カーゴシップについて
ワールドの設定からCargo shipsのオプションを有効にしていると初期地点から数キロメートル離れた地点に自動操縦のカーゴシップ*1が現れる事があります。
無視しているといつの間にか消えてしまいますが、うまく停船させることができれば船ごと略奪することができます。元々の持ち主は既に死亡していて今は主無しの存在です。遠慮はいりません。
輸送船には個人の船、鉱石の加工・運搬船、運送業者の輸送船、軍の機雷敷設艦などの様々な種類があるようです。
略奪すれば貨物や船を構成するパーツを効率よく入手することができますが
気をつけて下さい、こういった船にはしばしば迎撃装置やトラップが仕掛けられていますよ!
カーゴシップの防衛システムについて
カーゴシップには略奪を防ぐため特殊な構造を持っていたり、強力に武装されていたりします。
多くのカーゴシップは入り口やコックピットの位置がわかりにくいように作られていたり、場合によってはブロックで封鎖するなどして侵略者の侵入を拒んでいます。
他にもトラップや対人機銃が仕掛けられていることもあり、うっかり発動させてしまうと痛い目を見ることになります。
特に爆発物を使ったトラップはガトリングターレットなどの船外の設備を攻撃した衝撃で起爆させてしまう事も考えられるため非常に厄介な物となります。
トラップも厄介ですが何よりも恐ろしいのは自律型の兵器でしょう。ガトリングターレットやミサイルターレットを初めとする強固な防衛システムで守られた船は侵略者に容赦なく銃弾やミサイルを浴びせかけデブリへと変えてしまうのです。
デコイブロックなどターレットを眩惑するブロックもありますが防衛システムの圧倒的な火力と正確な射撃の前には長くは持ちません。無策で突撃すれば蹴散らされてしまうでしょう。
また、いつからかカーゴシップを鹵獲しようとすると無人の迎撃ドローンを呼び出してくるようになりました。ドローンの出撃要請を飛ばしているアンテナとドローンの誘導をしているビーコンを無力化しない限り延々と呼び出されてしまいます。
なお、このドローンはワールド設定を変更することで出現しなくなります。
なお、現在ドローンがスポーンしても動かず、戦闘能力を残したまま無傷で停船しているため、ドローンがほぼ無意味になっているバグ(情報求む)の報告がある
防衛システムの無力化の仕方について
船を略奪するにはコックピットへ乗り込む必要がありますが、防衛システムは近づいただけで苛烈な攻撃を加えてきます。なんとかして防衛システムを無効化しなければ乗り込む前にスクラップにされてしまうでしょう。
無力化(物理)
最も基本的となる対処方法がハードキルでしょう。
こちらに攻撃を加えてくるのは船外に装備されたガトリングターレットやミサイルターレットですから、これらを破壊してしまえば船に危害を加えられることはなくなります。
ガトリングやロケットランチャーで武装した戦闘機や攻撃機で襲撃し、ターレットを破壊してから悠々と乗り込めばよいのです。
この対処方法は確実な物ではありますが、ターレットは戦闘機などの機動を先読みして正確に撃ってくるため
練度の高いパイロットでも慢心すれば容易に撃墜されてしまうでしょう。デコイブロックを使って敵の攻撃を分散させる、遠くから超小型の遠隔攻撃端末を飛ばして責め立てるなど様々な戦術が必要です。
また、ターレットには攻撃する範囲が設定されているためその範囲外からなら一方的に攻撃できます。
カメラなどを利用して拡大し狙撃するのも手です。
生身での潜入
