その頃の大人たち

Last-modified: 2017-07-24 (月) 17:47:39

0397 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/04 01:27:08

ネクロズマ「やれやれ…」
カプ・コケコ「お、お前戻って来たんだな。」
ネクロズマ「ああ、多分我しか使わないだろうが性別なしの温泉ができたぞ」
カプ・コケコ「ほー、お疲れ。だが木の実はもうほぼ俺達で食っちまったんだ。悪い…」
ネクロズマ「気にするな、問題ない」
カプ・ブルル「お前らよく食べるな…ヒードランからもらったきのみがもう底をついたぞ」
アクジキング「まだまだ足りんのう」
カプ・コケコ「うん、うまかった。だが苦い木の実!お前は何のためにこの世に存在しているんだ!?」
カプ・ブルル「いちいち苦い味の木の実に対してキレるな…」
アクジキング「辛くとも苦くとも酸っぱくとも甘くとも渋くても味がなくともなんでも食えるじゃろ」
ネクロズマ「嫌いな食べ物にわざわざ怒るのもみっともないが、アクジキングももっと味わって食べたほうが良いのではないのか?」
アクジキング「そうじゃろうか?腹が膨れればそれでいいじゃろ。味なんぞ二の次じゃ」
カプ・コケコ「好き嫌いが無いって素晴らしいな!俺もアクジキングみてーに何でも食べるポケモンになれって誰か説教したいんだろ?」
カプ・ブルル「いや… アクジキングの食に関する考えもあれはあれであまり良いとは言えない気もするが…」
アクジキング「なんじゃ… 好き嫌いがないとは良い事ではないのか?」


0405 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/05 01:19:45

カプ・コケコ「おい、ジアース!暇だからポッ拳の相手をしろ!」
ネクロズマ「我の事をジアースだのジエンドだの呼ぶ輩とゲームをする筋合いはない」
カプ・コケコ「なんだ・・・ ゲームの腕に自信がないのか」
ネクロズマ「……挑発のつもりか、ならばオセロかチェスの相手をしてやってもよいぞ……」
カプ・コケコ「・・・・俺の苦手なジャンルを持ち出しやがって・・・ ネクロズマの卑怯者め・・・」チーン……
ネクロズマ「…………貴様、頭脳を使うボードゲームの類が苦手なのか。と、ともかくそこまで気を落とすな……」
カプ・コケコ「頭脳ゲームがからっきしってわけじゃねえぜ…… ポケモンカードなら大歓迎だ…… へへっ」
ネクロズマ「……ああ、そうか……」


0406 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/05 01:35:37

アクジキング「ブルル殿、最近わしは自分自身の限界を感じておる……」
カプ・ブルル「ほう、何の限界だ?」
アクジキング「わしは大食いしか取り柄がないんじゃないのかと最近気づいたのじゃ!」
カプ・ブルル「あ、ああ…… で、これからどうしたいんだ?……」
アクジキング「この調子じゃときっとわしは何かを食って処理しないとならぬ場所ぐらいでしか輝ける場面がなくなってしまう」
アクジキング「じゃから…… 大食い以外の芸もそろそろ身に付けねばきっとわしは他の奴らのように活躍できずそのまま埋もれてしまうような気がするんじゃ」
カプ・ブルル「ほう…… 大食い以外の特技も身につけたいのだな」
ナマコブシ「通信教育でも受けてみたらどうでしょうか? パソコンからネットを使って調べれば出てくるはずですよ!」
アクジキング「おぉ! いい考えじゃのぅ!さてさっそくどんな習い事があるのか調べてみねば!」

アクジキング「・・・・・・・・・・」
アクジキング「・・・・・・」
アクジキング「のぅ……」
カプ・ブルル「なんだ?」
アクジキング「パソコンとやらはどう使えばいいのじゃ?でもって、ネットってなんじゃ?網の英語読みかなにかか?」
カプ・ブルル「う”ッ!!! ……悪い、パソコンの操作に関してはわしもあまり詳しくないんだ…… すまない」
ナマコブシ「あちゃ〜・・・」


