第7回選評要約
株式会社イオの小松左京賞選評の過去記事より要約。
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最終選考作は以下の三作。
総説
- いずれも若々しいアイデアに富む。
- 物語としてのまとまりに欠けた。
- 賞該当者なし。
- SF的発想は重要だが、人間観察力、愛、ユーモア、詩的なもの、色気etcのエンターテイメント性も必要。
巴耳可里 「キャスティング トラップ」 落選
- 構成力があり、アイデアも良い。
- 会話文に難あり。
円城塔 「セルフリファレンス・エンジン」 落選
- 発想は斬新で面白い。
- 構成がわかりづらくテーマが見えない。感情移入できない。
- サービス精神を。
伊藤計劃 「虐殺器官」 落選
- 文章力や「虐殺の言語」のアイデアは良い。
- 説得力、テーマ性を欠く。