ソ連 RankII 戦闘機 Yak-1
概要
ソ連のYakシリーズの始祖となるRankII戦闘機。1941年生産開始。同時期に開発されたLaGG-3やMiG-3に比べると軽量で操縦も容易だったため、この3機の中では一番生産され、派生機を含め大戦を通して戦いぬいた機体である。
機体情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 5900 |
---|---|
機体購入費(SL) | 6300 |
乗員訓練費(SL) | 1800 |
エキスパート化(SL) | 6300 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 40 |
護符(GE) | 410 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 2.7 / 2.3 / 2.7 |
RP倍率 | 1.06 |
SL倍率 | 0.2 / 0.5 / 1.3 |
最大修理費(SL) | 440⇒557 / 920⇒1164 / 1300⇒1645 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 556⇒601 / 539⇒577 |
(高度5000m時) | |
最高高度(m) | 10000 |
旋回時間(秒) | 19.0⇒17.1 / 19.6⇒18.0 |
上昇速度(m/s) | 13.1⇒19.6 / 13.1⇒16.0 |
離陸滑走距離(m) | 320 |
最大出力(hp) | 931⇒1133 / 921⇒1020 |
離陸出力(hp) | 1054⇒1255 / 1044⇒1143 |
毎秒射撃量(kg/s) | 1.86 |
燃料量(分) | min26 / 30 / 45 / 60 / max92 |
銃手(人) | 0 |
限界速度(IAS) | 683 km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)445 km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機銃 | 7.7mm ShKAS | 2 | 1240 | 機首 |
機関砲 | 20mm ShVAK | 1 | 110 | 軸内 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 費用(SL) |
---|---|---|---|
7.62mm | 既定 | T/Ball/Ball/AP-I/AI | - |
汎用 | T/AP-I/AI/API-T | 4 | |
曳光弾 | API-T | 4 | |
ステルス | AP-I/AP-I/AP-I/AI | 6 | |
20mm | 既定 | FI-T/AP-I | - |
汎用 | FI-T/HEF/HEF-I/HEF/API-T | 30 | |
地上ターゲット | HEF-I/HEF/HEF/API-T | 30 | |
曳光弾 | API-T/HEF/FI-T/HEF | 30 | |
AP | API-T/AP-I/AP-I/FI-T | 30 | |
ステルス | AP-I/HEF/HEF/FI | 50 |
追加武装
分 類 | 名称 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | ターン アラウンドタイム (sec) | ||||||
B | 50kg bomb | 2 | -18.7/-16.6/-16.6 | -2.2/-1.4/-1.4 | +0.3/+1.0/+1.0 | ** | △ | - |
B | 100kg bomb | 2 | -36/-32/-32 | -3.8/-2.5/-2.5 | +0.6/+1.8/+1.8 | ** | △ | - |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | *** | *** |
ラジエーター | |||
7.7mm弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | *** | *** |
機体 | |||
新しい7.7mm機関銃 | |||
III | 主翼修理 | *** | *** |
エンジン | |||
20mm弾薬ベルト | |||
爆弾懸架装置 | |||
IV | インジェクター交換 | *** | *** |
カバー交換 | |||
新しい20mm機関砲 | |||
ロケット懸架装置 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
武装は20mmShVAK×1門、7.62mmShKAS×2門搭載。BR2.3にして20mm機関砲を搭載し火力に秀でているのは他の同ランクのソ連機と同じだが、本機はLaGGシリーズと異なり比較的良好な機動性を併せ持つ。
しかし流線型のスマートな外観とは裏腹に、機体の大半は木製、さらに一部は布張りというのがこの機体。被弾すれば日本機もかくやというレベルですぐに火を噴くため、運動性の高さを活かした「当たらなければどうということはない」運用を心がけよう。爆撃機の7.7mm防護機銃ですら、本機にとっては脅威なのである。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
