ガチマッチ指南/ガチエリア指南

Last-modified: 2017-06-02 (金) 23:09:23

はじめに

ガチマッチとは、レギュラーマッチとは違ったルールで戦うランク戦だ。
このページで取り扱うのはガチマッチの一つ・ガチエリア。
「特定のエリアを自分チームの色に塗って確保し、相手よりも多くカウントを減らす」ことが勝利条件のイカしたゲームだぞ。
ランク10になったから始めてみようかなというキミや、全然勝てないというキミの助けになれば幸いだ。

 

「ガチエリア」のルール

ステージに用意された「ガチエリア」をインクでぬりつぶし「確保」する。
ガチエリアを自チームが「確保」している間カウントが減っていく。

「ガチエリア」ルール詳細

ガチエリアでは、画面上部に両チームのカウントが出現。
制限時間5分の間にカウントを減らし、0にすることが勝利条件。
カウントが0にならずにタイムアップした場合は、よりカウントが少ないチームが勝利する。
ガチエリアでのカウントの減らし方は「ガチエリアを長い間自分チームの色に染め続ける」こと。
減少速度は60秒で100カウント。ガチエリア内にいる人数などの影響はなく常に一定。

ゲーム内で確認出来るルール

ルール_ガチエリア.jpg

ガチエリアバトルは ステージに配置された
ガチエリアを、 一定時間 確保したチームが勝利!
まずは ガチエリアを塗って確保だ!
ガチエリアは ステージによって1つ! または2つある!
ガチエリアを すべて確保したら、カウントダウンがスタート!
自分のチームのカウントを0にしたら 勝利だ!
確保したガチエリアを 一つでも取られると
確保失敗で カウントがストップしてしまうぞ!
ガチエリアを すべて奪い返されると ペナルティが
あるから、確保したガチエリアは 必死で守れ!
制限時間内で 勝負がつかなければ、
減らしたカウントで 判定されるぞ!
ガチルールでは 減らしたカウントの分だけ
チーム全体で バトルポイントゲットだ!
ガチエリアを取られても、あせって 一人で攻めずに、
チームの仲間と息をあわせるのが 勝利のカギ!

ガチエリアの確保について

【ガチエリアの確保】
ガチエリアを確保するには、光っている枠の中にある「ガチエリア」を塗る必要がある。
ガチエリアの中の、およそ8割程度の床を塗ると「ガチエリア確保した!」と表示され、
逆に、相手チームが確保した場合は「ガチエリア確保された!」と表示される。
確保するとガチエリア内のすべての面が確保したチームの色に変化。これが確保された状態だ。
ガチエリアを確保している間、確保しているチームのカウントが減っていく。
なお、ガチエリアが2つ配置されているステージでは、両方のガチエリアを自チームで同時に確保しないとカウントが減らない。
また両方のエリアを確保中にどちらか一方のエリアでも中立状態になると、カウントストップしてしまうので、注意。

 

【ガチエリアの奪還】
もしガチエリアを確保された場合、自分の色で塗り替えすことで奪うことが出来る。
5割程度まで塗り替えすことで「カウントストップした!」と表示され、相手のカウント減少が止まる。
そこから8割程度まで自分の色にできれば、「ガチエリア確保した!」と表示され、自分チームのカウントが減少していく。

ペナルティタイムについて

ガチエリアを確保した後、相手に取り返されると「ペナルティタイム」が出現する。
ペナルティタイムはカウントの下に表示され、ペナルティタイムのあるチームが
再びガチエリアを確保してもカウントが減らず、代わりにペナルティタイムの時間が減っていくようになる。
ペナルティタイムを0にすることで、再び通常のカウントが減るようになる。
ペナルティタイムはガチエリアを長く確保していればいるほど課せられる量が増えていき、以下の式で算出される。

ペナルティタイム = 直前に確保していた時間 * 0.75 (小数点以下四捨五入)

この数値は、表記上では実際にペナルティを無くすために必要な時間よりも1多く表示されている。
(例えば50+1の次は49になり、50+0が存在しない。50+1の状態がそれに相当する)
また、ペナルティタイムが0でない状態で新たにペナルティが発生すると現在の数値に加算される。

このペナルティタイムは勝敗には直接影響しない。
いくらペナルティタイムがあったとしても、最終的にはカウントが少ないほうが勝利する。

自動SP増加条件

  • 敵にガチエリアを確保されていると増加(40秒で100%)
  • どちらも確保していない場合、カウントで負けているチームは自動で少しずつ増加(確保時より遅い)

延長戦について

ガチエリアでは、次のどちらかの条件を満たしている状態で試合時間が終了すると延長戦に突入する。

  1. 劣勢(残りカウント数が多い)チームがガチエリアを確保している
  2. 1.の状態からのカウントストップ状態かつカウントが止められてから10秒以内

劣勢チームがエリアを確保し続け、カウントリードした瞬間に試合終了となり、劣勢チームの逆転勝利となる。
カウントリードできずに上記条件を満たさなくなった、つまりエリアを取り返されるかカウントストップが10秒続いた時点で優勢チームの勝利となる。

ガチエリア指南

開幕は素早くガチエリアの周辺へ向かえ!

