Do 217 N-2

Last-modified: 2021-08-23 (月) 11:18:48

ドイツ RankIII 重戦闘機 Do 217 N-2

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解説

概要

ドイツツリーのランクIII重戦闘機。日本のKi-45 teiと同じく斜銃を装備している珍しい機体。正直クセが強すぎて扱いにくく、ゲーム中で本機を積極的に使うプレイヤーが少なくあまり見かけないため、そういう意味でも非常に「珍しい機体」である。
 

機体情報(v1.45)

必要経費

必要研究値(RP)26000
機体購入費(SL)10000
乗員訓練費(SL)29000
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)20
護符(GE)980

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング3.7 / 3.0 / 3.3
RP倍率1.36
SL倍率1.0 / 3.0 / 3.2
最大修理費(SL)***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒***

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)***⇒*** / ***⇒***
(高度5500m時)
最高高度(m)9000
旋回時間(秒)***⇒*** / ***⇒***
上昇速度(m/s)***⇒*** / ***⇒***
離陸滑走距離(m)800
最大出力(hp)***⇒*** / ***⇒***
離陸出力(hp)***⇒*** / ***⇒***
毎秒射撃量(kg/s)11.81
燃料量(分)min*** / *** / *** / max***
銃手(人)***
限界速度(IAS)*** km/h
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h
主翼耐久度-***G ~ ***G

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所
機銃7.92mm
MG 17
44000機首
機関砲20mm
MG 151
4800機首
機関砲(斜銃)20mm
MG 151
4800上部

弾薬

武装名ベルト名内訳費用(SL)
7.92mm
MG 17
既定AP-T/Ball/Ball/AP-I/AI-
汎用AP-T/AP/AI/AP-I10
曳光弾AP-T10
ステルスAI/AP/AP/AP/AI20
20mm
MG 151
既定IT/IT/APHE/HEI-
汎用IT/HEI/HEI/AP-I90
空中目標AP-I/HEI/HEI/HEI/HEI/IT90
徹甲弾APHE/APHE/APHE/IT90
曳光弾FI-T/FI-T/FI-T/IT/IT90
ステルスHEI/HEI/HEI/APHE/AP-I130

追加武装

機体改良

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Tier名称
I胴体修理
ラジエーター交換
プライマリ7.92mmベルト
IIコンプレッサー交換
機体交換
新しい7.92mm機関銃
III翼修理
エンジン交換
プライマリ20mmベルト
IVカバー交換
新しい20mm機関砲
△△

スキン

クリックで表示
標準迷彩
[添付]
条件-
説明標準スキン

派生

前機体Do 217 J-2
派生機体Do 217 N-1
次機体Me 410

特徴

N-1の防御用の銃座が取り外され、胴体中央にシュレーゲ・ムジーク(斜銃)が搭載された機体で、シュレーゲ・ムジークを使える数少ない機体の一つ。使用するには、操作設定を開き『Schrage Musik activasion』(日本語版では「斜銃の起動」)にキーを設定することで切り替えが可能になる。
斜銃はMG151/20が4門も搭載されており、威力は十二分にある。前方固定武装もDo 217 N-1から据え置きのMG151/20 x 4門なのでヘッドオンも安心である。

シュレーゲ・ムジークについて

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▲胴体中央部やや後方にMG151/20が4門も搭載されている。Ki-45 teiがホ5を2門しか搭載していないことと比べると、火力は本機が大幅に上回っている。
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Ki-45 teiの斜銃は斜め上向きに約33°で搭載されている。
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▲対する本機はほぼ上向きで約75°の角度で搭載されている。そのためほぼ敵の真下から撃たねばならず、Ki-45 teiのような「斜め下回避斜銃ヘッドオン撃墜」という変態戦法はとりづらくなっている。

 
ただ防護機銃はすべて外され、斜銃のスペース確保の為に爆装もできなくなっている。元々あまり爆装して使う機会も無かったし、まあいいか。結果、幸か不幸か若干性能が上がっている。雀の涙とか言ってはいけない。

立ち回り

【アーケードバトル】
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【リアリスティックバトル】
要編集

 