他の戦法で武装をほぼ無力化した相手やターレットの死角が多い船に使う戦法です。プレイヤーの身軽さや、体の小ささを活かして、強力な兵器を使わずに、相手をほぼ無傷で捕らえることができます。また、プレイヤーはいくらでも代わりがいるので、失敗しても失うものがないです。ただし、その代わりに成功率は低いので、セーブを取ってから行いましょう。ちなみにカーゴシップの対人機銃とガトリングタレットはプレイヤーを狙うように設定されていますが、ミサイルタレットは船に対してしか反応しないように設定されている(2018/08/14現在)ので、生身の際にミサイルを打たれる心配はない。カーゴシップはかなりの速度で航行中(10~30m/s)で、速度差の大きいまま接触すると即死の危険があるため、速度差を少なくしてから潜入する対策が必要です。基本的にジェットパックを操作して乗り込むのですが、デフォルトの「慣性ダンパーON」の状態だとキーを押している間は加速し続け、キーを離した瞬間に自動的に減速を始めるため、相手との速度差を一定に維持するのが大変難しいです。そこで、デフォルトだとONの慣性ダンパーをOFFにしてみましょう。この状態だとキーを押していない間は一切の加速、減速をしないため、普段の用途なら地面や船に激突する心配が増えるだけです。しかし、キー操作なしで同じ速度を保てるので、うまく使えば、ぶつかっても安全な速度差で乗り込むことができます。
対人機銃やガトリングタレットと生身で正面から張り合うのは自殺行為です。しかしプレイヤーは体の小ささを活かしてタレット足元のわずかな死角に回り込むことができます。また、タレットはプレイヤーより当たり範囲がでかいので、タレットにとっては死角なのにプレイヤーからはタレットの当たり判定の一部が見えていることがあります。
そこから自動小銃やグラインダーで攻撃してしまえば簡単に機能停止に追い込めるでしょう。
弾切れ誘発
かなり消極的な対処方法になりますが、相手のターレットの弾切れまで粘るという方法もあります。
デコイブロックを射出するなどしてターレットに射撃するよう仕向け、弾が切れて抵抗できなくなった所に襲いかかるという寸法です。
欠点としては敵船の弾薬を鹵獲できなくなることや、時間がかかるといった点が挙げられます。
この方法を使う場合は一部分のターレットのみを消耗させ、敵の防衛システムに穴を開けるというような戦術も考える必要があるでしょう。
この方法であれば、生身でも鹵獲が行えますのでローリスクハイリターンとも言えるでしょう。
電源断
動力源全てを破壊してしまえばターレットは動作できなくなります。
敵船の動力の位置が分かっている場合は集中砲火で破壊してしまうという選択肢もありでしょう。
しかし当然ながら動力を鹵獲することができなくなり、手取りが減ってしまうという欠点があります。
またかなり特殊な方法になりますが、Artificial Massなど大量の電力を必要とするブロックを設置したりConnectorで接続して電源のオーバーロードを狙う方法もあります。ただし十分な量の資材を敵船に積み込む必要があるため、実用的ではないでしょう。
ハッキング(物理)
※14年7月のアップデートでFaction機能と所有権が追加され、従来の方法でのハッキングは不可能となりました。
従来はドアのコントロールパネルなどにアクセスすることで防衛システム自体を乗っ取り無力化することが可能でしたが、所有権によってアクセスが拒否されるようになったためこの方法は使えなくなりました。
グラインダーを用いてブロックからコンピューターを取り除き、再び溶接することで所有権を奪う事が可能ですが、所有権はブロックごとの管理になっているため船を丸ごと乗っ取ることはできません。
まさか全力射撃中のターレットを正面から解体する訳にもいきませんので、ハッキングはどちらかというと鹵獲に成功してからの後処理になるでしょう。
なお将来のアップデートで本格的なハッキング(コードインジェクション)が可能になることが示唆されています。
敵船にハッキングを試みて防衛システム自体をダウンさせてしまう選択肢もあります。
慣れた人であればわざわざコックピットに乗り込むまでもなく、ドアなどのターミナルからもシステムにアクセスしてしまうでしょう。
この方法は成功すれば敵船の消耗を低く抑えつつ鹵獲することができるため魅力的ですが、気付かれずに接近するのはまず不可能であり、敵の火線を避けつつ生身で敵船に侵入しなければならないためリスクも高くなります。