ガチエリアは圧倒的に防衛有利なルールだ。
詳しくは後述するが、一度エリアを確保されて防衛体制に入られてしまうと、カウントストップは容易ではない。
つまり、先にガチエリアとその周辺の状況を有利にした方が、試合全体でも有利になる、というわけだ。
では、先にガチエリア周辺の状況を有利にするには、どうすれば良いか?
答えは簡単、まずは素早くガチエリア周辺に向かうのだ。相手よりも早くエリア周辺にたどり着き、塗りで場を整えよう。
キルで数減らしができれば、なお良い。その間に塗り広げ、防衛体制に入ることができる。

 

なお、味方と進行ルートがかぶることがあるが、ナワバリバトルに比べるとさほど問題ではない。
なぜなら、ナワバリバトルではステージ全面が勝敗判定の対象なのに対し、ガチエリアではあくまでエリアのみが勝敗判定の対象であるからだ。
よって、エリア周辺に到着してから、それぞれ分かれて塗り拡げれば良い。
とにかく、最速でエリア周辺に向かうことを意識しよう。

 

反対に、リスクの高い行動は、「初手裏取り」だ。
成功した場合は相手を壊滅させ、有利状況を作ることができるが、
反面、自分が中央に辿り着く前に味方が人数不利で壊滅する、自分の裏取りが見つかったり失敗して機能しなくなり不利になる、といった危険を孕んでいる。
自分が持っているブキにもよるが、安定して勝つことを考えるのであれば、初手の裏取りはやめた方が良いだろう。

 

論外なのは、「有利ポジション確保などの目的もなく、エリア周辺まで遠回りで向かう」ことや、「単純に進行スピードが遅く、モタモタとエリア周辺へ向かう」ことだ。
これでは、エリア周辺が相手有利の状況になってしまう。
しかも、自分が遠回りした分、素早く前線に向かった仲間は人数不利だ。やられてしまう可能性も高い。
そのままエリア周辺を制圧されれば圧倒的不利になるし、ヘタすると人数差不利ループが始まってしまう。
こうなってしまうと、取り返すのは難しい。勝つのが難しくなってしまうぞ。

 

なお、初手で正面からの敵の数が少ないと感じたら、他の敵の裏取りを警戒しておこう。

ガチエリアを塗ろう!

当たり前じゃなイカ、と思うかもしれないが、これが一番大事だ。
敵を倒すことに夢中になるあまり、ガチエリアの防衛がおろそかになり奪い返されるのはよくあるパターン。
特に、調子良く敵を倒せているからと、攻め込みすぎてガチエリアの周辺から離れすぎてしまうのは危険だ。隙を突かれてガチエリアを塗られてしまう可能性があるぞ。
また、敵にガチエリアを取られている場合にも、ガチエリアを無視して敵と戦っていては負けに近づくばかりだ。
ガチエリアで一番大事なのは敵を倒すことではなく、ガチエリアを確保すること。
いくら敵を倒そうがガチエリアの確保時間が短ければ負けてしまうことを意識しよう。
逆に言えば、敵を一匹も倒せなくても、ガチエリアさえ確保できれば勝利できる。
むやみに前に突っ込まないこと、しっかりガチエリアを確保し自分の色に維持することを心がけよう。

ガチエリアの周辺も塗ろう!

ガチエリアのルールでは、指定エリアの中さえ自軍インクで塗られていれば、例え他の場所がどんなに敵インクだらけでも勝てる。
しかし、エリア周囲が敵インクだらけの状況で確保し続けるのはまず無理だろう。明らかな塗り負け状態では、あっという間にエリアを奪われるのがオチだ。
ガチエリアの中だけでなく、周辺も塗っておくと、エリア周辺での戦闘が格段に有利になり、エリアを奪われにくくなる。
ガチエリアの周辺で有利に戦える場所を覚え、そこも常に自軍インクで塗っておくことを意識しよう。

塗る意味の無い場所もあるぞ!

