アルジェリー級重巡洋艦
性能諸元
・基本性能
Tier | 7 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | La Galissonniere |
国家 | フランス | 派生先 | Charles Martel/Cherbourg |
生存性 | 継戦能力 | (A) 29,700 (B) 35,600 | |
装甲 | 16-110mm ・防郭 40-110mm ・艦首・艦尾 16mm ・砲郭 22-110mm ・装甲甲板 22-80mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 16% | |
機動性 | 機関出力 | 84,000馬力[hp] | |
最大速力 | 31.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 660m | ||
転舵所要時間 | (A) 13.4秒 (B) 9.5秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 13.9km | - | - | 15.9km | 8.18 km | |
航空発見距離 | 6.4km | - | 0.0km | 9.4km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 16.3km | 146m | |
mod.2 | 17.9km | 157m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
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A-B | 203mm/50 | 4基×2門 | HE弾 2800(15%) AP弾 4800 | 12.0秒 | 25.7秒 | OEA Mle 1927 OPf Mle 1936 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 100mm/45 Mle 1931 | 6基×2門 | HE弾 1400(6%) | 4.0秒 | 4.5km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 550mm 23DT | 2基×3門(3門) | 14833 | 90秒 | 9.0km | 60kt | 1.3km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
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爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 13.2mm/76 Mle 1929 | 4基×1門 | - | 115 | 79.0% | 0.1-0.9km | ||
13.2mm/76 CAQ Mle 1929 | 4基×4門 | ||||||||
中 | 37mm/50 Mle 1933 | 4基×2門 | 1 | 420 | 21 | 83.0% | 0.9-3.0km | ||
長 | 100mm/45 Mle 1931 | 6基×2門 | 2 | 840 | 58 | 83.0% | 3.0-5.8km | ||
B | 短 | 25mm/60 CAD Mle 1939 | 6基×2門 | - | 183 | 79.0% | 0.1-1.9km | ||
中 | 37mm/70 ACAD Mle 1936 | 4基×2門 | 3 | 630 | 98 | 83.0% | 1.9-3.5km | ||
長 | 100mm/45 Mle 1931 | 6基×2門 | 2 | 840 | 58 | 83.0% | 3.5-5.8km |
・アップグレード
スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
A | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
B | 主砲改良2 | 主砲装填時間 +5% 主砲旋回速度 +15% | |
副砲改良2 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
対空砲改良2 | 対空砲座の最大射程 +20% | ||
D | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | ||
操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
E | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% |
・消耗品
スロット | 消耗品 | 使用 回数 | 準備 時間 | 有効 時間 | 効果 |
---|---|---|---|---|---|
R | ∞ | 90 | 5 (7) | 火災・浸水・損傷したモジュールの修復 | |
∞ | 60 | ||||
T | 2 | 180 | 100 (120) | 魚雷、敵艦の強制捕捉範囲を向上させる 魚雷強制捕捉距離:3.00 [km] 敵艦強制捕捉距離:4.00 [km] | |
3 | 120 | ||||
2 | 180 | 40 | 対空砲の性能を高め、敵機による攻撃の精度を低下させる 対空防御砲火性能の上昇率:300 [%] | ||
