Pensacola

Last-modified: 2024-04-13 (土) 18:37:14

ペンサコーラ級重巡洋艦

Pensacola(B).jpg
米巡刷新直前のv0.7.4で初期船体の艦橋窓が透明化している

初期船体

Pensacola(A).jpg
 艦橋が少々のっぺりしている

他画像

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shot-15_0.04.01_14.57.04-0815.jpg

   旧バージョンでは船体にオーシャングレーの塗装がされていた

性能諸元

編集時ver0.7.5 編集中

・基本性能

Tier6種別ツリー艦艇
艦種巡洋艦派生元Omaha
国家アメリカ派生先New Orleans
生存性継戦能力(A) 31,200
(B) 32,700
装甲16mm-102mm
・防郭 25-102mm
・艦首/艦尾 19-25mm
・砲郭 25-38mm
・装甲甲板 25mm
対水雷防御ダメージ低減4%
機動性最大速力32.5kt
旋回半径620m
転舵所要時間(A) 9.1秒
(B) 7.0秒


隠蔽性 通常副砲主砲火災煙幕
海面発見距離14.2km--16.2km8.4km
航空発見距離6.2km-0.0km9.2km-


射撃管制装置船体モジュール主砲射程最大散布界
A-BMk6 mod.114.2km131m
Mk6 mod.215.7km141m


主砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回弾種
A-B203mm/552基×2門
2基×3門
HE弾 2800(14%)
AP弾 4600
15.0秒45.0秒HE/HC Mk25
AP Mk19


副砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A-B127mm/25 Mk19 mod.68基×1門HE弾 1800(9%)4.5秒4.5km


空襲船体機体小隊数出撃機数(HP)搭載量射程最大ダメージ準備時間
A-BPBY Catalina11(2,000)16.0km3,40030秒


対空砲船体距離口径基数×門数爆発数秒間ダメージ命中精度有効ゾーン
爆発半径内継続的
A20mm Oerlikon Mk4
28mm/75 Mk2 mod.2
8基×1門
4基×4門
-10285.0%0.1-2.4km
127mm/25 Mk19 mod.68基×1門312609190.0%0.1-4.8km
B20mm Oerlikon Mk417基×1門-14085.0%0.1-2.0km
40mm Bofors Mk26基×4門17990.0%0.1-3.5km
127mm/25 Mk19 mod.68基×1門312607790.0%0.1-4.8km



・アップグレード

スロット1スロット2スロット3スロット4スロット5スロット6
搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

1MainWeapon1.png主砲兵装改良1主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%
主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%
主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%
SecondaryWeapon1.png副兵装改良1副砲の抗堪性 +100%
対空砲座の抗堪性 +100%
PowderMagazine1.png弾薬庫改良1自艦の弾薬庫誘爆率 -70%
2DamageControl1.pngダメージコントロールシステム改良1浸水発生率 -3%
対水雷防御ダメージ軽減率 -3%
火災発生率 -5%
Engine1.png推力改良1主機損傷確率 -20%
主機修理時間 -20%
SteeringGear1.png操舵装置改良1操舵装置損傷確率 -20%
操舵装置修理時間 -20%
3MainGun2.png主砲改良2主砲装填時間 +5%
主砲旋回速度 +15%
SecondaryGun2.png副砲改良2副砲最大射程 +20%
副砲弾の最大散布界 -20%
Guidance1.png射撃システム改良1主砲弾の最大散布界 -7%
魚雷発射管旋回速度 +20%
副砲最大射程 +5%
副砲弾の最大散布界 -5%
AirDefense2.png対空砲改良2対空砲座の最大射程 +20%
4DamageControl2.pngダメージコントロールシステム改良2浸水復旧時間 -15%
消火時間 -15%
Engine2.png推力改良2最大出力への到達時間 -50%
艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上
SteeringGear2.png操舵装置改良2転舵所要時間 -20%

・消耗品

搭載可能消耗品
スロット消耗品使用
回数
準備
時間
有効
時間
効果
R応急工作班I.png905
(7)
火災・浸水・損傷したモジュールの修復
応急工作班II.png60
T水中聴音I.png2180100
(120)
魚雷、敵艦の強制捕捉範囲を向上させる
魚雷強制捕捉距離:3.00 [km]
敵艦強制捕捉距離:4.00 [km]
水中聴音II.png3120
対空防御砲火I.png318040対空砲の性能を高め、敵機による攻撃の精度を低下させる
対空防御砲火性能の上昇率:300 [%]
対空防御砲火II.png4120
Y水上戦闘機I.png4180360自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する
速度・秒間平均ダメージ・弾薬・生存性は艦載機を参照
水上戦闘機II.png5120