--加筆求む--
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
Yak-1はソ連で開発された戦闘機。ソ連では「最も偉大な戦闘機」と位置付けられていた。
大戦序盤の最も苦しい時期に戦った機体であるが、開戦時国境に配備されていた4226機の戦闘機のうちYak-1はたった105機に過ぎず、大々的に活躍したのはモスクワ防衛戦~スターリングラード攻防戦のあたりである。
同時期のソ連戦闘機LaGG-3やMiG-3と比較すると、LaGGは操縦性や品質に問題があり、MiGは故障が多い上にエンジンがIL-2と同系統のものだった為生産が打ち切られ、Yakが相対的に一番優れていると評価された。しかし、速度・上昇力・火力の面でBf109に劣るというハードウェア面、パイロットの練度や戦術でドイツ空軍に劣るというソフトウェア面双方の差は如何ともしがたく、大祖国戦争初期のソ連空軍は苦しい戦いを強いられた。
大戦期のソ連機の特徴として、機体にデルタ材と呼ばれる強化木材を使っていることが挙げられる。
フェノール系の樹脂を染み込ませた木材の薄板を高温高圧で処理して作られるデルタ材は、27kg/mm^2ほどの引っ張り強度を持つ。これは松材(11kg/mm^2)の倍以上、アルミニウム材D-16(43 kg/mm^2)の6割程度で、構造部材としてはまずまずの性能といえる。通常の木材と比べ2倍近い比重がある一方、燃えにくいという特徴があり、機体の生残性向上に一役買っている。とはいえ機体の全てにデルタ材を使用している訳ではなく、一部はジュラルミン、また別の一部はごく普通の木材で作られている。この辺りの割り切りは零戦の超々ジュラルミンと同様である。
なんで機体をわざわざ木材で作ったか。それはもちろんアルミが足りないからだ。ボーキサイトからアルミを作るためには製法上大電力が必要で、工場を十分な電力供給インフラを持つ地域に建てるか専用の発電所を一緒に建てる必要があるため、他の工場と同じ感覚で建てて増やすことはできない。ソ連はボーキサイトは豊富に持っていても製造工場の立ち上げに出遅れた。
1938~1940年にかけてのソ連のアルミの生産量は年6万トン程度で、その半分が航空産業に使われていた。もしも戦争になれば年13万トンくらいは必要だと予測されたため、1940年に完成した世界最大規模のアルミ工場を翌年からフル稼動させ、1941年には10万トン、1942年には17.5万トンに増産する計画が立てられていた。 ちなみに1939年のドイツにおけるアルミ生産は19.4万トン。この時点でソ連の3.5倍だったが、ドイツは更なる増産と占領地の工場の利用を進め、1941年には32.4万トンに達していた。それでも戦争継続においてアルミ不足とされスチール化可能な部品にはアルミが使われなくなっていった。
独ソ開戦に伴いソ連のアルミ増産計画はご破算になり、1942年までは1940年の生産量を下回る状態が続いた。45年には盛り返して8.6万トンくらいになり、大戦中の総計は30万トン前後と言われている(資料によって数値が激しく増減するのだそうな)。貧弱な工業力を揶揄される日本ですらピーク時のアルミ生産量は約14万トン(1943年)だったのだから、いかに深刻なアルミ不足かがよく分かる。そしてその貴重なアルミニウムはT34やKVが使うV2エンジンの生産にも大量に必要とされた。
という訳で、ソ連では否が応にも木製航空機の設計開発をせざるを得なかったのである。ところが、デルタ材に使う樹脂の原料は寄りにも寄ってドイツから輸入しており、戦前に輸入した分のストックがなくなると主翼の桁を普通の木材にする必要が生まれ、当時生産されていたLa-5F/FNの木製化が研究されることになる。
そこに海の向こうから表れたのが、Made in USAの刻印が打たれたレンドリースのアルミだ。1942年春にアルミの輸送が開始された時には月に2000トンほどだったものが、1943年夏には6000トンに増えている。この頃ちょうど樹脂のストック問題が発生したため、Yak系列もLa系列も主翼桁の金属化を行った。大戦中にアメリカから受け取ったアルミの量は約30万トンほどで、ソ連国内での生産量を少し上回るくらいの量が送られてきたそうだ。
もしもYakやLaが全金属製の戦闘機だったら、ソ連の空は鉤十字を付けた飛行機で埋め尽くされていただろう事は想像に難くない。「真の救国戦闘機」ハリケーンのエピソードからも分かるが、布張りや木製の飛行機は比較的生産しやすい。そして、大量生産されたYakやLaの裏には不眠不休で働く労働者がいたのである。
サラトフの航空機工場長の回想に寄れば、工場の作業員の55%が女性で、年代で分けると45%が10代だった。地元の工業学校の生徒から、両親がドイツ軍に殺されたので戦闘機の生産に加わりたいと言ってきた15歳の少女まで、多種多様な人々がいたという。「ソ連は数の力でゴリ押しした」などと言われるが、「数」は唱えれば揃えられるというものではない。