3 | 120 | ||||
Y | 180 | 360 | 自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する 速度・秒間平均ダメージ・弾薬・生存性は艦載機を参照 | ||
120 | |||||
U | 2 | 180 | 180 (270) | 艦艇の最大速度を向上させる 最大速度の上昇率:15 [%] | |
3 | 120 | ||||
I | 3 | 180 | 15 | 主砲の装填速度を一時的に高める 主砲装填時間:-50 [%] | |
4 | 120 |
注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値
ゲーム内説明
アルジェリーは、フランス海軍用として建造されたものとしては最後の重巡洋艦であり、ヨーロッパ最高の重巡洋艦のひとつです。当時の巡洋艦としては強力な装甲と極めて良好な対水雷防御を備えていた点が特徴でした。
解説
フランスTier7巡洋艦。本艦から主砲口径が8inch(203mm)を超える重巡洋艦となる。
- 主砲
計8門の203mm砲で、特長はTier7の巡洋艦で最高となる17.9kmの射程。最大射程に敵が見えているなら、格上の戦艦であっても対等以上の駆け引きが可能となる。
1,2発程度の差だが分間40発の投射数はTier7重巡としてはYorckと並び最も低い。0.7.8より実装された主砲装填ブースターにより15秒間装填時間が半分になり、通常時より1回多く射撃できる。全門使用可能な角度は前後共に40度ほどなので射撃に夢中になって撃ち抜かれることがないよう注意しよう。
弾速は同格と比べて微妙に遅い。また、HE/APで着弾時間にずれが生じる。ただ、どれも計らなければ気づかない程度の誤差にすぎない。
HE弾は低威力で発火率高め。飛びぬけて強力な妙高やSurreyと比較すれば見劣りするがしかたない。
AP弾の貫通力は口径相応に高く、軽巡に対しては積極的に狙っていきたい。
砲旋回は全力転舵に余裕で追いつく。
- 魚雷
片舷3門、元気な戦艦に当てても倒しきれない。
射程は9kmと中途半端。届くかどうかは別にして射角が広いので無理なく置いていくことができる。
- 対空
一応の自衛ができる程度にすぎず、空母から見れば与しやすい部類。孤立を避けよう。
- 機動力
速力は遅い。消耗品のエンジンブーストを使ってようやく普通に戻るぐらいの感覚なので、毎ゲーム使い切るつもりで焚いていくとよい。
転舵所要時間も遅いが旋回半径は優秀であり、転舵アップグレードを装備して敵艦との距離を適切に保てば十分な回避性能を発揮する。エンジンブーストを炊いて加減速を交えれば回避盾としても働ける。
同格中では舵が重い部類なので中・近距離で戦艦と交戦するのは危険
隠蔽が良くない点に注意。
- 抗堪性
前級に引き続き装甲が「ある」。すごい。
ただしTier7巡洋艦の例にもれず攻撃力の上昇に防御が釣り合っておらず、簡単にHPを削られてしまう。艦長スキルのアドレナリンラッシュを取っておいて損はない。
80mmの装甲甲板は、理不尽なバイタル貫通を受けにくくしてくれる。ヨルク・ショールス・ニューオーリンズと差別化される点である。
装甲レイアウトとしては「装甲はそこそこ厚いがVPが巨大」というタイプ
バイタルが水線上に高々と突き出ている上に長さも長いのでので被弾しやすく、迂闊な腹見せは死に直結する。
装甲厚自体は側面は110+(40-60)mmの二重装甲となっており、角度・距離によっては巡洋艦AP弾相手にそれなりに効果を発揮する。前部砲塔の側面はVP装甲(110mm)が舷側にむき出しになっていて弱点といえる。
また(全ての巡洋艦の装甲に言えることだが)戦艦AP弾に対しては無力なので戦艦に狙われてる状況では防御姿勢を取らないとVPの巨大さも相まって危険。
甲板装甲は最上甲板25mm+VP天井80mmと厚い部類で、特に分厚いVP天面は、遠距離戦で起こりがちな天井経由でのVP貫通をほぼシャットアウトしてくれる。
対水雷防御を備えており、ないよりはましな効果を上げてくれる。
舵が壊れやすいという弱点があるので、アップグレードや艦長スキルで考慮するといい。
- 隠蔽性
隠蔽13.9kmは良くない値。早期にロックオンされてしまい、駆逐艦に援護射撃を送るのが難しくなる。
巡洋艦としての仕事を果たすには艦長スキル隠蔽専門家が欲しい。
射程と隠蔽距離の差は十分にあるので後方から火力支援するには支障はないだろう
- 総評
T7巡洋艦は、近接して乱打するタイプと、遠くから炎上させるタイプに大別でき、アルジェリーは後者である。
しかし投射量ではショールスと妙高に、運動性ではヨルクとニューオーリンズに劣るこの艦では、強みを押し付けていく戦いにならず、もどかしい思いをする場面もある。
ただ、まともな装甲・対水雷防御と旋回性能、そして長大な射程という組み合わせにより、ヨルクやショールスの宿命である「遠距離から防御姿勢を抜かれて即死」とか「流れ魚雷を踏んで即死」といった理不尽を避けることができる。派手な戦果は出にくくても、位置取りと偏差を練習しながら丁寧に動かしていれば勝率に結びつく艦と評価できる。
前級に引き続きエンジンブーストと主砲装填ブースターを使用可能である。慣れない内は余らせてしまいがちなので、出し渋らずに気軽に使っていく方が戦いやすいと思われる。
史実
フランス海軍が最後に竣工させた重巡洋艦である。主要諸元は高水準に纏まっており、他国の同種艦艇に対し優位に立てるものだった。…のだが、フランス海軍艦艇の例に漏れず、目立った海戦の機会は巡ってこなかった。陸軍さん…
