Splatoon2指南

Last-modified: 2023-09-16 (土) 19:35:30

はじめに

このページでは『Splatoon2』のいずれの対戦モードにも通用する、基本的な心構えをまとめている。
本作で初めてSplatoonを遊びはじめたという人や、初心者の人は参考にしてみよう。

インターネット上の声を恐れるな!

インターネットという大海には実に多くの情報が氾濫しており、『Splatoon2』というゲームに関しても例外ではない。
特に5ちゃんねるなどの匿名掲示板やTwitterなどのSNSでは、日々多くのプレイヤー達が情報を共有・交流している。
勿論、このwikiもその一つだ。

そんなプレイヤーの中には残念ながら、自分のプレイングを省みず敗因を味方やゲームバランスのせいにする者、
味方が特定のブキを担ぐことを酷く嫌う者、思うように動いてくれない人のユーザーネームを晒す者もいる。

彼らには共通点があり、その瞬間しか見ていない
すなわち、自分に都合の悪い一部だけで物事を考えているのだ。
そういう者達の声に惑わされてはならない。
また、自分がそういったことをする側にならないように注意しよう。

安易な風潮にご用心

たまに「〇〇を使っておけば間違いない」「〇〇以外はク(以下略)」という極端な意見がチラホラ見受けられ、
このような意見が集まって「風潮」を形づくることがある。
この風潮に簡単に乗るのは危険だ。

簡単に世間の風潮に乗っかることは、悪く言えば「思考停止」。
安易な一般論に走らず自分の頭で考え、仮説を立てることを止めない方が良い。

基礎知識

プレイヤーの基本操作を覚えよう

バトルで勝利するためにも、まずは基本的な操作方法をしっかりと覚えよう。
はじめてゲームを開始するときは操作方法のチュートリアルが始まるが、
これ以外にもブキの「試しうち」やステージの「さんぽ」でも操作の練習ができるぞ。
ボタンの操作方法は「バトルの基本」ページにまとめているので、気になる人は参照しよう。

ブキの「試しうち」

ハイカラスクエアにいるときに[+]ボタンを押すとカスタマイズ画面になる。
ここでブキを選んで[Y]ボタンを押すと、そのブキの「試しうち」ができる。

試しうちのステージではマト(イカの形をしたバルーン)がいくつか配置されており、
インクを当てるとダメージを与えられる。
あたえたダメージの合計はマトの上に数値で表示され、これが「100.0」を越えると割ることができる。ただし擬似確は効かないので注意。
マトはプレイヤーの体力と同じ耐久力となっており、マトを相手に攻撃の練習ができるぞ。
相手にねらいをつける(エイム)練習にも便利なので、対戦を始める前に活用しよう。

ブキによって威力はさまざまで、マトに攻撃を当てると実際の威力を数値で確認できる。
また、サブウェポンスペシャルウェポンの効果や威力を確かめることも可能だ。
どのようにブキを使えば相手を上手く倒せるか、マトを相手に研究してみよう。

なお、試しうち中でもカメラの設定やブキの変更ができる。
また、ブキ屋からでも「試しうち」ができ、その場合はまだ購入していないブキでも試しうちができる。
ステージの塗り状態は[-]ボタン→「塗りリセット」でいつでも初期状態に戻すことができるぞ。

ステージの「さんぽ」

ロビー画面で「レギュラーマッチ」「ガチマッチ」「リーグマッチ」「フェスマッチ」を選択中に[Y]ボタンを押すと、現在のステージで自由に行動できる「さんぽ」モードが始まる。

「さんぽ」では自分以外の味方や相手のプレイヤーは1人もいないが、ほかは実際の対戦中と同じ仕様となり、
装備中のブキやギアを持ちこむことができる。
またモードによってステージの地形や配置が異なっており、選んだモード仕様のステージをさんぽできる。
はじめてプレイするステージがあるときは「さんぽ」でよく調べておくのがおすすめだ。
色々なブキを持って散歩するのも大事だ。
長射程のブキを持って高台に登り「どこから撃てばどこに当たるか?」
「ここからこのブキを構えた時の死角はどこか?」を調べれば相手のマトにならずに済む確率がグッと上がる。