【シミュレーターバトル】
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史実

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N-1についていた防御用の旋回機銃を取り外し、斜銃を搭載したタイプ。

 
ドイツの斜銃について

もともと爆撃機には後方、後下方、正面からが一般的で有効な迎撃方法として知られていたがこれらにはいくつか大きなデメリットがあった。
1・後方迎撃極めてダメージを与えやすいが同時に尾部銃座やH尾翼型を備える上面銃座の反撃をもろに受ける。
2・後下方は敵の銃座から迎撃される可能性は低くなるもののそれなりに火力の大きい上面銃座の射程内に結局入る、高速で突っ込むため有効なダメージを与えられる時間が少ない。
3・正面からであれば対気速度差ゆえにほんの数秒間の正面銃座以外の反撃はほぼないリスクの少ない攻撃であるもののそれはこちらも同じで有効打を与えられる時間が限りなく少なく、しかも敵の進行方向や配置が判明していることが前提。さらに当時のレーダー程度では夜間戦闘で実行するのはほぼ不可能。
そして共通の問題として
・まず敵の視界に入るため攻撃する前にばれるため迎撃態勢を取られるか夜間であれば急激な旋回による回避をされる(当時の夜間戦闘は一度補足を外すと再補足はほぼ不可能)。
1と2に至っては敵機よりこちらが速度それなりに優れていることが前提で重爆撃機を改造したタイプで実行するのは困難。
といった感じで迎撃できなくないもののそれ相応のリスクや前提条件を伴うものであった。

 

そんななかディフィアントを始めとする後上方による迎撃が始まる。これは
・敵機の機銃と視覚で対応しづらい箇所を突くことができるので比較的安全かつ悟られる前に攻撃しやすい。(長時間逆さで活動したり、寝そべると対空砲による被弾面積が増えるのは現実的ではないので必然的に下部視界を別途設けるのだがそれでも爆弾を投下するという特性上も相まってそれでも射角や視界は制限される)。
・速度が遅くなるので必然的に敵機に当てられる投射量が増える。
など大きなメリットがあったものの、速度が遅くなるので機体操作が鈍りその間に機銃に迎撃、時に激突する危険が伴う。
また旋回銃座レベルでの火力では爆撃機は落ちなくなり始めると、それ相応の火力を持ちながら速度面の優秀な機体か、性能が低い相手に限られる戦法であった。

 

それを解決する方法としてを夜間戦闘団ことルドルフ・シェーネルト氏は斜めに銃を置くこと思い付いたのが始まり。最初は浅い角度で付けたところ上手くいかなかったのが、急激な角度で付けると効果的であることが分かったために日本とはかけ離れた急激な角度を持つ。
実際、対戦闘機が想定された重戦闘機がもとの日本機とは違ってドイツは少なからずがDo17やju88系列の重爆撃機による鈍重なのが多かったのも理由の一つであろう。
これによりDo17のような爆撃機にやっと追いつける低性能な機体でも夜間であれば迎撃することが十分可能になり、夜間という元々迎撃されづらいことが前提であり、さらに下部銃座を備えておらず斜銃の影響を軽く見てしまった英国爆撃機の多くはこの斜銃の餌食になった。
被害が拡大した後はさすがに護衛機を増やす等の対策をしだしたが爆撃団のフリーマン・ダイソン氏はもっと早く対策すべきだったと後悔したほど。

 

第二次大戦後はジェット化による武装と機体性能のインフレ、対空ミサイルの発達と旋回銃座の衰退により斜銃の意義はなくなったため同じコンセプトの武装が作られることはなかった。

小ネタ

ツァーメザウ戦法

ドイツの夜間爆撃が激しくなるとドイツ空軍は夜間戦闘機の開発、生産、配備を急いだ。レーダーを装備した夜間戦闘機とドイツのレーダー網が整うとツァーメザウと呼ばれる戦法で爆撃機を迎撃した。ツァーメザウとは地上のレーダー網が敵の爆撃機の大まかな位置を捕らえそれをあらかじめ緊急発進する夜間戦闘機隊に伝え細かな位置を夜間戦闘機のレーダーで捕らえ、迎撃するという戦法で従来のヴィルテザウに変わる新たな戦法だった。ツァーメザウとは飼い慣らされた豚という意味であり、レーダー網の迎撃管制を飼い主に、指示に従って動く夜間戦闘機隊を飼い慣らされた豚に例えこう呼ばれた。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