デコイにターレットの攻撃を集中させている隙に衝角を持つ小型船で突入、船体に穴を開けて船内へ滑り込むというような戦術が必要になります。
またメタな話になりますがが、将来アップデートでハッキング(と言う名のコンパネ操作)はできなくなる可能性が示唆されています。
ダイレクトクラッキング
かなり変わった方法ですが、船のどこかに自前でコックピットを後付けしてコントロールを奪うという手段です。
現在は所有権云々の関係で直接船の制御を奪う事は出来ませんが、とりあえず停船させたり電源を落としてターレットなどを黙らせたりするくらいならできます。ターレットの死角に取り付けてしまえばターレットによってコックピットを壊される心配も下がります。ただ、コックピットの材料を自前で用意しなければならない上に船に直接取り付けなければならないので簡単とは言えません。
中に入る場所がどうしてもわからない。中が複雑すぎてコックピットが見つからないなどの場合に暫定的に船を止めるための手段としての色が強いでしょう。
トラップの仕組みと解除方法について
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- 自爆装置
- 概要
最も多く設置されているトラップが自爆装置です。
自爆装置はスラスターの噴射口がWarhead(ウォーヘッド)、弾頭に向けられた構造になっています。
カーゴシップは生成時に一定の速度で巡航しながら現れますが、これを停船させようとするとスラスターの噴射炎がウォーヘッドを直撃し起爆、船や搭乗者にダメージを与える仕掛けになっています。
前述の通りスラスターの噴射炎によって起爆するため、ワールドの設定で噴射炎によるダメージを無効にしていると起爆しません。(あくまで罠としての機能を喪失するだけで危険物を抱え込んでいることに変わりはない)
また、機雷敷設艦は自爆装置とは別に大量のウォーヘッドを艦後方に積載しており、しかも後方がほぼむき出しなので流れ弾で起爆、連鎖誘爆で艦ご臨終などという事にも繋がりかねません。
- 概要
- 判別方法
トラップの有無は船の種類によって固定ですから下記の一覧表を見るのが一番ですが、ゲーム内でもスラスターの数で判別が可能です。
船の外部に露出しているスラスターの種類と数を抑えておき、コントロールパネルに表示されるスラスターの数と一致していればトラップ無し、コンパネに表示される数が多い場合はトラップの可能性が濃厚、少ない場合は数え間違いです。
また、バニラの自爆装置は原則「小型の後退用スラスター」をトリガーにしています。(恐らく大型スラスターでは大きすぎて罠として隠すのが現実的ではないため)
また、コントロールパネルを制圧しているのならブロック制御を呼び出すことで表示される一覧の最後の方にウォーヘッドが表示されていれば自爆装置がどこかに隠されているという証明になります。
- 対処方法
自爆装置は解除しなくともコントロールパネルから起爆用スラスターをOFFにしてしまえば無効化が可能です。
Yキーで電源を落とすか全てのスラスターをOFFにした上で解除すれば安全に解除することができます。
停船させたい場合は別の船をランディングギアでカーゴシップに固定し、そちらのスラスターで動きを止めるという方法もあります。
また後退用スラスターを吹かすと爆発する仕掛けであるため、船を180度水平に旋回させれば(リスクはありますが)前進用スラスターで停船することができます。
但し、鹵獲した艦を自身の戦力として運用する場合、放置しておくと隠し場所によっては敵の攻撃や尻餅(接触事故)によって起爆してしまう恐れがあります。
- 解除方法
起爆用スラスターとウォーヘッドを分解してしまう以外にありません。
どこに設置されているかは確認できないため、スラスターが隠れていそうな場所をひたすら解体していく他ないでしょう。
ウォーヘッドは爆発物ですが、衝撃や兵器系のダメージを与えない限り起爆することはありません。グラインダーでも安全に解体することができます。
