Uボートや潜水艦についてもっと良く知りたいが、どんな本を読んだらいいか分からない子羊たちのために。
ここに書いてある情報がすべてではありません。このページはあくまでも参考程度にとどめて下さい。
Uボート・潜水艦全般
- Uボート総覧 図で見る「深淵の刺客たち」発達史 デヴィッド ミラー(著) 岩重 多四郎(翻訳)/大日本絵画
- 現在、日本語で読めるUボート解説の書籍としては最高峰か。各艦種の解説に始まり装備の解説やエースの紹介など盛りだくさん。写真や図版も多く読みやすい内容。価格が多少高いがUボートファンなら決して損は無い。
- Uボート入門 ドイツ潜水艦徹底研究 広田 厚司/光人社NF文庫
- こちらもUボートの全般的な解説本であり、艦種や装備の説明が600ページにわたって埋め尽くされている。惜しむらくは誤表記や誤訳が散見されることと文章がいまいち良くないということ。とは言え、盛り沢山の内容と年少者ににも買いやすい価格は魅力的。
- 潜水艦入門 海底の王者徹底研究 木俣 滋郎/光人社NF文庫
- こちらは日本の潜水艦をメインで解説している。SHシリーズとはあまり関係は無いが、知識を増やすのは重要だろう。こちらは300ページほどと読みやすい厚さになっている。
戦記・ドキュメント
- 大西洋の脅威U99 トップエース・クレッチマー艦長の戦い テレンス ロバートソン(著),並木 均(翻訳)/光人社NF文庫
- ドイツ海軍で最高撃沈トン数を誇るオットー・クレッチマーの戦記。本人による著作ではないものの臨場感は抜群。全艦長必読。
- Uボート・コマンダー 潜水艦戦を生きぬいた男 ペーター クレーマー(著),井坂 清(翻訳)/ハヤカワ文庫NF
- どんな困難をも乗り越え、生還することから「生命保険」というあだ名がついたペーター・クレーマー艦長の戦記。Uボートに降りかかる幾多の難関を乗り越える姿の向こうに撃沈トン数だけでは見えてこない卓越した才能を感じさせる。大戦末期には数少ないXXI型の艦長にも就任しておりそちらの描写も見逃せない。
- Uボート戦士列伝 激戦を生き抜いた21人の証言 メラニー ウィギンズ(著),並木 均(翻訳)/早川書房
- Uボートの中核である艦長や士官から末端の水兵まで、第二次世界大戦を生き残った21人のUボート乗組員のインタビューを元に構成された戦記。普段はあまり語られない艦内の生活についても描写されており興味深い。
- 潜水艦戦争 1939‐1945〈上〉潜水艦戦争 1939‐1945〈下〉 レオンス ペイヤール(著),長塚 隆二(翻訳)/ハヤカワ文庫NF
- Uボートだけでは無く、第二次世界大戦の日独伊米英仏蘇(ソビエト)の潜水艦戦を網羅した書。訳者が軍事に詳しく無いようで「AA機銃(対空機銃のこと)」など閉口してしまう訳もあるが、ここまで幅広く記してある書籍はあまり無いため貴重である。
- 伊号潜水艦訪欧記―ヨーロッパへの苦難の航海 伊呂波会/光人社NF文庫
- 第二次世界大戦中、日本とドイツの間で潜水艦により物資や情報、最新技術を交換した遣独潜水艦作戦について主に日本側の視点から描いた本。日本視点であるものの当時のドイツやUボートに関しても描写されており妄想の源泉としても有効である。
フィクション
- Uボート〈上〉Uボート〈下〉 ロータル・ギュンター ブーフハイム(著),松谷 健二(翻訳)/ハヤカワ文庫NV
- 同名の傑作潜水艦映画の原作。映画では語られなかった部分が多く書かれている。
- Uボート113最後の潜航 ジョン・マノック(著),村上 和久(訳)/ヴィレッジブックス
- 米南東部で航空機の攻撃に曝され帰還が不可能となったU-113が、かつて付近で撃沈された僚艦を探し出し部品を利用し帰還しようとする海洋冒険小説。
- 雷撃深度一九・五 池上 司/文春文庫
- 伊五八と原子爆弾を運ぶインディアナポリス、太平洋戦争最後の艦艇戦を描く戦記。半分は真実、半分はフィクションである。
その他
- 第二次大戦駆逐艦総覧 M.J.ホイットレー(著),岩重 多四郎(著)
- 第二次大戦中の世界の駆逐艦を網羅した駆逐艦解説書の決定版。戦艦や空母にはない駆逐艦の魅力を貴方に。
敵を知り 己を知らば 百戦危うからず ―孫子
- 第二次大戦中の世界の駆逐艦を網羅した駆逐艦解説書の決定版。戦艦や空母にはない駆逐艦の魅力を貴方に。
- 輸送船入門 日英戦時輸送船ロジスティックスの戦い 大内 建二/光人社NF文庫
- 海上護衛戦 大井 篤/学研M文庫
- 太平洋戦争中、海上護衛総司令部参謀を勤めた著者の経験から帝国海軍の通商破壊の認識の甘さを暴いた作品。ただし、書店ではほぼ見かけず、古本の市場でも定価以上の値がつけられるなどプレミア化しているため
某ブックオフなどで発見した際には早急に撃沈されたし。
- 太平洋戦争中、海上護衛総司令部参謀を勤めた著者の経験から帝国海軍の通商破壊の認識の甘さを暴いた作品。ただし、書店ではほぼ見かけず、古本の市場でも定価以上の値がつけられるなどプレミア化しているため
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