学部入試

Last-modified: 2023-12-15 (金) 00:34:58

東北大学に入学したい人、ここに集合!
※大学院入試についてはここではサポートしておりません。ご了承ください。

受験業界から見た東北大

  • 総合大学のみの偏差値ランキングでは
    理系 :名古屋くらい阪大よりちょい落ちる
    文系 :名古屋・神戸あたり
  • 入学後に生徒が伸びるランキング なるもの(朝日新聞社)では全国一常連である
    →当大学の理系の授業の厳しさ(ペースが早め、1セメの実験)は受験業界でも有数と言われる
    →「研究第一主義」にもあるように、勉強が有る程度苦にならない生徒が求められている
  • 東北地方では飛びぬけて偏差値が高いことから、東北地方ではエリートを公称している

入学までのルート略図

※平成21年度の場合を紹介しています。

出願・受験の戦略(AO入試・推薦入試)

AO2期

  • 文学部の場合
  • 法学部の場合
  • 理学部の場合
    →学系によって少し異なるようですが、書類選考の後に筆記試験と面接試験があります。面接試験では筆記試験で分からなかった部分や間違った部分をきかれます。「ちょっとこの問題をそこの黒板で解いてみて・・・」とか言われることも。本質を理解できているかどうかを見極めたいようです。筆記試験でできなくても挽回することができる???
 

 物理系

  • 2023年現在(2024年度入試)では、第一次選考で筆記試験200点、第二次選考で面接試験100点の合計300点で合否が決まる。
  • 筆者の代(2024年度入試)では物理系に68人出願し第一次選考で25人、第二次選考で15人に絞られた。(倍率4.5倍)例年おおよそ3倍程度であるので 国際卓越研究大学に認定された影響だと考えられる。迷惑である。
  • 第一次選考では物理のみの筆記試験を行う。力学、電磁気、波と熱、の3分野をそれぞれ一時間で解く。それぞれが2題で構成されている。(波と熱は一題ずつ)
  • AOだからと言って東大や京大のような魑魅魍魎な問題設定や非常に高度な知識を要求する問題は出ない。問題前半は物理の素養がある人なら分かるような難易度だが、後半になると明らかに微積分を使わないとできないような問題や証明(令和5年の波や令和6年の熱)や深い考察が必要な問題(令和6年の波)、大学範囲の問題で試すような問題(令和5年の熱)が出題されている。一般に高校生の学習内容からして解けないので、そのような問題に対してどのように考えるのかを問われているのだと思う。そのため部分点を取るために白紙の答えはないように。塾などで微積物理を学んでいる人は非常に有利である。
  • それと解答用紙は縦長B4の名前の記入欄しかない白紙だった。筆者は日頃からノートをなくすので問題をA4の白紙で解いていたのでこれが功を奏した。志望者は対策しよう。
  • 第二次試験では英語、物理、数学に関して黒板や口頭での説明、志望理由書についてを5人の教授に囲まれ、その内一人の教授が仕切るような形で聞かれた。
  • 始まると番号が⓵~⓷まで書かれた紙が裏にされており、⓵から順に表向きにして書かれている設問を解くよう指示される。
  • 筆者の場合
  • ⓵学生のアルバイトについてどう思うかを英語で30秒、口頭で説明しなさい。
  • ⓶英検二級~準一級程度の一段落程度の和訳
  • ⓷部分積分と積の微分
  • そのほかに運動方程式から鉛直なげあげの運動について黒板を使って説明しなさいと問われた。また先輩から一次試験でできなかった問題を指定され解くように言われるという話も聞いた。
  • その後一般的な面接の質問を数問に答えた後、今まで学んだ物理の学習内容や志望理由書について深く聞かれる。
  • 一例としては物理の好きな分野とその理由を聞かれ、その答えに対してさらに別の教授が質問しさらに深い質問がなされる構図だった。
  • また志望理由について、筆者は自分がした研究について書いたため、それに対して大学の物理と絡めた質問が多く質問された。
  • 筆者はその多くをわかりませんと言ってしまったが、工学部の方が書いているように自分が何をしたいのかをかなり深くまで把握する必要がある。
  • 所感として礼儀や言葉遣いにはあまり関心がなく、物理に関してどれほど知っていて情熱があるのかを見極めている気がした。(志望動機が聞かれなかった) が、代によって担当する教授が違うと思うので筆者のような面接になるとは限らない。
  • 最後に、筆者は受験生時代、過去問や倍率など、表向きな情報は知っているが工学部や、数学系と違って物理系は体験記が一切なく情報収集にとても苦労したので具体的な内容を意識して書いた。
  • 長文になってしまったが、これから理学部物理系を目指す人に少しでも筆者の経験が助けになることを切に願っている。
     