しかし大型船用のグラインダーを使用する場合はぶつけて起爆させる可能性があるため細心の注意が必要です。
- Military Minelayerの場合
後部のウォーヘッドが満載されている格納区画の奥に隠されています。
更に本体ブロックの後方にも連鎖誘爆用のウォーヘッドがひとつ隠されているため、起爆すると最悪船体が切断されてしまいます。
解除のためには格納区画の奥に入り込まなければなりませんが、近くに散布用のウォーヘッドが多数あるので少しのミスで大惨事となるほか、後方が開いているので流れ弾によって連鎖誘爆してしまう危険性もあり、意外と解除が難しいです。
いっそのこと危険物の塊である格納区画だけ切り離してしまうというのも一つの手です。
- Military Transporterの場合
船体下部、ちょうど正面の格納庫ブロックの真下にあるデザイン上必要ない出っ張った部分の中に隠されています。
機雷敷設艦と比べると比較的素直で解除もいうほど難しくないですが、艦自体がかなり大きく複雑な設計なので場所が解らないと散々迷ってしまいます。
- 注意事項
カーゴシップは完全に規格化されているわけではなく、構造が異なる同系統の別型艦が登場する可能性もあります。
別型艦の場合はトラップの隠し場所や内容も異なる可能性があります。
上記の隠し場所はあくまで一例、違うパターンのカーゴシップがやってくる可能性もあります。
- コックピット焼却装置
- 概要
設置されている数は多くないですが確実にパイロットを殺害しにくるトラップです。
焼却用のスラスターがコックピット近くの壁などに埋め込まれており、コックピットに噴射炎が直撃するように設計されています。
やはり停船させようとした時などに発動するトラップで、スラスターダメージを無効にしていると効果が無い部分も自爆装置と同じです。
- 概要
- 判別方法
自爆装置と同じくスラスターの数で判別が可能です。つまりスラスターの数が多い場合は自爆装置か焼却装置のどちらかの可能性があるということです。
- 対処方法
コックピットを狙った罠ですからコックピットの位置を変えてしまえば安全です。
またスラスターを無効にするなどの対処も有効です。
- 解除方法
コックピットの付近に設置されているため発見は容易でしょう。
アイドリング時の噴射炎で火傷しないように注意しながらグラインダーで解体すれば完了です。
カーゴシップ一覧
名前 | 所属 | 質量 | トラップ (反転表示) | 対艦兵装 | 対人兵装 | 備考 | 急所 |
Private Sail | 民間 | 73,772 kg | トラップなし | 非武装 | 対人機銃2基 | 個人用宇宙船 | 艦下面(死角) |
Business Shipment | 民間 | 168,450 kg | トラップなし | 非武装 | 対人機銃2基 | 商用貨物船 | 艦中心部のラージリアクター(ハードキル、電源断) |
Commercial Freighter | 民間 | 439,103 kg | トラップなし | ガトリング3基 | 対人機銃1基 | 商用貨物船 | 右区画と左区画の連結点(ハードキル) |
Mining Carriage | 鉱業 | 260,527 kg | トラップなし | ガトリング1基 | 非武装 | 鉱石輸送船 | 艦下面(死角) |
Mining Transport | 鉱業 | 400,664 kg | トラップなし | ガトリング2基(※後述の理由から1基しか稼働していない) | 対人機銃1基 | 鉱石輸送船 | 艦右舷(死角) |
Mining Hauler | 鉱業 | 1,579,016 kg | トラップなし | ガトリング4基 ミサイル2基 | 対人機銃2基 | 鉱石輸送船 | 艦後面(ハードキル、電源断) |
Military Escort | 軍艦 | 345,898 kg | トラップなし | ガトリング2基 ミサイル2基 | 非武装 | 護衛艦 | 艦中心後方(ハードキル、電源断)、艦前方下側(ガトリングガンの死角)、 |