注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値

ゲーム内説明

ペンサコーラ級は、ワシントン海軍軍縮条約による制限に従って建造されたアメリカ海軍の巡洋艦としては、最初期のもののひとつです。本艦は、この条約による制限に従った巡洋艦として典型的ないくつかの際立った特徴を備えており、高火力でありながらも装甲が脆弱でした。203 mm 砲を備えているため、分類上は就役直後から重巡洋艦でしたが、装甲防御力に関しては軽巡洋艦と同程度に過ぎなかったのです。

ペンサコーラ級は、ワシントン海軍軍縮条約による制限に則って建造されたアメリカ海軍の巡洋艦としては、最初期のもののひとつでした。十分な火力を確保するために、合計10門の203mm砲が4基の砲塔に分けて搭載されました。船体の幅が狭かったため、三連装砲塔は上部に配置されました。本級のネームシップであったペンサコーラは、航空母艦ヨークタウンおよびエンタープライズの護衛として、ミッドウェイ海戦で重要な役割を果たしました。後にソロモン諸島における作戦に参加し、航空母艦ホーネットの護衛を務めました。本艦は第二次世界大戦を通して13個の従軍星章を受章しました。

解説

アメリカTier6巡洋艦。ver.0.7.4以前はTier7で諸元も異なるため、過去のコメントを見る際は注意。
このTierから重巡洋艦であり、主砲口径が8inch(20.3cm)となる。
 

  • 主砲
    非常に強力。同格重巡Aobaの計6門、リロード11sに対し計10門にリロード15s、と斉射火力、分間投射量共に大きく突き放している。AP弾のDPSは同格2位*1DPMは同Tier8インチ砲艦トップ*2。HE弾のDPSは同格トップ、DPMは同格8インチ砲艦トップ。射程は同格の真ん中辺り。
    特筆すべきはAP弾(徹甲弾)の性能。アメリカ8インチ砲は通して同格よりも貫通力があるほか、跳弾角度に優遇をうけている。*3また本艦は高速低弾道。たとえ敵が最大射程付近のやや角度のついた戦艦であってもAPを装甲の薄い上部構造物等に当てる事でエイムさえ合えば一撃1万ものダメージを叩き出し、相手が巡洋艦であれば無慈悲に防郭を貫徹し1万万という戦艦じみた一撃を与えられる。弾道が低いためDallasのような「島陰に隠れて砲撃」という戦法はほとんど出来ない。HEも投射量故に悪くない性能である。
    このような強力な主砲の最大の弱点は主砲旋回性能の低さである。主砲旋回速度が非常に遅く主砲旋回性能に関しては同格Aobaの主砲180度旋回時間が36秒に対し、45秒とかなり劣る。この数字は熟練砲手スキルと主砲改良アップグレードによって砲旋回を改良したとしても、Pensacolaの全力転舵に全く追いつかない。*4回避行動を取ると、相手に腹を見せる向きに転舵するか、転舵を止め再び主砲が回るまで火力が出せないチグハグさが本艦の最大の泣き所かもしれない。幸い装填時間が幸か不幸か15秒と長く、メリハリをつけ回避→攻撃を行うことが出来る。因みに次TierNew Orleans以降は熟練砲手を習得しなくても全力転舵に追従するようになるため気になるようならさっさと次級に行こう。
     
  • 副砲
    マスクデータだが、なぜかこの艦だけ副砲の精度が良い。設定ミスじゃねと言われている
    計算式は異なるが、Graf Zeppelinとほぼ同等の精度がある*5
    なぜか本艦は固有の散布界式を持っている。最大射程7.5kmにおいてスキル等を考慮しない場合の散布界は標準艦の場合457mだか、本艦は120mである(Graf Zeppelinは111m)。スキル等を考慮すると約90mまで縮めることができる。
    ただしあくまで巡洋艦であり、副砲が活躍する事など天地が裂けても無い。間違っても副砲にアプグレ振ってはいけない。
     
