CELSIOR (UCF10)

Last-modified: 2024-01-15 (月) 07:24:12

基本スペック

駆動方式[FR]/ミッション[4速] 1989年発売
初期馬力[260ps]/カーナンバー:3968
マキシ1では隠しカー扱い(チェイサーに合わせて6-4-3)
マキシ2・3~車種称号【漢】

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全長:4,995mm
全幅:1,820mm
全高:1,400mm
最高速度:350km/h弱

モード別カテゴリー称号
ST無敗【ダンディVIP】
初期・黒【黒塗りVIP】
タクシー仕様【VIP専用車両】
夏休み称号【】
ワンメイクバトル【セルシオキング】
エンジン形式バトル【V8選手権】
期間限定首都一TA・1【伝説の~セルシオ/タクシー】
期間限定首都一TA・2【俺の~セルシオ/タクシー】
車種限定バトル【最速個タク選手権】

備考:ガッちゃんの愛車であり、80年代終盤~90年代初頭のバブル期に販売されたクラウンと並ぶトヨタのフラッグシップ・セダン。

マキシ4まではかなり厳しい性能だったが、 マキシ5になってから大幅に改善された。
特に大きく向上したのはコーナリング性能。グイグイとインにつけるようになった。
高速域での安定性・対接触性能もかなり良好。4速前半でも加速は良好だが、3速後半の加速力をいかに使いこなすかがポイントである。

ボディが非常に大きい為に対戦時のブロックがしやすい。
現在はCharger (SRT8)やM6 Gran Coupe (6C44M)に抜かれてしまったが、かつては全長がマキシ1~5までの間ずっと全登場車種の中で一番長い車種だった。それでも国産車では最長レベルなので、バチコン(ロケット)にも要警戒。
全幅もかなり広めなので、無謀な擦り抜けやライン取りを行う行為は禁物。オーバーハングも大きく、特にコーナー出口でリアをこすってしまいがち。
それらの特性故、箱根・C1・八重洲線といったテクニカルコースでは苦戦に陥りやすい。更に5DXになりブーストも弱くなってしまった。

以上の事から、腕に自信のある中級者~上級者向けの車種と言えるだろう。

選択可能カラー

(左から)

カラー名マキシ2•3~色称号
ダークグリーン【緑の/深森の】
ブラック【黒い/漆黒の】
ホワイトパールマイカ
(タクシー仕様はこの1色のみ)
【純白の/雪色の】
スーパーシルバーIIIメタリック【銀色の/白銀の】
ガッちゃんパープル【紫の/紫紺の】

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個人タクシー仕様

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出現方法:TOYOTA-CELSIORでシフトを『1562-1562-1562』(1562×3)*1

若しくは
ターミナルスクラッチ シート9枚目景品(フルチューン)

通常仕様と異なる点

  • 初期カラーが専用色1種類のみ、白地に青いストライプ。
  • 白地部分は今後獲得可能な追加カラーで変更可能。
  • 屋根に丸い行灯(あんどん)がつく。
  • ナンバープレートが緑地の白字(事業用)になる。

更新回数及び追加カラー

1ゴールド21ダークグリーン2
2イエロー22ブラック
3ダークオレンジ
メタリック
23パールホワイト
4ブルー24シルバー
5パープル
メタリック
25パープル
メタリック
6グリーン26レッド
7ダークピンク
メタリック
27ライムグリーン2
8ワインレッド28ピンク2
9ライトレッド29ダークパープル4
10ベールブルー2
メタリック
30ライトブルー2
11ブルーグリーン
メタリック
31ライトイエロー
12ダークレッド
メタリック
32オレンジ
13ベージュ
メタリック
33ブルー
メタリック
14ピンク34ダークパープル2
メタリック
15ガンメタル35イエローグリーン
メタリック
16オリーブ36ダークブロンズ
メタリック
17ライトブルー
メタリック
37スカイブルー
18ライムグリーン38ダークブルー2
19ペールピンク39ライトイエロー2
20パープルシルバー
メタリック
40ミントグリーン

