InfernoのMAPの大前提
dust2のようなマップなら、最初にセンターを何人通ったかを確認することであらかじめ相手の配置をある程度把握してから攻めることが出来ますが、Infernoではそれができません。
なので、攻める際は相手との撃ち合いや投げ物の量、銃声、足音など様々な情報から相手の配置を特定し、相手の守りの薄い方を攻めなければなりません。
概説で書いたようにAサイト3人Bサイト2人が基本的なCTの配置です。ここをどう攻めるかを考えたとき、細かい配置の話は抜きにしてざっくり言うと、
CT:T | 有利不利 | |
Aサイトの場合 | 3:5 | CT≧T |
4:5 | CT>T | |
Bサイトの場合 | 2:5 | CT≧T |
1:3~5 | CT<T |
となります。
つまりTは普通に攻めるだけでは有利な場所に陣取っているCTをAIMゴリ押しでぶっ殺さない限り、取れる見込みは薄いと考えていいでしょう。
つまり、当たり前ですが何かしなければCTの守りを崩すのは難しいのです。
ここまでのまとめ:
Tはそのまま攻めるだけでは構造上非常に不利なので、
Aを攻める時→出来るだけBに二人引きつけた状態で攻めたい
Bを攻める時→BカバーをAにシフトさせてから攻めたい
もしくは→あらかじめ相手の有利なポジションを投げ物で潰して一気にサイトに雪崩れ込む
どう攻める?
では、どうすれば相手が自分達が攻めやすいようにシフトしてくれるかと言えば、フェイクとラッシュです。
インフェでは、AフェイクBやBフェイクA、ダブルフェイクなど様々なフェイクを駆使して相手を揺さぶり、ラッシュを織り交ぜることで対策を取られにくくし、相手のシフトを崩して攻めるのが定石です。
AフェイクB
Aを攻めるかのように投げ物やアクションをかけ、BカバーをAにシフトさせてからBを人数をかけて攻める
BフェイクA
Bを攻めるように見せかけてAを攻める
ダブルフェイク
Bを攻めると見せかけた投げ物やアクションをかけた後にAにフェイクをかけ、相手がシフトした間隙を突いてBを攻める
ラッシュ
投げ物と立ち回りをあらかじめ決めておいて一気に攻める作戦。後述。
でも、どうやって?
相手が引っかかるようなフェイクをかけるには、いくつかの前提が必要です。
1.バナナのGeT_RiGhT付近、窓部屋、T字前目を取れていること
フェイクをかける上では当然ですが、相手に手前を取られてバナナもしくはT字/窓部屋に誰もいないということがバレた時点でフェイクは意味を為さなくなります。
CTからすれば敵が本気でそのサイトを取る場合必ず取らなくては行けない場所を空けているのですから、こちら側のサイトは本命ではないというのはすぐわかりますよね。
2.相手に自分達の人数をばらしていないこと
大前提でも書きましたが足音や投げ物、C4の落下音などと言った”音”は相手の配置がわからない中では非常に重要な情報源になります。足音がT字からドタドタBに向かっていく音がした後では、いくらAに投げ物が来ても怖くありませんよね?
3.投げ物に余裕があること
1と2の条件を満たしている場合でも、フェイクの方のサイトを本気で取るほどの量の投げ物をフェイクのために使用するか、もしくは本命のサイトを取る途中に使用できなければすぐバレますし、すぐに取替されてしまいます。投げ物は大事に使いましょう。そして必ず使い切りましょう。
パッと思いついたのはこれくらいですが、もっとちゃんと考えてみたらまだあるかもしれません。
実践編
以上を踏まえて以下の動画を見てみましょう。
きっとここで書いたことがおわかりいただけたかと思います。
フェイク編
https://www.youtube.com/watch?v=GdqyadUTBco
https://www.youtube.com/watch?v=Tv3yu-zvdKE
ラッシュ編
https://www.youtube.com/watch?v=kNTsxPw-NVA
https://www.youtube.com/watch?v=wZaFFHXh9v4
ここから先は自分でDemoを鑑賞して勉強してみましょう。ここで書いたことがあらゆる点について正しいとは思いませんが、
Tの攻めのアクションがCTの配置にどういう効果をもたらしたか、どういう効果を狙っての行動なのかを見ながら鑑賞すれば、きっと上達は目の前にあるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。