ナワバリバトルでは、全ての床の塗りに意味がある。
ステージの全面の塗り」が勝敗判定の対象だからだ。
しかし、ガチマッチでは全く事情が異なる。エリア内を除いて、「塗り自体は、勝敗の判定に全く影響が無い」からだ。
塗ってはいけない場所というのは無いが、塗っても意味の無い場所、あるいは意味の薄い場所は多く存在する。

 

特にガチエリアではそれが顕著だ。
なぜなら、ガチエリアの位置が固定であるために、戦場が中央付近から動きにくいからだ。
つまり、ガチヤグラやガチホコバトルのように、敵が自陣深くまで攻め込んでくることはあまりないのだ。
よって、自陣リスポン地点周辺などは、塗っても全く意味がないぞ。
塗っても意味のない場所を無目的に塗ってしまうことで、単純に時間・人員のロスとなり、それが勝敗に直結することすらあり、チームにとってマイナスになる。
特に自陣周辺を開幕で塗り尽くしてしまうと、後で味方がスペシャルゲージを貯める場所を吸い取ってしまうことになるので、明らかな悪手である。

 

塗ると効果的な場所/塗っても意味の無い場所を、素早く的確に見極めることが大切だ。

ガチエリアの中でやられるな!

自分が倒されると、自分の周りが相手の色のインクに染まる。
ガチエリアは意外に狭く、やられた時に飛び散るインクの範囲は意外なほど広い。
ガチエリアの中で倒された場合、単純に自分ひとり分の戦力がなくなることに加えて、一発でカウントが止まったり、相手に確保されてしまうことすらある。
ナワバリバトルでは後から塗り返せば良いが、カウントやペナルティが存在するガチエリアではそうも言っていられない。
絶対にガチエリアに足を入れるなとは言わないが、気をつけて戦おう。

防衛ポイントを確保し、前線を維持せよ!

ガチエリアの戦い方は、基本的にナワバリバトルと同じ。中央付近を制圧し、それを維持し続けることが最大の勝ち筋だ。
ガチエリアを確保できたら、次にやるべきことは、敵の侵入経路にそれぞれ人員を配置し防衛すること。
ガチエリア周辺に進入するための経路は、どのステージにもいくつか存在する。
敵の動きをしっかりと観察しつつ、侵入してくる敵を撃退するのだ。
これが、ガチエリアの基本的な戦い方。幸運にも全ての防衛ポイントを確保できたなら、勝利はグッと近づくぞ。
もちろん、他の防衛ポイントが崩されていないか、周囲のチェックは入念に行おう。トルネードでの遠隔塗りにも注意。
危なそうなら、ガチエリアやその周囲を塗りに戻ったり、他の防衛ポイントへ援護に行くことも大切だ。

4人同時に倒されるな!

ガチエリアはナワバリバトルと性質が似ている。となると、最大の負け筋はやはり味方4人が同時に倒されることだ。
全ての防衛ポイントを制圧されてしまい、取り返すことが難しくなる。
特にこちらがカウントリードしている時は、負け筋を摘むためにも4人同時に倒されないことを意識しよう。

ガチエリアは焦らず確実に取り返す!

敵に倒され、ガチエリアを取られてしまった!早くガチエリアに戻らなくては!
だがちょっと待とう。他のガチマッチと異なり敵はガチエリアにいるとは限らない
ガチエリアの中でやられるな!で説明した理由からガチエリア内にはいないと言ってもいい。
むしろガチエリアの周囲や、ルート途中に存在する防衛ポイントで、迎撃準備しつつ待ち構えているだろう。
そのためガチエリアに真っすぐ進んだら隙だらけだ。ガチエリアに向かうルートはよく考えよう。
また、ガチエリアへ向かう途中のクリアリングを入念に行おう
そして、相手がエリアを確保している間は味方全員のスペシャルゲージが自動増加する。
焦って敵のインクの中に飛び込まず、逃げ道が確保出来る程度の安全な場所から攻めていき、ゲージを溜めたら味方と連携してエリアの確保を目指そう。

1分1秒を無駄にするな!

