グローウォーム改

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基本データ

No.1082
画像	基本情報
	レアリティ	☆☆☆☆
	ゲーム内名称	萤火虫	翻訳名称	グローウォーム
	所属/艦級	/G級4番艦
	本名	HMS Glowworm (H92)
	イラストレーター	無糖白蓮
	艦種	駆逐艦
	艦船ステータス(初期値/最大値)
	耐久	29	火力	13/38
	装甲	17/47	雷装	24/79
	回避	46/90	対空	20/50
	搭載	0	対潜	33/77
	速力	36.0kt	索敵	7/34
	射程	短	運	8
	最大消費量
	燃料	10	弾薬	25
	艦載		装備
	0		付加装甲(小型)
	0		発煙筒
	0		無し
	装備不可
	強化経験値　(火力/雷装/装甲/対空)	3/24/17/0	解体資源 (燃料/弾薬/鋼材/ボーキ)	4/8/6/0
改造チャート
グローウォーム → グローウォーム改

SD

セリフ

艦種紹介

性能や運用について

• 大陸版では2020年7月のアップデートにて、日本語版では2021年4月のVer5.2.０アップデート後にて第二スキルが実装された

第一スキル「無畏撞撃」について

• 装甲値由来の必中固定ダメージを与えるスキル
  • 最大発動率40％、自身の装甲値の最大80％（スキルレベル3時）のダメージを与える。特に装甲値を上げる装備をしなければ３８ポイントのダメージ(端数切り上げ)になる。
• 戦役のデンマーク海峡海戦の難易度：困難のように先制雷撃してくる潜水艦対策に対潜装備をつけても、その後の昼戦で40前後のダメージを期待できるため非常に有用。
  装甲値上昇効果及び与ダメージUP出来る艦船一覧

  • ※サリバン改及びサウスダコタ改のスキル効果により、最大ダメージを目指す場合はグローウォーム改への隣接艦は1隻のみとなる。
    また、隣接艦の効果を受けれるのは最大2隻までとなる。

    艦船	スキルによる装甲値補正 (スキルLv3)	ダメージ上昇値*1	条件	備考
    サリバン改	+30	24	グローウォーム改を旗艦に配置
    ヴォルタ改	なし	20	グローウォーム改と隣接させる	旗艦時、他の隣接系と両立不可
    サウスダコタ改 【スキル2混戦】	+20	16	グローウォーム改を旗艦に配置	砲撃戦ダメージ20%UP効果も乗る
    ヴェールヌイ	+12	9.6	グローウォーム改の下(右隣)へ配置	旗艦時、他の隣接系と両立不可
    ノーチラス	+9	7.2	グローウォーム改と隣接させる	旗艦時、他の隣接系と両立不可
    ムールマンスク改	+6	4.8	グローウォーム改より下(右隣)に配置
    逸仙改	+5	4	条件無し
    L20	+9	7.2	条件無し

  組み合わせ例(いずれも小数点以下の端数切り上げとする)
  • 技能レベル３・装甲フル強化(47)・付加装甲(小型)×３(15)の場合、62×0.8で50ポイントのダメージ。
    この状態でヴェールヌイのスキル(12)のシナジー効果で10ポイントのダメージが追加され、60ダメージとなる。
  • 逸仙改(5)とムールマンスク改(6)とL20(9)を合わせると最大16ポイントの追加ダメージが入る。
  • サリバン改は24ダメージ、サウスダコタ改は16ダメージでどちらも合わせると最大40ポイントの追加ダメージが入る。また、サウスダコタ改の火力値が敵艦隊の平均火力より高ければ最終ダメージが1.2倍になる。
  • ヴォルタ改は装甲値の影響を受けずに最終ダメージに20ポイント追加される。グローウォーム改を旗艦に配置する場合でヴェールヌイ、ノーチラスを隣接させるよりもダメージを出せる。
     
    編成別ダメージ一覧

    ※「→」が書いてあるのは順に配置する必要がある、それ以外は順不同とする。

    編成順	グローウォーム改の装甲値 (装甲値補正)	ダメージ値 (上昇値)	備考
    グローウォーム改のみ (装甲値補正装備無し)	47(0)	38(0)	基準値とする
    グローウォーム改' (付加装甲(小型)×3装備)	62(15)	50(12)	以下、装備欄省略とする
    グローウォーム改'→ヴェールヌイ	74(27)	60(22)
    ノーチラス→グローウォーム改'→ヴェールヌイ	83(36)	68(28)
    ヴォルタ改→グローウォーム改'→ヴェールヌイ	74(27)	80(22+20)	スキル効果で20固定ダメージ付与
    ヴォルタ改→グローウォーム改'→ヴェールヌイ　逸仙改　L20　ムルマンスク改	94(47)	96(38+20)	旗艦にしない場合の最大ダメージ
    旗艦グローウォーム改'→ヴォルタ改　サリバン改	92(45)	96(36+20)	駆逐艦のみの編成で出せる最大ダメージ
    旗艦グローウォーム改'　サウスダコタ改　サリバン改	112(65)	108(52+18)	サウスダコタ改の火力＞敵平均火力の場合 最終与ダメージ1.2倍UP
    旗艦グローウォーム改'→ヴォルタ改　サリバン改　サウスダコタ改　L20　ムールマンスク改	127(80)	146(64+20+24)

