の意表を突いた接近がしやすいのも特徴。
反面、その体格の故か体重は最低クラスとなっている。加えてジャンプ力が低いうえに上昇下降の速度も速めなため、復帰力にも期待できず明らかに打たれ弱い。またダッシュの速度に反して歩きの速度も極めて遅く、細かい距離調節は不得手。なにより各種攻撃の動作や性能に異常に強いクセがあるせいで使いこなすのは容易ではない。
・B:あっちへいってろォ!
腕を振り上げ地を這う衝撃波を飛ばす。
発生がそこそこ速いうえに多段ヒットで総ダメージに優れるが、射程距離が短く中距離以上の相手には機能しない。
・横B:割れろォ!
身を屈めつつ両腕を振り下ろし、目の前に炎を発生させる。
発生は遅いがダメージとふっ飛ばし力に優れる。また、後隙が少ないうえに炎は短い間だがその場に残り続けるので身を守る盾のように使うことも可能。このほか斜め上方向に対する攻撃範囲が広い上出だしに上半身無敵があるので対空気味に使っていくのもアリ。
・上B:砕けろォ!
前方に低い軌道で飛び掛かりつつ腕を振り抜いて炎を発生させる。
発生は遅いがダメージとふっ飛ばし力に優れるうえに後隙も少ないなど優秀な性能を持つ突進技。攻撃判定が強いので敵の攻撃との競り合いに強いのも魅力。その性能から接近手段として使うのも良い。復帰の際にも使っていくことになるが、その場合は縦方向に対する上昇力がまるで無いのが痛いところ。また、空中で使用した場合は技後にしりもち落下になる。
・下B:月…
「ガァーキィードォーモォー!!」
身を屈めつつ自分の周囲に円形の衝撃波を発生させる。空中では使用不可。因みに原作では超必殺技扱いの技。
発生こそ遅いものの攻撃判定が出るまで長い無敵時間が続くうえ、自分の周囲全体を攻撃できるため乱戦における攻撃手段として非常に優秀。ダメージとふっ飛ばし力も極めて高く、上手くやればまとめて敵の頭数を減らせることも。一方で攻撃後の隙も異常なほど大きく、下手なふらふら状態ほどの硬直が生じる。その発生の遅さと相まって使いどころが難しい技だが、ロマン技としてはこの上ない性能と言える。
・最後の切りふだ:力が…勝手に…ぅわあああ!!
力を制御できずに暴走し、歪に膨張した右腕を前方へ突き出す。
発生が速いうえに巨大化した右腕はかなりのリーチを誇り、弾速に優れたビーム照射系の攻撃と似たような感覚で使える技。ダメージとふっ飛ばし力も優秀で、右腕は地形を貫通する効果もあるので離れた相手にも当てやすい。総じて優秀な最後の切りふだだが、技後はK9999が右腕を押さえて苦しむ動作が入るせいで隙がかなり大きいという思わぬ欠点もある。
・最後の切りふだ2:これは、まるで…!!
自身のダメージが250%以上で使用可能。その場から軽く宇宙に浮きつつうずくまる様に体を折り曲げる。
次の瞬間、画面全体に白い光を浴びせる技で、その見た目通り攻撃判定が画面全体に発生する。ヒット数が多いうえにダメージも異様に大きく、ガードされても問答無用でシールドブレイクまで持っていく。さらには攻撃の終わり際に強力なふっ飛ばし力も発生するせいでそのまま相手を葬り去ることも多々。まともな回避方法はほぼ無いようなインチキ臭い技だが、体重が最低クラスのK9999にとって使用条件が極めて厳しく実戦ではロマン技に扱われがち。
・登場演出
ジャケットを着た状態から腕を振り抜き、戦闘服へ一瞬で移行する。「よっ、と…」
・キャラ選択時のボイス
「ガッカリさせるなよ」
・被撃墜時
(星にされた時)「ちゃんと痛ぇじゃねぇかよぉぉぉぉぉ…!!!」
・アピール
上アピール:いきなりマントを羽織って片手を掲げる。「来てみろよ…ハエども」
横アピール:左拳を握りしめて軽く掲げる。「ブチ殺してやるぜぇ!」
下アピール:右腕を掲げて拳を握りしめる。「さて、どうする」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:髪が白くなった状態でマントを羽織って上空を見上げる。「風が出てきたな…」
勝利ポーズ2:己の両手を見つめつつ愉快そうに笑う。「これが、俺の力なのか…ハーハッハッハッハッ!」
勝利ポーズ3:膨張気味の右腕を押さえて画面手前を見据える。「フゥゥ…フゥゥ…ちっ、力があふれて抑えきれねぇ…」

ゼロ(オリジナル)【ボス】

KOF2001ミドルボスとして登場したネスツ幹部・ゼロ(オリジナル)がボスとして登場。
2000で死亡したクローンゼロのオリジナルにあたる存在であり、真のネスツ幹部として君臨する白髪の男。
ゼロ(クローンゼロ)より各能力が強化されており、また同じくネスツのメンバー(協力者)であるグルガン・クリザリッド・龍(ロン)の3体を仲間として呼び出して援護させる。