相手にカウントを進められているとき、止めるべき対象が「面」であることがガチエリアの特徴である。逆にガチヤグラ・ガチホコバトルは止めるべき対象が「点」である。
このことは、ガチエリア戦ではどんなに1人で頑張ってもカウントを奪い返すどころか、カウントストップすら容易ではないことを意味している。

 

ここで考えてほしい点は100カウントが60秒であることだ。開幕全滅したりして一度劣勢になってしまうと、最短でたったの60秒しか逆転する猶予が存在しないということでもある。
60秒とはナワバリバトルの1/3倍の時間でしかない。また、一度やられてしまうとリスポーン地点から行動可能になるまで約8.5秒もかかる。つまり単純計算で14カウントもの間、戦線に絡むことができなくなるのだ。
さらにリスポーン地点からエリアにたどり着くまでにも時間がかかる。ここでクリアリングが不十分のまま焦ってエリアに向かうと途中で狩られる危険性もあるところが恐ろしい。

 

要するに、「このルールでは他のルールに比べ、時間の重みがまるで違う」ということ。
基本的に優勢であれば崩されることは少ないが、何らかの理由で瓦解してしまうと残りカウントが1であっても容赦なく逆転される。ノックアウトで敵を負かすまで一切気を抜いてはいけない(特にエリアが1つのステージ)。

 

「ガチエリアのコツ」で述べている内容はすべて「ノックアウトまで持ちこたえやすくなる方法」か「やられてしまった際のリスク軽減」について書かれている。
1分1秒を無駄にしないためにも丁寧な立ち回りを心がけたい。

ガチエリアでのサブウェポン運用法

  • スプリンクラー
    塗りの補助と前線維持に使おう。
    基本に従った運用に加えて、エリアの塗りを任せることで、自分は潜伏しつつ索敵やマップの確認を行える。
    ガチエリアが2ヶ所ある場合は、コレ1つで片方を確保可能で、自分はもう片方に専念できる。
    ガチエリアだけでなく周囲を塗らせても良い。敵の侵攻を妨害したり、周囲からの奇襲をかけやすくなる。
    スプリンクラーを使う上では基本となることだが、壊しにくい場所に設置すると、敵が視点をそちらに向ける際に大きな隙を晒すことになり、戦闘を有利に進めることが出来る。
    自分が死ぬとスプリンクラーも壊れてしまうため、倒すことよりも生存を重視した立ち回りを心がけよう。
    ステージ毎に有効な設置箇所は決まっているので、事前にさんぽで確認しておこう。
  • トラップ
    ガチエリアはとにかくいち早く優勢(防衛側)になることが重要であり、戦線より前に対してほとんど効果がないトラップは使いどころに困るサブウェポンである。
    通常の使い方の他に、エリア内の塗り返されやすい場所に置いておく、という方法もある。
    エリア内が塗られた際、自動で塗り返してくれる効果がある。本当にわずかだが、時間が稼げるだろう。
    爆発による塗り範囲は広いが、足元にしか設置できないという欠点があり、エリア内に入って設置するには大きな隙を晒してしまう。
    そのため、交戦中のエリア内や、敵陣側のエリアに、無理に設置しに行ったりしないように。ただの的である。
    あまり積極的に使うものではないが、もし使うなら、タイミングを最大限に見極めたい。
    たった10秒で自爆してしまうのも欠点。安全な時に使っても、すぐに自爆してしまい空振りに終わることが多い。
    安全に設置できるほど優勢なら、普通にメインで牽制したり気づかれない位置に潜伏していたほうが有用。
    ただ、無理に使って死ぬよりは無駄トラップの方がマシである。

ガチエリアでのスペシャルウェポンの使い方

  • トルネード
    どこからでもガチエリアを塗ることができるが、押し込まれて不利な状態で直接エリアを塗っても即座に塗り返されてしまうので、あまり意味が無い。
    そういう時は、基本に従って前線を上げるために使う運用が主になるだろう。
    発射の際の隙が甚大なので、一旦前線から撤退しなければならないのもネック。
    ブキによっては、エリアの半分をトルネードで塗り、もう半分をメインウェポンで塗って強引にエリアを確保することもできる。

特殊な戦術

タッグ専用の戦術。
大きさにもよるが、ガチエリアにトルネードを2発程度同時に撃ち込むと強引に確保できる。
制圧できていないならすぐに塗り返されてしまうが、少しカウントを稼げ、ペナルティタイムをつけることが可能。
ガチエリアが2つに分かれているステージでは、膠着状態の場合に相手側を確保すれば少しではあるがカウントを稼げる。
相手側を塗り返されたところで自陣側が残っているのでこちらがペナルティを背負う心配が無い。

こちらもタッグ専用の戦術。
2~4人でボムラッシュすれば、種類にもよるがガチエリアから敵を退却させ、一気にエリアを確保することができる。
しかし、失敗すれば一気に窮地に追い込まれたり、ガチエリアが2つのときには一気に確保できない可能性があるため、2つあるステージでは多連トルネードのほうが優れている状況もある。
タッグマッチをやる時は、それも考えて作戦を考えるのもありだろう。