     
    「無畏撞撃」まとめ
  1. 砲撃戦時、潜水艦がいる場合は爆雷投下になる為発動しない。
  2. ver.5.4.5現在での最大ダメージは148。技能レベル３・装甲フル強化・付加装甲(小型)×1・水面下防護システム×2*2を装備した状態で、
     旗艦から順にグローウォーム改、ヴォルタ改、サリバン改、サウスダコタ改、L20、ムールマンスク改を配置*3。
     この際のグローウォームの装甲値は129、そこにヴォルタ改のスキル効果で固定20ダメージが追加され、
     サウスダコタ改は敵平均火力よりも火力値が上である場合、砲撃戦での与ダメージ+20%がグローウォームのスキルにも乗る。
     最終ダメージ計算:[(129×0.8)+20]×1.2＝147.84となり、端数切り上げされ最終ダメージは''148’'となる。
  3. 大破状態でもスキル発動可能。
  4. 交戦状態・陣形・クリティカルヒット時・燃料弾薬不足によるダメージの影響は、全て受けない。
  5. スキルによるダメージ軽減*4・無効化*5は受ける。

第二スキル「重装備刺客」

• 中型および大型艦への攻撃を優先的に行い、敵の装甲無視＆一定確率でダメージが倍になるという全駆逐艦のみならず、戦艦系と渡り合える位の攻撃特化スキルを得た。
  • サミュエル・B・ロバーツ改と異なり、スキルLv3で確実に装甲無視することができるようになり、中型・大型艦を優先して攻撃を行う。秘密な武器を装備しダメージ2倍を引いた場合は戦艦以上に大暴れすることも。
  • 常時発動するパッシブであるがゆえに、スキル1と異なり必中効果は持たない。また、交戦状態・陣形・クリティカルヒット時・燃料弾薬不足・自身の損傷(中破・大破)によるダメージの影響を受ける。
    敵に当たるよう命中補正のかかる装備・バフを用意しておけば安定度は増す。
  • 装甲無視の効果は敵駆逐艦をはじめに小型艦には適用されないので注意。さらに、敵潜水艦に対潜攻撃する際に水上の中型・大型艦残っているとそちらへの攻撃を優先してしまう。サウスダコタ以来の爆雷を水上艦にぶつけるシュールな光景が見れる
    このため、対潜攻撃は先制対潜で一撃で仕留めるか他の艦船で対応するかしておきたい。
• 2倍効果を引かなかった場合の元の火力はそこまで高くないので、敵大型艦にまともにダメージを与えるならスキル1同様にヴォルタ改などのバフ役は必須となる。大ダメージを出すにあたっての編成は初雪改と同じ要領で実現可能。

ゲーム内において

• 敵から攻撃を受けた際、使い魔がフィールドを張って守ってくれるかのような演出が入るが、
  これは単なる被弾モーションであるため、防御系スキルのようなダメージ軽減効果はない。
• 2020/8/27に誓約後セリフ追加。

元ネタ解説

No82 グローウォーム/元ネタ解説

所属	Royal Navy
艦種・艦型	G級駆逐艦
正式名称	HMS Glowworm (H92)
名前の由来	Glowworm イギリスでグローウォームと言うとLampyris noctilucaのことを指すことが多い。日本でよく見るゲンジボタルとは異なる
モットー	Ex tenebris lux(Out of darkness light)
起工日	1934.8.15
進水日	1935.7.22
就役日(竣工日)	1936.1.22
除籍日(除籍理由)	不明(英Operation Weserübung/独Unternehmen Weserübung(ヴェーザー演習作戦) 1940.4.8沈没)
全長(身長)	98.45ｍ
基準排水量(体重)	1350英t(1372t)
出力	Admiralty式重油専焼缶3基Parsons式蒸気タービン2基2軸 34000shp(34471.6PS)
最高速度	36.0kt(66.67km/h)
航続距離	15.0kt(27.78km/h)/5530海里(10241.56km)
乗員	137名(平時) 146名(戦時)
装備(建造時)	4.7inch45口径Mk.IX単装砲4門 ヴィッカース0.5inch機関銃x8(2x4) 21inch五連装魚雷2基10門 爆雷投下軌条1基 爆雷投射機2基
装甲	なし
建造所	John I. Thornycroft & Company，Woolston, Hampshire (ジョン・I.ソーニクロフト社 イングランド国南東イングランド地域ハンプシャー州サウサンプトン市ウォールストン)

