Fuso

Last-modified: 2024-02-10 (土) 20:17:44

扶桑型戦艦 扶桑

az_recorder_20221102_191255~2.jpg

ちなみに艦橋構造物の内容はこんな感じ。

15階建て

FUSOOOOOOOOOOOO.jpg
FUSOOOOOOOOOOOO!!!is so LOOOONG!!!
本家の旧初期船体は…

Fuso(4).jpg
FUSOOOOOOOO・・・あ・・・あれ?なんか・・・・コレジャナイ

ヒストリカル迷彩

fuso_permcamo.jpg
1500 gda.png購入可能なヒストリカル迷彩は鋼の咆哮の上位互換である。
効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲砲弾散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+30%、シルバーアップ+30%

変更点

ver.6.5で小口径対空値が109に増加。

性能諸元

編集時 ver.4.2

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier6
生存性継戦能力38640
抗堪性・防郭防御10%
・火災浸水耐性12.5%
・装甲防御12%
・魚雷防御13.5%
平均装甲厚・艦首25mm
・艦尾25mm
・甲板75mm
・舷側225mm
主砲射程12.38km
副砲射程540km
機動性最大速力23.90ノット[kt]
最大出力への到着時間24.69秒
転舵速度4.60度/秒
転舵所要時間14.70秒
隠蔽性12.36km



・派生艦船

派生元Kongo
派生先Nagato



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)(防郭率)装填時間砲塔旋回速度
356mm L/45 41, 6基×2門HE弾 1012(12%)
AP弾 1438(250%)
21秒4度/秒


副兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)装填時間砲塔旋回速度
152mm L/50 41, 14基×1門HE弾 437(4%)9秒10度/秒


対空砲種類平均ダメージ射程
大口径
小口径
110
109
3.60km
1.50km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
精密照準装置Ⅰ
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砲撃精度+25%20秒間75秒2回

ゲーム内説明

扶桑は日本が独自開発・建造した超弩級戦艦。火力を過分に強化したため、2連装砲塔に356mm砲12門を搭載しているが、反対に防弾性能と機動性は劣っていた。

解説

日本ティア6戦艦。本艦は前級のような巡洋戦艦(BC)ではなく、純粋な戦艦(BB)となっている。前級とはいろいろ異なる点が多く、立ち回り等を見直す必要があるだろう。
なお本艦には黒化したオルタも存在する。

・主砲
・45口径35.6cm連装砲 6基計12門
 前級と同じ口径の35.6cm連装砲を6基、計12門搭載。砲配置は前甲板に2基4門、艦中央部の煙突を挟むように2基4門、後甲板に2基4門という独特の形式。前級と比較すると砲数が50%増しになり、火力面の不満は解消されたといえる。この砲の特性を観ていくと、砲弾の単発火力こそ前級からあまり強化されていないものの、砲を12門搭載する艦としては比較的装填時間が短い事から瞬間火力とDPMの双方に優れる。これはAP弾だけでなくHE弾に対しても言える事で、接近してきた駆逐艦の駆除は勿論、AP弾の貫通が見込めない格上戦艦に対しても侮れない威力を発揮する。
 その他の特徴としては、射程が「バイエルン」(12.58km)に次ぐ12.38kmと長めである(ヒストリカル迷彩購入で12.88kmまで延長可能)。ただし弾速は遅目で弾道もやや高いので敵の動きをしっかり読んで偏差を取らないと遠距離での命中は見込めない*1。また砲塔が多いという事は当然射角もあまり良くないし、後述する防御面についても大きな不安を抱えている事になる。砲塔旋回速度も4度/秒と同格最下位であり、取り回しは良くない。必要に応じてエリート特性や装備等で補ってあげて欲しい。

同格の12門搭載艦について

このティア帯には本艦以外にも主砲を12門搭載した艦が幾つか存在する。参考までにそれらの艦における主砲性能の相違について以下に纏めておく。

艦名扶桑ニューメキシコアリゾナノルマンディーイズメイル
装填時間21秒23秒23秒22秒25秒
射程12.38km12.13km11.93km11.87km11.93km
AP弾DPM4930345016450164290544064
HE弾DPM3469730616306162824428829
砲旋回4度/秒4度/秒4度/秒4.5度/秒5.5度/秒

・副砲
・15cm単装砲 14基(片舷7門)
 艦橋付近の舷側に砲郭を設けて前方向に4門、後ろ方向に3門を搭載。構成そのものは前級である金剛と変わっておらず、ティア向上に伴い射程が微増し単発火力もほんの少し強化されたが、中ティア日戦のお約束で砲精度が甘く、積極的に使用できるモノでは無い*2。とはいえ、敵駆逐艦に接近された際には命中させる事ができればそれなりにダメージになるので忘れずに使用したい。