※使用技
・斬風燕破(殺魔/叛鏡/鳳牙)
刃を仕込んだスカートを振り回して相手を切り刻む。殺魔は上方向、叛鏡は斜め上、鳳牙は前方を攻撃する。
殺魔と叛鏡は飛び道具に触れると反射する効果付きで、クローンゼロと異なり攻撃判定を維持したまま跳ね返すことができ、完全な攻防一体の技となっている。
・ストライカー(グルガン)
ゼロの背後からライオンのグルガンを飛び掛らせ爪で攻撃させるアシスト技。ヒットすると浮かされてしまうので、斬風燕破による追撃を食らいやすい。
・ストライカー(龍)
プレイヤー一体の足元から仲間の龍(ロン)が現れ、両手による突きを放つアシスト技。ヒットすると横方向に吹っ飛ばされ、シールド防御した場合は崩されて隙を生じさせてしまう。
下記の白羅滅精につなげられると大ダメージの元になってしまうので、いつ呼び出されても回避できるよう自分の近辺に警戒を払っておこう。
・ストライカー(クリザリッド)
ネスツ幹部のクリザリッドを呼び出し、竜巻を生じる蹴り「テュホン・レイジ」で援護させる。
3つのアシスト技の中では発生が最も早く、警戒していても回避は間に合わないことが多い。素直にシールドで防ごう。
・白羅滅精
クローンゼロが切りふだとして使っていた技。手を広げると、ゼロを中心にブラックホールが広がり近付いた相手を吹き飛ばす。
スマッシュボールも関係無く連発してくる上、技発動中はゼロ本体は無敵という非常に厄介な技。幸い原作と違い全画面攻撃で無いため、全力で間合いを取れば回避はできる。
・獄鎖斬陣
ゼロのHPをある程度削ると使用してくる、斬風燕破を三連続(殺魔→鳳牙→翔覇)で放つ連続技。威力もシールド破壊能力も高く、こちらのダメージ%が蓄積時にクリーンヒットすると高確率で星にされてしまう。

イグニス【ボス】

KOFシリーズから2001のラストボスにしてネスツ編の真の黒幕、イグニスがボスとして登場。
「KOFで優勝した最強の戦士と戦って勝つ」ことで最強の存在となり、世界を統べる神として地上に君臨する事を企む。
擬似生命体を仕込んだ衣服を自在に操る超能力のような格闘技「音巣対流拳(ネスツリュウケン)」の使い手であり、凄まじい破壊力を誇る。

  • 台詞
    「ネスツ闇の支配者、我こそ最強…見事越えて見せよ!」(登場時)
    「選ばれし宿命の落とし子よ、今ここに力を示せ」(相手にK'がいる時)
  • チェーンブレイド・トランスアキシャルスライス
    前方に金属のワイヤーを伸ばし、前方を薙ぎ払う。
  • チェーンブレイド・サジタルエッジスライス
    対空技。弧を描くようにワイヤーを振り触れた相手を上空に吹っ飛ばす。
  • ディバインアロー(エア/グランド)
    手から光の弾を放つ飛び道具。エアは単発だが飛距離が長く、中段位置を飛ぶ。
    グランドは射程は短いが連続ヒットし、下段を攻撃する。
  • ネガ・ジェネシス
    前方にマントを盾のように広げる。近くにいる相手を吹っ飛ばせる他、飛び道具を打ち返すこともできる。
  • ヴォイドジェノサイド
    ルガールのダークバリアーのようにシールドを張る。相手がシールドに触れると横方向に吹っ飛ばす。
    ダークバリアーと異なり、飛び道具は防げない。
  • イーディアンブレイド
    前方にエネルギーを叩き付けることにより、前方に光の柱を連続で発生させる。
    発生・弾速共に優れた厄介な技だが、近距離で回り込めば回避は可能。
  • ケイオスタイド
    ディバインアロー・グランドの強化版。中段~下段判定の光の閃光を4つ同時に放つ。
  • ブルータル・ゴッド・プロジェクト
    倒す寸前まで追い詰めると使用してくる。
    突進し相手を掴むと、チェーンブレイドからマントを変形させた槍で連続で突き、最後に掌からの閃光で焼き尽くす。
    台詞:「舞え…」「望み通り、天から墜ちよ!!」

THE KING OF FIGHTERS 2002

KUSANAGI

京のアナザーキャラクター、KUSANAGIが参戦。「2002」でネスツの作ったクローンの1人として初登場(「クローン京」名義)し、翌年の「2003」では神楽マキが能力で創り出した幻影という設定で登場している(CV:岩田光央)

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

基本性能・通常技は京(EX)から変化無し。しかしスマブラオリジナル要素として、他のクローン(京-1or京-2)を呼び出して攻撃する技を実装させてある。
原作KOFにおけるストライカーシステムのように利用することで、オリジナル京とは一味違う攻め方ができるようになる。

・B:ストライカー(京-1/京-2)
草薙京のクローンを呼び出し、必殺技で援護させる。何の技で援護するかは呼び出しコマンド入力直後の追加入力で変わる。
デフォルトでは京-1が現れるが、アピール(何でも良い)をすると京-2に切り替わる。