• イギリス海軍所属Ｇ級駆逐艦４番艦。船体番号はH92。
  1934年8月15日ソーニクロフト社にて起工。1935年7月22日進水。1936年1月22日に就役した。
  就役後は地中海艦隊第一駆逐隊に所属しスペイン内戦を受けてスペイン近海のパトロール任務などに従事する。
  第二次大戦勃発後、第二十二駆逐隊・第一駆逐隊と転属しスカパ・フローに駐留する。
  1940年4月5日、ウィルレッド作戦に向かうレナウンの護衛としてノルウェー沿岸へ出撃する。
  4月7日、船外へ転落した乗組員捜索のためグローウォームは艦隊を離れた。翌4月8日、艦隊へ戻ろうとするグローウォームはドイツ駆逐艦２隻と遭遇する。
  ドイツ駆逐艦は重巡アドミラル・ヒッパーに救援を要請、要請を受けたアドミラル・ヒッパーはグローウォームを捕捉、戦闘となる。
  煙幕による攪乱から接近戦に持ち込もうとしたグローウォームであったがレーダーに捕捉されており、砲撃を受け主砲を含む艦上構造物に多大な損傷を受ける。
  ５連装魚雷を発射するも回避され、全ての武装を失ったグローウォームは体当たりを敢行した。
  アドミラル・ヒッパーはこの攻撃で500トン以上の浸水があったが致命傷とはならなかった。
  一方のグローウォームは爆発炎上し沈没した。
• その後アドミラル・ヒッパーの艦長はグローウォームの艦長の勇猛果敢な行動に感動し、国際赤十字を通じてイギリスにヴィクトリア十字章の叙勲を推薦。この推薦によってグローウォームの艦長はヴィクトリア十字章を死後授与した。敵国軍人の推薦でヴィクトリア十字章を授与した例はこれが唯一である。
  • このエピソードは漫画家、黒井緑氏によって漫画化されている。
• G級駆逐艦は1924年度からイギリス海軍が第一次大戦に大量生産した駆逐艦の整理を進めるとともに、戦訓を生かした新たな駆逐艦として、まずはソーニクロフト社とヤーロウ社に試作品1隻ずつを発注。
  これらの運用実績をもとに毎年アルファベット順で建造を始めたシリーズの一環である。
  1924-5年度計画　「アンバスケイド」「アマゾン」（試作）
  1927-8年度　A級9隻
  1928-9年度　B級9隻
  1929-30年度　C級5隻
  1930-1年度　D級9隻
  1931-2年度　E級9隻
  1931-2年度　F級9隻
  1933-4年度　G級9隻　←今ここ
• おおよそ1350t前後の一般的な駆逐艦として武装などに細かな改良を加えつつ建造されてきたシリーズであるが、G級では軍縮条約に従い艦の大きさをさらに縮小することが求められ、
  この要求に応えてこれまでの運用実績から、15kt以下での速度で航行することがほとんどないことを踏まえて巡航タービンを撤去した。
  このためそれ以前の駆逐艦より1mほど全長が短い。
  またG級はいろいろな情勢により武装テストが多く施されている。特に日本の吹雪型（特型）駆逐艦登場の衝撃により、それまで装備されていた45口径4.7インチ砲から50口径5.1インチ砲の搭載を試みたが、この砲は試験結果が良くなかったことと、両用砲架が使えず対空射撃に支障が出ることを懸念され搭載は断念された。
  また33年の演習で駆逐艦が魚雷を発射した際、目標が一隻に集中しやすく魚雷が無駄になっていると判断され、広く魚雷を散布する方向に変わった。
  このため1隻当たりの発射線数を増やしたほうがいいのではと考えられ、それまでずっと53cm4連装だった魚雷発射管を試験的にグローウォームのみ5連装に交換している。
• 開戦後魚雷発射管を撤去して対空火器を増設したりヘッジホッグの追加なども行われたが、G級駆逐艦はグローウォームをはじめ激闘に次ぐ激闘で、
  カナダとポーランドに貸与した2隻以外の7隻は1941年5月にグレイハウンドが沈没した時点で残存鑑定は大破状態のギャラントしかおらず、
  そのギャラントも全損判定により自沈したため1943年にG級駆逐艦は全滅した。
  その後1944年に3代目となるG級駆逐艦の建造が計画されたが、これは終戦により未成に終わった。

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