・対空
 素の対空値200前半という値はかなり残念な値としか言いようがない(同格内には200以下の艦が居るのでそれらよりはマシである)。さらに時代的に仕方がないが大口径対空砲と小口径対空砲の比率が1:1に近く、付近を航行する航空機への影響力が不足している。これでは同格空母相手であっても艦隊を組んで敵航空機の漸減を狙う要員としては力不足、単艦での防衛も厳しいため、はっきり言って守ってもらう側と言えるだろう。近年、ティア7の空母の艦載機が凶悪化しており、カモにされないように十分に注意して欲しい(AP爆弾、5本魚雷のグラーフ、2中隊雷撃機の飛龍とサイパン、3中隊雷撃機の加賀は天敵中の天敵である)。

・装甲
 結論から言うと全体防御の割に頼りない。まず艦首・艦尾は同格平均の25mmを備えるものの、舷側装甲は他国が300mm以上を備える艦も居る中でたったの225mmと巡洋戦艦である「レナウン」(229mm)と同程度。そして甲板も他国が90mmを備える艦も居る中で75mmと巡洋戦艦群(50~60mm)よりはマシといったレベル*3。また装甲値も12.5%と前級よりは向上しているものの、他国の戦艦と比較して劣っているため受けたダメージを軽減することは期待しない方が良いだろう。さらに本艦は砲塔が林立しているのでバイタルパート(弾薬庫)がそこかしこに存在することになる。敵に対して無防備に側面を晒すと高い確率でバイタルを貫通されてしまうだろう(防郭防御10%という値はノルマンディーと一緒である)。耐性については平均的であり、特筆すべきものは無い。

・機動性
最高速度は23.90ノットと同格戦艦内では平均以上の速度を持つ(仏戦と比較してはいけない)。しかし加速性能が鈍く、最大速度に乗るまでに24.69秒を要する。そして舵の性能が悪く転舵性能4.6度/秒は同格戦艦中最低であり、転舵所要時間も同格最長。駆逐艦の接近を許せば魚雷の回避は難しいと考えよう。

・隠蔽性
素の被発見距離は12.36km。これはツリーの同格戦艦の多くが10km後半であるのと比べて非常に悪い。だいたいあのバランスが悪そうな艦橋のせい。プレミアム艦を含めてもワーストの値なので隊列を組んでいても最初に発見されると心得よう。だからといって装備で隠蔽を良くする「隠蔽システム改良Ⅰ」を搭載するのは推奨しない…仮にこれを搭載しても結局他国同格よりも被発見距離が長く、最初に発見されるという結果に変わりは無いためだ。

・生存性
HPは38000台と平均的であるが、装備や迷彩等でマシマシにすると4万を超える。しかし前述したとおり装甲に大きな弱点を抱えているため戦艦の中では生存性が高いとは言えない。格上戦艦(長門、陸奥コロラドウェストグナイゼナウ)や同格でも大口径砲を装備したウォースパイト、バイエルンと砲戦の際は防御姿勢を堅持していても抜かれることが多いので慎重に操船する必要がある。火災浸水耐性12.5%は同格の高い方の平均値、対水雷防御13.5%は同格最低の値なのでHE弾による火災狙いや魚雷にも注意が必要。また、これはどの艦であっても言える事だが機動性や耐性が優れている訳でもないので複数の敵に狙われるとあっという間にHPを削られてしまうだろう。高い火力と引き換えに生存性はプレーヤーのスキルや経験に依存すると言って良い。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」「予備整備パック」の搭載を推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「精密照準装置Ⅰ」を2回使用可能*4
本艦の砲は散布界が劣悪なため、砲の数が増えていてもなお散り弾が出てしまう。このためここぞという時にはスキルで砲精度を上げて斉射を敵に叩き込むべく、艦長スキルLV5で「超火力」を取得し使用回数を増やすのも一手である。またLV7で「精密照準」を取得するとスキルのクールタイムを短縮できるほか、スキルの効果時間を20秒から25秒に延長できるのでじっくり狙って撃ちたいという艦長はこちらも併せて検討してみると良いだろう。精密照準スキルはおまじない程度と割り切って、生存性に振ったうえで素の火力のみで勝負するという方法もあるので、好みに応じて選択して欲しい。

