No107 カリフォルニア/元ネタ解説

• テネシー級二番艦。姉のテネシーとともに就役後は太平洋艦隊に所属し旗艦を務める。
• 1916年10月25日、ヴァレーホ工廠にて起工。1919年11月20日に進水し、1921年10月20日に竣工した。
  戦間期には訓練で優秀な成績を残し名実ともに太平洋艦隊の顔役であった。
• 1941年12月8日の真珠湾攻撃でカリフォルニアは対艦爆弾2発と魚雷2本の直撃を受け100名近い死者を出し、大破着底する。1942年3月25日から乾ドック入りして修理を受けた後、
  本国で本格的な改修工事を受ける。またこの時テネシー同様35mに拡幅された。
  戦線への復帰は1944年からとなり、主にマリアナ諸島のやフィリピンの攻略戦を支援する。
  レイテ沖海戦では真珠湾で損害を受けた他の戦艦とともに西村艦隊と交戦しこれを撃破した。
  1945年1月にリンガエンでの艦砲射撃中特攻機が直撃し死者44名負傷者155名という大損害を受け、西海岸で修理を行った後6月に沖縄戦へ復帰する。
  戦後はパナマ運河を通れないためテネシーとともにシンガポール→インド→喜望峰を経由して東海岸のフィラデルフィアに帰還し、予備役となって12年後、老朽化によりテネシーとともに除籍・解体された。

小ネタ

• 真珠湾の乾ドックで修理中の1942年5月、ラバウル航空隊によりジョマード水道にてカリフォルニア型戦艦1隻撃沈（他、ウォースパイト大破、ノースカロライナ中破等）が報じられた。
  ラバウル航空隊がジョマード水道にて発見した巡洋艦3、駆逐艦3からなる遊撃部隊を誤認、攻撃した上命中弾皆無にも関わらず過大な戦果報告を行った結果であるが、
  真珠湾には念のため、安否確認の電話がかかってきたという。