【注意事項】

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  • かっこいい。 -- 2015-05-27 (水) 00:28:50
  • RBで敵にこいついて味方がこいつの斜銃で殺されててびっくりしたわ。RBでこいつ使いこなすやつとかいるんだな・・・ -- 2015-05-31 (日) 07:11:52
  • 斜銃切り替えすると機体がどんな姿勢だろうと水平飛行時の斜銃視界になる(斜銃照準に視界が追随しない)ので使い勝手が悪すぎるんだが、これは俺の環境だけなんだろうか? -- 2015-06-04 (木) 17:19:03
    • これの斜銃は屠龍に比べて使い勝手悪すぎるよね。使いこなせればカッコよさそうだけど自分には無理そう -- 2015-06-04 (木) 23:19:17
  • 良いなぁこれ使ってみたい。斜め銃の運用には自信があるから早く開発を終らさないとなぁ。 -- 2015-06-24 (水) 10:46:01
  • 7.92mmが計4000発、20mmが計1600発というトンデモナイ弾数だが、弾だけでどれだけの重さになるんだろうか.....? -- 2015-07-14 (火) 17:08:38
    • 約330kg位だと思われる (参考7.92mm弾35.5g 20mm弾96~117g) -- 2015-07-31 (金) 19:50:11
      • たったそれだけなの?爆撃機でも4t積めるんだし、正面武装20mmx8門でも行けそうだな。 -- 2015-07-31 (金) 20:23:19
      • たぶん行ける、弾の重量もそれほど変わらん。が反動半端ないと思うし、開発するまで曳光弾がヤバいと思う -- 2015-07-31 (金) 22:28:30
  • 銃座がないため他のドルニエたちに比べて機体がなめらかで美しく、塗装も白くてどこか気品を感じさせる機体  優雅な気分になれるよ! -- 2015-09-14 (月) 01:44:07
  • こいつの斜め銃だけはまともに使える気がしない実用性ゼロ -- 2015-10-27 (火) 15:05:42
    • 屠龍丁に比べてダメな感じ? -- 2016-09-22 (木) 20:43:21
      • ほぼ斜め45度に撃ち出せる屠龍と違って、こいつは斜銃の角度が垂直に近い、三人称視点使うプレイヤーだと照準がまともに見えない。そもそも機体性能が悪いので射撃位置につくのにも一苦労。しかしランク5ならいざ知らずランク3で1年近くコメがないとは・・・ツリー畳まれたら使う人激減したのかな -- 2016-09-22 (木) 20:56:23
      • ホントだ、1年前のコメだ。使うのが怖い。 -- 枝主 2016-09-22 (木) 21:19:52
      • 屠龍と違って基本は機首武装で戦う機体だから。 一応前にRBで乗ってた時は対爆撃機にはもちろん、単発機相手の巴戦にも使えたよ。(20mm×4だから旋回中ばら撒けば割と当てられる) 操作は機体姿勢が照準に直結するからマウスだと難しいかも?(自分はジョイ棒使ってた) 視点はバーチャルだと自機の飛行姿勢が分かりにくく、3人称だと敵が見えなくなりがち。(コックピット視点さえ来れば解決するのに...)  長くなったから要約すると、こいつの斜銃は使おうと思えば使えるものだよ。 -- 2016-09-22 (木) 22:30:48
  • 僅かに機動性が改善されたおかげで状況によっては単発機も相手にできることがあった。 -- RB 2016-10-14 (金) 22:13:24
  • せっかく斜銃を装備できる数少ない機体だったから寂しい史実欄に斜銃について書いておいた。訂正等々は頼む -- 2017-02-02 (木) 10:56:17
    • Do217N-2「ウレシイ…ダンケシェン…アリガトウ!」 -- 2017-02-02 (木) 12:42:43
  • 購入費・訓練費が値上がりしました。訓練費29k、エキスパート化100kになりました -- 2017-02-26 (日) 15:25:25