・装備品
兵装は「主砲改良1」で主砲旋回を補うことを推奨したい。エリート特性等も含めると砲旋回が5度を超え、扱い易さが向上する。砲旋回の遅さや遠距離戦に慣れたプレーヤーであれば「主砲改良2」で装填を速くするという選択肢も視野に入るが、元々砲の耐久が低いのにさらに主砲の生存性が下がることに注意して欲しい。防御は「推力改良1」を選択すると加速を20秒程度にまで短縮可能。または「操舵装置改良1」辺りが無難であろう。適正は「操舵装置改良2」「推力改良2」等様々な選択肢があるが「隠蔽システム改良Ⅰ」以外であればどれを選んでも問題ないだろう。各人の戦い方に準じて選択して欲しい。

エリート特性
 ・戦艦近代化改修 HP+3%、小口径対兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
 ・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
 ・功績 EXPアップ+10%

・総論
 同格戦艦内で最高の12門の主砲を搭載し、攻守走のうち攻に全力を振り切った特徴的な戦艦である。同格内では射程が長く装填時間にも優れているが、砲精度が悪化しているため慣れるまでは扱いにくく感じるだろう。しかし、次級では砲の数が減ってしまい、より正確な射撃の腕を求められるようになるので本艦に乗っているうちに十分に練習しておきたい。
 さらにステータスを極端に割り振った影響から船体の機動性が劣悪で、装備品を転舵特化にしてなお機動性には不満が残る。防御力についても本物の戦艦(BB)にしては同格よりも劣っており、撃たれると脆い一面を持っている。よって、防御力の高さがモノを言う敵戦艦と1対1での撃ち合いや1対複数の艦で耐えるといった戦いは苦手である。
 どちらかというと味方とうまくダメージを分散しつつ火力を発揮するタイプの戦いが得意であり、集中攻撃を受けないようにしつつ火力を発揮できるような立ち回りを心がければ格上の敵であっても十分に通用するだけのポテンシャルを秘めている。

戦闘名誉賞

レベル1234
報酬艦艇exp 4000
シルバー75k
艦艇exp 4000
シルバー75k
艦艇exp4000
シルバー75k
艦艇exp4000
シルバー75k
ミッション内容15戦プレイ15回勝利巡洋艦20回撃破戦艦15隻撃沈

史実

史実

扶桑型戦艦は、1912年から1917年にかけて建造された日本海軍初となる「純国産超弩級戦艦」であり、一番艦「扶桑」二番艦「山城」の2隻が建造された。

 

一番艦をイギリスに発注した金剛型巡洋戦艦の建造と平行して、河内型戦艦から続く日本式の設計に基づいて建造された。基本計画番号は「A-64」。主力艦の整備を急いだため、河内型などそれまでの主力艦を元にした設計に金剛型の設計を導入した設計となり、流麗でスタイリッシュな船型となっている。但し、金剛型とは異なり高速力を求められてはいないため、全長は少し短縮されている。主砲は金剛型に引き続き45口径35.6cm連装砲を6基12門搭載、前部に1番2番主砲塔を背負式に配置、直後に前艦橋、第一煙突と第二煙突に挟まれる形で第3主砲塔、第二煙突と後艦橋の間に第4主砲塔、最後部に第5第6主砲塔を背負式に配置、と極めて独特な外観を為している。
当初、ヴィッカースが日本向けに出した仕様書の中には、3連装砲塔4基に収めて12門という計画も含まれていたため、日本国内での決定の結果、連装6基の形になったと考えられる。これは、三連装砲塔が連装砲塔に比べ、同門数で比較した際の積載重量削減、基数削減によるヴァイタルパートの短縮化、それに伴う防禦面積削減による防禦力強化(同じ重量でより装甲を集中させられる為)といった利点があるが、砲同士が密接する分、相互干渉の影響が大きくなり散布界が増大する、射撃順の都合で次弾装填が遅れる恐れがあるといった欠点もあり、命中率その他を勘案すると連装の方が勝ると考えられた結果による様である。こうして同時期に建造された他国の35.6cm砲搭載艦と比べて、本艦型は最も砲塔数が多くなった*5
結果、中心線上に主砲塔6基が並び、上部構造物の配置は極めて窮屈なものとなった。(違法建築の戦艦である(艦橋が高いことがわかる))またその為に危険被弾箇所が全体の52%に達し、元々の全長の長さと合わさって重厚な防禦を危険箇所に施しづらく、結果装甲が薄めであるという欠点となってしまい、更に主砲斉射の爆炎が艦全体を包んで照準を阻害する、初期の状態では斉射の衝撃で船体が捻じ曲がるといった欠陥が明らかとなり、基礎設計の甘さを露呈する結果となった。(演習では好成績を収めていることもあることから爆炎の影響はそれほど酷いものでは無かったとする意見もある。斉射の衝撃で船体が捻じ曲がるといったこともあるとされるが具体的にどのような影響があったのかは不明。)
竣工時の機関出力は41,000馬力、速力22.5ktで、この値は当時の一般的な超弩級戦艦より高速力であったが、ほぼ同時期のイギリス最新鋭艦「クイーンエリザベス級」(15年1月竣工、世界初の15in連装4基8門、24kt)には火力も速力も劣っており、当時の報告書にも装甲配置の改善(特に主砲塔周り)と速力の更なる増強について言及されている。
予算の関係で起工が遅れたため、扶桑型として建造される予定だった三、四番艦は設計が改められて伊勢型戦艦「伊勢」「日向」として就役することとなった。なお、伊勢の起工は扶桑の竣工より前であり、一般的に言われているように伊勢型の改良は扶桑型に欠陥が見つかったためではない(但し設計の段階から指摘されている難点も多く、主砲配置辺りは伊勢型で大きく改められた)。