  • 魚雷
    残念ながら、このTier以降米巡洋艦ツリーには魚雷が装備されていないため瞬間火力は落ちている。中近距離で出会した戦艦に対し無力であると共に、魚雷を装備している巡洋艦と接近戦をする場合、敵がワンチャンスに賭けて艦を立ててAP弾を弾きながら突撃する一方で、こちらは撃つ手だてが殆どない。相手との距離感を意識しながら取り引き撃ちで対応をしたい。また最終手段であるが、本艦の強力なAPは、相手巡洋艦が魚雷を発射するために防御姿勢を崩した僅かな隙に腹に叩き込む事でエイムさえミスらなければ破壊的一撃をお見舞いできる。特に魚雷射角が悪い巡洋艦と対峙した時は意識すると良いだろう。

 

  • 対空
    前Tierから大幅に向上し、Dallasにやや劣るもののT6でも指折りの対空を手に入れた。長距離対空砲の爆発数3、射程4.8は性能不足であり敵機の初撃を防ぐ事は難しく、また艦隊防空にも適さない。しかし個艦防衛においては中距離対空砲が比較的優秀である事、選択式ではあるがAADF(対空防御砲火)を使用する事で対空圏に突っ込んできた敵機にそれなりの出血を与えられ、時には派手に撃墜数を稼げることもある。因みに米巡洋艦は他国に比べAADFの使用回数が4回と1回多い。
    とは言え、あくまでこの対空は「同格と比較し強力」なのであり、たとえT6空母が相手でも粘着されれば生きて帰る事は困難である。またT8艦載機からすれば対空射程が短く対空火力もあまり高く無い本艦は時にはカモともなり得る。味方の対空を借り共同で撃ち落とすことを念頭に置く必要がある。
     
  • 生存性
    継戦能力は同格5位で優秀。
    装甲は紙だったOmahaから相当進化しており、またVPもコンパクトであるため、余程舐めた動きをしていなければ簡単にVP貫通されることはない。
    しかし注意点としては、装甲が向上したということは過貫通する確率も減り、貫通弾を貰いやすくなったということである。Tierが上がったことによって周囲の艦艇の主砲口径も上昇していることに留意されたい。
    0.9.3にて非装甲区画が25㎜になった。これによってFusoNew Mexico等が持つ356㎜砲のAP弾を艦を立てたり傾けることではじけるようになった。同格巡洋艦にはない本艦の大きな強みである。
    ただし38cm級以上のAP弾は跳弾しないのでこれまで通り避けるしかない。マッチング帯の戦艦の口径を覚えておくと立ち回りが有利になる。
    敵弾を当てて弾くには不安の残る性能ではあるが、後述の機動性と合わせ回避行動さえ徹底すれば相手からして脅威とも言える継戦能力を発揮できる。
     
  • 機動性
    Pensacola最大の特長と言っていいのがこの機動性。最高速度は標準的だが、旋回半径が620mと非常に小さく同格2位*6、転舵時間も同格3位とどちらも優秀。そのため当艦は相手の攻撃を受け止めたり、島影を利用するのではなく、中距離から機動性を活かした回避をすることによって生存性を高めている。
    一方で、先述のように主砲旋回が全力転舵に追いつかないので、回避転舵中に無理に攻撃を行おうとする際はどうしても動きが甘くなりがちである。側面さえ見せればこちらがカモとなるので、敵弾回避を最優先としたい。攻防を両立するには艦長の一工夫が必要となる。
     
  • 隠蔽性
    海面被発見距離は同格の中ではワースト2位。ほとんどの巡洋艦から先制される数字なので、試合開始直後から攻撃が飛んでくる。ヘイト管理に気をつけないと避けきれない程の砲弾が飛んできて真っ先にこちらがやられてしまう。危険察知のロック数などを参考に立ち回ると良い。また前線に出ることが困難であるため駆逐支援でできる事は限定的。後方で踊るダメージディーラーとなろう。ver.0.6.0以前の隠蔽値15.7km時代から愛用している艦長にとってはそれでも感動的な数値の低さなのであるが
     
  • 総評
    旋回性能が高く回避機動が取りやすくAP弾性能が優れていることを鑑みるに、Pensacolaは同格最強の「巡洋艦キラー」と言っていい。
    さらにその強力なAPで質の高いダメージを積み重ねられる本艦は戦場に君臨するダメージディーラーとなり得る。
    しかしやはり主砲旋回が全力転舵に追いつかないというところが最大のネックである。上述のように、回避途中の攻撃は慎重にしなければ、強みを押し付ける前にこちらが沈んでしまう。
     