  • 工学部の場合
    →書類審査による1次選考があるが、例年全員通過している。おそらく今後もよほど志願者が増えない限りそれは変わらないと思う。2次選考は小論文と面接。
     
    • 2022年現在(2023年度入試)、第1次選考は筆記試験300点と出願書類150点で、1次から2次で倍率が2倍ぐらいに絞られる。
    • 第2次選考の配点は筆記試験300点、面接試験150点と出願書類150点。どちらも筆記試験の配点が大きいので、実際のデータから見ると筆記で7割取ればほぼ100%受かる。
    • 後述のように筆記試験は基礎レベルと言えるほどの問題しか出さないから(ただし、範囲は広いため、難易度は若干ある)、もしAO対策に使える時間が限られているなら、筆記試験を優先対策する方がいいかもしれない。   
    • 小論文の構成は[1]英文(センターレベル。科学技術関連の文が多い)を読んで小論文。小論文の文字数は結構バラバラ。読解問題や和訳なんかも出る。
    • [2]数学、物理、化学をすべて回答。それぞれ2問。内容は基礎的。ただし普通の入試問題とは雰囲気の違う問題が出る。数学はまんべんなく全範囲からでる。物理は力学が入試問題とは結構雰囲気の違う物がでる。化学は現象の理由まで問われる。
    • 面接は主に志願理由書に書いたことから聞かれた。とても細かく聞かれるので準備すること。
       
    • 対策:小論文は雰囲気を知るために過去問に目を通しておこう(AO,推薦用の赤本がある)。
    • [1]の英文は年々異化しているらしい。[2]はちゃんと教科書の内容を理解することが大事だと思う。
    • また、東北大が公式に昨年の問題を冊子にしてしているので担任から手に入れるとよい。学校に無いときは東北大に問い合わせをすれば手に入るらしい。普通の問題とは毛色がとても違うので過去問は数年分やっていたほうがいい。
    • 面接対策は面接用の対策本を読むより、自分の行きたい研究室とか、研究分野に関連したホームページや本を読むべき。
    • また、面接の前に東北大の先生と話せる時間が有るので話を聞くとよい。話はとても面白い。
       
    • AO2期は東北大に入りたい理由がはっきりしてる人をとるようなので、AOを考えてる人はオープンキャンパスには必ず行こう。
  • 歯学部の場合
    →枠も少ないうえにハードルはかなり高く、倍率が2を超えていても合格者数が定員に達しないこともある。とはいえ、狙うだけ狙う価値はある。
  • その他
    →面接前待ち時間の談話室・受験終了後のアンケートを書く部屋にはお菓子やコーヒーが置いてある。ただし前者に手を出す人はあまりいない。こういった場面でお菓子を出す大学はけっこうあるようだ。

AO3期

  • 教育学部の場合
  • 経済学部の場合
    →質問票の出来が左右すると感じました。普段から意識的にニュースをチェックしておくといいと思います。質問票で普通の意見にプラスしてもう一つ自分なりの意見が言えるといいと思います。あと、自分自身はセンター8割ぴったしの逆転側ですが、他学部同様センターは高ければ高いほど良いことに変わりはないです。
  • 医学部医学科の場合
  • 医学部保健学科の場合
    →共通テスト、面接、英語の筆記試験

