作品集104

Last-modified: 2016-07-09 (土) 08:32:01
亡霊より、少女へ  風流氏

【作品集】104
【タイトル】亡霊より、少女へ
【作者】風流氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268112538&log=104
【あらすじ】
「少しいいかしら。私と、お話しましょう?」

ある宴の夜、村紗は幽々子に会話を誘われた。
戸惑いながらも誘いを受ける村紗。
さて、二人はどんな会話を展開させるのか?

【感想】
この二人の組み合わせはありそうであまり見かけなかったので
新鮮な気持ちで読めました(あまり他の作品を読めてないのでそう感じてるだけかもしれませんがw)
話の長さはそれほどでもなく、綺麗にまとまっているのでさらっと読めるかと思います。
ただ短い分、逆に物語全体を通して物足りなさを感じました。
でも面白かったよ!

星の数は★3つ

続縁起編纂記録  ふじいつき さん

【作品集】104
【タイトル】続縁起編纂記録
【作者】ふじいつき さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268119370&log=104
【ストーリー】

    ./\___/ヽ 
   /  _ノ||||ヽ、_  \   本当はおばあさんの膝の上に乗りたいんだお
  / o゚((●)) ((●))゚o \   
  | 三  (__人__) 三  |
  \     ` ⌒´     /


    ./\___/ヽ 
   /  _ノ||||ヽ、_  \   でも八百屋のネズミも気になるんだお
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \
  | 三  (__人__) 三  |
  \     ` ⌒´     /


    ./\___/ヽ 
   / ⌒ |||| ⌒ \
  /  ( ○)三(○)  \   やっぱ博麗神社で爪とぎするお!!
  | 三 ⌒(__人__)⌒三 |  
  \     r┬-|     /
       `ー'´

【感想】
可愛すぎて野良猫を探してしまう。けど外は寒いから防寒具をつけたほうがいい。
あなたも好きでしょう、猫が。

ライオンの夢  ポケットティッシュ氏

【作品集】104
【タイトル】ライオンの夢
【書いた人】ポケットティッシュ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268205328&log=104
【あらすじ&感想】
博麗神社に通う一人の妖怪視点で綴られる独白形式のお話。
話自体は日常物で長さも短く軽く片手間で読める作品。
ジャンルとしてはゆかれいむで母性溢れる紫が垣間見れる。
でも個人的には「何でもない一日」っていうのをほんわりとした雰囲気で書いてくれたことのほうが高評価。
読後感も良かったです。

たま は みずいろ  蕗氏

【作品集】104
【タイトル】たま は みずいろ
【書いた人】蕗氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268246027&log=104
【あらすじ&感想】
胡蝶丸を大量に飲んでしまった小傘の見る悪夢とは……
悪夢の話なのでところどころホラーチック。
夢らしくどこかおかしい軽い狂気みたいなのを含んだ内容になってます。
ホラーの部分はとても惹きこまれいい意味でもやもやしながら読めたのですがそこまでホラー要素は強くなく全体的にほのぼのです。
ホラーかほのぼのかどっちかに絞ったほうが良かったかもしれません。
ですが話自体の完成度は高いので是非一度読んでみてはいかがでしょうか。

時には御尻の話を  喚く狂人氏

【作品集】104
【タイトル】時には御尻の話を
【書いた人】喚く狂人氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268390380&log=104
【あらすじ】
レミリアとパチュリーは、優雅なティータイムの一時を過ごしていた。
しかし、親友のパチュリーの一言は優雅とは、かけ離れたモノだった。

【感想】
短編。さっくりと読めます。
動かない大図書館のはずが、動いてしまう話。
紅魔館から離れてまで、疑問を知ろうとするパチュリーさん、わー、かっこいいー。

60年目の東方紅魔郷  水切り

【作品集】104
【タイトル】60年目の東方紅魔郷
【書いた人】水切り
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268326872&log=104
【あらすじ】
その日、十六夜咲夜は紅魔館から去った。
そこにはレミリアの配慮があったのだが、十六夜咲夜という女は館の者達が思う以上にどこまでも瀟洒な女だった。

【感想】
この作品の十六夜咲夜が、ガッシリと自分の抱いている十六夜咲夜のイメージとかみ合ったのを実感した。
結局のところ、みんな咲夜さん好きなんだよ。
読み終わった後は不思議と清々しい気分にさせてくれる。
あとがきと合わせて、雰囲気を楽しむ作品と言ってもいいかもしれない。
若干の物足りなさはあるけど約10KBとさらっと読める長さなので、ちょっと手を休めて読んでみてはどうだろうか。

★★★★☆

鈍色の妖怪金属  han_a氏

【作品集】104
【タイトル】鈍色の妖怪金属
【書いた人】han_a氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268520904&log=104
【あらすじ】
ダウジングロッドを壊してしまったナズーリン。
修理のために香霖堂にやってきたのだが……。

【感想】
香霖の台詞がうまく作られている作品。
もってまわった表現と、正解からそれていく解釈が良い。

また、オーステナイトとかパーライトとかがわかる人はぜひ見に行って欲しい。
きっと君もコメントしたくなるよ!