主砲口径は、条約の制限いっぱいの203mm。前級であるシュフラン級重巡洋艦のものから口径長を延長し、55口径としている。フランス艦艇に広く採用された「重量級の砲弾を大きな装薬量で撃ち出す」という法式の採用により、30kmを上回る射程と高い貫通力を実現した。
ちなみにこの砲は、一次大戦時の準弩級戦艦・ダントン級の中間砲を再利用したものである。もちろん、そのまま使った訳ではなく、50口径240mm砲の外筒の中に203mmの内筒を入れている。この措置により、ごく短期間で55口径砲を開発することに成功した。(Henri IVの主砲口径240mmは、この中間砲に由来すると思われる)
そして本級以前のフランス重巡洋艦と一線を画す点は、その防御力である。基準排水量1万トンのうち、防御に当てられた重量は1/4を超える2600トン。これにより、舷側装甲110mmを極めて広範囲に貼ることができ、機関部は95mmの追加装甲を備え、甲板装甲も80mmに達するなどという贅沢ぶりである。主砲塔の正面にも110mmの装甲を備えるなど、条約型重巡洋艦随一の重装甲艦であった。前級以前の装甲はというと、シュフラン級で50mm、デュケーヌ級で30mm。軽巡もそうだが極端に走りがちである
そんな本級は、二次大戦ではイタリア本土を砲撃し、船団護衛任務に就くなどの仕事をこなしていた。ヴィシー政権下でも改装が行われ、1942年にはレーダーも追加された。そしてフランス海軍艦艇が一斉に自沈した11月27日。本艦は爆薬により自沈し、その火災は20日間続いたという。
小ネタ
編集用コメント
- 正式実装前でデータが不確定な中、評価や立ち回りなどが記載されていたので当該部分を削除。最低限の情報のみ残しました -- 2017-03-14 (火) 03:03:24
- Algerie 着弾時間HE/AP(画面表示) 10km 5.60s 5.68s 12.5km 7.49s 7.56s 15km 9.64s 9.68s 17.84km 12.43s 12.42s (v0.6.4) -- 2017-04-20 (木) 20:32:55
- 米巡ツリー変更に伴い、「ペンサコーラ」の記述を「ニューオーリンズ」に修正 -- 2018-07-06 (金) 11:44:53
- 主砲射角を追記。 -- 2019-04-20 (土) 21:56:08
- 史実追加しました -- 2020-03-21 (土) 08:19:59
コメント欄
- 誤送信失礼、訂正します。ドンスコイと同一の貫通力や弾速の砲弾です。これであってますよね? -- 2022-02-20 (日) 22:30:00
- あってるかは知らんが、上のやつツンデレかよ、、、かわいいなw まぁ弱くはないけど、強みがないからほかのt7巡洋艦と比べると楽しいと思えるとこが少ないって言いたいのかな?そこは同感だけど、逆にどんな戦場にも対応できるってこと、、、なのかなぁ -- 2022-02-27 (日) 17:34:55
- 確かにツンデレだな草 -- 2022-03-19 (土) 11:47:44
- やっぱり遠距離HE投射が一番楽しいな、あとラガリもだったんだけど、ゆるふわ弾道の割にはAPの貫通力高くてびっくりした -- 2022-07-16 (土) 21:01:14
- 慣れると割と遠距離でも当てやすい弾だったな ここでの評判は今一つだが個人的にはそれなりに楽しんで卒業した まあ次はシェルブールに進むけど -- 2022-07-16 (土) 21:47:09
- なんでここでの評価低いんだろう、安定した貫通力、長射程、減速転舵で回避で良艦だと思うんだけど -- 木 2022-07-16 (土) 22:56:00
- 慣れると割と遠距離でも当てやすい弾だったな ここでの評判は今一つだが個人的にはそれなりに楽しんで卒業した まあ次はシェルブールに進むけど -- 2022-07-16 (土) 21:47:09
- 自分が最前線張らなきゃいけないのおかしいと思うんだけど -- 2022-07-19 (火) 19:26:04
- ボトムでもかなりのダメージ出せる楽しさだけでなく、ダメージ出すだけじゃ勝てないことも教えてくれる良艦 -- 2022-07-21 (木) 13:04:59
- そこそこ立ててもVP抜かれると思ったら側面40mmで対水雷防御の隙間から綺麗に入る感じ。完全に立てないと無理かと思ったら、立てても横隔壁16mm・・・。いやどうしたら・・・。 -- 2022-07-31 (日) 23:53:57
- 軸ずらしじゃない?旋回半径良いし -- 2022-08-01 (月) 06:40:53
- T7巡なんて、戦艦砲が当たればいつどこからVP抜けてもおかしくないのがデフォ -- 2022-08-01 (月) 07:12:06
- 妙高劣化版 -- 2022-08-25 (木) 10:57:18
- 史実では割りと重装甲寄りで評判だったが、WoWSのT7では火力も装甲もねえになってしまった悲劇 -- 2022-08-25 (木) 11:30:33
- シナリオに連れて行ったら、「防御姿勢でオマハに防隔抜かれた」わw正直、ドゥ・グラースの方が打たれ強い印象……(;´Д`)油断してると一瞬で消し飛ぶ。アトランタみたいな臆病な運用が求められるのかなあ? -- 2022-09-18 (日) 16:58:57
- それはさすがに角度足りてなかったんじゃないの -- 2022-12-26 (月) 14:36:44
- 弾道が急激にフニャり始める距離とよく使う交戦距離が被ってるので微妙に偏差取りにくい -- 2022-12-20 (火) 03:20:26