※京-1使用技

  • 何も押さない:蒼鬼
    「弐百拾弐式・琴月」のモーションで突進し肘打ちを浴びせ、次いで逆の肘で打ち上げを放つ。
  • 上:百壱式・朧車
    京(EX)の下Bと同じ。追加入力しなくても蹴り落としもセットで放つ。
  • 横:七拾五式・改
    前方に小さく跳びながら2回蹴り上げる浮かせ技。攻撃間合いは他より狭いが発生が早く当てやすい。
  • 下:朱天祓
    拳を打ち付け地面に炎を放つ。KOFでは超必殺技だったがこちらは必殺技扱いなので判定は小さくなっている。

※京-2使用技

  • 何も押さない:弐百拾弐式・琴月 陽or火迦具槌
    京(EX)のBと同じ。シールドで防御されてもKUSANAGI本体は反撃を受けにくいのは強み。
    ごく稀に強化版の「火迦具槌」が発動、攻撃成立時に与えるダメージがアップする。
  • 上:布都御魂
    回転しつつ多段ヒットする「鬼焼き」を放つ。KOFでは超必殺技だったがこちらは必殺技扱いなので威力は低くしてある。
  • 横:R.E.D.KicK
    弧を描いて空中から蹴りを放つ京の下Bと同じ技。強制ダウンを奪え、空中の相手に当てた場合はメテオも可能。
  • 下:百拾五式・毒咬み
    京の横B(スマッシュ)と同じ。派生を一括で行うのもオリジナル京と同じ。

・横B:百八式・闇払い
・上B:百式・鬼焼き
上記2つの技は京(EX)と同じ。
・下B:千九百九拾九式・霧焔
「2002UM」で追加されたKUSANAGIのオリジナル超必殺技が必殺技として登場。炎を伴わないフックで前方を殴りつけ、ヒットすると「俺の拳が真っ赤に燃えるぅ!」の台詞と共に炎の拳を突き上げて相手を打ち上げる。
派生技と最終的なヒット効果が打ち上げに変わっている点を除けば京の横B(スマッシュ)と似た性能である。ダメージ%さえ溜まっていればスマッシュにも使えるが、初段がシールドで防御されても突き上げまで放つのでその場合隙を晒してしまう。
・最後の切りふだ1:裏百八式・大蛇薙
「焔にぃ…還りやがれぇぇぇっ!」
京(EX)の切りふだ1とほぼ同性能。ダメージが80%以上でMAX性能になり威力と判定が強化される。
・最後の切りふだ2:最終決戦奥義・零式
「業火の前で…無に還(けえ)れぇー!!」
ダメージが150%以上で使用可能。技名こそ異なるが京の切りふだ1「最終決戦奥義・無式」とほぼ同技。
ただしこちらはダメージ%制限があるため、威力・判定は無式より高性能になっている。
・登場演出
グローブの緩みを締め直し、構える「ビビってんのか、あぁ!?」
(敵に武器持ちのキャラがいる場合)「てめぇ…素手で勝負しやがれ!」
・キャラ選択時のボイス
「焔はまだ俺の中に生きているぞ!」
・アピール
上アピール:人差し指を立てて腕を振る。「火移りしたか…?」
横アピール:相手を指差す「こっち来て勝負しやがれ!」
下アピール:拳に炎を灯し、振り下ろし構えると共に消す「灯蛾の如く…燃え尽きろ!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:左の拳を握りしめてそれを掲げる。「火影姿に見惚れたか?」
勝利ポーズ2:指先を立てた後、それを下ろし握り拳を作る。「てんで話になんねぇぜ」
勝利ポーズ3:画面手前に背を向け、手に炎を灯す「あの世にお一人様ご案内ってか!」
・特殊勝利台詞
(敵に京or京(EX)がいた場合)「お前をヤレるのは所詮、俺だけって事なんじゃねえの?」
(敵に庵or暴走庵がいた場合)「そんな間抜けな顔でも少しは目が覚めたろ?」
(敵にK´がいた場合)「おめぇは使う力が大きくなった分、小回りがきかねぇんだよ! 」
(敵にアッシュがいた場合)「クセのあるのはツラだけかよ!外見だけの退屈なヤツだぜ!」

THE KING OF FIGHTERS 2003

アッシュ

THE KING OF FIGHTERSシリーズからアッシュ編主人公のアッシュが参戦。フルネームはアッシュ・クリムゾン。
主人公らしくない性格や見た目、設定の数々で話題となってKOF3代目の主人公である。登場した当初や物語の途中までは悪役と思える素行や態度を取り、謎に満ちた存在だったが…。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

