:チュートリアル第五回は「スペルカードルート」の解説です。
スペルカードルートとは
:大抵は「スペカルート」または「スペルルート」と略されることが多いです。
このルートは「スペル」および「スペルカード」の使用と強化を目的とした昇進の取り方です。
昇進ツリーは以下のようになっています。
それぞれの詳細はまた後ほどいたしますので、とりあえず眺めておいてください。
↑コンバットやSTGに比べると非常にシンプルになっています。
:スペルとかスペカっていうのは、言ってしまえば魔法のようなものね。
スキルみたいにいつでも効果があるわけじゃなくて、プレイヤーが意図的に発動させる必要があるわ。
:上の絵は東方ユニットの1人である依玖さんがスペルカードを使用した場面です。
敵対都市に対し雷を落とし、人口を減少させています。
:ちなみに、このスペカは専用のエフェクトが用意されているため雷がちゃんと落ちてるわ。
ほとんどのスペルやスペカは汎用的で画一的なエフェクトなんだけれど、少しずつ追加はされていくと思うわ。
:現在はフランや勇儀さんなど、ごく一部のユニットだけですしね。
さて、それではスペルやスペルカードを使用する方法についてですが、
東方ユニットには専用のアクションアイコンが追加されているため、それらをクリックすることで発動します。
↑右側の見慣れないアイコン3種類がそれです。左から順に、スペルカード、Exスペル、Phanスペルと呼ばれています。
:全ての東方ユニットは異なる効果の「スペルカード」や「スペル」をもち、その種類は150を超えます。
とはいえ完全に覚える必要は無く、アイコンの上にマウスカーソルを合わせることで効果の説明を見ることができます。
:説明文の中に[6]っていう表記が見えると思うけれど、
こんな風に[]で括られた数字はユニットの成長に応じて自動的に変化していくの。
基本的には、あとで説明する「カードアタックレベル(CAレベル)」に応じてどんどん増えていくわね。
:ただし、スペルやスペルカードはいつでも使用できるわけではなく、ある程度の条件が存在します。
使用できないときはこんな風に暗転表示されているため、クリックしても効果が発動しません。
:暗転表示のときでもカーソルをあわせれば説明文は見れるから、効果を確認することはできるけどね。
:そして使用するための条件は以下のようになっています。
スペルカードとスペルは似ていますが明確に区分が分かれているので注意してくださいね。
使用条件 | 備考 | |
スペルカード | 昇進「スペルカード」が必要 | 発動すると昇進「スペルカード」を消費 |
スペル | 昇進「難易度Extra」、「難易度Phantasm」が必要 | 何度でも使用可能 |
:スペルカードは強力な代わりに昇進一つを消費してしまうため、おのずと回数制限が生まれます。
スペルはスペルカードに比べると効果は低いですが、その代わり条件を満たせば何度でも使用することができます。
:全ての東方ユニットには1種類のスペルカードと、2種類のスペルが用意されているわ。
昇進の「スペルカード」は経験値さえあれば何度でも取得できるから、経験値さえあれば何度でも使用できるわね。
とはいえ、現実的には一回のゲームでせいぜい数回の使用がいいところかしらね。
「スペル」は難易度Extraの昇進があれば「Exスペル」が使えるようになって、
難易度Phantasmの昇進があれば「Phanスペル」が使えるようになるわ。
昇進ツリーに関してはあとでまた説明するからちょっと待ってちょうだい。
あと、スペカもスペルも使用すると「スペル使用済み」状態になって、次のターンになるまでどちらも使えなくなるの。
:スペルカードとスペルを含め、1ターンに1回だけ使用できる、というわけですね。
ユニットによっては3種類以上のスペルを持ち、「どのスペルを使用するか」がまた悩ましいことになります。
カードアタックレベル(Card Attack Level : CAレベル)について
:先ほど霊夢さんが少し触れていたカードアタックレベルについての解説です。
これは「東方花映塚」に登場したシステムとほぼ同じと考えてもらって良いでしょう。
カードアタックレベルが上がるほど、スペルカードや一部のスペルの効果がどんどん上昇していきます。
:カードアタックレベルは「CAレベル」あるいは「CAL」と略されて表記されることが多いわね。
