妖術リスト

Last-modified: 2016-11-13 (日) 22:46:56

 [妖術]独自の能力の詳細なルールを示す。
 これらの[妖術]の習得コストは、通常の[妖術]と同じく表10.1「妖術のコスト表」に従う。データの読み方は以下の通り。

  • スペル名:「■スペル名」の形式で記している。
  • 目標値:発動判定の目標値。使用方法によって異なる場合は“/”で区切っている。
  • 消費霊力:発動判定時に消費する霊力。使用方法によって異なる場合は“/”で区切っている。
  • 効果範囲:範囲の意味は個々のスペルによる。通常は発動可能な距離を示し、範囲に効果を及ぼす場合は“/”以下に記している。
  • 持続時間:効果を現す時間。「一瞬」や「永続」の場合、能力の効果は解除されない。
  • スペルの解説:スペルの効果に関する詳細なルールを記している。
    「常在化」と書かれた効果は、「妖術の常在化]を行ったときの効果を示す。


妖弾

目標値:– 消費霊力:– 効果範囲:– 持続時間:–

  • [妖弾]を習得することで〈弾幕〉〈ショット〉〈ホーミング〉による攻撃が可能になる。威力は「([妖弾]Lv)D+{知性}」になる。「スキルとの組み合わせ」を行う場合、特性値を{知性}から別のものに変えてよい。
  • 属性は習得時に一つ自由に選択してよい。属性を持たないことにしてもよい。
  • 攻撃の形態のイメージは、手から弾を作る以外にも、ブレスや視線であってもよい。ルール上はこれらの間に差異を設けない。(腕を縛られている状態で弾を出すことができるか、など、GMの裁定に従って差異が生じることはあり得る)
  • 弾はすぐ消滅するか、壊れて小さな破片になるため、他の目的に使うことはできない。GMの判断で、「何かぶつかったときに起こる影響」だけは考慮してもよい(衝撃の影響や、炎や雷であれば着火するかどうか、等)
  • 「スキルとの組み合わせ」を行っている場合、攻撃の可否は、組み合わせたスキルが使用できるか否かによる制限を受ける。習得時にどのように[妖弾]を扱っているのか決めておくこと。
  • 常在化:不可

吸血・吸魂

目標値:18 消費霊力:2 効果範囲:接触 持続時間:30秒


受け入れている対象、あるいは行動不能な対象から血や精気を吸収する。

  • 対象は「([吸血・吸魂]Lv)D」のダメージをHPと霊力に受け、術者は同じ点数のHPと霊力を回復する。対象は血を吸われることに同意しているか、行動不能な状態でなければならない。
    ダメージと回復量は必ず同じ値になるが、ダイスで決定された数値より低い範囲で自由に調節してよい。
  • [吸血・吸魂]を受けた対象は意識が朦朧となる。
  • 戦闘中に使用した場合でも、グレイズによるダメージの増加はできない。
  • 通常は戦闘中は使用不可能なことに注意。「相手が同意しているか、行動不能になっているか」であり、「30 秒間連続して接触」しなければならず(中断しない限り両者とも他の攻撃行動は不可、回避にも-5のペナルティ)、かつ「3ターン目に発動判定を行う」。
  • 妖弾化は可能だが、HPを吸収するなどの効果はない。
  • 常在化:不可

コラム:「妖弾」に関して

 [妖弾]は[妖弾化]と比べると明らかに不利な能力ですが、元々妖術を使うキャラの攻撃手段として用意していたものです。コストの問題などから[妖弾化]を追加しましたが、「特に[妖術]を習得する気はなく、武器も扱いたくないけれど、攻撃手段は持ちたい」というキャラクター向けの選択肢の希望があったために[妖弾]も残しています。武器に比べて若干劣る程度の性能にはなるので、「普通の射撃武器等とは違う特殊な攻撃手段を持っている」といったキャラクターであれば選択肢になるかも知れません。通常は何らかの[妖術]を習得し、[妖弾化]することを推奨します。
 なお、独自の[妖術]については常在化も全く設定していません。将来追加する可能性を考えて項目のみ加えてある状態です。