幽々子様が大醸造人と戯れるようです　その2

官僚制取得～自由主義まで

「さて前回から少しだけ時間を飛ばしてAD450年、序盤と中盤の境目になるであろう官吏を取得したところから始めましょうか」
「確か前回ラストがAD25年でしたか？また随分飛ばしましたね」
「いいのよ。今回のメインはまだまだ先だし、今のところはただの官僚制経済、既に語りつくされてる戦法よ。重要なところまでは巻いていきましょう。」
「強いて違うところを挙げるとすると、食料不足でやや首都の人口が寂しいこと、そして森が大分残っていることでしょうか」
「首都の人口が少ないのは否定しないけど、今回のケースだとこれだけあれば既に十分と言っていいわね」

「画像はAD600年の首都のSSだけど、見ての通り森は殆ど残してプレイしているわ
つまりは張れる小屋も少ない分、配置する市民もそんなに多くはなくていいのよ」
「食料も殆ど無い分専門家を雇うのも現実的ではありませんしね。この首都は現時点では力不足、といわざるを得ません」


「それと技術取得ルートですが、キャッチアップ用の美学を取得後そのまま文学→音楽、それから官吏へ向かっています。
音楽は文学完成時は文学独占だったので無償の黄金期を狙えるかと思って狙ってみたのですが、結果的には天子さんに先を越されましたね」
「ただ私達と天子しか持っていない寡占技術を取得できたのだから、その音楽をバラ撒いて更に技術を取得、結果的にはそれほど悪くはなかったわ」
「そのまま文学無視して官吏直行も勿論悪くはなかったのですけどね。この辺りはプレイヤー毎の好みによるところが大きいでしょう。
また、官吏取得以降の内政方針は以下のように進めています」

技術取得ルート（交換取得も含む）…美学→文学→音楽→官吏→鋳金→通貨
　　　　　　　　　　　　　　　　　→式神（独自技術2）→演劇→機械→紙→教育
内政…出回っている技術は交換できそうならば現金と交換して100％研究の自転車操業
　　　領内にジャングルが多いため、多少労働者をやや多めに生産
　　　独自技術2の取得も地形改善を捗らせるため
　　　地形改善は首都以外は農場を中心に張る
　　　丘は機械取得後はUI文人の墓標に張り替える
生産物…他文明と国境を接している第二都市マヨヒガ、第三都市桜花結界では文化施設を優先的に作成
　　　　その他後方都市では建設済みのものも含め6つの図書館の作成を急ぐ
　　　　これは教育完成後すぐに大学を建設、OXの解禁を急ぐための前準備
　　　　現在はカースト制のため穀物庫はすぐに建設する理由は無い、との判断もある
　　　　バチカンは咲夜から入ってきた中国酒派のため、蜂蜜酒を採用しつつ中国酒を撒いていく方向へ
偉人…各都市では継続的に科学者を雇用、ついでに平和主義を入れているため科学者も少しは出る
　　　沸いた科学者は定住やらアカデミーやらに使ったが、これは失敗だったと判断した（後述）

「じゃあ少しだけ補足を。まずパターン化の技術は暫く取得していないわ。
これは2人目の東方ユニットを急ぐ理由が薄い、という理由が主ね」
「2人目の東方ユニットは既に誰を出すか決めていますし、恐らくこれを見ている方も何となく察しは付くとは思いますが
それに関してはひとまず置いてきましょう。戦争するわけでもないのでパターン化は急いで取らなかった、とだけ」
「それと科学者の使い方だけど…これを見ている皆は名レポ【首領2でマスケット片手に農場経済】は見たことはあるかしら？
そのレポで語られていた一文、【農場経済だと定住よりもアカデミー乱立の方が良い】という記載があったのを思い出してねえ。
で、それならばと3人目もアカデミーに投下しよう、とプレイ中に考えてプレイしていたのよ」
「ただし、これに関してはハッキリと今考えてみると、判断ミスでした。
あくまで首都以外のアカデミーは科学者が余った場合のみにした方が良いですね。もしも科学者を投下できる状況下であれば、それを行う方が良いと思います」

「そしてAD1100年、自由主義を獲得。正直あまり期待してはいなかったけど、運良く一番乗りできたわ」
「内政屋が多い星なら確実に取り逃している年代ですね。
メンツが戦争屋ばかりなのと、内政寄りの影狼さんと咲夜さんが総じて戦争続きだったのが幸いしました」
「そして画像のとおり取得技術は活版印刷…なんだけど
これも正直なところ活版印刷は科学者で取って、自由主義ではナショナリズム辺りを取っておく方が良かったかもしれないわ」
「後に解説する【アレ】を行う場合、どちらにせよ憲法及びその前提となるナショナリズムは優先的に取得したいですしね」
「プレイしている最中は気にならなくても、プレイレポとして見直すといくらでも気になる点が見えてくる…って本当ね。つくづくそう思うわ」
「ちなみに【アレ】の細かい解説に関しては次回のレポに回したいと思います。今回は非常に大雑把ですが、とにかくこの辺で一旦区切ります」