オーソドックスな内容の必殺ワザ、高いジャンプ力と空中制動力を武器とする少々トリッキーなスタンダードタイプ。
大きな特徴としてジャンプ力が高く、空中制動力も抜群に良好。滞空時間も長めで、復帰力にかけても信頼がおける。空中通常ワザの性能もすこぶる良く、空中戦を主軸として戦うのも有効といえる。これに加え必殺ワザは飛び道具、突進技、上昇技、カウンター技、と多様なそれを持っており、これらを活用すればあらゆる戦況に対応可能。体重も平均をマークしており、そういった面でも不安はない。
しかし空中戦が強い代償として、逆に地上では弱みが目立つ。歩き、ダッシュ、共に平均以下の速度で足回りは鈍い。通常ワザも地上で使えるものは全体的に貧弱な性能で、扱いには相応の技量がいる。全体的な火力も不足している傾向があるため、真っ向からぶつかり合いは避けた方が無難。空中をのらりくらりと飛び回り、隙を見せた相手に攻撃を差し込んでいこう。
・B:ヴァントーズ
腕を振るい、緑色の炎を前方に飛ばす飛び道具。タメ可能。
発生が速いうえに硬直も少なく、射程も長いと飛び道具としての性能は優秀。タメた場合は腕を二回振るい、二つの炎を重ねるように飛ばすようになる。ダメージと弾速が上昇し、炎が大きくなって攻撃判定も増加するため避けられにくくなる。が、発生は遅くなる。
・横B:ジェルミナール カプリス
姿勢を低くしつつ緑の炎を纏いつつ前方へ突撃、体当たりを食らわす。
突進距離自体は短いものの、発生は速く後隙も少ない。中距離以内での特攻や奇襲に便利。ヒットさせた相手を上にふっ飛ばす点も優秀。スマッシュ入力でダメージやふっ飛ばし力が増加し、突進距離も伸びるが発生は遅くなり後隙も増加する。
・上B:ニヴォーズ
緑の炎を纏った足でサマーソルトキックを繰り出す。
ダメージ、ふっ飛ばし力は低いが発生が非常に速く出だしに無敵時間がある。上昇力もそこそこで復帰技としても役に立つ。
・下B:ピエージュ
カウンター技。ポーズを取ってそこに攻撃を受けると相手の背後に瞬間移動、相手を突き飛ばす。
突き飛ばされた相手は転倒するため、そこに追い打ちを仕掛けるといい。発生は速く受け止め受け付け時間は長いものの、失敗した際の隙は大きいため運用は慎重に行いたい。また、飛び道具は受け止めることができないことを念頭に置いておこう。
・最後の切りふだ:ブリュヴィオーズ
ニヴォーズを三連発で繰り出す。
発生が速く、かなりの距離を移動しながら攻撃する。ダメージとふっ飛ばし力も優秀だが攻撃範囲そのものは狭い。加えて攻撃後に足場のない場所に飛び出すとそのまま落下してしまう危険性もあるため位置取りには細心の注意を払いたい。
・最後の切りふだ2:サン・キュロット
ダメージが100%以上で使用可能。発動すると自分を中心としたエメラルドの炎の渦を巻き起こす。
自分自身を強化するタイプの最後の切りふだで、発動中は移動速度と動作速度の高速化、必殺ワザの性能の強化が施される。これによって地上においても他のキャラ以上の強さを発揮できるようになるものの、体重については強化されないので慎重に動きたい。
・登場演出
定位置にエメラルドの炎が巻き起こったかと思うとアッシュが出現、構える。「ボクには勝てないよ…」
・キャラ選択時のボイス
「ボンジュール♪」
・アピール
上アピール:髪の先をくりくりと弄る。「その程度なの?」
横アピール:呆れたように両手を挙げる。「がっかりダヨ…」
下アピール:指先にエメラルドの炎を起こし、吹き消す。「フフ…」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:嘲笑しつつ画面手前へ手を振る。「オ・ルヴォアール♪」
勝利ポーズ2:ネイルを気にしつつ、画面手前へ嗤う。「結構いいセン、行ってたんじゃない?」
勝利ポーズ3:手を掲げて画面手前へ笑いかける。「案外…楽しめたヨ」
勝利ポーズ4:(サン・キュロット発動中に勝利)エメラルドの炎を灯した腕で画面手前を薙ぎ払い、背中を向けつつにやりと笑う。「ククク…」

神楽マキ【ボス】

KOF2003のミドルボスとして登場した神楽ちづるの姉・神楽マキがボスとして登場。
KOF96の開催前にゲーニッツに殺されるが、ちづるの鏡の力により幻影として蘇った存在である。
そのため使用技は神楽ちづるに酷似しているが、攻撃の手数や技の性能の面においてちづるを遥かに上回っている。
また一部使用技では神楽ちづるがアシストとして現れる(そのため神楽ちづる使用時は神楽マキと戦えない)。
「ちづる……護りましょう……この許されざる者達から……」
※使用技
・裏面百活・神祇の理(じんぎのことわり)
分身を放ち、分身が両腕を広げて回転しながら舞い上がる技。ちづるの「天神の理」を強化させたような技。
・裏面弐百拾弐活・御神楽の誄詞(みかぐらのしのびごと)
分身を前方に飛ばし、ヒットするとロックし五連撃を加える。ちづるの「神速の祝詞」を強化させたような技。
・裏面弐百拾弐活・御神楽の詔刀言(みかぐらののりとごと)
マキ本体が前方に突進し、ヒットするとロックし五連撃を加える。
・弐百拾弐活丙式・足魂の警蹕(たるむすびのけいひつ)
回転しながら高速移動する分身を発現させる技。連発されるとマキ本体を見失うおそれがあるため、出された場合は動きに注意。
・弐百拾弐活丙式・榊の切麻(さかきのきりぬさ)
上記の「足魂の警蹕」と動きは同じだが、こちらは本体が移動する。
・弐百拾弐活甲式・神籬の霊璽(ひもろぎのれいじ)
前方に大きく飛び上がりつつ、後ろ向きに蹴りを放つ。ちづるの「頂門の一針」を強化させたような技。
・弐百拾弐活甲式・磐境の産土(いわさかのうぶすな)
造り出した分身が飛び上がって急降下蹴りを仕掛ける。軌道の異なる「神速の祝詞」のような技。
・裏面百八活・五百箇の楽(いおつのうたまい)
「足魂の警蹕」の動きで移動した後にちづるの「玉響の瑟音」のような手刀を下ろす技。
・九拾四活・洛水の神亀(らくすいのじんぎ)
相手との間合いを詰めて掴んだ相手を放り投げると、アシストの神楽ちづるが現れ地に伏せた相手に対し「零技の礎」を放つ。
受けると一定時間必殺技が使えなくなるのが非常に厄介。近距離戦では特に警戒すべき技である。
・裏面壱活・三籟の布陣(さんらいのふじん)
ゆっくりと前進しながら乱舞を浴びせる分身を放つ飛び道具のような技。ヒットすると大ダメージを受けるので、出されたら何としても回避すること。
・裏面八拾伍活・零技の礎(れいぎのいしずえ)
アシストキャラのちづるを呼び出して「零技の礎」を放って貰う技。必殺技封じの効果はオリジナル同様残存しているので注意。

