VT-1

ドイツ 中戦車 VT-1

ちなみにMBT-2000もVT-1と呼ばれていたりする。

史実

ふぇあずーふすとれーがー

「二連装ケースメイト方式装甲戦闘車DRK計画車両、VT-1」と言えばやっと通じるレベルの知名度。

そもそもはイギリスと共同で開発がスタートした。が、何を思ったかドイツがケースメイト方式にこだわったため、呆れたイギリスは離脱。（この時点でレオパルド2は開発中だったため、普通の戦車は必要無かった）

1972年より何台か試作車が造られテストされたが、75年秋のミュンスターでの試験にて、レオ2に対するアドバンテージが何1つ無かったため、12月に開発凍結が決定。闇に葬られた。
試作車の生き残りはミュンスター博物館で余生を過ごしているらしい。

Versuchsträgeräger

レオ1の後継を目標としており、MBT-70の車体を短縮して主砲を2門、車体に固定。主砲は105mm、120mmなど試作車により異なり、装填方法も初期は手動だったが、後発車両になると6発オートローダーに変更された。

砲塔なしの連装により反応時間の短縮、軽量化による機動性の向上が期待できた。また車高が低く、乗員区画を削った事で前面装甲を厚くし、防御性能を向上する狙いがあった。

実際のところ、上述のいわゆる突撃砲の利点がしっかり生かされており、やや特殊な照準の手法ではあったが各種電子装備のおかげで射撃性能は良好であったようだ。

ステータス

• 最大仰角9゜/俯角9゜
• 4537exp/強化ポイント
• 弾薬AP,APDS,HEATで各11000Sr、追加のみ
• 砲、装填速度、レーダー強化時tier上昇なし
• 水上/水中走行装備なし

どうして

初期tier31、ドイツMBTツリーに存在する中戦車。
火力はT-92に80弱×2と、2発でランク相応となるが、FCSもクソもねぇTTではまともに当たらない。史実でFCSと砲手が行っていたように、「車体を左右に振って予測円で相手をなぞり→敵と重なった点で射撃」という過程を踏む必要がある。もちろん狙撃など不可能。

装甲値71、各種防御強化なしと防御面もあまり良くない。前面のみ少し硬いが、横も後ろもレオ1と大差ない。おまけに、試作車故かスモークもない。ちなみにフロートも徒渉装置もない。引き換えに機動性は良好であり、旋回性能はやや良すぎてフラフラする。

なんで

なぜ無線機がそんなに高い...！

なぜ装填棒もそんなに高い...！

弾も高いのだ...！

\デンッ/

...なぜそこにいるッッッッ！！！
邪魔ッッッッ！圧倒的...邪魔ッッッッ...！

長所

• 明らかなネタ枠
• 機動性は良い
• 絶滅危惧種(戦車)

短所

• どうしようもない性能
  • 精度もねぇHEもねぇ煙幕もなきゃ装甲もねぇ
  • 強化しても辛いもんは辛い
• 信じられない程に高い改造費
• ２連装である必要はどこに...
  • 浪漫

総評

高い機動性で戦場を転々と移動でき、使ってて面白い車両ではある。が、敵を次々撃破する爽快感は無い。むしろ次々焼かれる癖に全然撃破できずストレスが溜まる。

如何せん強化費用が高いので、出来るだけ安く済ませたい。が、経験値を集めるためには装填速度とAPDSはほぼ必須なのである程度の出費は避けられない。

あからさまにゲテモノなのだから、ヤグアル交換してプレミア車両にでもぶち込んで欲しかった。

VT-1「ドイツの技術は！！！」

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