MV

Last-modified: 2021-09-20 (月) 04:16:18
 

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◆目次


 

概要

2015年10月23日(日本では2015年12月17日)に発売された最も新しいPGツクール。

  • 比較的2000に近いフィーリングで制作可能だったVXAceから、さらに新機能のイベントコマンドが拡充されている。
  • プログラム言語はXP・VX・VXAceで使われていたRubyからHTML5+JavaScriptへと変更。
    ブラウザ上でのプレイが可能になったほか、MacやLinux向けに出力も可能になった。
    だからMVはマルチビューって意味らしいぜ。
  • JSで書かれたプラグイン素材を導入することで、プログラムが書けなくとも簡便に機能拡張が行える。
    • 独自言語RGSS路線をやめたことでプラグイン素材が作りやすくなった。
      目玉となる要素だけに、プラグイン素材は国内外でめちゃくちゃ沢山作られている。
  • マウス操作のほか、タッチパネルにも対応。
  • マップ、データベースといったあらゆるデータをテキストベースで編集可能。
  • デフォルト戦闘はフロントビュー/サイドビュー両方に対応。
    プラグインを使用すればゲーム中に変更することも可能。
  • 2000~VXAceまで存在したRTP(ランタイムパッケージ)は廃止された。
    kwsk
    • デフォルト素材はそこそこ豊富で基本所は抑えている。
      さらにパッケージ絵のキャラもサンプルゲームとして収録されている。
      こちらは個性的だがキャラデザがいい。
      サイドビューアクターはいつものデフォルメ調。とはいえ2003の口半開きよりは使いやすい。
    • モンスターグラフィックはやや個性的で、味はあるが若干使いにくい。
      例えばスケルトンが剣士から踊り子に転職している。
    • VXAceに存在したアヘ顔キャラクター生成機能も用意されている。
      やや重いが、以前のものと比べ使い勝手はかなりマシになっている。
      同時に倒れチップとサイドビュー素材も生成してくれる。
    • その分容量は大幅に膨れ上がるので、アップロードの際は容量削減に気を使う必要がある。
      一応プロジェクトを出力する際に余計な素材を削除する機能が付いている。
      それでも起動ファイルだけで44MB程度要求される。保管庫泣かせ。

MZが発売されたんですが…?

アッパーバージョンのMZが発売され、現在プラグイン開発はそちらが主流となっている。
『MZでは使用できず、MVでしか使えないプラグイン素材』が一定数あり、当初はMVに留まるユーザーも多かったが、
発売から時間が経過したことで主だったプラグインはおおよそ移行が済んでいる。

時流に従うのであればMZから入っていくのが無難。
ただしセール時にはMVはかなり割引されて安く買えるので、いきなりMZを買う勇気がなければMVから入るのも良いだろう。
機能的にはほぼMVで完成されているので不満がなければMVを使い続けても問題はない。

2000との細かな差異

kwsk
  • イベントコマンドに「イベントの呼び出し」が無い。
    コモンイベントは呼び出せるが、マップイベントはデフォルトでは呼び出せない。
  • イベントコマンドに「宿屋の処理」が無いため、自作する必要がある。
    マップエディター上で「イベントの簡単作成」を行うことでプリセットイベントを作成できる。
  • 画面の表示・消去方法はVXAceと同様フェードイン・フェードアウトのみ。
    プラグインで何とかすることは可能。
  • イベントコマンドでは変数の番号の変数が使えない。
    • もちろんスクリプトコマンドを使えば不可能ではない。
      例:(変数11の値)番の変数に、変数12の値を入れる
      val1=$gameVariables.value(11);
      val2=$gameVariables.value(12);
      $gameVariables.setValue(val1,val2) ;
  • イベントページ数上限が99→20に減少。
  • マップサイズ上限が500*500→256*256に減少。
    • 直接マップファイルをメモ帳などで編集すれば上限を越えたサイズに設定は可能。

バージョン

  • 現在は1.5.1が安定版。GENEは対応していない。
  • 1.6.0は不具合があり公開停止中。
  • 1.5.2が最新版でGENEも対応している。だが「ループの中断」にバグがあり正常に動作しない。

公式プラグインについて

ツクールMVには「公式プラグイン」と「準公式プラグイン」が存在する。

公式プラグインは最初からインストールされている7種類(アップデートで9種類に増加)のプラグインを指す。

公式プラグイン一覧
ファイル名用途
AltMenuScreen.jsメニュー画面のレイアウト変更
AltSaveScreen.jsセーブ画面のレイアウト変更
Community_Basic.js画面サイズ、常時ダッシュなど
基本的なパラメーターを設定
EnemyBook.jsモンスター図鑑を追加
ItemBook.jsアイテム図鑑を追加
MadeWithMv.jsゲーム起動時にスプラッシュ画面を表示
SimpleMsgSideView.jsサイドビューバトル時、「~は~を使った!」の表示を無くし
スキル/アイテム名だけを表示するように変更。
TitleCommandPosition.jsタイトルコマンドウィンドウの位置を変更
WeaponSkill.js武器ごとに通常攻撃のスキルIDを変更

準公式プラグインはサンプルゲームおよび公式から別途配布されているプラグインを指す。
こちらは原則としてサポート対象外。

  • プラグイン無料ダウンロード
    海外製プラグインの日本語解説付き。要ユーザー登録。
    制作者サイトで最新バージョンをダウンロードできるが、公式配布のものはバージョンが古いまま。

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