【五段階評価】
★★★☆☆(+★)(わかる人はきっと+★)

少女達と海  マンキョウ氏

【作品集】104
【タイトル】少女達と海
【書いた人】マンキョウ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268727590&log=104
【あらすじ】
永遠亭の中庭に集まりし妖怪・妖精達
種族も立場も疎な彼女達は、ただ一つの象徴の元に結束する
第百九十三回目、の次の次の次である今回の議題は『海』

最強達の会議が今、始まる

【感想】
チルノを中心としたいつものメンバーに加え、あまり見かけない組み合わせで進む雑談形式のお話
身の丈に合ったカリスマ溢れる会話が微笑ましいです
オリジナル設定が多数含まれているもののしっかりと説明が入っていて分かり易く、オリ設定が苦手でなければ読むのに支障は無いでしょう
登場キャラが多い為か台詞が多く、地の文の少なさが目立つのが惜しい所
チルノの可愛さと格好良さの両面が詰まっています

縁側にある穏やかな笑み  紅雨 霽月氏

【作品集】104
【タイトル】縁側にある穏やかな笑み
【書いた人】紅雨 霽月氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268463816&log=104
【あらすじ】
無意識のうちにとあるお家に迷い込んだこいしと、心優しいおばあちゃんのお話

【感想】
泣いた。話の流れは本当に簡単に予想できるけど、それを踏まえても感動できる
おばあちゃんのために無意識に支配されていた中から意識を形作っていくこいしも
突然の来訪者を暖かく迎え入れた優しい優しいおばあちゃんも、すごくキャラが立ってて魅力的に思える

綺麗に纏まっていて、作品の雰囲気も凄く柔らかい、で泣ける
個人的にはもっともっと評価されてもいいと思います

死人哲学  碑洟 さん

【作品集】104
【タイトル】死人哲学  
【書いた人】碑洟 さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268712653&log=104
【あらすじ&感想】
地霊殿の地下深くは灼熱地獄跡で、今日も核融合炉に投げ入れられる死人たち。
幻想郷には普通に霊が存在しているわけであり、当然、この死人たちにも魂となる部分が残っている。
このお話は、そんな魂のあり方を語るお話です。
死人たちの魂は炉に投げ入れられたとき、初めて燃料として成仏することができる。
そんな彼らがそこに放り込まれるまでの、短く儚い願望や意思が哲学的に示されるのが、やはり醍醐味であるように思います。
死してなお生きる、ということの奥深さを何となく感じられるような、そんな物語でした。

唯一惜しいのは、やはり「東方」というジャンルの薄さでしょうか。
もう一工夫何か東方分を絡ませたらもっと面白くなるのでは、と僭越ながら思いました。

【五段階評価】
★★★★☆

橙は藍より、紫より、強し  pys氏

『橙は藍より、紫より、強し』作品集104 pys氏
 (ドタバタだけど紫様の傾国の話にちょっと感動した)★★★★☆

スキマのスキは『Like』であり『Love』である  白々燈氏

『スキマのスキは『Like』であり『Love』である』作品集104 白々燈氏
 (ゆかりんは少女なので微妙に描写が気になると言えば気になるが、話の流れと雰囲気は好きだった。外見相応にはしゃいじゃうゆかりんかわいい。一番気に入ったのはラストだけど)★★★☆☆

無声映画に華を  文鎮氏

【作品集】104

【タイトル】無声映画に華を
【書いた人】文鎮氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268403943&log=104
【メイン】プリズムリバー三姉妹 慧音 魅魔 魔理沙 
【あらすじ】
プリズムリバー邸へ依頼を申し出に来た慧音先生。内容は、三姉妹に無声映画のBGM担当になって欲しいとのこと。
三女の我侭以外、特に問題なく受け入れた。が、どうも依頼に来た慧音の様子がぎこちなくどうみても嘘をついてるようにしか見えなかった。
その時は気になったものの、「余計な詮索はしないほうが良い」とすっぱり諦めた。
しかし、リハーサルの為に行った教室の、慧音のそばに落ちていた映画の予定に無い台本を三姉妹は見つける。
無声映画の裏に隠された慧音の真意とは……?