THE KING OF FIGHTERS 2002 UNLIMITED MATCH

ネームレス

THE KING OF FIGHTERS2002のリメイク作品「KOF2002 UNLIMITED MATCH」からネームレスが参戦。
秘密結社「ネスツ」工作員の1人。顔つきはK'に似ているが、前髪の半分だけが白くなっており、右眼と左頬に傷が刻まれている。正式なコードネームは「Ж'(ジェープライム)」。
K'の遺伝子を持つ強化人間の開発計画「プロジェクトЖ」の9999番目の実験体で、唯一の生き残り。K'同様に草薙京の遺伝子を併せ持っているが、操る炎は不気味に赤黒く変色している。
K9999の項目にもある通り『大人の事情』で登場が難しくなったK9999の公式における代理キャラのような扱い。ただし設定はK9999とは若干異なっている。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

カスタムグローブ『イゾルデ』で制御した炎の力や形状変化能力で戦う。基本性能はほぼK9999と同じだが、「移動速度が標準レベルまでアップ」「必殺技が単体での性能が弱体化した代わりに硬直が減少、連続技に特化している」などの細かい違いがある。
・B:地走型抜手刀戦技・早蕨
「撃ち抜け」
グローブを外した腕を振り上げ、前方の地面に炎を叩きつけ燃え上がらせる飛び道具。K9999の「あっちへいってろォ!」に相当する技。
K9999が衝撃波なのに対してこちらは炎のため、火炎属性が付与されている。また飛び道具扱いとなっている為反射技・吸収技には注意。
・横B:対空型抜手刀戦技・宵月
「斬る…!」「切り裂く…!」
頭上に掲げた腕からグローブを外し、身を屈めて炎を纏った手を振り下ろす。K9999の「割れろォ!」に相当する技。やはり出掛かりの上半身に無敵がある。
K9999のものより発生が早くかつリーチが若干長くなったが、代わりに近接時でヒットさせた時の威力が減少している。カウンター対空で使うよりは地上技に絡めて使うほうが良いだろう。
・上B:強襲型抜手刀戦技・天霧
「無駄だ」「逃がさん…!」
前方に低い軌道で飛び掛かりつつ腕を広げて炎を発生させる突進技。K9999の「砕けろォ!」に相当する技。
この技のみK9999より判定が少し弱くなっている(特に斜め上方向の判定弱体化は顕著)ため、相手の攻撃にぶつけると相討ちになりやすい。
・下B:閃光型抜手刀奥義・灼鳳
「燃え上がれ!」「俺の炎よ!」
身を屈めつつ自分の周囲に火柱を発生させる、K9999の「月…」に相当する技。空中では使用不可。因みに原作では超必殺技扱いの技。
K9999版とくらべると判定がやや縦に長くなっており、発生が早くなっている。技後の硬直の長さはK9999同様長いので、タイミングを見計らいここぞという局面で使う技である。
一応相手に確実にヒットさせれば反撃は(乱戦で他のプレイヤーが近寄らない限り)受けないので、連続技の締めとして使用するのが理想的と言える。
・最後の切りふだ1:回転型突貫奥義・螺旋
「螺旋!」「貴様を打ち砕く」
グローブを巨大なドリルに変形させて伸ばし、前方を回転させたドリルで穿つ。K9999の「力が…勝手に…ぅわあああ!!」に相当する技。
横方向へかなりのリーチを持ち、またK9999と比べると縦方向にもやや広くなっている(K9999の「力が…」は相手がダウン状態だと当たらないが、螺旋は地に伏せた相手もギリギリ拾える上ドリルの回転に巻き込んで吹っ飛ばせる)。
・最後の切りふだ2:最終型抜手刀秘義・燐光
「力の全てを、今ここに……うおおおおおおっ!!」
ダメージ%が200%以上のときはこちらの切りふだとなる。グローブを投げ捨てて力を解放し、自分を中心として画面上部を覆いつくすほどの巨大な赤黒い炎を巻き上げ焼き尽くす切りふだ(グローブは技後再装着される)。
これだけK9999の「これは、まるで…!!」とは全く異なった技となっており、性能的には「閃光型抜手刀奥義・灼鳳」の強化版に近い。発生の早さと威力の高さが魅力で、至近距離のヒットなら余程のことが無い限り相手を星にできる可能性が高い。
切りふだ1の「螺旋」と比べると縦方向の攻撃判定が広くなっており、横方向への攻撃判定は螺旋より弱体化している。そのため相手を十分に引きつけてから放つ必要があるだろう。
・登場演出
黒いマントをたなびかせて画面手前に背を向けて立っている状態から、マントを脱ぎ捨てて構える。「…来い」
(相手に京or京(EX)or庵orKUSANAGIがいる時):「火力の違い…教えてやる…!」
(相手にクーラがいる時):「お前は…!…いや、なんでもない」
(相手にクリザリッドorゼロ(KOF)orK9999がいる時):「真実への繋がる道…立ちふさがるものは…全て排除する!」
・キャラ選択時のボイス
「闇に散れ」
・アピール
上アピール:グローブを頭上に掲げて眺める「あとで磨いてやるからな」
横アピール:グローブをもう片方の手で整える「それだけか?」
下アピール:グローブを外し、手に炎を燃え上がらせる「笑止!」
・勝利ポーズ(切りふだ2で試合を終了させたときは必ずポーズ3になる)
勝利ポーズ1:画面手前に背を向け、黒いマントを纏いつつ上空を見上げる「終わったよ…イゾルデ」
勝利ポーズ2:手を横に振り払い、立つ「俺に敗北は無い」
勝利ポーズ3:グローブをつけた手で握り拳を作りつつ、目を閉じる「いつもそばにいる…そんな気がするんだ…」

