ソ連 RankI 重戦車 T-35
概要
ソ連RankI課金多砲塔重戦車。
戦後大型戦車達にも引けを取らない巨体に多数の砲塔を搭載したその威容は、陸に上がった戦艦や巡洋艦を思わせる。
車両情報(v2.5)
必要経費
車両購入費(GE) | 2100 |
---|---|
乗員訓練費(SL) | 1400 |
エキスパート化(SL) | 9400 |
エース化(GE) | 80 |
エース化無料(RP) | 27000 |
バックアップ(GE) | 200 |
デカール枠解放(RP) | 72000 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.3 / 1.3 / 1.3 |
RP倍率 | 1.06(+100%) |
SL倍率 | 0.1 / 0.3 / 0.4 |
最大修理費(SL) | 480 / 1100 / 1200 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 25.2⇒36 / 15.75⇒22.5 |
俯角/仰角(°) | -5/25 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 5.2⇒4 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 20 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 20 / 20 |
船体崩壊 | 無 |
重量(t) | 52.0 |
エンジン出力(hp) | 795 / 500 |
1,500rpm | |
最高速度(km/h) | 29.8 / 28.0 |
実測前進~後退速度(km/h) | 29 ~ -4 / 28 ~ -3 |
視界(%) | 194 |
乗員数(人) | 10 |
レーダー
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 76 mm KT-28 戦車砲 | 1 | 96 | 10 |
副砲 | 45 mm 20-K 戦車砲 | 2 | 226 | 6 |
機銃 | 7.62 mm DT 機関銃 | 5 | 6300 | - |
弾薬*1
#include(): No such page: 76 mm KT-28 cannon名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
45 mm 20-K | BR-243 | APHEBC | 1.43 | 29.26 | 760 | 70 | 68 | 59 | 50 | 42 | 35 |
BR-423SP | AP | 1.43 | - | 757 | 73 | 71 | 62 | 52 | 44 | 37 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.62 mm DT | 既定 | AP-I/API-T | 10 | 9 | 7 | 4 | 0 | 0 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | - | - | - |
修理キット | ||||
砲塔駆動機構 | ||||
弾薬BR-243SP | ||||
II | サスペンション | - | - | - |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | ||||
砲火調整 | ||||
BR-350A(MD-5信管) | ||||
III | フィルター | - | - | - |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
IV | 変速機 | - | - | - |
エンジン |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
Winter camouflage | |
条件 | 撃破60 |
説明 | Standard winter camouflage / 標準冬季迷彩 |
Forest camouflage | |
条件 | 撃破78/200GE |
説明 | Tricolor summer camouflage / 三色夏季迷彩 |
Tricolor camouflage | |
条件 | 200GE |
説明 | Tricolor European camouflage / 三色欧州迷彩 |
Tricolor desert camouflage | |
条件 | 200GE |
説明 | Tricolor desert camouflage / 三色砂漠迷彩 |
Bicolor desert camouflage | |
条件 | 撃破42/200GE |
説明 | Standard bicolor desert camouflage / 標準二色砂漠迷彩 |
Bicolor winter camouflage | |
条件 | 200GE |
説明 | Late bicolor winter camouflage / 後期二色冬季迷彩 |
研究ツリー
解説
ランク1の重戦車。独特な外見は英国のインディペンデント重戦車に始まり、かのスターリンが「君たちは何故戦車に百貨店など作ろうとするのかね」と本車両の後継開発時に皮肉ったと言われる多砲塔型と呼ばれる構造である。
特徴
同じ多砲塔戦車であるT-28とSMKの差異として、T-35とSMKは副砲塔にも戦車砲を搭載しており、ver1.45現在複数の砲を同時使用可能な戦車の一つである。
もちろん史実での多砲塔戦車特有の欠点はゲームでも健在で、スペースと重量を食う砲塔を支えるための巨体を僅か500馬力のエンジンで動かすという無理を通した結果、機動力は鈍重というのもおこがましいほどに劣悪、装甲は厳つい見た目の割に貧弱というはりぼてのようなシロモノに仕上がっている(なお、製造時期を考えるとT-35の装甲は厚い方である)。
更にゲーム特有の欠点として、主砲と副砲の着弾位置が大きくズレるという問題がある。副砲は基本的に主砲と連動しているが、あくまでも主砲と同じ方向を向くだけであって着弾地点を合わせているわけではないので、主砲と副砲の間にある構造上(物理的)の間隔が、着弾位置にも反映してしまうのである。
尤も、史実においてもそれぞれの砲塔で意思の疎通ができず、連携が困難という欠点があったようだが……。
