基本データ
スロット付き
セット上限:50本
業種:道具屋
入手法
ハンターボウを作る
ハンターボウを作る(II)
作業
野生の黄金羊を探す
仔羊を連れて野生の黄金羊を探す
ちび助を捕まえる
ちび助を捕まえる(II)
たまごを探す
獣道を探索
獣道を探索(II)
森の中を探索
森の中を探索(II)
狩人さん
かつて、とある街に狩人がいた。彼が狩る食用獣は街の住民に非常に有難がられ、肉はもちろんの事、皮や骨なども住民の生活の必需品となっていた。
彼は山や森を尊重し、自然と共存するような狩りを心がけるようにしていた。
そんな中、最近話題の『妖精を使役』する店がこの街にも肉屋を出店するという話を聞いた。
その店のやり方は妖精を大量に妖精を使役し、目に映る獣を手あたり次第狩りつくすというものだった。
自然を愛する狩人である彼の眼には、そんな狩り方は非常に野蛮で、自然に対する恥ずべき行為に見えた。
(ただいたずらに獣を乱獲する彼らのやり方はすぐに通用しなくなるだろう)
彼はそう思っていた。今は良くても狩人である自分の長年の勘と経験が再び必要とされる時が来るだろうと。
しかし獣たちは身を潜めて隠れるどころか、無限に増えていっているようにも見えた。
いつしか肉屋には大量の肉が流通し、彼が卸す食用獣は見向きもされなくなっていた。
自分が今まで自然と寄り添って共生していたと感じていたのは、自分だけの思い込みだったのかもしれない。
そう悟ると、彼は長年使ってきた弓を置く決心をし、新しい生活を始める事を決めた。
次の日、彼はいつもと変わらぬ風貌で慣れ親しんだ狩場に入った。
いつも通りに狩場に入り、いつも通りに獣を狩り、獣を卸す。ただ、普段と違うのは帰路につく前に寄り道をしていたことだ。
彼が狩人として最後に選んだ場所は、狩場が一望できる丘の上だった。
妖精が獣を狩る賑やかな狩場に、自分の居場所がないことを確認する。
愛用の弓を構え、最後の矢を放つ―――
矢は広い青空に、どこまでも高く飛んでいった。
コメント
- ハンターボウ作成時の木の枝の使用量を20から10に修正しました -- 2017-08-11 (金) 19:39:42