エアロパーツセット

※テールランプ・フロントウィンカーは基本チューニングの過程*2で強制的に白のクリアランプにされる。

A:Inspection製フルエアロ。フォグランプは撤去されている。
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B:Evolutionのバージョン3をベースに4連フォグランプを追加したようなデザイン。GARSONのベンツ風フロントグリルもセットで着く。リアガーニッシュが装備され、140系クラウンのような雰囲気になる。
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C:派手な張り出しエアロとダックテール風の族車ウィングが特徴。ファブレスのエアロに似てるがフォグランプは異なる。
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D:ヘッドライトにはカーボン製のアイラインが装着され、マフラーはクラウンアスリートの様な縦4本出しに変更される。
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E:純正を生かして下回りをボリュームアップした形状。フロントはWALD似。
マフラーも少し張り出して跳ね上げられる。
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F:非常にレーシーなフルエアロ。フロントグリルがロールスロイス・ファントムのようなデザインになる。リアウイングはCrafthouseの箱形タイプを装備。

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G:スポーティーなエアロ。K-BREAKのプラチナムシリーズがモチーフか。

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H:Expression Vogueのエアロをベースに同社製タイプBフォグランプのサイズを大きくしたデザイン。(実物は小型のプロジェクター式)
リアバンパーにはダクトが追加されている。
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I:エアロGをベースに、やや派手目のカスタムを加えたエアロ。オーバーフェンダーが装着される。
ウイングはエアロCの物をベースにした感じか。
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J:フロントグリルが印象的。
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K:フロントグリルからエンブレムが外され、大型ダクト化する。フロント・サイドにはメッキパーツが付く。俗に言うハイパーユーロ仕様。
リアは大型ディフューザーと最近のレクサス風の縦二本×2合計四本出しのマフラーになる。ウィングは低めの物が装着される。
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ダクト付きボンネット

A:中央部に大きめの排気ダクト。ギザギザなデザイン。
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カーボンボンネット(ダクト付1):
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B:大きなダクトが両端に開く。
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C:中央に大きめのダクト、その左右に小さいダクトが開く。
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D:
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カーボンボンネット(ダクト付き)2:
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カーボンボンネット(ダクト付き)3:
セルシオカーボンボンネット3-1.jpg

車種専用ウィング

A:ブーメランアンテナ*3
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B:GC8やR32、R34の車種別Bとほぼ同じ形状。
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C:ボディカラー同色カーボンの板ッ羽。
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エアロミラー

お馴染みのガナドール・スーパーミラー風。
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カーボントランク

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ワークスステッカー

TRDのステッカーが斜めに貼り付けられる。

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サイドステッカー

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雑記

  • 収録されている車両は、フロントグリルの形状、リアのTOYOTAのロゴ*4、ストップランプなどから前期型となる。
     
  • 本車の名称「セルシオ(CELSIOR)」はトヨタ自動車が1989年から北米で展開を開始した高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」のフラグシップモデル「LS400」を日本で販売した際の名称である。*5
    車名の由来はラテン語で「至上、最高」の意味を表すcelsus(ケルスス)の比較級celsior(ケルシオール)の英語読みである。
  • レクサスが展開される前の北米の高級車市場は北米のキャデラック、リンカーンやドイツのBMW、メルセデス・ベンツなどが占めており、当時の北米における日本車は「壊れず信頼性は高いが、あくまで安物であり大衆車」というイメージが非常に強かったことから「日本車は日本国外の高級車市場に参入する余地は無い」事が自動車業界の中では定説であった。
    しかしトヨタは1980年代初頭からマーケティングを行い続けた結果、
    • ライバルを圧倒する静粛性、快適性、高品質を追求する
    • 従来の高級車の前提とされていた「伝統」や「威厳」では無く、極めて「機能的」かつ「高品質」を追求する、つまりドイツ製高級車並みの品質・安全性と日本車ならではの信頼性・経済性を両立させる*6
    • リーズナブルな価格設定とし、最高の接客とアフターフォローによって高級感を構築する
  • これらの条件を満たすことができれば新規参入余地はあると判断、新たなテストコースの建設や品質基準を大きく引き上げるなどの従来を大きく超える開発体制を整え、約5年間にも及ぶ長い開発期間を経て1989年に初代LSが発売された。
     
