ギュスターヴ

Last-modified: 2015-08-05 (水) 04:14:44

ギュスターヴ

大善世界の首領。通称首領。悪の組織の首領だけあってかなり強力なキャラクターとなっている。コスト50~60帯トップメタにして対人勢のアイドル。
その強さの秘密は専用状態異常「詛呪」の強力さとそれを操る3つの技の相互作用、そしてL4がコスト18というコストパフォーマンスの良さである。ちなみにL5・R1ではコストが23・22に上がる割に5技のメリットが薄い(と言うよりL4が強すぎる)ため一気に使用人口が減る。もちろんコスト帯と作成難易度の問題もあるが。

専用状態異常「詛呪」について
「詛呪」が付与されたキャラクターは、ダイスダメージの上限が10-「詛呪」のスタック数となる。ターン数による解除は無く、最大スタック数は9である。
つまり、「詛呪」が1スタックされていれば最大ダメージが9に、9スタックされれば1ダメージずつしか与えられなくなってしまう。この単純極まりない状態異常一つで、いかにして首領がトップメタと成り得るのかを技の解説と共に説明していこう。
間違えやすいが呪詛ではなく詛呪。でもL3技は冒涜する呪詛。どっちなんだ。

鮮烈なる邪光

攻・近中・剣3↑銃1↑
ATK+6,対戦相手の「詛呪」を1増やす。攻撃成功時、さらに1増やす。

アベルのスラッシュに銃1を足すと、中距離対応になって素敵な状態異常が付くようになった。
剣3銃1はイベントカードの援護無しでもコンスタントに発動出来る数値であり、火力にはかなり恵まれていると言っていいだろう。
これと後述の鮮烈なる邪光を合わせたギュスターヴは、一人目からダイスダメージで軽く20後半を叩き出すようになる。技が発動した時点で「詛呪」1が相手にスタックされ、ダイスダメージが成立するとさらに1スタックすることが出来る。

超越者の邪法

移・全・盾2=
DEF+4(3ターン),対戦相手の「詛呪」を1増やす。相手のキャラチェンジを(50+5×詛呪)%の確率で阻止する。

効果盛りだくさんの技。発動条件は盾2=であり、ちょうど盾2のカードを用意する必要があるのがネック。しかし、効果は本当に協力であり、ギュスターヴのアキレス健である。イベントカードで盾2を積んでしまうと、まず阻止されないというのも凶悪さに輪をかける。
・自身にDEF+4。これでギュスターヴは素DEFで11以上になり、そこそこの固さを手に入れる。防御スキルが無い分、この補正が基本的な防御の要となる。
・相手の「詛呪」を1増やす。先述の通り、「詛呪」がスタックされるとダイスで与えられる最大ダメージが減衰する。そしてL4以降のギュスターヴのHPは10である。つまり、このスキルを使うだけで、ダイスダメージ相手にはギュスターヴは必ずHPが1残ることになる。
・相手のキャラチェンジを(50+5×詛呪)%の確率で阻止する。スキルを使った時点で相手の「詛呪」は最低1。つまり、55%の確率で相手の交代を禁止することが出来る。
移動時に盾2をおもむろに提出するだけで、固くなり、ダイスダメ―ジに制限をかけ、しかも交代まで阻害してしまうのである。そして、鮮烈なる邪光と超越者の邪法を1ターンで発動出来ればそれだけで相手の「詛呪」は2から3。数ターン続ければ相手に反撃の能力は無くなり、キャラチェンジの成功率もどんどん小さくなっていく。

冒涜する呪詛

攻・全・特2↑
ATK+3,対戦相手の「詛呪」の数値分、ダメージを与え、自身を回復する。対戦相手の「詛呪」を解除する。

効果は単純明快。相手にスタックした「詛呪」分のHPドレインである。上2つのスキルで相手に溜めた「詛呪」を回収し、回復することが出来る。
鮮烈なる邪光と同時発動でATK+9。実にアベルのソードダンスと同じ補正である。その上、同時発動時には鮮烈なる邪光→冒涜する呪詛の順番で解決される。つまり、相手に「詛呪」を1スタック、ダメージが通ればもう1スタック、そこから「詛呪」分ドレインという順番になり、最低でも1点のドレインが確約されている。
ATK+9からの2点ドレイン、もし超越者の邪法も付いていれば3点ドレインと、ギュスターヴはトップクラスの火力の持ち主でもある。

終焉の果て

攻・近・剣8↑
ATK+3,対戦相手の「詛呪」×5分の攻撃力を加算する。

トドメ技。条件はやや厳しいが、それに見合った火力が得られるため、ここぞと言う時にあるのと無いのでは大分違う。強めの剣を引いて来た時など、相手を早めに倒してしまおうと思ったら発動していこう。発動時点での相手のスタック数を参照するため、鮮烈なる邪光と併用しても「詛呪」×5の参照には影響しない。さりげなく相手の詛呪が解除されないので連打も可能。一部レイドボスでは、呪いをかけて皆でこの技を繰り返すという攻略法もある。
カットインが楽しそうである。通称スーパーヒロイン(首領の)。

