呪縛とは

Last-modified: 2024-01-16 (火) 11:05:45

呪縛(ロック)とは

(呪縛されたカードは、裏向きになり何もできない。持ち主のターンの終わりに表に戻る)
呪縛されたカードは、裏向きになり何もできなくなる!
持ち主のターンの終わりに表に戻るぞ!
つまり相手のユニットを呪縛すれば、次のアタックやブーストを1ターン完全に封じ込めることができるのだ!
しかも呪縛されたカードはサークルごと封じられて、ユニットではなくなってしまう!
つまり能力のコストにもできない!、移動もできない!、上からユニットをコールして退却することもできない!
逃げ場なしの凶悪能力だ!

呪縛されたカードは裏向きになり、「呪縛(ロック)カード」として扱われる。
呪縛カードはカードの一種ではあるが、そのユニットが持ち得る全ての情報を失う。そのため、リアガードとしてもカウントされなくなる。
また、呪縛カードがあるサークルは「呪縛(ロック)属性」となり、「呪縛(ロック)サークル」というヴァンガードサークル・リアガードサークル・ガーディアンサークルとは全く別のサークルとして扱われる。
リアガードの位置交換・移動にも条件として「同じ縦列の前後がリアガードサークルである」ことが加えられたため、呪縛カードをメインフェイズの行動で移動させることはできない。
また、リアガードサークルではないのでそのサークルにコールすることができず、結果として上書きもできない。
呪縛カードは持ち主のエンドフェイズの開始時、「エンドフェイズ開始時」および「ターンの終了時」の自動能力が誘発する前のタイミングで解呪(表向きに)される。
妨害手段としては退却やスタンド封じといった従来のものと異なり、後続のユニットを用意することを許さないため、前列呪縛と後列呪縛では、間接的にブーストも妨害できる前列の方が圧倒的に強力である。
また、このゲームでは当たり前であった「リアガードサークル5つにユニットが揃っている」状態を一時的ながら完全に妨害するため、一部のカードに対しては特に大きな影響を与える。
多数のリアガードが必須な「宝石騎士」などや、リアガードが揃っている状態でないと成立し得ない能力が多い【アクアフォース】の主要ヴァンガードなどが分かりやすいが、それ以外にも運用に影響を及ぼされるカードは少なくない。
呪縛による妨害は主にヴァンガードの能力によって行われるものであり、ヴァンガード以外が行うものも存在はするが、いずれもジェネレーションブレイク(1)の制限付きであるか、要件で「相手の呪縛カード」または「相手のデリートされたヴァンガード」のいずれかの存在を必要としているものとなっている。
能力のコストでの呪縛が要求される場合もあり、解呪された時にはスタンド状態になることから【メガコロニー】によるスタンド封じへの耐性も持つ。
また、それらの能力はコストによるパワーラインの弱体化を補うためか、効果でそれを補えるものが多い傾向にある。アタックやブーストでレストしたものをコストにするというのはほぼ不可能。
ただし、《オルターエゴ・メサイア》や《蒼嵐業竜 メイルストローム “Я”》以外のものはメインフェイズ中に使うことができるので、メインフェイズ中に別の能力のコストまたは効果によってレスト状態になっているリアガードをコストにすることで、そのデメリットを回避を狙うことが可能である。
ただし、それらには「(相手のエンドフェイズ中に相手の)呪縛カードが解呪された時」を誘発条件とする自動能力の誘発を補助してしまうという弱点があり、該当する能力を持つカードは一部のリンクジョーカーに限られているものの、それらには対しては十分に注意しておきたい。

  • リンクジョーカーや「Я」に属するカードがこれに関する能力を持つが、効果で相手のリアガードの呪縛を行うことで相手の戦力を削ぐものと、コストで自身のリアガードの呪縛を行うことで引き換えにアドバンテージを稼ぐものの2系統が存在している。
    • 効果で呪縛を行うものと、コストで呪縛を行うものが対峙した場合、効果で呪縛を行う側が呪縛を行うことで、コストで呪縛を行う能力運用を制限することができるのに加えて、解呪に関わる能力を持つカードが主軸の場合はそれにより大きく優位に立てるが、前列のみの呪縛でアタックを制限してもその列の後列をコストとして自由に利用されてしまうため、場合によってはコストで呪縛を行う側が有利になることもある。

