ドニタ
- データ:ドニタ
ウォーケンに造られた不死の少女。人形。シェリとは姉妹のようなもの(語弊はあるが)であり、似通った点と対極的な点を併せ持つ。ちなみにドニタの方が姉である。
公式紹介文の『破壊と快楽をもたらす娘』という一文がやたらインモラル。どうやらルイス・キャロルのアリスに出て来るハート&赤の女王がモチーフらしい。実際口は悪く下品な上に乱暴者で、お世辞にも善良とは言い難い。が、見た目が可愛いので許されてる感のあるキャラクターである。可愛いは正義なのだ。
自己強化と相手弱体化の状態異常を活用しながら戦うオールラウンダー。一人で披露する状態異常の数はなんと9つ。現状では最多である。
強化と弱体化を駆使しながら着実にダメージを積み重ねていくスタイルを取る。元々のHPがかなり高いので、一度流れを掴むと安定して戦線を支えてくれる。一方で基礎ステータスは貧弱なので、せめて自己強化くらいはしないと有効打を与えられないまま沈むことになる。せっかくタフなのだから上手く長生きさせよう。
全てのスキルで特殊を2以上使用する。特殊が無い状態では動きにくいため、表に出すタイミングは良く考える必要がある。自己強化さえできるなら先鋒は適した役割だが、特殊の手に入りやすさからいうと次鋒以降が安定するだろう。通常使用できる防御技を持たないが、相手に攻撃が通りさえするなら大将でも戦える。
サークル・オブ・T
【ATK/全/特2↑】
攻撃成功時に対戦相手を「毒・麻痺・封印」(2ターン)のどれかにする
- ATK補正のない攻撃技。ダメージと同時に状態異常を一つ与える。どの状態異常が付くかは完全ランダム。
- 麻痺と封印が大安定。毒は他二つと比べると少々効果が薄い。
- ダメージを通さなければいけない以上、特2はその裏になっているカードタイプ・数値の価値をよく吟味して使おう。剣5や銃5を特2として出したせいでダメージが与えられないのでは本末転倒だ。
- カットインが実に良い出来上がりである。グロさがあり、エグさがあり、アングルやら何やらでどことなく下品さや卑猥さがある。しかしながらコミカルでファンシーな印象もある。『ドニタ』というキャラクターを物語る一枚だ。
ミスフィット
【DEF/全/特3=】
HPが0以下になった時、「不死」「自壊」「ATK+7」(3ターン)
- シェリのものと同性能。HPが0以下になるダイスダメージを受けた時、そのダイスダメージをキャンセルして不死状態になる。例によって直接ダメージに対しては無力。
- シェリと違い爆発的な火力を出せないドニタにとって、おまけのATK+6はとても嬉しい。倒れるまで精々暴れ回ってあげよう。
- ただしこのATK+6、後述するスーパーヒロインとは重複しない。後から発動した方が前のものを上書きするだけだ。
- 通称「ゲロ」。表情や体勢、血の色も相まって、少女にあるまじきカットインに仕上がっている。個人的に目が印象的。
スーパーヒロイン
【MOV/全/剣3↑銃3↑特2↑】
「ATK+6」「DEF+4」「MOV+1」(5ターン)
- ドニタの代名詞。全能力値を向上させる強化技。発動後のステータスはL4L5共にATK12・DEF8となる。さらにMOVが+1されるのも忘れてはいけない。
- ATK12とDEF8だけなら別に凄くもないが、HP13・ATK12・DEF8・MOV+1と考えると基礎ステータスとしては最強レベル。単純な殴り合いならまず負けないだろう。
- 単純な自己強化技としてはトップクラスの性能。与ダメージ面でも防御面でも頼り切りになるので、可能なら真っ先に発動しよう。
- 攻撃面は後述のD・コントロールがあるが、防御面を補えるのはスーパーヒロインだけである。
- 笑顔を浮かべ、指を掲げ、きらきらとした光を纏って強化状態になる。まさにスーパーヒロイン! 他のカットインが色々エグイこともあって、スーパーヒロインの可愛らしさは突出している。
D・コントロール
【ATK/近/剣4↑特2↑】
ATK+8
攻撃成功時に対戦相手を「自壊」(5ターン)
- 待望のATK補正付きスキル。近距離限定だが+8は大きい。
- 攻撃が通ると相手に自壊を付与する。これはD・コントロールが攻撃成功するたびに上書きされるので、ドニタが殴り倒す分にはあまり意味の無い効果である。おまけ程度に捉えるか、ドニタが倒れた時の保険のようなものだと思っておこう。
- 5ターン耐久するにしても、ドニタではDEFに欠けるため向いていない。
- 発動条件上サークル・オブ・Tも同時発動する。つまり攻撃成功すると自壊+もう一つの状態異常が与えられるということである。
イベントカード
特にこれといったものがない。
特殊の消費が激しいため特殊を積むのが比較的素直。しかし火力が大事なドニタは剣や銃の方が必要だろうか。L5ならD・コントロールもあるため剣3の価値は高まり、銃3の必要性はやや薄れる。
迷ったら剣3、特殊1、移動1あたりがいいだろう。
運用は難しくなるが、ミスフィットをフル活用するなら聖水が必須である。スーパーヒロインと手札の管理を上手くやる自信があるなら是非とも用意しよう。
組み合わせキャラクター
ドニタが苦手とするキャラクターははっきりしている。
大まかに、ダイスダメージが全然通らない者、両者の状態異常を解除する者、この二種類だ。
前者に対しては直接ダメージや、ドニタとは違い強制的に状態異常を与えるキャラクターをぶつけたい。後者に対しては状態異常以外の正攻法で殴りかかる者がいれば十分だろう。
例えば前者はサルガド、カレンベルク、ブラウ。後者はレッドグレイヴ、シャーロット、メレン等だ。
ドニタにとっては天敵なヴィルヘルムやポレットなんかも味方になるとありがたい。
上ではドニタの弱点を埋める観点からキャラクターを探したが、逆に長所を強める方向でも挙げてみよう。
攻撃を通さなければ始まらないので、相手のDEFを下げられる者は相性が良い。回復があると、ただでさえタフなドニタが浮沈艦になる。また、スーパーヒロイン中は先手を取りやすい。
シェリとウォーケンはファンデッキだが、実際に組んでみると意外と有用な組み合わせだ。同様にシェリをレッドグレイヴにしたり、ウォーケンをグリュンワルドにしても面白いファンデッキになる。
高HPとミスフィットを活かしてノイクロームと組むのも中々良い。