 

1922年にワシントン軍縮条約によって新たな戦艦の建造が禁止になり、本艦型は数少ない主力艦として運用を続ける事となった。
1922年から23年に一次大戦での海戦の教訓を踏まえ、各種近代化改装が施された。前楼が改められ、主砲指揮所・高所測的所などのフロアが増設された。前楼大型化によって第一煙突の煙煤が追い風で逆流した際に入り込む問題が起きたため、逆流防止用にカバーが装着されたが、効果は薄かった。遠距離戦対応で主砲仰角を25°から30°に引き上げ、高仰角弾対策に砲塔天蓋の装甲が増厚され、主砲測距儀も8mのものに大型化された。
1930年から35年にかけて、大規模な近代化改装を実施。艦尾が延長され高速力を得られやすい形状となった。主機・主缶は集中配置化並びに更新が施され、前述の逆流問題があった第一煙突を撤去し、残った1本を大型化して対応。主砲仰角を30°から43°に引き上げ、高角砲は先に実装されていた40口径7.62cm単装6基から、40口径八九式12.7cm連装高角砲4基に改められ、機銃数も増強された。装甲は以前から薄いとされていた舷側装甲を大幅に増強、装甲重量は8,558tから12,199tまで増加した。水雷対策・安定性維持の為バルジを増設、艦橋は細長いパゴダへと改められた。この時「山城」は先に改装が行われた「扶桑」の経験を踏まえ、3番主砲塔を前向きに変更せず後ろ向きのままにする事で、艦橋下部の空間を確保し、結果艦橋の高さが幾分抑えられている。カタパルトは主砲上部から艦尾右側に移され、同左舷側にはクレーンも増設された。これだけの大幅な装備追加にも関わらず、機関更新によって75,000馬力の出力を確保、速力は24.7ktに向上した。

 

日本海軍の主力艦の一翼を担う存在であったが、艦隊決戦が過去のものとなった太平洋戦争では伊勢型戦艦と共に二線級の扱いを受けてあまり出撃の機会を得られず、もっぱら航空隊の演習目標や砲弾の運搬艦、砲術学校の練習艦などとして運用されていた。
ミッドウェー海戦における主力空母4隻喪失を受け、航空戦力増強のために伊勢型戦艦と共に航空母艦に改装する計画が浮上したものの、伊勢型2隻が航空戦艦に改装されるに留まった。これは日向が爆発事故で五番砲塔を失っていたためであると言われている。
1944年、扶桑、山城共に西村艦隊を構成する戦艦として捷一号作戦に参加、10月25日未明のレイテ沖海戦スリガオ海峡夜戦において両艦とも撃沈された。(ちなみにこのとき旗艦山城は艦橋が倒壊しながらも主砲を撃ち続けるというかなりの大和魂っぷりを見せた。)

扶桑
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山城
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小ネタ

特徴的な艦橋

大改装後の艦橋は海面からの高さ50mにも達し、その特徴的な形状から違法建築とも揶揄される。このような姿となったのは当時の設計者の美的センスの問題・・・ではなく、特有の事情があった。扶桑級は艦橋の前後直近に2番・3番主砲塔があるため、艦橋を拡張するには「上に伸ばす」他なかったのである。