ゲーム中でも文字数の都合からCAレベルって表示されているわ。
:カードアタックレベルを上昇させる方法は大きく2つあり、ユニットをアップグレードするか、
特定の昇進を獲得することでカードアタックレベルを上昇させることができます。
:例外として、スペカを発動させたときにも1上昇するわ。
だけど、CAレベルを上昇させることが目的ならば他の昇進を取ったほうが効率的ね。
スペルカードルートの昇進について
:スペルカードルートに関係のある昇進は全部で8種類です。
最初の昇進ツリーに記載された6種類(まとめて難易度系昇進と呼ばれています)のほかに、
「スペルカード」と「カードアタックレベル強化」という昇進が存在しており、
それぞれの効果は以下のようになっています。
昇進 | 効果 | 備考 | |
難易度Easy | CAL+1 | スタックへの砲撃回避能力+2% | |
難易度Normal | CAL+2 | スタックへの砲撃回避能力+4% | |
難易度Hard | CAL+3 | スタックへの砲撃回避能力+6% | レベル+1 |
難易度Lunatic | CAL+4 | スタックへの砲撃回避能力+8% | レベル+1 |
難易度Extra | CAL+1 | スタックへの砲撃回避能力+5% | レベル+1&br()Exスペルが使用可能になる |
難易度Phantasm | CAL+1 | スタックへの砲撃回避能力+5% | レベル+1&br()Phanスペルが使用可能になる |
スペルカード | スペルカードが使用可能になる | ||
カードアタックレベル強化 | CAL+15% | 何度でも取得可能 |
:備考に「レベル+1」と書いてあるものは、その昇進を取得した際にユニットのレベルが一つ余計に上昇します。
本来、1つしか上昇しないはずのレベルが2つ上がることにより、実質昇進二つ分の経験値が必要になります。
:もっとも、その分強力な昇進だからそうなっているのだけどね。
あと、「カードアタックレベル強化」は割合増加の昇進だから、CAレベルの基本値が高いときの方が効果が大きいわ。
:なお、RTSのコサックスというゲームと違い、
「難易度Easy~Lunaを取ってからCAレベル強化を取得する」
「CAレベル強化を取得してから、難易度Easy~Lunaを取る」
の両者に最終的なCAレベルの違いはありません。
:兵の攻撃力を「+10」してから「+40%」するか、順番を逆にするかで最終的な攻撃力が全然違うのよね、あのゲーム。
もっというと「+40%」→「+20%」か、「+20%」→「+40%」でもまた結果が変わってくるって言う…
って、阿求?、いまどきこんなネタ通じないと思うわよ?
:こんな話についてこれる霊夢さんも霊夢さんだと思いますよ。
砲撃回避能力について
:さて、話を戻しまして、先ほどの昇進の効果表にあった「砲撃回避能力」についてです。
:STGルートの時にも少しだけ触れたけれど、この能力があると敵からの砲撃を回避できるときがあるの。
「回避率」っていう形の能力だから、「回避率100%」になれば全て避けられるようになるわ。
:難易度系の昇進を持っていると、その能力が同じスタックの全味方ユニットに与えられます。
きっちりと揃えればほぼ全ての砲撃を回避可能です。
:強力なスペカが使用可能で、砲撃まで回避できるスペカルートが万能じゃないかと思うかも知れないけれど、
これまたやっぱりそうじゃないのよね。
弾幕耐性について
:東方叙事詩には「弾幕耐性」と呼ばれる能力があり、
この能力を持つ相手に対してはスペルやスペルカードの効果が軽減されてしまいます。
:この能力は主にコンバットルートなんかを選択するとついてくるわね。
例えば弾幕耐性50%ならスペカの効果は半減されてしまうし、100%なら完全に無効化されてしまうわ。
:一部、相手の弾幕耐性を貫通するような効果もあるのですが、
基本的には「コンバットルート相手にスペカルートは不利」です。
:さて、これまで3回にわたってそれぞれの昇進ルートについての解説を行ってきましたが、
結局はどれも一長一短で「常にこのルート」が良いというものはありません。
:それぞれのルートは3すくみの関係になっているからね。
どのルートを選ぶかは戦略や、仮想敵国の状況にあわせていく必要があるわ。
:それでは次回は、その辺りを踏まえての「まとめと補足」です。