0411 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/05 21:36:09

カプ・コケコ「そう言えばさっきやたらエンテイを見かけたけど何だアレは?」
ネクロズマ「どうもクローンらしいな、空間から飛ばされてきたらしい」



0414 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/05 22:13:55

カミツルギ「ただいまー」
マッシブーン「帰ったぞ」
アクジキング「それで…… マウスとやらを動かして画面にある絵の上に乗せて押すのじゃな?」
カプ・ブルル「おぉ!動いたぞ!パソコンとはすごい物だな」
ナマコブシ「そうそうそうすればネットを見ることができ…… あ!みなさんおかえりなさい!」
デンジュモク「……キングのオッサンにブルルのオッサン二人して何やってるんだよ…」
アクジキング「ナマコブシから助言を受けながらネットで調べ物をしておるのじゃ」
カミツルギ「・・・えぇ〜、助言してもらわないとできないぐらいパソコンって難しかったっけ?」
アクジキング「悪かったのう、現代技術についていけぬアナログポケモンで……」
テッカグヤ「おや? トップアイドルのアママイコ、潔癖症疑惑?…… この話、妾等が空間へ遊びに行っておった時にもそれらしい話を聞いたような……」
グソクムシャ「確かにそんなような話言ってやしたね」


0415 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/05 22:35:13

カミツルギ「キング!ちょっとごめん!!僕にかわって!」
アクジキング「いきなりなんじゃ?! ま、まあ別によいが……」
カプ・ブルル「おう…… 何か気になる事でもあったのか?」
数十分前までエンターキーとスペースキーの違いすら分からなかった二匹を押しのけ、カミツルギが小さな体でマウスを動かしアママイコ騒動のページを開く
カプ・ブルル「すごいな……ナマコブシに教えられなくとも一匹であそこまで操作できるとは」
アクジキング「手慣れておるのぅ…… 現代っ子にはかなわんわ」
ナマコブシ「外見は昔ながらの伝統的な折り紙とご祝儀袋ですけどそれなりに使い慣れているようですね!」

カミツルギ「……この子僕達と同じ学校に通ってる友達だ!どういう事なの!?」
ヌメラ「え! アイドルのアママイコちゃんの話!?」
アリアドス「あのアママイコちゃんがね…… 俺も応援してたのにどうして…」

ヌメラ「で・・・アイドルのアママイコちゃんって何やってるポケモンなの?」
マッシブーン「あれだけ驚いていたくせに知らなかったのか…… 」
アリアドス「少し前から活躍していた期待の人気新人アイドルっすよ……」


0416 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/05 23:59:17

デンジュモク「このアママイコはお前の知り合いなのか!?」
カミツルギ「う、うん… 少し前に学校で知り合ったんだ… で、でも…」
テッカグヤ「カミツルギや、学校の友達の元へ行っておいで。ここにいるよりそっちへ行った方がまだ良いじゃろう」
カミツルギ「う、うん! ねえブルルおじさん、お願い僕を学校へ連れて行って」
カプ・ブルル「ああ、連れて行ってや・・・
カプ・コケコ「おっとぉ!ブルル!次のお目付け役は俺だ!忘れちゃいなかっただろうな!」ガラッ!!!
ネクロズマ「おい、ポケモンカードの試合を途中で放棄するな!」
テッカグヤ「おやおや、別の部屋からブルル殿より若く生きの良い守り神が割り込んできたのぅ」
カプ・ブルル「ああ…… そうだったな……(こういう事はしっかり覚えているんだな)」
カプ・コケコ「ネクロズマ、急用だ。ポケモンカードのバトルはまた後で再開する!」
カプ・コケコ「年下のダチ公が困ってのに座ってカードゲームなんてやってられるか!」
ネクロズマ「……そうか」


0421 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/06 22:51:59

グソクムシャ「あの二人、慌てて行ってしまいやしたね……」
アリアドス「心配っす…」
デンジュモク「……俺も行った方がいいのか?」

フェローチェ「あんた達は行く必要ないわよ」
デンジュモク「え? ……代ひょ フェローチェさんどうしてそんな事が言えるんだ!?」
フェローチェ「あんたらの今やるべきことはアイドル救い出す事じゃなくて、誰からもいじめられないぐらい強くなることでしょ?」
デンジュモク「そ、そりゃそうだけどよ……」
ネクロズマ「いきなり話に割り込んですまない」
フェローチェ「ひっ!いきなり何よ」


0422 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/02/06 22:54:08

ネクロズマ「今回は貴様らの出る幕ではない。我の優秀な子供である赤ウツロイド以外にも、他の地方から来た伝説に語られるほどの力を持ったポケモンも協力してくれるようだからな」
ネクロズマ「大丈夫だ。我々が見ていない所で事件を解決しようと奮闘してくれる者達を信じることも時には必要だ」
デンジュモク「お、おう……」
デンジュモク「………(他人を信じる…… か…)」
グソクムシャ「……のし袋の坊ちゃんやクラゲの嬢ちゃんたちはその方達に今回は任せやしょう」
グソクムシャ「修行、また始めやしょう!デンジュモクさん!」
デンジュモク「ああ…… そうだな…」