    試合序盤は前に出過ぎず敵弾回避に努めよう。敵戦艦からの洗礼を凌ぎつつ15秒の装填時間を経て込められた10門の強力なAP弾は巡洋艦を吹き飛ばし戦艦相手にも手痛いダメージを量産する。開幕は無理に駆逐艦の支援をする必要はない。残念ながら当艦は近距離で戦う艦ではないので、そういうことは苦手である。しかし、本艦の強力な主砲によって対面の大型艦をゴリゴリ削ることができる。その火力を十分に発揮できれば自ずと価値がついてくる。「自慢の機動性を活かして中遠距離にいる敵からのヘイトを稼ぐ」「戦闘終了まで行き抜き、火力を吐き出し続ける」ことが序盤の戦術となるだろう。
     
    なお、次TierのNew Orleansに主砲旋回能力以外の性能は引き継がれる。が、T8Baltimoreでは性格が大きく変わることには注意したい。
     
    Tier7時代の解説

    アメリカ巡洋艦はこのペンサコーラより8インチ主砲となる。連装数の違う砲塔を混成装備しているのが特徴。
    何と前Tier艦クリーブランドより10年以上も前の艦である。*7そのため性能の一部は前Tierが勝っている部分もある。
    8インチクラスの主砲10門という装備は同Tier日本巡洋艦の妙高と同じであるが、使用感はかなり異なり、共通点は主砲サイズと門数だけと思ったほうが良い。
    アメリカ巡洋艦ならではの運用法を身に着けよう。
     

    • 主砲
      連装2基、三連装2基、計10門である。
      前Tier艦から主砲サイズが増大したことによって砲弾一発ごとのダメージや貫徹力は増加している一方、発射間隔が倍になっている。8インチ主砲が初めての人はまずはこのテンポに慣れること。
      残念ながら本艦の投射量は40発/分なのに対し、同格妙高の投射量は42.9発/分であり、手数は劣る。しかし妙高は全力で投射しようとすると艦体をかなり傾かせなければならないのに対し、Pensacolaは容易に全力投射できるのが最大の違いである。
      照準速度は初期砲は遅いが、主砲を更新すると前Tierより照準速度は増加する。アップグレードかスキルのどちらかでテコ入れすることで舵一杯に対して照準が追い付くようになる。*8他国の巡洋艦に対するアドバンテージになるので、特にスキルの採用は前向きに検討しよう。射角も前後30度と優秀である。
      驚くべきことに、ペンサコーラが交戦する日本巡洋艦の203mm砲弾はすべて同じであるが*9日巡の主砲がAP弾、HE弾によらず同じ弾速なのに対し、ペンサコーラは弾種で弾速が異なる。減衰も考慮するとペンサコーラの弾速はHE弾は日巡より遅く、AP弾は逆に日巡より速い。弾道も相応に変わるため、AP弾を積極的に使っていくことになる。
      AP弾は最大ダメージが他国に見劣りするが貫徹力は高く、妙高が腹を晒していれば14km以上でも防郭を貫通できる。相手が隙を見せたら積極的に仕掛けよう。条件が整えば戦艦にも大ダメージを狙える。
      HE弾は日巡に比べて見劣りするが日本のHE弾が強力なだけであり、8インチ砲としてはこれが普通である。駆逐艦への攻撃力は若干劣るが、照準速度、射角ともに優秀なので、発見時の応答性は高く相手が逃走する前にモジュールを破壊しやすい。舵の効きも合わせて巡洋艦としての駆逐艦処理はこなしやすいと言えるだろう。
       
      参考に、射撃管制装置のページよりTier7巡洋艦の着弾時間を抜粋する。
      Tier7巡洋艦射程(km)着弾時間(秒)5km10km15km20km
      Myoko16.2010.852.465.709.82
      Pensacola15.7411.062.535.9110.27
      Pensacola(AP)15.7410.642.435.649.73
      Yorck17.4012.382.355.599.63
      Yorck(AP)17.4015.752.466.2711.97
       