  • こうして発売されたレクサス・LSは、発売初年度だけで約11600台を売り上げる人気をたたき出し、日本車・大衆車メーカーによる高級車市場参入の成功例となった。同時に発売されたレクサス・ESも約4700台を売り上げており、レクサス全体で見た場合、初年度の売り上げは約16300台となった*7
    またLSに至っては、欧州製高級車を凌駕する静粛性の高さや内外装の組み付け精度、搭載されるV型8気筒4Lエンジン「1UZ-FE」の完成度の高さがそれまでの市場を占めていた高級車メーカーにも大きな衝撃を与え、高級車の概念そのものを変えてしまったとされるほど大きな影響を与えた。
    特に初期型の静粛性の高さは異常であり、シャシダイ上で180kmを出しても、エンジンとルーフに置いたワイングラスの中身が溢れない…どころか殆ど中身が動かないという程にまで仕上がっている。気になった方はYouTube等でも観れるので是非とも検索してほしい。
    • 一説では『街中の騒音はおろか、横を通る救急車の音すら聞こえない』とまで言われた初期型は逆に危険とトヨタ側が判断したのか、後期型では防音素材の使用を少し控えたという話まで残っている。
       
  • 発売当初、国内ではトヨタの伝統的車種「クラウン」があるほか、日米における嗜好性の差異を考慮して日本導入は見送られるはずであったが、バブル景気の最中であったこと、ライバルの日産自動車のシーマ(初代 FPY31型)が後に「シーマ現象」と呼ばれる程の爆発的なヒットを記録するなど国内の高級車マーケットが拡大傾向にあった中、クラウンでは満足できなくなった顧客層の要望に応えるために、クラウンとセンチュリーの間に位置する新しい車種として発表された。そのデビュー時、新聞では2面広告が打たれ、セルシオを擁して「新しいトヨタ」を大々的に宣伝した。*8
    ショーファードリブン(オーナー自身は運転せず、専属の運転手が運転すること)が前提のセンチュリーを除くと、当時の日本車の中では最高級車に位置付けられていた。
     
  • 前述の様に高級車の概念を変えるほど大きな影響を残したためか、愛知県長久手市にあるトヨタ博物館にLEXUS・LS仕様(左ハンドル車)が展示車として保管されている。
     
  • 型式呼称はトヨタの伝統通りだと「エンジン型式+車両型式」で「UZF10」となるが、セルシオはレクサスLSとして発売した際にトヨタの型式呼称ではなくレクサスオリジナル車としての型式「XF10」を当てられた。このため全く同じ車ではあるが、トヨタ・セルシオは「UC*9F10」、レクサス・LSは「XF10」とブランドで型式呼称が異なった。これは最終型の3代目セルシオまで続いており、XF型は2021年現在販売中であるレクサス・LS500/LS500hまで引き継がれている。
    • また、末尾番号が10/11の2通りがあるが、エアサス搭載車は末尾が1、コイルサスペンション仕様は0となる。
  • 実車のトランスミッションは4速ATのみであるが、ドリフト向けに改造する際にMTに載せ換えられる事例もある。
    ちなみに、ストーリーモードのモンスターマシン編に重要人物の相沢圭一郎の父親の元仲間である佐々木元(通称:ガッちゃん)の愛車としても登場。このセルシオも4速AT仕様である*10。このガッちゃんのセルシオは室内にロールケージ、フロントにインタークーラーが前置きで装着、テールランプ類がクリア仕様で無いかつフルスモークでないため、プレイヤー側で再現することはできない。
     
