ソ連 RankVII 中戦車 T-90A
概要
2017年のエイプリルフールイベント『Modern tanks and helicopters arrive on War Thunder’s frontlines』にて実装された、ロシア軍のMBT。2017年エイプリルフールイベント期間中のみ使用可能だったが、ver2.1"New Power"にて正式に実装された。嘘ってなんだっけ
車両情報(v2.9.0)
必要経費
必要研究値(RP) | 340,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 930,000 |
乗員訓練費(SL) | 360,000 |
エキスパート化(SL) | 930,000 |
エース化(GE) | 2,100 |
エース化無料(RP) | 1,080,000 |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | 2,800 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 10.7 / 10.7 / 10.7 |
RP倍率 | 2.32 |
SL倍率 | 0.9 / 1.3 / 2.0 |
最大修理費(SL) | 2,100⇒3,315 / 2,100⇒3,315 / 5,660⇒8,937 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 22.8⇒45.2 / 14.3⇒24.0 |
俯角/仰角(°) | -4/14 |
リロード速度(秒) (自動装填) | 7.1 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 105 / 80 / 45 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 180 / 160 / 65 |
重量(t) | 46.5 |
エンジン出力(hp) | 1,550⇒1,908 / 884⇒1,000 |
2,000rpm | |
最高速度(km/h) | 66 / 60 |
実測前進~後退速度(km/h) | 64 ~ -4 / 47 ~ -4 |
視界(%) | 75 |
乗員数(人) | 3 |
光学装置
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
---|---|---|---|---|
IR投光器 | - | IRCM | - | - |
車長 | 1.0x-8.0x | 有 | 赤外線 | - |
砲手 | 2.7x-12.0x | 有 | 熱線 | 第二 |
操縦手 | 1.0x | 有 | 赤外線 | - |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 125mm 2A46M-5 cannon | 43 |
機銃 | 12.7mm 6P50 machine gun | 300 |
機銃 | 7.62mm PKT machine gun | 2000 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
125 mm 2A46M-5 | 3BM42 | APFSDS | 4.85 | - | 1,700 | 457 | 454 | 445 | 431 | 419 | 406 |
3BM60 | APFSDS | 5.12 | - | 1,660 | 580 | 576 | 567 | 555 | 543 | 532 | |
3BK18M | HEATFS | 19.0 | 2.79 | 905 | 550 | ||||||
3OF26 EDKV | HE-TF | 23.0 | 5.24 | 850 | 42 |
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | 貫徹力(mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離10~2000m | |||||||
9M119M1 | ATGM (tandem) | 17.2 | 400 | 半自動 | 5.5 | 4.72 | 850 |
車両改良
Tier | 名称 | 開発費(RP) | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 20000 | *** |
修理キット | 7500 | ||
砲塔駆動機構 | 20000 | ||
3BM42 | |||
II | サスペンション | 19000 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | 5700 | ||
NVD(暗視装置) | 19000 | ||
砲火調整 | |||
LWS/LR | |||
III | フィルター | 25000 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
発煙弾発射機 | |||
9M119M1 | |||
IV | 変速機 | 33000 | *** |
エンジン | |||
エンジン発煙システム | |||
砲撃支援 | |||
3BM60 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
WT初となるT-90系列の車両。T-72B3と比較して記述する。
【火力】