    • 機動力・継戦能力
      残念なことに、継戦能力(HP)や装甲厚が前Tierクリーブランドから低下している。そして同Tierの妙高は無駄にHPが高い。
      機関部の装甲は紙といわれる古鷹、オマハと同じ76mm。一方弾薬庫はやや厚く102mm。機関の配置が特殊で船体中央にバイタルパートが無いが、あてにできるわけでは無い。
      そのため生存性は運動能力に頼ることになる。幸いにして旋回半径や転舵応答は向上しており、舵を切っても照準が追い付くので回避運動は取りやすい。かなり狭い場所でも旋回可能なので、大胆に舵を切って敵弾を躱そう。
      優秀な射角を利用して姿勢で防御する手もあるが、装甲が中途半端なため角度が甘いと貫通されるので慎重に。
      10km程度からクリーブランドのAPが刺さり始めるので、近距離戦では前Tierの艦に圧倒されることになる。
       
    • 対空・消耗品
      対空砲の最大射程が4.2kmだが、総合的には他国艦に劣ってはいない。というよりクリーブランドの対空火力がTier不相応。
      他艦より舵は効くので空襲は回避しやすいし、照準も維持できる。航空機撃墜の戦果を出しつつ魚雷や爆撃に対処しよう。
      消耗品はアメリカ巡洋艦ゆえに防御砲火は使用回数に1回のボーナスがある。むろんプレイスタイルや好みに応じて水中聴音でも良い。
      水上戦闘機も4機あり他国と比較して多く装備しているが、こちらは使い切ることは少ないだろう。
       
    • 魚雷
      ない。Tier6以降はアメリカ巡洋艦ツリーは魚雷を装備しない。*10
      敵巡洋艦と近距離反航戦になった場合は相手の魚雷に注意すること。
      戦艦を倒す時は火災狙いのHE弾と通常貫通ヒットのAP弾を使い分けよう。7km未満くらいになると日本戦艦のバイタルなら抜けてしまうこともある。
       
    • 隠蔽性
      バージョン0.6.1から(2017年2月上旬以降)は12.78kmと大幅に改善され、同格の中でも比較的優秀な隠ぺいを手に入れた。*11隠蔽スキルも合わせれば10.9kmまで縮めることができ、これにより優秀なAP弾による奇襲などが行いやすくなったといえるだろう。
      回避能力等々は以前と同様非常に高いため、隠蔽に拘るだけでなく、ときにターゲットをとり回避盾を務めることも可能である。
      ともかく、自身が危険な状態に陥った際に隠ぺいに入りやすくなったのは色々と脆い当艦にとって大きな利点であるので、この利点を存分に生かしていきたい。
    • 総評
      Clevelandから大きく運用が異なるため、乗り始めはかなり苦労することだろう。
      しかし本艦は、Omahaのような優秀な回避能力と、米巡洋艦ならではの優秀な対空砲火を備え、本艦ならではの優秀なAP弾を持っているとも言える。これらの特長を最大限に活かせる立ち回りがこの艦には必要だ。
    • 立ち回り
      基本的にはOmaha時代を思い出してほしい。
      優秀な回避能力と強力なAP弾を合わせれば、わざと腹を見せ射角の悪い敵巡洋艦の全門斉射を誘った後、こちらは転舵でとんずら、相手からはVPをもらうといったような作戦も有効だろう。
      これらの強みを最大限に生かすには、やはり味方と一緒に行動することが要である。本艦はClevelandにあった優秀な装甲は受け継いでおらず、非常に打たれ弱い。味方とともに行動し、敵のヘイトをある程度僚艦にも背負ってもらうことでこれらの欠点を克服する必要があるためだ。
      序盤は慎重に、中盤以降は時に大胆に、時に繊細に。隙あらば敵巡のVPを抜き、戦艦に着火し、前後に等しく五門を投射できる砲と高い運動性で魚雷を躱し駆逐艦を葬る。巡洋艦らしい多様な情報の処理に応えてくれる艦でなので是非とも乗りこなそう。