特に1番艦「扶桑」は、大改装時に設計段階では後方を向いていた3番砲塔の向きを前方に変更している。これは前方射界改善の目的があったが、向きを変えるためには砲を後方に移動させると共に砲身の旋回スペースの確保が必要で、艦橋基部を可能な限り細くする必要を生じさせた。見る者に不安を感じさせるバランスの悪さはここに起因している。一方、2番艦「山城」は砲の向きを変えなかったため、扶桑の艦橋ほど極端にはならなかった。

海外のミリタリーマニアから好奇の目で見られる扶桑だが、戦前・戦中の国内でも長門に次ぐ人気があった。

主砲について

 本艦の主砲は、前級の「金剛」型に搭載されていた「毘式45口径36cm連装砲」を参考に国内で新たに設計・生産した「41式45口径36cm連装砲」となっている。なお毘式においては砲弾の装填方式が俯仰角にある程度自由のある「自由装填方式」であったが、41式においては仰角5度の「固定装填方式」を採用している。固定装填方式が採用された理由は「砲を固定した後の装填速度は固定装填方式の方が速かった」こと、および「装填装置が密閉・固定されていることにより防御上有利である」とされたためである。ところがこの新しい固定装填装置は構造が複雑であったことから故障が頻発…さらに防御上有利なはずの密閉装置も修理や整備が困難であることが判明。最終的には固定装填装置にする優位性が見当たらなかったと判断され、改良型である「伊勢」型においては自由装填方式が採用されることになった。
 また「金剛」型から引き続き採用されている英国式の水圧復座方式の駐退機は動力供給不足であり、斉射を行った際の復座時間が長くなってしまい発射速度が大幅低下してしまうという問題があった。このため、当時の海軍では交互撃ちを基本としていたとされている。

国産技術と英国技術のハイブリッド

戦艦扶桑の船体は、河内を始めとする「国産の弩級戦艦建造技術」をベースに、金剛に端を発する「英国から技術供与された最新の超弩級戦艦の思想」を取り入れ、双方をミックスさせて出来上がっている。船体の防御に関しては、設計当時に一般的であった「全体防御方式」を採用し、垂直防御には漬炭処理を施し表面硬度を上げた装甲版を使用している。しかし、水平防御についてはさほど重要視されなかったようだ。

一応、設計から建造までを一貫して国内で行った「初の純国産超弩級戦艦」という事になってはいるが、まだまだ英国の影響が根強く「真の意味での純国産の戦艦の登場」は伊勢型を経て長門型の登場を待たねばならなかった。

ポール・アレン氏が扶桑発見

マイクロソフト共同創業者であるポール・アレン氏率いる探索チームは3ヶ月前のインディアナポリス号調査に続きスリガオ海峡に沈む西村艦隊の探査を行い、2017年11月22日から29日の間に「山城」「扶桑」「山雲」「満潮」「朝雲」の5隻を発見した。調査は1ヵ月程度行われ、探査機による映像などが公開される予定だ。時間があれば離脱後に沈没した「最上」の探索も行われるとのこと。
尚、扶桑・山城はともに上下さかさまの状態にある。これは1992年に発見された霧島と同様、構造物が錘となったか沈没時の被害によるものと推測できる。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 主砲の説明を更新、かつ12門勢のとの性能比較は幾つかに分かれていたので集約させました。 -- 2020-02-27 (木) 22:55:18
  • 長いので格納。 -- 2020-02-28 (金) 21:59:00
    • なんでもかんでも格納して、短くすれば良いってことではない。スペック表なんかは格納して良いがそれ以外はどれも大事なこと。だいたい何故格納するんだ? -- 2020-02-28 (金) 22:34:55
      • 「何故」←「長いので」と書いてあるんですがそれは。喧嘩腰はよくないです -- 2020-02-29 (土) 01:07:14
      • 何故長いとダメなのかを聞いてるんだが。そもそも、長くはなくないか?他のページが短すぎるだけでしょ。それと喧嘩腰の喋り口調で悪かったな。 -- 2020-02-29 (土) 14:40:32
      • 私がスマホで見てるから(画面が縦長だから)長くて見にくいと感じるのかもしれません。とにかく、私が格納した部分は重要なので折り畳まない方が良いと言うことですね。今回はすみませんでした -- 2020-02-29 (土) 15:11:35
  • 性能をBlitz用に修正、書式を整理、戦闘名誉賞を追加。 -- 2021-06-03 (木) 01:47:10
  • 副砲の説明を編集。 -- 2021-08-01 (日) 22:43:33
  • 小ネタを追加 -- 2022-04-03 (日) 15:41:28
  • 魚雷防御の単位がズレていたので修正 -- 2024-02-08 (木) 22:27:49