  • 湾岸マキシにおいて車のチューニング作業は、地獄のチューナーこと北見淳が担当しているが、この車種は前述の佐々木元がチューニングを担当する。
    しかしそのチューニング内容は走りとは関係ない見栄え重視のどうでもいい箇所のドレスアップ*11や、チューンが進むほど各部を強制的にVIP仕様悪く言えばDQN仕様に改造され、テールランプはクリアーにされノーマルへの変更は不可能。ガッちゃん経営のショップ「スピードショップMACH(マッハ)」のステッカーも勝手に貼られて剥がす事は出来ない。
    肝心の走りに関係する部分ですらあまりにもテキトーで無責任なチューニングはガッちゃんのゲームオリジナルのセリフと、セルシオ専用のチューン解説コメントも含め、一見の価値あり。対戦で使わないにせよ、原作漫画既読者だろうと、湾岸マキシを全て楽しみきるにはセルシオのフルチューンをしよう。ある意味もう一つのストーリーモードとも言えるので廃車カードで20話目からスタートせず、第1話から始めると楽しめる。
    チューニング名称も「ガッちゃん「漢」のチューニング」となり、チューニング内容もVIPカーの様なチューニング内容となっている。ちなみにこれも原作再現要素の1つである。
  • 初期ボディカラーの1つであるガっちゃんパープルはマキシ2時代は存在せず、マキシ3へ引き継ぎする際にカラー変更で取得可能だった。
  • 3DX+までは、基本チューニング段階で装着されるショップステッカーはウィンドウ上部に「SPEED SHOP MACH」と貼られていたが、4以降はチームステッカー機能が実装されたため、右下部に「MACH」と小さく貼られている。
     
  • 前述の搭載されているV型8気筒4Lエンジン「1UZ-FE」は3DX+までは最大排気量・最多気筒数を誇っていた。
    しかし最大排気量は4で登場したCORVETTE ZR1 (C6)(排気量6.2L)に、最大気筒数は5DXで登場したR8 Coupe 5.2 FSI quattro (ABA42)・Viper (SRT-10)(ともにV型10気筒)に破られている。*12
     
  • 個人タクシー仕様のカラーリングの元ネタは東京都個人タクシー協同組合である。またアリストのように、カード内容確認画面での『(個人タクシー仕様)』の表記は無く、通常仕様と同じになる。
     
  • 原作と同作者の漫画「シャコタン☆ブギ」において主人公のハジメが最後に手に入れる車として登場する。
     
  • ドレスアップでホイールを純正以外のものに変更すると、大幅にインチアップ(タイヤ扁平率が極端に下がる)される。

*1 「左上から四隅を時計回り3回」と覚えると覚えやすい
*2 ハンドリングSTEP2
*3 1980~1990年代の車載用テレビアンテナである
*4 前期型にはCELSIORの左側にTOYOTAのロゴが付いているが、後期には付いていない。
*5 そのため国内ではエンブレムをLS400のものに付け替えるお手軽USDMカスタムが流行した。
*6 このような考えに至った経緯については、トヨタの市場調査により、キャデラックやリンカーンといった伝統的ブランドは、設計が長らく更新されず燃費・信頼性に問題があったが、名門ブランドの名の下に許容されていた事、そうしたメーカー都合の販売姿勢に対して顧客の潜在的な不満は極めて高い事、威圧的なデザインを好まない富裕層が一定数存在する事、顧客候補の若年層にとっては「古臭い」と見えている事が明らかになったためである。
*7 同時期に日産自動車も北米で高級車ブランド「インフィニティ(INFINITI)」を立ち上げていたが、BMWやメルセデス・ベンツの後追い感が否めないと評価され、失速した状態でのスタートを余儀なくされ、レクサスの大成功とは対照的な結果となった。
*8 また、セルシオのデビューと同時に現在のトヨタCIマークの使用が開始された。
*9 トヨタの型式ではX+Z=CのためここにはZでなくCが入る。
*10 同時にアリストに乗って登場する奥さんに、何年もMT車に乗っていない旨の台詞があるため。
*11 特にハンドリングチューニングや実戦チューニングはガラススモークフィルムや大型バッテリーを付けているが、どちらも実車では逆に性能が下がってしまう(ガラススモークフィルムを貼ると視界が悪くなり、大型バッテリーを付けると重量が増してしまう)。また、本来ならば軽量化・溶接スポット増しを行うところでステッカーを付けているだけの為、快適装備が残ってしまっている。
*12 ちなみに現在の最大排気量は前述のViper (SRT-10)(排気量8.4L)、最大気筒数は5DX+で登場したランボルギーニのAVENTADOR LP700-4、Countach LP400、Miura P400S、Diablo VT(全てV型12気筒)である。