ちなみに「フェスマッチ」でのみプレイできるステージ「ミステリーゾーン」もさんぽができるぞ。

カメラ、色覚サポートの設定

[X]ボタンのメニュー画面→「オプション」を選ぶとカメラの感度や反転の設定ができる。
TVモード・テーブルモードと、携帯モード時のものと別々に設定が可能だ。
カメラの設定はゲームを快適に遊ぶ上でとても重要なので、自分にピッタリ合う調整をしておこう。

カメラの動きが速すぎる、画面を見ていると酔うという人は、
感度を低めに(マイナス)にするのがおすすめ。
ゲームに慣れてきたら感度を徐々に上げて、自分に合う設定を探そう。

また、ジャイロ操作をONにするとコントローラー(本体)をかたむけて直感的にカメラを操作できる。
慣れるとゲームでも有利なのでONにするのがおススメだが、
しばらくジャイロ操作をしてみてどうしても合わないと思ったらOFFにしてみよう。

また「オプション」内では「色覚サポート」の設定ができる。
ONにするとインクカラーが見分けやすくなるように決まった色に固定される。
見わけづらい色があるという人はONにしてみよう。

ヒーローモードで操作の練習

1人用の「ヒーローモード」では操作方法のレクチャーをしてもらえるほか、
ゲームを進めると色々な種類のブキを使用できるようになる。
ステージを攻略していくうちに基本的な操作やテクニックを身につけられるぞ。
インターネット対戦以外で操作方法をマスターしたいという人におススメだ。

ちなみに、ヒーローモードへはハイカラスクエアのブキ屋近くにあるマンホールから行くことができる。
[X]ボタンでメニューを開いて「タコツボキャニオン」を選んでもアクセスできる。

ヒトとイカの切り替え

通常の「ヒト」状態と、[ZL]を押しているあいだの「イカ」状態ではできることが異なる。
それぞれ主にイカのような異なる特徴があるため、うまく活用することが大切だ。

  • イカ状態
    • 自分のインクの上でイカになるともぐって姿を隠す(イカセンプク)ことができ、もぐっている間は相手に見つかりにくい
    • イカセンプクしている間はインクタンクが高速で回復する
    • 自分のインクが塗られている地面やカベなら、イカセンプクしながら移動したり登ったりできる(イカダッシュ)
    • イカダッシュではヒト状態よりも速く進め、ダッシュ中にジャンプするとより遠くに飛べる
    • ブキの使用はできない

こまめにインクを回復

メインウェポン、サブウェポンを使うと、プレイヤーの背中にあるインクタンクのインクが減っていく。
ウェポンを使用するときにインクが足りないと「インク不足!」と表示されるので、残りのインク量に注意しよう。
とくにサブウェポンはインクの消費量がかなり多く、使用直後はインクタンクの残りが少ない状態になる。
相手が近くにいるときはとくに気をつけよう。

ちなみに、背中のインクタンクをよく見ると目盛りがついているのがわかる。
これはサブウェポンの使用に必要なインク量を示している。

消費したインクはブキを使っていない間に自動でゆっくり回復していくが、
自分のインクが塗られた地面やカベにセンプクすると、より速く回復する。
ある程度インクが減ってきたら、カベのウラなどの安全な場所でセンプクして回復しよう。
こまめにインクを回復することで、上手に立ちまわれるようになるぞ。

効率よく塗るには

インクを撃つとき下を向きながら撃ってはいないだろうか?
この方法は、足もとをすばやく塗ることができるので足場を確保したいときには有効だが、
いつも下を向いて塗るとあまり広く塗ることができず、塗り効率は落ちてしまう。

ほとんどのブキはカメラを水平に向けながら撃つことでより広く塗ることができ、
[Y]ボタンを押してカメラリセットしたときの角度がちょうど水平となっている。
コントローラー(本体)をラクな持ち方で持って[Y]ボタンを押し、カメラをリセットしてから塗り始めよう。