コメント欄

  • 最近久しぶりに扶桑乗ったけどbuff入った?めっちゃ精度上がった希ガス -- 2022-11-02 (水) 14:25:03
    • 扶桑って言われる程防御が無いわけじゃないと思うんだけど。ボトム戦場で全門斉射できる角度を維持していてもボコスカ体力減らなかったし、その試合でクラーケンと大口径取得出来たから運用をしっかりすれば楽しい船って感じた。 -- 2022-11-29 (火) 13:58:03
  • 開幕直後の主砲の向きは気のせいか左舷側の方が全門揃いやすい感じですね、扶桑に限らず妙高や古鷹もそんな砲塔の動きです。だから右側に配置されたら嬉しいですね。プレ艦とか新実装艦とかそんなのはいいから、このバグは死活問題だから早急に改善して欲しいですよ。 -- 2022-11-27 (日) 00:34:17
    • どの艦でも最初はビミョーに左舷向いてる判定になってて始まる前から砲旋回してる希ガス -- 2022-11-27 (日) 11:27:31
    • 後ろ向き砲塔は照準が射角外に出ると逆旋回しだすからそこ意識してれば左右どちらでも揃えられるよ -- 2022-11-27 (日) 20:22:26
      • 会敵前の時間で如何に早く砲塔を揃えれるかですね、砲塔1つ使えないだけでかなり違いますから。 -- 木主? 2022-11-27 (日) 21:34:33
  • 初動を決めて、ルートに合わせて右砲戦、左砲戦の準備をしてから接敵することです。最初から右が左か決めておけば、少なくとも第一撃で砲塔が他所向いてることはありません。戦艦を使っていながら敵が両舷にいてどっちを狙おう?と考える状態は、既に挟撃を受けるポジションに陥っているので、砲塔の向き云々の前に立ち回り自体が間違っている可能性あり。 -- 2022-11-28 (月) 13:40:34
    • 枝つけェ…というか話がずれてる -- 2022-11-28 (月) 16:49:14
      • 違う話しだから枝にしてないのです。 -- 2022-11-28 (月) 17:58:32
    • 申し訳ない、それはすでにやってます。ゲーム開始の1番初めの時点で左舷側が揃いやすい仕様かなと、よく見ると3番砲塔は最初から左向いてました。だから右側配置の方が左側配置より早く全門揃うから楽だねという話でした。まぁ陣地構成や敵行動予測によっては左側配置でも左舷砲戦準備します、臨機応変です。しかし扶桑は思ったより戦い易いです、砲戦距離を考えてもあの速度で充分だし戦闘様相によっては敵拠点占領制圧もできますね。 -- 2022-11-28 (月) 20:04:12
  • すいません3番ではなく4番砲塔の間違いでした。 -- 枝2?? 2022-11-28 (月) 20:17:41
  • ヒストリカル付けたら主砲の命中率低くなった??精度が良くなり過ぎたのか、ただ単に敵艦の回避が上手かっただけなのかな。精密射撃と組み合わせての戦果はヒストリカル付ける前の方がガンガン当たってた様な気もします。艦長レベル上げてエリート艦長にすれば解決する話だと思うんで。引き続き扶桑マスターを、目指します! -- 2022-12-01 (木) 00:02:29
  • 駆逐艦に対しても結構強いね、まぁ近距離で雷撃されたら回避不能でお手上げなんだけどね。主砲全門HE一斉射撃で中距離の駆逐艦狙えば結構当たり爽快です、APとHEの切り替えに時間かかるので敵編成や戦況で見極める必要ありますが、この戦艦はHEだけでもかなりダメージ与えれるんで駆逐艦が多いマッチだと終盤までHEのままでも問題ないですよね。扶桑=日本だから戦艦「日本」みたいな感じ、旧国名が命名されなかった戦艦って、扶桑と敷島だけじゃなかったかな?当時はそれだけ期待もあったんだろうなぁ、史実では完全に旧式化と戦艦を活かす時代が終わっており悲劇的な戦いでしたが、ゲームでは西村艦隊の弔いにもなる大活躍ですね。 -- 2022-12-03 (土) 16:25:21
    • 富士敷島香取型も一等戦艦だけど旧国名じゃないで(まだ命名基準が作られていなかったためだが)日清日露戦争の戦利艦や巡洋戦艦→戦艦に種別変更された金剛型などもあるな -- 2022-12-03 (土) 17:09:12
      • あぁ、山岳名の富士、神宮からの香取がありましたね、あと八島も扶桑、敷島と同様に日本そのものを表すものです。金剛型は元々が巡洋戦艦として誕生したので山岳名で正しく変則的命名ではないですよ、基本的に艦種変更しても艦名はそのままです、同型艦の霧島、榛名、比叡は全て山岳名です。空母赤城も天城型巡洋戦艦からの艦種変更なので山岳名です。 -- 2022-12-03 (土) 17:32:44
      • 戦艦としては、の話だからな -- 2022-12-03 (土) 17:35:31
      • それ考えたら海自より海保の巡視船の方が斜め上を行っててロマンありますね、敷島、秋津島、八島ですからね。日本を象徴する名前はやはりカッコいいですよ。話反れてすみません。 -- 2022-12-03 (土) 17:44:27
  • 何気に空母キラーだね、ただタイミングが必要ですけどね。運良く拠点制圧に向かう時に発見したら胸が踊ります。3倍返しで撃沈っす。 -- 2022-12-06 (火) 22:28:23
  • ハマった時の攻撃力は半端ないけど、大量のHE喰らうと脆いなぁ。魚雷とHEのコンボで来られたら詰んだ。 -- 2022-12-10 (土) 11:37:39
  • 最近、この艦で出る度に勝てない…スランプだ。 -- 2022-12-25 (日) 23:13:36
    • 56乗せる。門数多いので、12レベルの56乗せると変わる筈。56乗せれないなら、せめて12レベルの艦長を。艦長スキルの11・12が胆。あとレベル5の超火力は後々の事を考えずに取得すること。 -- 2023-03-14 (火) 13:33:11