Military Minelayer | 軍艦 | 1,669,419 kg | 自爆装置1基 機雷誘爆 | ガトリング5基 ミサイル2基 | 非武装 | 機雷敷設艦 | 艦後ろ半分(ハードキル) |
Military Transporter | 軍艦 | 5,479,600 kg | 自爆装置1基 | ガトリング5基 ミサイル3基 | 対人機銃5基 | 輸送艦 | 艦前方下面(ハードキル) |
Argentavis | 海賊 | 2,463,710 kg | ドローン製造能力あり | ガトリング5基 ミサイル1基 | 対人機銃5基 | 無人攻撃ドローン製造工廠艦 | 艦中心部(ハードキル、電源断) |
The Pilgrims Curiosity | 所属不明(鉱業?) | 約1,946,078 kg(正確な重量不明) | デコイ散布能力あり 特殊ギミック多数保有 | ガトリング1基 | 対人機銃5基 | 弩級高速輸送艦 | 艦中心部(ハードキル) |
一般的に民間のカーゴシップは武装が貧弱でソーラーパネルを多数装着していて、工業のカーゴシップは多数のラージコンテナやリファイナリーを装備する一方でそれを守る装甲が足りずむき出しになっている物もあり、軍用のカーゴシップは攻防ともにハイスペックに纏まっており、また護衛艦以外は自爆装置を内蔵しています。
また、種別ごとにカラーリングもある程度決まっており、民間は白と水色、鉱業は黄色と黒、軍用は灰色主体となっています。
なお、海賊船の「Argentavis」は軍用艦並の武装を有しつつ防御性能はむき出しこそないものの鉱業用並、コンテナも民間用に近い数しか積んでいない、ドローンを後部から大量に撒き散らす、という異質な特徴で、カラーリングも暗めの赤に黒のラインという禍々しいのものとなっています。
新たに確認された所属不明艦(カラーリングと機能的におそらく鉱業系)「The Pilgrims Curiosity」は今までのカーゴシップにはなかった多彩なギミックや少しひねったブロックの使い方が含まれており、鹵獲して分析すれば造船技術のステップアップが見込める教材的な船となっています。
Mining Transportを楽々喰らうすゝめ
どうしてもカーゴシップを鹵獲できない、できてもボコボコに壊してしまい使い物にならない、だけどそこそこ良質なカーゴシップを鹵獲したい、かといってクリエイティブモードではなくサバイバルモードで鹵獲したい。
そんなわがままなエンジニアにお勧めのカモが鉱業輸送艦「Mining Transport」です。
カタログスペック的には面倒くさそうな艦ですが、実は理屈が解ってしまえばソーラーパネルとバッテリーのせいで電源切断が出来ない民間輸送艦よりも楽、
立ち回りさえ間違わなければグラインダーと溶接機を一本ずつと好みに合わせて必要な分だけの材料を持ち込むだけで生身での鹵獲も十二分に可能です。
外部の対艦装備「ガトリングターレット2基」は確かに馬鹿正直に相手にするのは骨ですが、実は艦のコントロールシートから見て右舷側のラージコンテナが未完成状態(2018/08/14現在)なので、
弾薬の供給が出来ず、そのコンテナに直付けされている右舷側のターレットは弾切れにより機能していません。
(カーゴシップの弾薬は出現時点ではコンベアー回路に組み込めない対人機銃を除きターレットには装填されておらず、出現直後から回路から供給を受ける。)
そして、艦自体がやや大きめ故に取り付くのもそこまで難しくはなく、多少雑な取り付き方でも反対側のターレットの死角に隠れやすいです。
そのあとはすぐには中に入らず、まず外についている二つのスモールリアクターから部品を取り外して止めてしまい、電源を奪います。
ガトリングターレット2基と艦内の対人機銃を取っ払うか、コンピュータを差し替えて所有権を奪ってしまえば・・・あとは野となれ山となれ!!