武装自体はT-72B3と同様で、使用可能な砲弾も破砕榴弾が時限信管榴弾に変わった程度の違いしかない。メインで使うであろうAPFSDS(3BM60)は最大貫徹力580mmとかなり良好。3OF26 EDKVはただ単に時限信管が付いただけで、直撃させれば従来通り破砕榴弾として使える。使い方は炸裂させたい距離を測距儀で測り、"ヒューズ:(ここに距離が記される)"と出れば設定されるので後は撃つだけであるWT中において実用性はほぼ無い。地味な点として、照準器の最低倍率が2.7xに下げられており、照準器を覗いた状態でも視野が広くなっている。また、搭載可能弾数が43発に減らされている。ただし、最大まで積んでも砲塔内に砲弾が置かれない為ハルダウン時に砲塔に被弾しても弾薬が爆発する危険性が無くなっている。
留意して欲しい点としては俯角が小さくなっており4°とT-80B/Uの5°を下回り惑星内全MBT中最低値であることを認識してもらいたい。
なお、車長用サイトが1.0x-8.0xのズーム可能なものになっている。
【防御】
車体装甲はほぼ変わってないが、操縦席ハッチ周りに10mmの装甲板が貼り付けられている他、車体前面下部が85mmに増圧されている。一方で砲塔装甲は大幅に変化している。砲塔そのものの形状も今までの丸みを帯びた形状(鋳造砲塔)から、角ばった形に変わっており(溶接砲塔)、どの方向からでも比較的安定した防御力を発揮する(流石に側背面に複合装甲はない)。更には砲塔の形状の変更により防循付近の複合装甲のカバーする範囲が広がったため、この弱点も狭くなっている。爆発反応装甲はお馴染みのコンタークト5だが、貼り付けられている部分はT-72B3からほぼ変更なし。本車最大の魅力は"シュトーラ"であり、SACLOS方式で誘導されるミサイルを妨害できるが、二波長赤外線誘導を行っているTOW-2/2B・Rb 56 BILLの誘導妨害はできない。
【機動性】
エンジンはV-92S2が搭載されており、素のT-72B3より性能は良いが、UBH改修を施したT-72B3には劣ってしまう(V-92S2F搭載)。変速機には一切変化がなく、相変わらず後退速度4km/hが足を引っ張るため位置取りには気を付けたい。
史実
T-90Aはロシア軍が運用しているMBT。
ロシアの誇る主力戦車、それがこのT-90Aである。
T-90は、T-72のモンキーモデルによって信頼を大きく損なったソ連(ロシア)戦車の信頼回復を目指して開発されたと言われている。だが、実際のところ、T-90のような新型戦車製造の予定は、だいぶ前にあったとされている。というのも、ソ連には当時、T-64・T-72・T-80の三種類が主力戦車を担っていた。だが、T-64とT-80は新機構を詰め込みすぎたせいで、整備性は悪いわコストは高いわ、ろくなことがなかった。一方、整備も楽でコストも低いT-72は部隊から大きな支持を得ており、「T-72にT-80とほぼ同等の装備をつけて、大量生産・配備すべき」との声があがっていた。この新型戦車は大規模な改修を行ったobject.187と小規模な改修に留めたobjcect188の2両が開発された。だが、財政難に喘いでいたソ連軍はobject.187は高価であり、object.188が正式に採用されることになったが、それでも高価である為、中々採用に踏み切れず、結局、湾岸戦争でT-72が(イスラエル軍によって)一方的に撃破されたのを機に、ようやく採用されたもっとも、イスラエル軍の練度の高さなど、一概にT-72が悪いともいえないが......。しかし、1991年末のソ連崩壊の影響を受け、量産が止まってしまった。その後、1992年9月には量産型の初期ロット車両が何とかロールアウトし、無事、ロシアの主力戦車として配備が始まった。なお、T-90の生産再開には当時のロシア大統領であったボリス・エリツィンの「ロシアとして最初の戦車を持ちたい」という願望も少なからずあった。
そんなT-90の武装はT-72から受け継いだ、125mm 2A46M-1 滑腔砲を主砲として装備し、副武装に12.7mmNSVTかKord重機関銃と7.62mmPKT/PKTMを装備している。2A46M-1の弾薬はAPDSFSの他、HEATFS弾やHE弾といった、一般的な砲弾を発射できる。また、主砲からは対戦車ミサイルの"9M119 レフレークス"を発射可能である。このレフレークスは射程が5000mほどあり、貫徹力も750mmに達する。2A46M-1は自動装填式となったため、T-90には装填手がおらず、搭乗員が3名で済む。
本車の最大の特徴は、二次大戦中からの伝統であった鋳造砲塔をついに卒業し、溶接砲塔(通称ウラジミール砲塔)を採用したことである。
T-64以降のソ連戦車は丸みを帯びた鋳造砲塔に複合装甲を後付で強引に入れ込んだため、砲の付け根部分を複合装甲で覆う事ができない設計となっており
西側戦車と比較して砲塔正面の弱点面積が広いという問題があったが、角張った溶接砲塔の採用によりこの問題を解決しようとしている。
防御は3段階になっており、1段目はアルミニウムとプラスチックの交互の層からなる複合装甲、2段目は爆発反応装甲のコンタークト5、3段目は電子工学式アクティブ防護システムのシュトーラを装備している。このシュトーラは、レーザー発振センサー(これがT-90の砲身横にある赤目)とEO妨害発振装置、対FLIR発煙弾発射機(12基)で構成されている。特に、レーザー発振センサーには赤外線ジャマー、モジュレーター、コントロールパネルが内臓されている。なお、シュトーラは4つの主要なコンポーネントで構成されている。
エンジンは840馬力のを搭載していたが、流石に重量が47tになる本車には厳しく、T-90Aからは1000馬力のを、T-90MSは1130馬力のを搭載している。最高速度はT-90は60km/h(不整地では40~45km/h)、T-90Aは65km/(不整地では45km/h)、T-90AMも65km/h(不整地では45~50km/h)となっている。航続距離は550km(外付け燃料タンクを使えば650km)で、不整地では345km~520kmとなっている。85cmの壁なら超えることができ、30°の傾斜を登坂可能である。1.2mの浅瀬なら突破可能で、OPVT(シュノーケル)を使えば5mまで潜れる。