動かし方

まず移動フェイズで超越者の邪法。もし相手がギュスターヴと戦えるキャラクターで無かった場合は、最高45%の確率に賭けてチェンジを選択することになる。その時点で得意距離の近・中距離は手に入れたようなものだ。
この時、もしも相手が遠距離キャラで、移動で負けて遠距離が取られそうならば、こちらも遠距離が得意なキャラにチェンジすればいい。相手のチェンジは45%しか成功しないが、こちらのチェンジに制限はない。くっつけておいた「詛呪」も後から利用出来るだろう。
攻撃フェイズには近・中距離ならば鮮烈なる邪光は大体揃う。コンスタントにそこそこの火力を出せるため、ダメージレースで遅れを取ることは少ないだろう。もしも大ダメージを受けたとしても、「詛呪」があれば生存することが可能だ。ライフが厳しかったり、トドメだと思ったら、チャンスを見て冒涜する呪詛を発動出来ると理想的だ。相手の2人目、3人目を迎える前に回復し、万全の体制を整えよう。
近・中距離を維持し、超越者の邪法と鮮烈なる邪光を毎ターン使い、たまに冒涜する呪詛を使う。というスキルの距離に忠実な戦い方をしていれば、大体の相手を倒すことが出来るだろう。「詛呪」が一定数に達すると相手によっては何も出来なくなるが、聖水で解除されてしまうので回収のタイミングは逃さないようにしよう。
先鋒で大暴れしてもいいし、大将で安定感のある詰めをしても良い。キャラチェンジ妨害を利用してウォーケンのような連携プレイに使うのもいいかもしれない。

イベントカード

首領のことだけを考えるならば全て盾2でも問題はない。数値が低く、他のキャラのパフォーマンスは下がってしまうかもしれないが、首領の超越者の邪法によるハメ性能は格段に上がる。他のカードでも、剣、銃、移動、星の大体に対応して性能を発揮することが出来る。

対策

これまでに書いた通り、また、実際に対戦すればわかるように、ギュスターヴは強い。トップメタは伊達ではない。
ダイスダメージに上限を付けることで大火力に強く、高いHPと回復能力から固定ダメージに強く、そこそこのDEFと回復でジャブにも強い。はっきり言って単純な対策は存在しないと言っていいレベルであり、有利なキャラにチェンジしようにもそのチェンジそのものを妨害してくる。そして、強さを支えるのは各種技の条件の軽さである。イベカで毎ターン発動出来る邪法、簡単火力の邪光と呪詛により、一人目でも事故率が少なく安定して運用が出来る。
弱点は聖水とマルセウスだが、邪光と呪詛の同時発動には聖水を差し挟むことが出来ず、高火力と2点ドレインを避けることは出来ない。また、18あるイベントカード枠からギュスターヴと対峙した時にタイミングよく聖水・聖杯を引くのは運が絡む。聖水を使うタイミングとしては、相手が勝負を決めにかかっての冒涜する邪光を不発させるか、ダメージ上限を取り除いて反撃に転じるために使うことになるだろう。
マルセウスは超越者の邪法に対して強いメタとなり、互角に戦える数少ないキャラだが、やはり邪光と呪詛の同時発動には正面から戦うしかなく、また技条件の難易度から安定して勝利出来るかと言えば首肯しかねる。邪法のキャラチェンジ妨害には引っかかるため、マルセウスを別キャラで処理されることにも注意したい。
遠距離への移動性能と攻撃性能で考えれば、タイレル、ナディーン、アリステリアなどもギュスターヴに対してもそこそこ有利だと言えるだろう。また、防御スキルをうまく発動出来るならC.C.、クロヴィスも対策になると言える。ジェッドなどによるハンデスで、盾2と移動にカードを使う必要のあるギュスターヴからうまく重要なカードを落とせることもある。しかし、くどいようだが厄介なのはキャラチェンジ阻害だ。対策キャラをいくら用意しても、うっかり対面してしまったキャラがそのまま犠牲になることもある。1、2キャラは捨てる覚悟でどうにか首領を倒したら、後は盾2積みのバランスの悪いデッキとなる可能性もある。希望を捨てずに頑張って戦おう。

組み合わせキャラクター

基本的にはワンマン。遠距離を補えるキャラを入れておけばなんとかなるだろう。盾2を併用出来るキャラクターとして考えれば、ウォーケン、ネネム、リュカなどの回復系の味方で首領を長持ちさせるのもよい。
また、「詛呪」が相手のダイスダメージを制限するのを利用して、アイザック、ノイクローム、シラーリーを生かさず殺さずパワーアップ、ウォーケンをぎりぎり生かして首領を回復させておいてのディセンション狙いなど、様々なコンボが考えられる。
ギュスターヴ・ユーリカ・クロヴィスの大善世界三人組は、盾イベカも兼用出来てなかなか面白いが、ユーリカが男勢の付けた状態異常を消してしまうのがご愛嬌。