THE KING OF FIGHTERS XI

THE KING OF FIGHTERS XII

京(EX)

THE KING OF FIGHTERSシリーズからオロチ編主人公の草薙京が参戦。
こちらは闇払いを中心とした過去作の技が主となっている。原作のKOFでもよく差別化が図られていた。こちらの服装はXIII以降のアッシュ編のそれとなっているが、カラーチェンジで今は懐かしい学ランの出で立ちになれるぞ。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

基本的な性能や性質は通常の京からほぼ据え置きとなっている、いわゆるモデル替えキャラ。
基本性能、通常ワザ、どちらも通常の京とほぼ変化はない。通常ワザは多少モーションが変化して差異がある技もあるが、いずれにせよ劇的な変化というほどではない。通常の京に慣れているなら違和感なく使用できるはず。
一方、必殺ワザは内容がそれなりに大きく変わっており、通常の京にはなかった闇払いを持っている。このため、通常の京では叶わなかった遠距離での戦いに対応することが可能となっている。近距離での爆発力は落ちたものの、総合力の高さではこちらの京が上といえる。自分のスタイルに合った好きな方の京を選んで戦うといいだろう。
・B:弐百拾弐式・琴月 陽
前方へ走り込む。他のキャラと間合いが近づくと肘打ちを繰り出す突進技。
肘打ちがヒットした場合に限り、相手を掴みあげて爆破する追加攻撃に移行する。発生と突進速度が速く、総合的なダメージ、ふっ飛ばし力も優秀。ただしリーチの長い攻撃には弱く、ガードされたり空振りした際の隙もデカい。
・横B:百八式・闇払い
腕を振り払うようにして地を這う炎を飛ばす飛び道具。
ピカチュウのでんげきのように地形に沿って進むためけん制効果が高い。発生と弾速は若干遅めだが、その分後隙は少なく盾代わりに使うこともできる。スマッシュ入力で発生が速くなり、弾速も急激に上昇。ダメージもアップするものの、後隙が大きくなるため近距離での使用は避けよう。
・上B:百式・鬼焼き
炎を纏いつつ肘打ち、同時に飛び上がる。上昇系必殺技。
攻撃前に一瞬だけ無敵になる。発生もふっ飛ばし力もそこそこ。横への移動距離は短め。
・下B:百壱式・朧車
前方へジャンプしつつ斜め上へ飛び蹴りを放つ。追加入力で追加攻撃を出せる。
発生が速く、リーチも長い。攻撃後の隙も少ないなど優秀な技だが、下方向へ攻撃判定が薄く小さいキャラには空振りしやすい。攻撃中にボタンを追加入力するとさらにもう一発蹴りを繰り出し、さらに追加入力で踵落としを繰り出せる。一発目がヒットしていれば最後まで繋げやすく、最後の踵落としはメテオスマッシュとなっている。が、その分攻撃後の隙も増加する。
・最後の切りふだ:裏百八式・大蛇薙
「食らいぃ…やがれぇぇぇっ!」
炎を片腕に宿し、力を込めて前方を巨大な爆炎で薙ぎ払う。
通常の京と異なり出掛かりに全身に炎を纏わない分発生は若干遅く、攻撃範囲も最後の切りふだとしては若干狭くなっている。が、その分そこに秘められたダメージとふっ飛ばし力はかなりのものなのはほぼ変わらず。空振りするのは勿体ないため、投げから狙うなどして確実に当てたい。決まれば試合を持っていけるぞ。
・最後の切りふだ2:裏百弐拾壱式・天叢雲
「遊びは終わりだ!俺からは逃げられねぇんだよ!!」
ダメージが100%以上で使用可能。前方へ片手で炎を飛ばす。
投げた炎がいずれかの相手にヒットした場合、巨大な火柱が発生しステージを飲み込む。初段の炎は地形や他のあらゆる飛び道具を貫通して進み、必ず画面外まで飛ぶ。火柱は攻撃範囲、ダメージ、どちらもかなりのもので初段の炎を外さない限りは優秀な性能を持った最後の切りふだといえる。
・登場演出
手に宿した炎を握りつぶしつつ構える。「行くぜ?」or「さぁ…始めようか」or「覚悟はできてんのか?」
(敵に庵(EX)がいる場合)「決着(ケリ)をつけようぜ…八神!」
・キャラ選択時のボイス
「少しは燃えさせてくれよ?」
・アピール
上アピール:人差し指を立てて腕を振る。「甘ぇーなぁ」or「もうお休みかい?」
横アピール:手の平の上に炎を生み出し、握りつぶす。「歴史が違うんだよ」
下アピール:その場で軽くとび跳ねつつ構え直す。「これからなんだろ?」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:左の拳を握りしめてそれを掲げる。「俺のぉ、勝ちだ!」
勝利ポーズ2:指先に生みだした小さな火を吹き消して笑う。「ヘッ、燃えたろ?」
勝利ポーズ3:拳に宿した炎を払いつつ、斜に構えたポーズ。「あんたじゃ燃えねぇな…」
・特殊勝利台詞
(敵に庵(EX)がいた場合)「ケリは…つけたぜ…」