「Я」のカードとは

カード名に「Я」を含むカード群。
多数のクランにまたがって存在している。
このカード群に属するカードはいずれもパワー11000のグレード3の盟主であり、リミットブレイク能力を持つカードでもある。
また、《星輝兵 “Я” クレイドル》以外の該当カードのリミットブレイク能力にコストでリアガードの呪縛を行うという特徴がある。
解呪された時にはスタンド状態になることから【メガコロニー】によるスタンド封じへの耐性も持つ。
属するカードの初出は黒輪縛鎖より追加されており、無限転生収録のカードの追加よりカード群として成立している。
「Я」を含むカードに関する能力を持つカードはすべて「星輝兵」を含むリンクジョーカーで統一されているが、このカード群に属するカードには統一性が全くなく、それぞれ異なるクランに属しているという、カード群としては非常に珍しい形態をとっている。
―カード名に「Я」を含むカード

  • 《哀哭の宝石騎士 アシュレイ “Я”》
  • 《粛清の守護天使 レミエル “Я”》
  • 《ドーントレスドミネイト・ドラゴン “Я”》
  • 《ドラゴニック・オーバーロード “The Яe-birth”》
  • 《隠密魔竜 ヒャッキヴォーグ “Я”》
  • 《抹消者 ボーイングセイバー・ドラゴン “Я”》
  • 《最凶獣神 エシックス・バスター “Я”》
  • 《暗黒次元ロボ “Я” ダイユーシャ》
  • 《星輝兵 “Я” クレイドル》
  • 《魔神侯爵 アモン “Я”》
  • 《銀の茨の竜女帝 ルキエ “Я”》
  • 《氷獄の冥王 コキュートス “Я”》
  • 《蒼嵐業竜 メイルストローム “Я”》
  • 《学園の処罰者 レオパルド “Я”》
  • 《メイデン・オブ・ビーナストラップ “Я”》

―「Я」を含むカードに関する能力を持つカード

  • 《滅星輝兵 “∞” グレンディオス》
  • 《星輝兵 “Ω” グレンディオス》
  • 《星輝兵 “Я” クレイドル》
  • 《勅令の星輝兵 ハルシウム》
  • 《星輝兵 マグネットホロウ》
  • 《禁忌の星輝兵 ルビジウム》
  • 《星輝兵 ルイン・マジシャン》
  • 《滅星の星輝兵 エルビウム》
  • 《刻印の星輝兵 プラセオジム》
  • 《抜刀の星輝兵 ボーリウム》
  • 《星輝兵 ワールドライン・ドラゴン》

解呪(アンロック)について

呪縛カードを表にする特定行動。
エンドフェイズの開始直後に行われ、この時に「解呪した(された)時」の自動能力が誘発し、それらがプレイされてから「ターンの終了時」の処理に移る。
表向きになることは登場としては扱われない。
また、呪縛される前のユニットと解呪された後のユニットは別のユニットとして扱われる。
呪縛カードが置かれていた呪縛サークルは元の属性のサークルに戻り、解呪されたユニットは呪縛された時の状態に関わらずスタンド状態でそのサークルに置かれ、呪縛カードになっていた間に失われたすべての情報を取り戻す。
効果で解呪を行う能力は多くの効果で呪縛を行う能力よりもコスト消費や手間が小さく、お互いのそれを継続的に行い続けると呪縛を行う側のコストが先に尽きることになりやすく、強い牽制になる。
このように効果による解呪は効果による呪縛を行う【リンクジョーカー】への対抗策としては優秀な反面、それ以外の大多数のデッキに対しては、《救国の獅子 グランドエイゼル・シザーズ》のように解呪以外の効果を含む能力であるか、《忍獣 メタモルフォックス》のようにコストによる呪縛を行うユニットの補助になる等でなければ、実質的にないに等しい能力になるのがデメリットといえる。対策に特化しているが故の宿命とも言える。

  • 呪縛に関するルールが追加された時点で(当然ながら)この行動は存在したが、当初は固有の名称が存在しておらず、単に「元に戻す」「表になった時」といった形で記述されていた。

「Я」のカードの弱点

呪縛するリアガードを必要とするため解呪封じ、デッキボトム送り、1回のアタックで複数のユニットと同時にバトルする能力には弱い。
また、「ビッグバンナックル」や「グレンディオス」のカードの起動能力は天敵