英語は、一般の二次試験の対策をしていれば大丈夫です。英作文は学校の先生などに添削してもらうと良いと思います。時間がないですが、とにかく解答欄を埋めることが大事です。
面接は、提出書類に沿って行うものと自分の意見を言うものをします。
面接の対策は、学校で練習するのが一番だと思います。それで話し方や答え方のコツを掴んでください。自分の意見を言う面接は対策が難しいですが、医療関係のニュース(コロナとか)をしっかり見て、自分の考えを話せるようにすれば大丈夫だと思います。

  • 歯学部の場合
  • 薬学部の場合
    →2012AOはセンターが簡単だったため9割前後がボロボロいた。小論文がないのでほぼセンターで決まるので確実に合格したいならボーダー+7%くらいは取りましょう。
  • 工学部の場合
    →2期とは違い、書類で落とされる人もけっこういる。正直な話、ものをいうのはセンター試験の点数。85%を超えれば安泰、80%なら五分五分といったところか。3期での合格を視野に入れている人は、センター試験の勉強にも力を入れることをお勧めする。
  • 農学部の場合
    →センター9割取れれば確実。8割前半でも何とかなります。面接は何聞かれても、落ち着いて答えましょう。

出願・受験の戦略(一般入試)

一般入試の全体的なアドバイス

  • 生活リズムを朝型にしよう
    →当然だが、試験は午前中~昼間に行われる
    旧情報

    旧情報

    • 当日は宮城教育大等の他大学の試験ともカチ合うため、人手が凄い。
      →タクシーの利用も視野に入れよう。バスで動く場合はかなり早めに。
    • 車酔いする人はバスを利用しないこと。かなりリスキーである。(実体験に基づく
      →普通に仙台駅から40分ほどで歩いて行ける。←かなりオススメ
       バスで30分は待つから歩いて行ってもそれほど変わらない。大量の受験生に囲まれてすし詰めで輸送されるよりは、のんびり歩いた方が気分的には楽かもしれない。徒歩なら道路の混雑具合に関係なく約40分で到着するので、早出したりバス待ちでやきもきせず済むのもメリット。

(以下2018年更新)
基本的には仙台市営地下鉄東西線や南北線を利用しての移動になる。以下、最寄駅と線の案内(前期日程)
 文・教育・法・経済・医・工学部→川内駅(東西線)
 理・薬・農学部    →    青葉山駅(東西線)
 歯学部      →      北四番丁駅(南北線)から徒歩15分

文学部の場合

数学がクソ苦手じゃなくて
英語が人並みにできて
国語が人並みにできれば
あとセンター8割あれば

これで余裕で通ります。

教育学部の場合

教育"学"をやっています。
教員免許をとるためのところではない。
教員になりたい人は宮城教育大学へ。
↑別の学部に入り教職課程を取った方がいいと思われ。

法学部の場合

他文系学部よりはやはり少し基準が厳しいので、センター8割5分と二次で合計6割強あれば受かります。英語は8割目指しましょう。

経済学部の場合

センター8割取れれば二次がゴミカスでもほぼ間違いなく受かる
まずはセンター対策(特に理科社会)

理学部の場合

理学部では以下のようなことをやっています。
生物学科- 化学
化学科- 物理学
物理学科- 数学
数学科- 宗教、哲学
地学科- 数学,物理学,化学,生物学,人文科学,社会科学

2018年 センター試験は無視してもよい。二次試験の英語、理科二科目、数学をしっかりと勉強すれば、センター英語、理科、数学でほぼ満点になる。その状態で二次で六、七割とれば合格できる。

工学部の場合

農学部の場合

薬学部の場合

歯学部の場合

医学部の場合

受験勉強の手段

  • オススメの勉強方法やオススメの参考書などはこちらへ。

受験勉強の手段@高1の人向け

好きな教科を重点的に勉強しよう。きっと入試で武器になるはず。

受験勉強の手段@高2の人向け

過去問を研究し始める。教科書等を見ながら解いてみると、自分が何を覚えるべきか、それとも思考力を磨くべきかというのが見えてくる。

受験勉強の手段@高3以上の人向け

センター試験二日間は辛い。
強い精神力が求められる。部活をやってた人は有利かもね。
気を抜いててもある程度解けるように日々練習。

定番参考書

難問題の系統とその解法 標準問題精巧物理(これで受かったからおすすめ)

受験生をサポートするトンペイたち