  • 数値上は散布界と隠蔽が悪いですが、この子は独特の取り回しを身に付けると途端にその辺のOP艦以上に化けるタイプの戦艦です。明後日の方向に飛び過ぎてもはや当てる気を微塵も感じない副砲はともかく、主砲は特に狙い所を理解すると格上戦艦とも張り合えます。反面、防御は本家の砲塔ガードシステムとは違って割と貧弱で、中央の甲板辺りがダメージを貰い易い気がします。実際何回か扶桑で扶桑マスタータイマンした事がありますが、防御姿勢を取っていようが何をしていようが問答無用で甲板を抜かれ、最短三斉射ほどでフルヘルスから海底送りにされました() -- 2023-03-13 (月) 23:53:33
    • × 扶桑マスタータイマン → ◯ 扶桑マスターとタイマン -- 2023-03-13 (月) 23:55:10
  • 50回ぐらい回したけど扶桑死ぬほど弾当たらなくて嫌いになりそう 金剛までは感じたことのない症状 実力不足ですかね? -- 2023-03-22 (水) 14:29:46
    • そうです。確かに金剛よりか劣化してるけど撃つタイミングと偏差が合ってれば当たらんことはない -- 2023-03-22 (水) 14:33:57
    • 主砲はまだしも、金剛と扶桑のペチペチ副砲は全くあてにできないので、常にばらけまくってイライラさせられるのは確か!でも長門からの副砲は信頼出来ますので、ご安心を。 -- 2023-03-22 (水) 15:56:50
    • 副砲圏内まで近寄られるのがまず良くない -- 2023-03-22 (水) 17:41:19
    • 多砲塔艦はまず試射気味にに1発(1基分)だけ撃って、弾道あるいは着弾見てから残り5基で斉射するといいですよ。 -- 2023-03-22 (水) 18:22:47
  • 扶桑の横さらした瞬間にグナイゼナウに打たれて瞬殺する悲しさ -- haruto? 2023-03-25 (土) 19:06:13
    • 格上とは言えガバ砲で少門数のグナイに瞬殺されたの?あまり起こらないと思うんだが、どんまい。他の艦に追われて不可抗力で晒す形になるなら仕方ないが、全門斉射しようとして腹を晒すのは運用が間違っているよ。止まらない、腹を晒さないのは大原則だよ -- 2023-03-25 (土) 20:21:00
      • 日本語力で察してあげて… -- 2023-03-25 (土) 21:48:30
  • こいつ2番砲あたりに当たるよう狙うといい感じにバイタル抜ける気がする -- 2023-04-18 (火) 09:58:20
  • 最大射程の腹晒しニューヨークに全門斉射したら、七発当たって七発0ダメージで目が点になった -- 2023-10-21 (土) 08:45:57
  • ここ1年ぐらい何個ものアカウントを渡り歩いて、数万円単位で金突っ込んできてたけど、結局無迷彩扶桑で暴れてるのが一番楽しいと気づきました。初心者の方がよく乗られてるから目立たないけど、私的には準OP艦だと思います。ボトムマッチも殆ど苦にならないです。対面にバイエルンやウォスパ等の大口径艦がいるとスパスパ抜かれるので少し怖いですが、小型艦処理性能では扶桑の方が上なのでやはり戦艦としてはこちらの方が強いかなーと… とにかく乗ってて気持ち良いし、私にとっては課金中毒を治してくれた恩艦?なのでヒス迷彩目指しつつ乗り続けたいと思います。 -- 2023-11-02 (木) 11:38:39
    • 何だか自分語りみたいになってしまって我ながら気持ち悪いので、扶桑の乗り方っぽいものをゆっくり投下していきます。艦の性格としては、タンクもある程度こなせますがスナイパー型?だと思います。ニューメキシコ等と比較して遠距離でも大ダメージを与えやすいですが全身バイタル&極悪隠蔽が合わさって一回前出るともう逃げれないので、同格の硬めの戦艦よりは少し後ろ目の位置で火力投射が基本になるかと思います。どの艦種相手でも絶大な火力を出せるので、早くに沈んでしまうとチームにとって大きな損失です。ただ弾を当てやすい距離ってのは人によって違うと思いますので、そこはまぁ臨機応変に。 -- 2023-11-02 (木) 12:00:50
      • 平均ダメとか勝率mvpスタッツってどのくらい出ますか?今どこか戦艦を乗り直そうと思っていて、参考にさせていただきたいです。 -- 2023-11-02 (木) 12:17:46
      • 今の所、戦闘数90戦で勝率77%、撃破比率7.8、平均ダメージ67000、MVP率58%です。bot戦を引く事が少ない夜の時間帯に乗っています。まだ100戦行ってないので今からどんどん下がるとは思います。 -- 2023-11-02 (木) 13:23:20
      • この木主さんは数値から見て相当に上手い方なのであまり参考にならない気はします。扶桑なら平均6万、キルデス3から4、MVP30パーセント出せる人は相当上手いと思います。これより上の人も結構います。下で見積もって平均45000、キルデス2から3、MVP20%前後あればランデムで十分かな、と思います。これより低くても、頑張ってる人もいます。3万台で、キルデス2を切り、MVPが15%以下になると、すこし立ち回りがしんどいように見えます。自分の戦績を晒せないので評価のベースが淡くてすみませんが、6から10は全艦乗る、初期からのプレイヤーの一意見として多少の参考になれば。 -- 2023-11-02 (木) 14:11:43
    • あと他のT6戦艦と比べた強みですが、対巡洋艦能力の高さだと思います。例えばバイエルン等の38センチ搭載艦は、対戦艦は強いんですが、このティア帯では特に多い中・近距離の対巡洋艦だと過貫通弾が出てしまう事がかなりの頻度であります(皆ペラッペラの軽巡ばかりなので)。それに比べて扶桑等の12門艦は口径控えめで過貫通しにくく、門数で削れるので最短1斉射で落とせます。また、敵巡が遠距離で回避取っててもこれまた門数活かして回避先に弾をばら撒けるので着実に削る事ができます。それに加えて扶桑は他の12門艦に比べて精度が良好(だと思う)ので対巡洋艦が最強だと思います。 -- 2023-11-02 (木) 13:18:20