メインやサブでクリアリング(安全確認)

カベや障害物のウラ、相手のインクが少しでも塗られている場所では、
相手プレイヤーがセンプクしていることがある。
そのままつっこむと不意打ちされる可能性があり、とても危険だ。
相手のインクが広がっているときはメインウェポンで塗り返して、相手がいないかどうかを確かめよう。
スプラッシュボム」等のボムや「ポイントセンサー」を相手がいそうな所に投げるのも有効だ。

スペシャルウェポンについて

ステージの地面を塗ると画面右上のスペシャルゲージがたまり、
満タンになるとスペシャルウェポンが1回発動できるようになる。
「キュピーン」という効果音がしたら満タンになった合図で、
満タンになっている間はプレイヤーの頭がキラキラ光るようになる。
使うときは[R]スティックをカチッと押しこもう。

スペシャルウェポンは使用するタイミングがとても重要。
有利な位置にいるチャージャーなどを「マルチミサイル」や「ハイパープレッサー」で追い払ったり、
味方が前線に突撃するタイミングで「インクアーマー」を発動したり……
いつ使えばより効果的か、考えて使ってみよう。

なお、スペシャルウェポン使用直後はインクタンクがすぐに全回復する。
また、相手にやられるとたまっていたスペシャルゲージが減少してしまうので注意しよう。

スーパージャンプの操作について

バトル中に[X]ボタンでナワバリマップを開き、味方やスタート地点、「ジャンプビーコン」を選んで
[A]ボタンを押すと、その位置まで「スーパージャンプ」することができる。
飛び先の指定は方向ボタンを押すか、コントローラー(本体)をかたむけて動かせるポインターでも選択ができる。
一度ポインターを飛び先に重ねると選択された状態になり、
ほかの位置にポインターを移動させるまで選択は解除されない。
なお、自分や味方が設置した「ジャンプビーコン」はポインターでのみ選択できる。
飛びたい位置を選択したら[A]ボタンを押そう。

なお、スーパージャンプの着地先にはマーカーが表示される。
ジャンプビーコンに飛ぶ場合は、相手にビーコンを破壊されるまでは表示されない)
着地先のマーカーは相手チームのプレイヤーにも見えているので要注意。
うかつにスーパージャンプすると着地先でやられることもあるので、ナワバリマップをよく見て判断しよう。

そのほか

ランクが上がったらお店へ

インターネット対戦に参加してケイケン値をためると「ランク」が上がっていく。
ランクが「2」以上になるとブキ屋が、ランクが「4」以上になると
ギアのお店(アタマ屋・フク屋・クツ屋)で買い物ができるようになる。

ランクが「30」になるまではランクが上がるたびに新しいブキがお店に追加されるので、
ランクが上がったらブキ屋に行ってみよう。
色々なブキを使うことで新しい発見があるかもしれないぞ。

ギアにはバトル中に様々な効果を発揮する「ギアパワー」がついている。
ギアもたくさんの種類があるが、ギアのお店に並ぶ商品は各お店で1日につき6種類で、
毎日0時を過ぎると商品がランダムに入れ替わるため、買わなかったギアが次にいつお店にならぶかはわからない。
そのため、ギアのお店に毎日のぞいてみて、おカネがある限り買っておくのがおススメだ。

ジャッジくんのアドバイス

ハイカラスクエアの広場のロビーの近くにいるジャッジくんに話しかけると、
バトルで活躍するためのアドバイスを聞くことができる。
自分のランクに応じたアドバイスをしてくれるので、たまに話を聞きに行ってみよう。
また、ランクが「30」以上になると、ランクが1つ上がるたびに「スーパーサザエ」をくれるようになる。

上手くなるための心構え

とにかくプレイあるのみ!

