MOD製作支援/リスポーンシップの追加

Last-modified: 2016-05-27 (金) 14:09:54

自分で作った船をリスポーンシップとして使用する方法を解説します。

作成したリスポーンシップMODはワークショップでサブスクライブしたMODと同様にワールドに設定して使用でき、勿論ワークショップに投稿することもできます。


リスポーンシップMODの作成

船のsbcファイルを出力する

出力したい船を照準し、「Ctrl+Alt+E」を押すと、デスクトップのSpaceEngineers_ExportedModelsフォルダの中に船のファイルなどが入ったzipファイルを含む、船の名前のフォルダが生成されます。

C:\Users\ユーザーアカウント名\Desktop\SpaceEngineers_ExportedModels\船名

Export clipboard to fileで出力する場合

クリエイティブモードでは、船をクリップボードにコピーし、「F11キー」でDebag drawメニューを開いて「Export clipboard to file」をクリックすると、Exportフォルダに船のsbcファイルだけがエクスポートされます。

C:\Users\ユーザーアカウント名\AppData\Roaming\SpaceEngineers\Export\船名.sbc

自作MODのフォルダを作成する

Modsフォルダの中に、任意の名前で作成するMOD用のフォルダ(以下「自作MOD」)を作り、さらにそのMODに必要な船や設定ファイルを置く「Data」フォルダをその直下に作ります。

C:\Users\ユーザーアカウント名\AppData\Roaming\SpaceEngineers\Mods\自作MOD\Data
  • このフォルダ名はMOD設定画面やワークショップで表示される名前になります。

必要なファイルを自作MODフォルダに用意する

船のファイルを追加する

最初にCtrl+Alt+Eで出力したフォルダの内容物のうち、「船名.zip」ファイルの中にある「船名.sbc」が船のファイルです。MODに同梱したい船の「船名.sbc」ファイルを、先ほど作った自作MODフォルダ内のDataフォルダに移動します。

船のファイルが多い場合などは、ゲームのDataフォルダと同様に、Dataフォルダの直下に「Prefabs」フォルダを作ってそこに入れても良いでしょう。


Export clipboard to fileで出力した場合

Export clipboard to fileでExportフォルダにsbcファイルのみ出力した場合は、MODに同梱したい船のsbcファイルを、Exportフォルダから先ほど作った自作MODフォルダ内のDataフォルダに移動します。

リスポーン船を設定するファイルを準備する

次に、自作船をリスポーンシップの選択肢に入れるためのファイルを作るために、改造元として本来のリスポーンシップリストのコピーを用意します。以下のフォルダから「RespawnShips.sbc」をコピーし、先ほどの自作MODフォルダ内のDataフォルダに入れます。

C:\Program Files (x86)\Steam\SteamApps\common\SpaceEngineers\Content\Data

船のsbcファイルからサブタイプIDを確認する

船のsbcファイルをメモ帳などのテキストエディタで開き、サブタイプIDを確認します。書かれている場所は下記です。

  <Prefabs>
    <Prefab xsi:type="MyObjectBuilder_PrefabDefinition">
      <Id Type="MyObjectBuilder_PrefabDefinition" Subtype="★船のサブタイプID★" />
      <CubeGrids>
        <CubeGrid>
          <SubtypeName />
DisplayNameについて

下のほうにある「<DisplayName>船名</DisplayName>」はゲーム中だとTerminal/Infoで設定できる船名の部分です。こちらは任意の名前に書き換えても大丈夫です。

リスポーンシップのリストを編集する

自作MODのDataフォルダに置いたコピーの「RespawnShips.sbc」をテキストエディタで開き、リスポーン船1隻ごとの設定である「<Ship>から</Ship>」の部分を1セット分残して削除し、MOD用に編集します。

 <RespawnShips>
   <Ship>
     <Id>
       <TypeId>RespawnShipDefinition</TypeId>
       <SubtypeId>★任意の名称(一意)★</SubtypeId>
     </Id>
     <DisplayName>★リスポーン先選択画面での表示名(任意)★</DisplayName>
     <Icon>Textures\GUI\Icons\Fake.dds</Icon>
     <CooldownSeconds>★クールダウン時間★</CooldownSeconds>
     <Prefab>★船のサブタイプID★</Prefab>
   </Ship>
 </RespawnShips>
SubtypeId
RespawnShips.sbc内での識別用なので、他のリスポーン船と被らないようにする必要があります。
DisplayName
リスポーン先選択画面での表示名で、任意に設定できます。
CooldownSeconds
クールダウン時間です。元ファイルを見れば分かるように、バニラの物はRespawn ShipAtmospheric Lander mk.1は900秒、機能が少ないものはより短い時間という傾向になっています。
Prefab(プレハブファイルの指定)
どの船を使うかを指定します。前記の船のsbcファイルの内容から確認してください。

  • 複数の船を同梱する場合は、元のファイルのように<RespawnShips>から</RespawnShips>の中に<Ship>から</Ship>を必要な数だけ並べてそれぞれ適切に設定すればOKです。

この設定が終われば自作のリスポーンシップMODが完成です。

ワールド設定Modsメニューから他のMODと同様に設定できるので、サバイバルモードのワールドを用意してテストしておきましょう。

オプション

サムネイル画像の追加

thumb.png」を自作MODフォルダ直下に入れることでワークショップ用のサムネイルを付けることができます。
サイズなどはワークショップ/投稿も参照してください。

フォルダ構成は以下のようになります。

  • 自作MODフォルダ
    • thumb.png
    • Dataフォルダ
      • 船のファイル.sbc
      • RespawnShips.sbc

ワークショップへの投稿

  • リスポーンシップだけならMODカテゴリはRespawn Shipを選びましょう。

資料

関連項目

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