庵(EX)

THE KING OF FIGHTERSシリーズからオロチ編ライバルキャラの八神庵が参戦。
こちらはXIでアッシュに八尺瓊とオロチの力を奪われた状態の庵。そのため炎を扱うことができない。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

KOFXII以降の技を引っ提げた状態の庵。通常版とはまた異なる強さを持っている、テクニカルなインファイター。
炎が出せないとはいえその強さに陰りは全くない。基本性能は安定化が見られ、体重は平均レベルに落ち着いている。ネックだった歩きの速度も幾分上昇し、空中での落下速度も緩くなっているなど、その挙動はかなり素直になっているといえる。反面、ダッシュの速度や全体的な攻撃力、撃墜力は弱体化しており、より堅実な戦いを求められる。
通常ワザは通常の庵と変化がなく、若干クセがあるものの性能自体は優秀。対して必殺ワザはガラリと内容が変わっており、通常の庵とはまた異なった戦術が必要になるだろう。大きな変更点の一つとして飛び道具を失っているため、いかに相手に近づくかが課題となってくる。その性能は全くの別物だが、ある程度の技術が必要な点は通常の庵と変わりない。
・B:四百壱式・衝月
若干踏み込みつつ下からすくいあげる様に腕を振るい、爪で斬り裂く。
ダメージとふっ飛ばし力がそこそこ大きく、ヒットさせた相手を上へふっ飛ばすため相手のダメージによっては追い打ちに移行しやすい。発生はそこまで速くないが、後隙は非常に小さく仮に避けられたとしても反撃を受けにくい。踏み込みの分リーチも悪くないうえに判定も強いため、けん制として振り回すといい。
このほか、技の出初めに下半身部分のみ無敵状態になるという性質もあり、相手の姿勢の低い技などには一方的に打ち勝っていくことができる。サイズの小さなキャラに対しても有効なほか、ピカチュウのでんげきのようなタイプの飛び道具を避けることができるのも知識として覚えておくといいだろう。
空中で使用した場合は上記の無敵時間が無くなってしまううえ、技後にしりもち落下になってしまうので多用はできない。
・横B:百弐拾九式・明鳥
前方へ素早く踏み込み、敵と近づくと鋭い爪で横薙ぎに斬り裂く突進技。
通常入力の場合は発生が速く、攻撃後の隙が若干だが大きめ。また、突進距離も少々短い。スマッシュ入力の場合は発生が遅くなる代わりに攻撃後の隙が少なめで突進距離も伸びる。中距離以内で奇襲として使う場合は通常版を、それよりも離れた間合いから接近を兼ねたけん制などにはスマッシュ入力版を活用するといい。いずれの場合でも突進中は無防備で、リーチの長い技などで迎撃されると一方的に負けてしまう点には注意がいる。因みに突進中に他のキャラなどに接触しなかった場合には攻撃に移行しない。この際の硬直は非常に短めになっているので移動手段として使う手もある。
空中で使用した場合は技後にもある程度の行動が可能になっているため、復帰手段の一つとしても重宝する。
・上B:百式・鬼焼き
身体を大きく捻って肘打ちを繰り出しつつ飛び上がる。通常の庵と違い、炎を出さずに技を繰り出す。
通常の庵の同名の技と比較して威力が低く無敵時間も存在しない。そのため攻撃技としては弱体化が著しい。
因みに原作KOFでは炎を失った状態ではこの技を使わなかったため、ある意味オリジナル技。
・下B:百四式・鵺討ち
その場で斜め上に向けて爪を突き出す。
見た目は地味だが攻撃判定が上方向に突出して強く、技の出初めから攻撃判定が出るまで上半身に限り無敵時間が持続する。また、ダメージとふっ飛ばし力も高い。その場で攻撃するためリーチは短いものの、発生も非常に速い。その性質から上方向からの攻撃に対しての対抗手段、上へふっ飛ばした相手への追撃手段などに活用したい。一方、後隙が大きいので空振りしたりすると反撃の的になるので露骨な多用は危険。
空中で使用した場合は上記の無敵時間が消失してしまうほか、ダメージとふっ飛ばし力も低下する。一方で攻撃後の隙も目に見えて減少する。同時に技を出すと若干だがキャラが浮力を経て上昇するほか、技後にある程度の行動が可能なので復帰の一助として有効。