こうしてT-90Aはロシア軍の主力を担うMBTとして配備されたが、2011年にロシア軍は本車の増備を中止した。正直なところ、T-90は「(湾岸戦争でボコボコにされた)T-72の改良型」にしか過ぎない訳であり、世界水準には達してない訳で、このままT-90を配備しても時代遅れなだけである。そのため、2015年度をめどに新型戦車を調達する計画ができ、翌年の2012年にロシア軍の装甲車両の近代化も兼て、アルマータが開発されることとなった。2016年にはアルマータの戦車型である、T-14が軍事パレードに登場し、既に幾つかが調達されている。2020年までには2300両を調達する予定である。
と、思われていたが、技術の進歩により電装品の小型化が出来るようになり、かつ、先進的な技術をふんだんに使ったT-14は数的主力であるT-90Aの550両、T-72B3の1350両、T-72B/B(1989)/BAの650両を置き換えるにはあまりにも高価*2となった為、T-90AをベースにT-14の電装品や主砲、新型のAPSや砲塔、ロシア版C4iであるESU TZを装備させる事でT-14の大量生産の為のコストを下げつつT-14と同等な性能を持ったT-90M Proryvが2020年から数的主力を担うべく配備が開始されている。
小ネタ
米陸車両でのテストドライブ(Ⅴ~Ⅶ車両)時に丘のはずれに置かれていたT-64BからT-90Aに置き換えられている。このT-90Aはシュトーラが稼働しておりSACROS式ATGMを妨害することが確認できる。
T-90の派生型はたくさんあり、もしかすると派生型(T-90MS他...)が実装されるかもしれない。(というかして欲しい。)
外部リンク
コメント
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- ガバガバ史実解説文好きじゃないし嫌いだよ -- 2020-04-19 (日) 07:37:20
- 露西亜は准尉以下と大佐が粛清されればスパロボにカブトボーグが参戦する、ネオグランゾン最強伝説は崩壊する -- 2020-04-29 (水) 19:35:35
- 文句あるなら直せばいいだけな気が -- 2020-04-29 (水) 20:36:42
- こういう奴はだいたい口だけだからな -- 2020-05-11 (月) 23:56:41
- 来るとしたら、ツリーの正統的にはT-72Bの後ろだな…今のうちにさっさとT-72シリーズ作っとこ -- 2020-04-30 (木) 04:24:06
- その前にT-72B2&B3だと思われ -- 2020-06-09 (火) 01:19:22
- 採用年的にT-72B2&B3の方がT-90よりも新しいからなぁ。 -- 2020-06-09 (火) 10:45:56
- T-90の事をやたら新しい戦車だと思ってる奴多いよな。オリジナルはT-72Bの20年前、こいつも10年前だぞ -- 2020-06-09 (火) 13:00:02
- B3だった -- 2020-06-09 (火) 13:00:13
- いずれにしてもT-72シリーズ(BR10.3か10.0相当の戦車)でもいいから来てくれい。俺はもうT-72A、B作れたからはよう!はよう! -- 木? 2020-06-09 (火) 13:10:43
- その前にT-72B2&B3だと思われ -- 2020-06-09 (火) 01:19:22
- T-72B3まで登場するのが決まったのに、T-90はいつになったら出るんだ・・・ -- 2020-08-21 (金) 03:14:28
- アリーナとシュトゥーラが実装できるまでお預けやろなあ...ツリー分岐はどうなるんやろね?B3と並行の形になるかねえ -- 2020-08-23 (日) 16:07:58
- 結局、今運用されてるt-90で一番新しいバージョンはどれなんだろ? -- 2020-09-26 (土) 23:15:07
- t-90aなのか -- 2020-09-26 (土) 23:15:47
- ? それともt-90ms? (2回も途中送信すまんで…) -- 2020-09-26 (土) 23:17:12
- T-90M(シリアに駐留してるロシア軍が実戦済み) -- 2020-09-27 (日) 11:29:21
- t-90aなのか -- 2020-09-26 (土) 23:15:47
- 祝・実装記念 -- 2020-10-24 (土) 09:58:43
- まさか2A6同様エイプリルが本当になるとは思わなんだ… -- 2020-10-26 (月) 17:38:22
- エイプリルフールのは2A5でなかった? -- 2020-10-26 (月) 17:59:04
- あっ…ホントだ()勘違いしてたorz まだスモークグレネードがロケットアイコンだったの懐かしい… -- 2020-10-26 (月) 18:35:05
- まさか2A6同様エイプリルが本当になるとは思わなんだ… -- 2020-10-26 (月) 17:38:22
- 実装されそうだぞオォイ!? -- 2020-10-31 (土) 16:13:09
- 実装されるのはT-90Aらしいね。あんまり詳しくないけどAは変速機系は72と変わらんらしいから相変わらずモッサリ後退なのかな? -- 2020-11-02 (月) 15:11:25
- 4キロ... -- 2020-11-03 (火) 20:52:42
- 内部モデルもこのときに作り込んであったから実装簡単なのかな -- 2020-11-08 (日) 23:28:40
- はーい!先生!なんでこいつだけアクティブ防衛システム持ってるんですかぁ?エイブラムスやレオパ2a6など他国主力戦車につけないとはどう言う事ですか~????? -- 2020-11-18 (水) 01:02:08
- 元々装備してないからじゃないの? -- 2020-11-18 (水) 08:00:01
- ATGMを撃たれる機会が全く無いせいでシュトーラのありがたみが分からないけどカッコいいから良いか! -- 2020-11-18 (水) 05:51:31