こるしゅしゅ/The Kolshushu Region
ミンダルシア大陸にあるリージョンのひとつ。
ミンダルシア大陸の中央を占める広大な乾燥地帯。
『コルシュシュ』とはタルタル語で『決断の地』を意味し、遙か昔、クォン大陸から大移動してきたタルタル諸族が、この地で水不足と転落により多くの人命を失い、それでも旅を続けるかどうか、族長会議で決した故事による。
コルシュシュに含まれるエリア
- タロンギ大峡谷(フィールド)
- ブブリム半島(フィールド)
- ビビキー湾(フィールド)
- シャクラミの地下迷宮(ダンジョン)
- オンゾゾの迷路(ダンジョン)
- マウラ(街)
- マナクリッパー(フィールド)
リージョンガイド
ミンダルシア大陸中部乾燥地域。東部のブブリム半島も含まれる。
このリージョン西部に位置するタロンギ大峡谷は、ミンダルシア大陸全体の中央部にあり、クォン大陸にも見られる「メアの岩」と呼ばれる建造物が存在する。
一方、東部ブブリム半島にはウィンダス連邦に属する港町マウラがある。
以前は冒険者たちで活気に包まれた町であったが、近年過疎化が進んでいる。
ここマウラからはクォン大陸にあるセルビナへの定期機船も出ている。
また、アトルガンパッチで、マウラからアルザビへいけるようになった。
アウトポスト | ブブリム半島 |
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ガード | ブブリム半島・タロンギ大峡谷口 |
テレポイント | タロンギ大峡谷(メアの岩) |
天気 | 風(風)、雨(水)、砂塵(土) |
隣接リージョン | アラゴーニュ、サルタバルタ,ザルクヘイム(機船経由),ルモリア,西アトルガン地方(機船経由) |
備考
この地で水不足と転落により多くの人命を失い それでも旅を続けるかどうか、族長会議で決した故事による。
とあるが、「水不足」、「転落」というキーワードから考えると、コルシュシュの地名ともなった「決断」はタロンギ大峡谷でなされたのではないだろうか?
公式にある「The History of Vana'diel 第一章 大移住時代」のイラストによると、
天晶暦200年頃、ミンダルシア大陸に渡って来た放浪の民タルタル族の移住コースはこのようになっている。
クォン大陸の北部フォルガンディの東端から、クフィムの北部にある孤島を渡り、リ・テロアの北端からミンダルシア大陸に上陸し、南下してサルタバルタに移住したように見える。
「極寒の地」凍結の回廊の更に東奥をあの小さな体で寒さに耐えながら(ここで命を落としたタルタルも多いのでは)移動し、
未実装ではあるがフォルガンディとの位置関係から恐らく厳しい環境であろう孤島から孤島を如何にしてか渡り、
未開の地、針葉樹林や巨木が繁茂する入り組んだリ・テロア地方からあの短い手足で高低差の激しいアラゴーニュの山岳地帯を抜け、そして荒涼とした大地が広がるタロンギ大峡谷へ。
かつて現タロンギ大峡谷には、曲がりくねった複雑な流域が流れ、それによって浸食され大渓谷が形成されたようだが、タルタルがここに渡って来た頃には恐らく既に「水」は存在しなかったと推測できる。
この頃、まだ魔法を習得していない小さな放浪の民にとって、どれ程過酷な旅路だったのか・・・。
ここに来るまでに沢山のタルタルが力尽き、先の見えない過酷極まりない旅路に心も体もボロボロになり各々が限界に達し始め、それでもまだ先へ進むのかどうか、それぞれの族長達が話し合い、「決断」した地。
普段は何気なく通りすぎ、テレポメアやOPテレポで簡単にワープできてしまう地域。
しかし時には足を止め、峡谷を眺めながら、その昔ここを旅し、尊い仲間を失いながらも「決断」し、我々の故郷である「約束の地」サルタバルタへ辿り着いた勇敢なる先人達に思いをはせてみてはいかがだろうか。
きっとあなた達タルタルの目には、今まで以上に素晴らしい景色に映ることだろう。
ちなみに一部では
伝説では古代の民に導かれ、遥か辺境より移住したと言われている。
とあるが、詳しくは明かされていない。
無謀とも思える過酷な大移動の旅路で多くの人命が失われながらも移動を続けた理由は
そういった導きによる力があったからなのかもしれない。
だとしても、それを信じ仲間が倒れていく中続けた旅はきっと苦難の連続で心が折れる事もあっただろう。
そうして辿り着き、築かれたウィンダス連邦。
平和を願わずにはいられない。