・最後の切りふだ:禁千弐百拾壱式・八稚女
(発動)「遊びは終わりだ!」(ヒット)「泣け!叫べ!」(トドメ)「そして死ねぇ!」
前方へ姿勢を低くして突撃、突撃がヒットすると乱舞を叩き込む。
ここまでは通常の庵と同様だがトドメの演出が相手を爆破するのではなく交差させた両腕で相手を引き裂く内容に変わっている。因みにその瞬間のみ画面が赤くフラッシュ、キャラクターが黒く反転する演出がある。
基本的な性能は通常の庵とほぼ同じで、発生と突進速度に優れる一方で攻撃範囲が狭く一人の相手を攻撃するのにしか適さない、最初の突進の距離が短め、といった特徴を持つ。ただ、ダメージとふっ飛ばし力については通常の庵よりもさらに勝っており極めて高い威力を持つ技となっている。そのため敵に接近してから確実にヒットさせたい。
・最後の切りふだ2:禁千弐百拾八式・八咫烏
「ごおぉぉぉぉああぁぁぁ!!」
ダメージが100%以上で使用可能。姿勢を低くしつつ前方へ突撃する。
限界距離まで移動するか他のキャラと近づくと地面すれすれから片腕を振り上げ、腕を追うように空間を引き裂くようなエフェクトが走り広範囲を攻撃する。攻撃判定がエフェクト通りに発生するので攻撃範囲はそこそこ優秀。ダメージとふっ飛ばし力も安定して高く、多少のダメージのたまっている相手ならばまず撃墜可能。発生も比較的速めで、攻撃範囲内に敵がいればヒットさせることはそう難しくはないだろう。
また、敵と密着に近い間合いでヒットさせた場合はキャラクターが暗転、画面の背景が真っ赤に染まる演出が加えられる。この場合は高いダメージとふっ飛ばし力がさらにハネ上がり、一撃必殺に近いレベルの破壊力を生む。敗色濃厚な時にはこれに賭けてみるのも面白いだろう。
・登場演出
ポケットに両手を突っ込んで佇んでいるがカウントダウンと同時に構える。「すぐ楽にしてやる…」or「俺を止める気か?…なら死ね…!」or「………」
(敵に京(EX)がいる場合)「貴様の死を以ってな…!」
・キャラ選択時のボイス
「俺が怖いのか?」
・アピール
上アピール:相手を見くびるように嘲笑する。「無駄なあがきだ…」
横アピール:眼前に掲げた拳を熊手に開き、振り下ろす。「下らん…」
下アピール:画面手前に背を向けて前方を睨む。「さっさと来い」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:ポケットに両手を突っ込んだ状態で画面手前を見降ろす。「そのまま死ね…!」
勝利ポーズ2:画面手前に背を向けつつ、上空を指さす。「どんなに手を伸ばしても月には届かん…いつまでもそこで這いつくばっているがいい!」
勝利ポーズ3:うつむいたままで笑い始め、最後には額を手で押さえて空を仰ぐ。通称三段笑い。「フッフッフッ…ハッハッハッ…ハーッハッハッハッ!」
勝利ポーズ4:(敵に京(EX)がいた場合) 背中を向けつつ画面手前へ視線を向ける。「貴様より先に始末を付けなければならん奴がいる。…命拾いしたな、京!」
・特殊勝利台詞
(敵に京がいた場合)「立て京…楽には死なせんといったはずだ。俺のこの血のたぎりが冷めるまで、もう少しつき合ってもらうぞ…!」
(敵にレオナがいた場合)「…力は制御できるだと?その結果が敗北とは無様だな」
(敵にK´がいた場合)「貴様の存在そのものが鼻につく…今この場で引導を渡してやるぞ!」
(敵にアッシュがいた場合)「あの世で悔しいるがいい…俺の炎に手を出したことをな!」
(敵にテリーがいた場合)「牙の折れた狼に生きる価値などない。…そのまま死ね!」
(敵にリョウがいた場合)「親子二代で築き上げたものがこれか…。話にならんな」
(敵に天龍がいた場合)「貴様も戦争の道具なら戦場で散れて本望だろう…まさか今更『怖い』などとは言わせんぞ?」

THE KING OF FIGHTERS XIII

THE KING OF FIGHTERS EX NEO BLOOD

THE KING OF FIGHTERS EX2 HOWLING BLOOD

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