最大の近道は、たくさんプレイすること。結局はこれに尽きる。

今ウデマエXの上位にいる人たちは、基本的にほとんどが前作や他シューティングゲームの熟練者だ。
今作から入った初心者イカはついていけなくて心が折れそうになるかもしれないが、
上級者は既に膨大な練習量による経験と知識の貯蓄がある。これはどうしようもない。
今作初心者がついていけないのは当然なのだ。
自分のペースで、焦らず確実に継続すれば必ず実力は付いてくることを忘れないでほしい。

負けを味方のせいにして終わらせない!

本作のオンラインモードはすべてチームプレイだ。
もちろん味方のせいで負けることもあるし、イライラすることもあるだろう。
しかし、やたらと味方を批判してもあまり上達の役には立たない。
理論上、自分が一切やられず敵を全員倒し続けられればどんな試合でも勝てるはずであり、
実際はそうなっていないのだから、自分にも必ず何かしらの負けた理由はあるのだ。当然それはあなた自身が一番分かっていることでもある。
もちろん味方の問題点を冷静に分析するのは重要だが、大事なのはそれを味方にぶつけることではなく、
「ここで自分がこうしたら勝てていたかも…」と自分がやるべきだったこと、自分が今後の試合でやらない方がよいことの教訓を見つけることだ。
・・・ただし、例外はあり、多少は「味方のせい」と割り切ったほうがいい場合もある。詳しくは用語集の「反ティルト状態」を参照されたし。

 

人間負けが込んでイライラすることは誰しもある。それ自体は悪いことではない。
そこから何を学んで次に繋げるかはプレイヤーにかかっている。

ギアパワーを上手く活用しよう!

基本的にギアパワーは好きなものを積んでいいのだが、少しでも上達したい/上を目指したいのであれば、様々なギアパワーの効果をしっかり把握した上で、ギア調整して活用しよう。
ウデマエXの上位にいる人たちは、ブキの性能やギアの効果を頭に入れた上で「どのブキにどのギアが相性良いのか」「どのギアをいくつ積むとどういった効果が得られるのか」をサブギア1個単位で細かく調整している熟練者がほとんどである。
知識を得ていくと、例えばイカ移動速度アップやスペシャル増加量アップといった、全身のギアパワーの種類が1~3種のみで揃えているプレイヤーを多く見かける。だが大前提としてギアパワーは同じものを積めば積むほど効果が落ちていき、一定数を越えたあたりから効果が激減するので、大変非効率である。上位者で全身を1~3種のみで綺麗に揃えている人はほとんどいない。同じギアパワーばかりだと効果が落ちると知っており、勝つ為に必要だからサブギア1個単位で細かく調整して積んでいるのである。*1
wikiやプレイ動画、解説動画で「ギアパワーは何を積むといいのか」をしっかり学びつつ、試合に臨もう。

プレイ動画をたくさん見よう!

スプラトゥーンのプレイ動画はインターネット上に溢れかえっており、ネット回線さえあれば、いつでもどこでも動画を見ることができる。
動画は非常に上手い人の試合(≒プロや公式大会)、プロほど上手くはないが解説が非常にわかりやすい人、下手ながらワイワイ楽しんでいる人、などさまざまだ。
それぞれ違う形で参考になり、必ず上達の助けになるため、とにかくいろいろな動画を見ることをおすすめする。
見て学んだことを次のプレイで活かして…を繰り返すのは非常に効果的な練習法だ。
いつも見ている人の動画を見ているときに「…あれ?ここはそうじゃなくてこうした方がよかったんじゃ…?」などと思うことがあったら、それはキミが立派に上達している証拠だ。

漫画「splatoon」も読んでみよう!

2015年よりコロコロコミックにて連載されている、スプラトゥーン公式の漫画である。主人公のゴーグルくんとその仲間達(ブルーチーム)と、そのライバル達との戦いを描いた物語だ。ここでバトルに関する、様々な知識や、バトルする上での心得を学ぶことができる。もちろんコロコロ特有のギャグ展開もあるが、いろいろ為になることが描かれているのでぜひ読んでみてはイカがだろうか。


*1 メイン性能アップによる疑似確調整は例外である。