外交面

「この辺りでの外交面も軽く触れておきましょうか。画像はAD800年における各文明の関係図だけど…正直言うと、中々に困ったことになっているわ」
「まず補足として…紀元前に始まった【小傘と愉快な仲間たち】の影狼包囲網は
当の小傘さんがAD225に真っ先に一抜け、そして殆ど間を置かずにAD350年に咲夜さんに再宣戦しています」
「自分だけさっさと抜けて美味しいエサを独り占めとか汚い、さすがCiv4のAIきたない」
「ターンに直すと10ターンも経っていないのにまた戦争ですからね。どこぞのミレニアム大隊少佐も大満足のウォーモンガーっぷりです」
「で、それはいいとして…戦争屋とはいえ明確に小国で押され気味の天子、遠くて多分あまりアテにならない屠自古の2人では
元々スコア頭一つ分抜けていた影狼を抑えるのには役不足だったわね。案の定、AD740年、天子が影狼の属国になったわ」
「まあ天子さん属国化までは予定調和内でした。本当は和平介入したかったのですが
その頃だと残念ながら和平介入しようにも技術の価値が足りず、大抵断られますし」
「でも流石に屠自古までこの段階で属国になられると流石にまずい。と思って外交チャンネル、和平介入できるかどうか見てみたんだけど…」

「どう見ても勝ち山ともありです。本当にありがとうございました」
「それ以前に仮に和平を受け付けても、取引材料が哲学一つじゃどの道無理でしょうね」

対影狼対抗馬策定

「で、もう影狼さんのラスボス化は確定事項、最悪このまま屠自古さんまで食われるかもしれない
なので、そのまま制覇されないよう対抗馬となる文明を用意しよう…という流れですね」
「そこで問題は誰を対抗馬とするか、だけど…これもまあ殆ど選択肢は無いわね。小傘か咲夜のどちらかよ」
「現在絶賛戦争中の屠自古さんはただでさえ負けていますし、この後もし

１．何事も無く和平できて
２．かつその後ナズーリンさんを食えたら

対抗馬になれる可能性はありますが…」
「仮に上手い事そういう状況になっても、ナズーリンと影狼は互いに【親しみ】の間柄、おまけにナズーリンは極めて属国になりやすい思考をしているわ。
屠自古に宣戦されたらほぼ間違いなく、影狼に保護を求めて自発的属国と見ていいわね」
「その勢いで今度こそそのまま屠自古さんも食われるでしょうね。まあその前に和平できずに普通に降伏しそうなのが今の状況なのですが」

「ちなみにナズーリンさんの方は絶望的です。スコアもそうなのですが、この画像のとおり類を見ないほどのクソ立地です。
土地自体は広めだったのですが、このろくでもない立地のせいで最初から詰んでいたようです」
「よって、西側3カ国はもう空気と思ってスルー。あとは小傘と咲夜のどっちに肩入れするか、だけど…」
「途中まではスコアだけを見るとほぼ互角だったので様子を見ていたのですが、途中から小傘さんに支援をすることを決定しました」
「理由は幾つかあるわ。咲夜は隣国な分フリーだとこちらに宣戦布告をする可能性も否定はできない、というのもあるけど…」

「まず一つ目。この技術取引一覧表にもあるとおり、咲夜は内政屋のくせに明確に技術が遅れているのよ」
「マンｓ…咲夜さんは技術開発速度が速いことで有名ですが、その速さはあくまで【自由に技術交換が出来る場合】に限りますからね。
今回のように周りが全員戦争屋だったり異宗教だったりする場合は、余程立地に恵まれていない限り技術的には遅れる事が多いです」

「二つ目。先にも言ったとおり咲夜は他指導者からとにかく嫌われているわ。
技術的な遅れなら私達が支援すれば解消するけど、そうなると今度は他国から【最悪の敵と取引したな！】ペナルティが付く、それは避けたかったのもあるわ」

「そして三つ目。画像はAD1050年のスコアですが、この時点で明確に小傘さんのスコアが高くなり、かつ咲夜さんの軍事力がガタ落ちしています。
これは推定、もうまともに抵抗できるだけの余力は少ないと判断して構わないでしょう」
「影狼と違って小傘は和平介入を受け付けていたけど、こっちは介入せずに放置しているわ。
このまま咲夜を食って巨大化、影狼に対抗してもらわないと困るからね」
「この策定が目論見通りにいって、AD1090年に屠自古さんと影狼さんが和平、そしてAD1100年に咲夜さんが小傘さんに降伏しました
屠自古さんと影狼さんの和平は正直言うと運に助けられた面が大きいです。」
「このまま二大国が暫く睨み合って、適当な頃合でグダグダと殴り合ってもらえるなら最高ね
思惑通りにいけば、の話だけど」

まとめ

１．運に助けられたけど、何とか自由主義取ったよ！
２．ようやく次回からエンジンかかっていくよ！
３．外交も運良く思惑通りに運んでるよ！


「…殆ど運に助けられていませんか？これ…」
「妖夢、それはタブー中のタブーというやつよ」








「ちなみに余談ですが…普段はいるだけでプレイヤー自身が嫌な顔をするAI筆頭の咲夜さんですが、今回ばかりは居てくれて助かりました。
早い段階から他AIからの敵意を一身に引き受けてくれたので、外交面でとてもラクを出来ています。
皆さんも【またマンサか】などといわず、たまには歓迎してみてはいかがでしょうか？10回中1回くらいは許せる星もありますよ」

＜＜その1　｜　その3＞＞

何かツッコミ・疑問点等があればどうぞ

「幻想郷のメイン盾ですねと言われた事もあるわ」