過去ログ

Fusoログ一覧

*1 慣れないうちは無暗に斉射せず、最初に効力射を行い着弾確認後に残りを斉射する等の方法で砲の癖に慣れるようにしよう。また、砲そのものの散布界は悪いため距離が離れるとばらつきが大きくなるが、ある程度の砲門数で斉射すれば精度の悪さを補う事ができるだろう。本艦にはそれを可能とするだけの砲門数が搭載されている。
*2 もう少し詳しく説明すると、最大水平散布界は他国が悪くても300mなのに本艦は360m、最大垂直散布も他国が60m程度なのに対して本艦は72mもあり射程はさほど長くないのに砲弾が横縦双方に散り易い。砲旋回も10度/秒と並みなので、射程に敵を捕らえても射撃できる機会はせいぜい1度限り。この残念な副砲性能は次級でかなり改善されるのでもう少しの辛抱である。
*3 とはいえこの時代の全体防御方式はカバー面積こそ広めなものの全体的に装甲配置的に隙があり、姿勢および被弾箇所によって抗堪性が大きく変わってしまうのは普通のことであった。
*4 前級同様にエリート特性や消耗品で装填時間を短縮した上で、タイミングよく使用する事で効果時間内に2回の射撃が可能である。
*5 イギリスが建造したエジンコートは連装7基14門と扶桑より砲塔が多いが、口径は一回り小さい30.5cmに止まっている