【感想】
地の文がおとぎ話のような語り手口調になっていて、状況描写も心情描写も分かりやすく、長さが気にならないほどとっても読みやすいです。
主に出てくる三姉妹、慧音、魅魔、魔理沙。どのキャラも主役であり、脇役でもあり、他のキャラを生かし自分の役割もちゃんとこなしています。
そしてある意味本当の意味で主役、それは物語の途中途中で出てくる「音楽」
どんな状況描写よりも物語に読者を引き込むものであり、場面を一層に盛り上げてくれます。
私はラストシーンの無声映画では三姉妹の音楽が脳内で再生され、拍手喝采すら聞こえてきました。

【おまけ】
読む前には魅魔のテーマ、魔理沙のテーマ(旧作含む)を聴いておいた方がいいと思います

【五段階評価】
★★★★★(個人的に文句無しのSS。しかし音楽をあまり聴かない人は-1かな?)

case:射命丸文  八重結界 氏

【作品集】104
【タイトル】case:射命丸文
【書いた人】八重結界 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268114154&log=104

【あらすじ】

燐、勇儀、映姫……文がさまざまな妖の元へ取材に赴く。
こいしの謎を追うために。

【感想】

ナレーションは無く、あやや本人は全くと言っていいほど喋らず、ほとんどが他者の台詞のみで構成されているSSです。
なので、SSを第三者的に読むというより、文本人の視点になりきってこの話を追っているような気分になりました。
少しずつ明らかになっていく情報。なんか変だな、と思ったところで衝撃。そして明らかになる全貌。
のめり込んでいた状態で、この種明かしは結構くるものがありますね。

夏にはちょっと早いですが、ぞわりとする恐怖が味わえるかと思います。

【五段階評価】
★★★★☆

猫耳ジャンボタニシを飼ってみた。  くるる。氏

【作品集】104

【タイトル】猫耳ジャンボタニシを飼ってみた。【書いた人】くるる。氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268158080&log=104
【紹介】
何故我々は生命に惹かれるのだろうか
「命は美しい」そんなありきたりな言葉で表すには生き物はあまりにも不気味で奇妙で醜く、不快な姿をしている
しかしそれでも、全身の皮膚が示す嫌悪と裏腹に心の芯には確かな愛しさが宿る
心を交わせないことはもちろん、言葉もなくその想いを推し量ることすらできない相手を何故愛しいなどと思うのだろう
しかし本当はそんなことはどうだっていいのだ
愛しいと思う自分が確かにここにいる。それだけが確かなことなのだ
空はきっとそのことだけを真っ直ぐに受け止めたのだ
その姿はあまりにも美しく、太陽のように眩しい。直視することさえ叶わないほどに

【五段階評価】
★★★★★

我ら、紅魔館FC!(シリーズ物)  ビバ氏

【作品集】104(一話)
【タイトル】我ら、紅魔館FC!(シリーズ物)
【書いた人】ビバ氏
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/104/1268366573
【あらすじ&感想】
レミリアがサッカーをしましょうと言い出し、紫は嬉々としてそれに乗る。
かくしていくつものサッカーチームが発足し、幻想郷全土を巻き込んだリーグ戦が始まる。
紅魔館FCは、キャプテンレミリアは一体どんなドラマを生み出すのか。

スポーツ物(蹴球)。
超人サッカーでは無く、まともなサッカー物である。
能力は試合を根底から破壊しない物なら使用してオーケーと言うルールだが、今の所能力を有効に使用した試合が無い為、至極まともな試合になっている。
唯一お空のシュートのみがネットを突き破ったものの、他に人間を超えたテクや運動をした者はいない。
小傘が超絶ドリブラーだったり、金髪幼女二人がファンタジスタ的才能の持ち主である事が発覚して試合で対決するなど、意外な選手が活躍したりする。
欠点は効果音でテンポを壊している気がする事、文章に無駄な余白が多い事と、完結していない事。
直近の試合であるvs永遠亭ムーンラビッツが面白かっただけに、続きが見たいのに見れないのは惜しい。

【五段階評価】
★★★☆☆(普通の作品だがサッカー好きなら★4)