「構造設計の参考書を著述した立場から言えば、Yak-1~-7は、特殊な設備や材料、大掛かりな治具や型を必要としない、戦時の急増に向いた構造になっている。イザと言うときの炊き出しには、小麦があっても、設備と道具とバターなどの副材料、そして技術がなければパンやパスタにはならないが、米なら、水と釜になる容器と廃木材さえあれば、どこでも握り飯になるという発想の構造設計だと言ってよい」
(鳥養鶴雄:元富士重工航空機技術本部長。YS-11,T-1,C-1,T-2の開発に参加した航空エンジニア)
独ソ戦という非常事態において求められたのは、まさに「握り飯戦闘機」であった。
(出典:世界の傑作機No138,同No143)
小ネタ
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外部リンク
コメント
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- ウェリントンに喰らい付いても弾切れで取り逃がしてるのをよく見る。RB -- 2016-09-11 (日) 08:08:53
- ソ連を避けてたから最近気になって開発してみたんだけど、強いなコイツ。使いやすいし火力もあるから相手を軽く堕とせる -- 2016-09-30 (金) 13:07:28
- こいつハリケーンより曲がらなかった…改修がまだあまり進んでないからかな… -- 2016-10-02 (日) 20:46:23
- ただ火力は素晴らしかった -- 2016-10-02 (日) 20:46:49
- yakファミリーは戦闘フラップを取り上げられちゃったからイギリスの機体に対して格闘戦を挑むのは控えた方がいいよ。 -- 2016-10-02 (日) 21:50:02
- コイツで格闘戦はあまりやらない方がいい。このランクとBRにしては悪くない速度と上昇力を生かして一撃離脱に徹するべき。縦旋回はかなり悪い。 -- 2016-10-02 (日) 22:19:28
- ホ5に慣れているせいで全然当たらん ホ5に比べてどうすれば当たるか教えてくだちぃ -- 2016-10-20 (木) 09:47:24
- ABで使ってればそのうち慣れるよ(適当) そうでなくてもソ連やってるとShVAKとは長い付き合いだから慣れてくるさ -- 2016-10-22 (土) 21:01:13
- 20mmの弾薬ベルトはデフォがいいのかな?ソ連20mmはHEFよりFIのほうが強いみたいだし -- 2016-12-03 (土) 00:20:13
- HEFとFIどっちが強いかは分からないが、既定だとAP-Iが多いせいかいまいち威力がない気がする。なので汎用おすすめ。 -- 2016-12-03 (土) 00:33:01
- 汎用使ってみます -- 2016-12-03 (土) 00:44:28
- 体感的に汎用のほうが強かったです。 -- 2016-12-06 (火) 01:14:46
- HEFとFIどっちが強いかは分からないが、既定だとAP-Iが多いせいかいまいち威力がない気がする。なので汎用おすすめ。 -- 2016-12-03 (土) 00:33:01
- 👺「此より濫りにOPと呼ばれん事あらば貴殿を握り飯戦闘機に変えん」 -- 2016-12-06 (火) 15:40:51
- 申し訳ないが現代日本語かロシア語で話してくれないか、同志よ。 -- 2016-12-06 (火) 16:31:44
- 👺「Теперь слепо Если было указано Слишком сильный, как Райс изменить」 -- ロシア語はさっぱりなんだ? 2016-12-07 (水) 21:10:02
- Понимаю.Я не могу понять. -- 2016-12-07 (水) 21:47:57
- アカばっかりじゃないか! -- 2016-12-10 (土) 08:53:03
- Папа очень нравится как от? -- 2016-12-10 (土) 20:20:08
- なんで俺のコメント通報されてるの…意味不明な文字の羅列って…アホかよ… -- 枝1及び葉2? 2016-12-12 (月) 22:53:51
- 意味不明な文字の羅列]は草生える -- 2017-01-22 (日) 00:56:26
- 申し訳ないが現代日本語かロシア語で話してくれないか、同志よ。 -- 2016-12-06 (火) 16:31:44
- Yakシリーズ全般だが、スロットルどうしてる?100%のままだとすぐ黄色になるから離陸してある程度したら95%にまで下げてるが、これでいいのか? -- RB 2017-04-11 (火) 23:00:30
- エンジンを手動でいじる -- 2017-04-12 (水) 23:15:38
- 手動にしてにしてラジエータ、オイルラジエーター50パーセントくらい開いとけば常時Wepいけるで -- 2017-06-11 (日) 16:06:03
- 武装が機首配置だから弾薬ベルトをステルスにするとヘッドオンに強い -- 2017-04-25 (火) 20:54:10
- 見越し点の少し先を狙うとよく当たる -- 2017-04-25 (火) 20:55:07
- これはソ連戦闘機全般に言えるけど、基本武装が機種配置だから、ヘッドオンの時に1.2kmくらいから射撃して範囲内に入った途端にロールしたりして線回線に持ち込むと高確率で勝てる。 -- 2017-09-28 (木) 10:37:40