最早鹵獲を物理的に邪魔だてする存在は残っていません。
故に煮るなり焼くなりバラすなり改造するなり好きにできます。
ついでに言うと、この艦の所有権のあるブロックは全て元々あるブロックを外すことなく直接グラインダーを当てることができるので艦の完全支配も非常に楽です。
カーゴシップ鹵獲後
数多の障害を乗り越え、制御を獲得し、すべてのターレットや罠を排除、ないしは無力化したカーゴシップは名実ともにあなたの所有物となります。
ですが、まだ安心はできません。
別のカーゴシップがスポーンして近くを通った際にこちらに反応して事態が泥沼化してしまう危険性が残っています。
なるべく早くその場を離れる、可能ならば初期スポーン地点である拠点まで持っていきましょう。
自走能力が残っている、或いは簡単な修理で動かせる程度の損傷ならば多少不便はあっても自力で移動させられますが、大体の場合あちこちが大きく損傷していてまともに動かないでしょう。
曳航できるだけの推力的余裕を持つ艦で引っ張っていければいいのですが、それもできない場合は艦そのものは諦めて、積載されている物資だけでも戦利品として持って帰りましょう。
艦をその場で解体して全て資材に替えてしまうのも手ですが、大型艦ともなると解体するのも一苦労です。
欲をかいてとどまり過ぎて別のカーゴシップに見つかって殺されては笑うに笑えないので引き際を見定めるのも肝心です。
カーゴシップ曳航中
拠点に持って帰れるのなら持って帰るに越したことは無いのですが、一つ注意が必要です。
所有権設定が可能なブロックとターレットの問題です。
艦のコントロールを獲得し新たな所有者となったとはいえ、所有権設定が可能なブロックはコンピュータを外して新しく付け直さないとずっと所有権が前の持ち主のままになっています。
そのままでは基地や先に置いてある自分や仲間の艦のターレットに敵と認識されてハチの巣にされてしまいます。
自分のターレットで戦利品がお釈迦になったのでは笑えないので到着までに所有権のあるすべてのブロックに新しいご主人様が誰なのかをガリガリバリバリと教え込んでおきましょう。
ですが、大型艦だとジャイロスコープだけでも気が遠くなるほどの数を積んでいる場合があるほか、外からアクセスできない個所にまとめて格納されている場合もあります。
他にも、極々一部のブロックですが、バグか仕様かは不明ですがグラインダーでコンピュータを外して溶接機で改めてコンピュータを取り付けても所有権が変化しないブロックが存在します。
一番楽なのは自分のターレットを無効化、無力化しておくことです。
また、クリエイティブモード限定の半ば反則的な手法ですが、該当のカーゴシップを設計図に保存後切り取りで削除し、設計図からロードすることで上記の一部例外を除き所有権をリセットすることができます。
カーゴシップ曳航後
無事拠点まで持って帰れたカーゴシップはじっくりと時間をかけて処遇を決めることができます。
解体して素材に替え、自分の艦を作るための材料にすることもできますし、逆にカーゴシップを改造して戦力に加えることもできます。
ただ、一つ注意しておいてください。
ターレットはいうに及ばず、カーゴシップの中には構造的、機能的に欠陥を抱えている設計の物もあります。
着陸脚を備えているのにスラスターが地面を焼いてしまうくらいギリギリの個所についていたり、艦の重量に対してスラスターやジャイロスコープの数が足りていなくて動作が鈍かったり、逆に過剰で動作が過敏だったり、そもそもスラスターやジャイロスコープに対してリアクター出力が足りていなくてまともに動かなかったり、果ては大切なモジュールがアーマーブロックに守られておらず、むき出しになっているという何ともお粗末なものまであります。
物によってはそのままでは実用に耐えられないようなものまであるので、そこを補うためにも自分の手で改良をする必要があります。
ある意味、新しい所有者のセンスと技術、リソースが試されているといってもいいでしょう。
鹵獲のすゝめ
やはり最初は「Private Sail」や「Business Shipment」といった比較的小型で自衛武装も貧弱なカーゴシップから狙っていくのが定石でしょう。
無論大型艦の方が鹵獲成功時の実入りも大きいですが、鹵獲するための手間やリスク、鹵獲後の後処理など面倒度も大きいです。
また、大型艦は動作が緩慢で急制動や急旋回が効かず、操縦に失敗して衝突事故や尻餅事故を起こしたりする危険性も高く、ある程度慣れているプレイヤーじゃないと曳航作業も実戦運用も荷が重いです。
兎にも角にもまずは小型のカーゴシップで力を蓄えていきましょう。