これに加え主砲の貫通力が10mでやっと35mmしかなく弾道も非常に落ちる。そのため連射が効き、弾道も伸び、貫通も優秀な副砲を基本的に使う事になる。主砲は飾りと思って差し支えない。
(尚クルーを鍛えると副砲のリロードが尋常ではない速度になり主砲を使う暇が全くない。どうせ貫通しないし。)
最大三発を同時発射可能だが、このメリットを活かすとなると、上記の欠点により敵の弱点を狙うのではなく三発全てが命中する位置(大体10時と4時の方向)を狙う必要がある。二門で撃つ場合も同様である。
条件が整えば大火力を発揮できる可能性もあるが、三門同時発射よりも前の二門で戦い、主砲が向いていない方向の敵でも後ろの副砲で素早く反撃できるという点で役立つ場面のほうが多いだろう。
鈍足、紙装甲、低貫通力(主砲)と、対戦車戦に不利な欠点が軒並み揃っており、格上の相手には滅法弱い。また仰俯角ともに稼動範囲は極めて狭く、自分より上ないし下にいる敵には一方的にやられる場合もある。
とはいえ、副砲に装備している45mm20-KはBT-7やT-50が主砲として装備しているものと同じなので、火力だけを考えれば一両で複数の戦車がいるのと同じことになる。同格の相手に対し撃ち合いに持ち込めれば、多砲塔の長所を活かして有利に戦うことができるだろう。
右上と左下の○が上から車体を見たときの副砲の位置。
↑乗員の配置。見るからに効率が悪そうである。
1.45アップデートにて待望の(?)機関銃砲塔も作動するようになった。
アップデートにより、今まではそれぞれの砲塔に最低1人とドライバー1人が必要、つまり10人中6人やられれば撃破されたのが、一人以下になるまで撃破扱いされなくなったので無駄にしぶとくなった。
ただし、運転手がやられた場合を除いて砲塔をまたいで砲塔に移ることが出来なくなったので、一つの砲の中の人が全滅すれば、それは使用できなくなるので注意が必要である
余談だが、重量が52tにも及んでおり、ソ連重戦車ではIS-4Mに次いで重い。その為、同格との押し合いには負けることはなく、撃破されたあとも味方のバリケードとなれる。
史実
↑ T-35A 本ゲームに登場するのはこのタイプである。
T-35はイギリスの変態的かつ独創的な多砲塔戦車、A1E1 インディペンデント重戦車に刺激されて生産された多砲塔重戦車である。
というのもイギリスのヴィッカーズ・アームストロング社がA1E1 インディペンデント重戦車を完成させた。これに各国は刺激され、ソ連もその内の一国であった。しかし、世界恐慌によってアメリカなどの資本主義国は構造が複雑で車体も大きく生産コストが高い多砲塔重戦車の開発を放棄した。しかし、社会主義国であったソ連は「第一次五ヵ年計画」によって全く被害を受けなかったので開発を続行した。
生産数は試作車二両を含めて63輌も生産され、多砲塔重戦車としては最多である。
試作車二号は武装やエンジンの共通化が図られて一号とは形状が異なるが、車体前面に付けられた傾斜装甲などの一部は残している。生産タイプはT-35A(1933年型 55輌生産)とT-35円錐砲塔型(1939年型 6輌生産)の二種類が存在した。欠点が多かったので全く使い物にならず、挙句の果てに1940年になると「なぜこんな戦車を作ったのか」「この戦車に実用性はあるのか」という疑問まで浮かび、スターリンも「君たちは何故戦車の中に百貨店など作ろうとするのかね」と言ったほど散々な評価だった。
現在、周りが撃破されていく中でただ一両生存したT-35がクビンカ戦車博物館において、余生を過ごしている。
実は、T-35重戦車には車体を流用したSU-14という自走砲がおり二つの型が作られたがその中のSU-14-2はこれまたクビンカ戦車博物館にてその身を晒し眠っている。
参考:Wikipedia
小ネタ
大戦末期、独軍によって鹵獲された車両がクンマースドルフ近郊でトーチカ代わりに投入されている。
外部リンク
コメント
誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモードの明記をお願いします。
- 小口径砲が多いこのランクだとなかなか乗員を全滅させられなくてもたもたしてるうちに76.2mm喰らって死ぬことがままある -- 2016-05-05 (木) 14:48:06
- ゲパルドとばったり出会ってしまったときの絶望感ハンパないなw -- 2016-05-10 (火) 15:18:33
- いやー、ドイツ戦車以外敵ではありませんな。ドイツ戦車以外 -- 2016-06-26 (日) 19:21:35
- 装甲は薄いけど異常にしぶといからサンドバック状態になっているだけでスポーンポイントが稼げるお得な戦車だぞ。 -- 2016-08-01 (月) 20:51:41
- 厚さたったの30mmでも昼飯とか豚飯されるとかなり硬いし、絶え間なく発砲して来るから街中で出会うとすごい厄介。 -- 2016-08-19 (金) 21:00:44
- 砲塔にぶち込めば楽やで(ニッコリ) なお大体その前に死ぬ模様 -- 2016-08-19 (金) 21:45:38
- なお副砲。 特に市街地戦だと死角警戒してあちこちに大砲向けてるからそういう不意打ちの対処しやすいんだよね。 -- 2016-08-19 (金) 21:48:44
- 砲塔にぶち込めば楽やで(ニッコリ) なお大体その前に死ぬ模様 -- 2016-08-19 (金) 21:45:38
- 強いかどうかは置いといてとにかく使ってて楽しい戦車。M3リーと同じで使う砲をその都度切り替える必要があるけど、むしろそれが操作してる感が出てゲームにのめり込める。 -- 2016-08-25 (木) 00:59:08
- 使える子 -- 2016-08-30 (火) 14:49:00
- 驚異的なしぶとさ。多分後ろの砲塔に残ってた乗員のせいなのか。味方ほぼ全員こいつ撃ってるのに死なないからその間に他の敵が突撃してくる映画か何かみたいな状況になる -- 2016-09-07 (水) 16:13:04
- 惑星WTの被害担当艦。薄い薄いというコメを見かけるが、全周30mmの車体装甲は街中等の敵の来る方向がある程度限られるマップで豚飯昼飯されると歯が立たない。でも砲塔を撃ってると弾薬庫に誘爆しやすく硬いときは手がつけられないが、運が良いと数発で撃破できたりする。 -- 2016-09-08 (木) 11:15:58
- しかし運が良くても数発はかかるのである…。 -- 2016-10-29 (土) 21:04:05
- BRをあわせるとこのランク帯では最強だと思う。数十発被弾しても生き残る不死身ぶりだ -- 2016-11-06 (日) 09:47:49