史実

本艦型ペンサコラ級はワシントン条約により巡洋艦が排水量1万トン以下・搭載砲8インチ以下に制限される中、日本が20cm砲10門搭載した条約型巡洋艦を建造した、という情報を入手したアメリカがそれに対抗するため55口径20.3cm砲を10門搭載させ建造した巡洋艦である。だが、条約を無視した12000t日本巡洋艦に対し、排水量9000トンに20.3cm砲10門を載せるのは困難であった。ペンサコラ級最大の特徴とも言える主砲の連装・3連装混成配置はこれを解決するためのもので、日本の巡洋艦が5基10門のところ、本艦型はあえて1基少ない4基10門でまとめることで全長及び防御区画の縮小を行い重量軽減に成功している。装甲は垂直が63mmから弾薬庫の102mmと(当時としては)厚めで構成、一方水平は25mmから最大で45mm(諸説あり)で重量軽減のための犠牲となっている。また、対水雷防御も不十分であったとされるが機関はオマハ同様のシフト式を継承し、さらに前後機械室を分離配置することで損傷時の被害が限定的になるよう設計されている。
だがいずれにせよ攻撃力に重点をおいて建造されたペンサコラ級は用兵者からはあまり好まれなかったようである。連装・3連装の混成はネヴァダ級戦艦でも採用されているが3連装は中央側の高い方で重心上昇に繋がったり、主砲斉射を行えば爆風により甲板構造物に被害が出たり、艦内容積は小さく居住性が悪かったり。結局野心的な条約型巡洋艦第一陣は2隻が建造されただけにとどまった。
同型艦はペンサコラとソルトレイクシティの2隻。両艦共に主に太平洋で活躍、ペンサコラはルンガ沖海戦、ソルトレイクシティはサボ島沖海戦やアッツ島沖海戦などに参加し終戦まで生き残り戦後行われた原爆実験に参加。最期は2隻とも標的艦として生涯を終える。

余談
シフト配置とは主缶と主機を交互に配置すること。
←艦首←主砲←缶←缶←機械←機械←主砲←艦尾(一般的な配置)
←艦首←主砲←缶←機械←缶←機械←主砲←艦尾(シフト配置)
で一般的な配置だと缶・機械のうちどれか一つにでも浸水した場合動けなくなる場合があったが、シフト配置だとどれかが浸水で使用できなくなってもどちらか1組が残っていれば航行することができる。外見上前後の煙突の距離が離れていれば大抵シフト配置である。
魚雷発射管は竣工時に装備していたがその後の改装で撤去された。
 
なお1番艦ペンサコーラは、日本の連合国向けプロパガンダ放送(通称「東京ローズ」)にて「グレイゴースト」という綽名で呼ばれたことがある。

小ネタ

 

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 史実書き -- 2015-08-03 (月) 23:04:42
  • 解説を更新。加筆、修正歓迎 -- 2016-02-26 (金) 00:26:40
  • 小ネタにわけのわからないものができてたため修正しました -- 2016-03-31 (木) 21:13:34
    • 素直に削除と言った方がいい -- 2016-03-31 (木) 21:58:57
  • ペンサ運用に悩んでる人のために「総評」を追記。加筆求 -- 2016-08-05 (金) 00:41:46
    • 120戦ぐらいしてそこそこの成績の者だけど一応書き足してみた。なんか調子乗って書きすぎた感あるから、不要なところあったら削ってほしい -- 2016-08-05 (金) 19:09:33
    • 編集ありがとです。 勝手ながら誤字脱字及び文中の表現を少し修正。 おおもとはいじってないです。 木主の書いてくれた物を基礎に良い具合にまとめていけたらいいですね。 -- 2016-08-05 (金) 20:33:06
    • 後半部分、ちょっと長いと思ったので格納しました -- 2016-08-11 (木) 05:53:44
  • 画像を最新のモデルのものへ更新しました -- 2016-08-31 (水) 16:46:28
  • 対空防御放火の使用回数が2回になっていたので3回に修正 -- 2017-01-09 (月) 00:59:38
  • 隠ぺい性に関する話を修正 -- 2017-02-09 (木) 20:31:30
    • 合わせて諸元表も修正しました。あと以前の話は注釈にしました。いちおう日時だけ文面に記載 -- 2017-02-09 (木) 20:40:12
    • 立ち回りのところを修正 -- 2017-02-09 (木) 23:43:18
    • 戦艦からも奇襲されていた悲しみを追記 -- 2017-02-10 (金) 14:30:15
  • Tier6用解説を書きました -- 2018-05-31 (木) 21:02:54
  • ゲーム内説明が変わっていたので反映しました。 -- 2018-06-06 (水) 20:33:49
  • 副砲追記、他項目名太字化、細かな表現修正など。 -- 2021-02-07 (日) 09:42:25
  • #region(他画像)が重複して記事全体が畳まれていたので削除。編集したらプレビューも確認してみて -- 2023-02-26 (日) 13:57:55
    • お疲れ様です 全く関係ない第三者からの依頼で申し訳ないのですが、阿賀野のページも同様になってる様なので、もし宜しければそちらも編集して頂けると幸いです...🙇‍♂️ -- 2023-02-26 (日) 14:16:32
      • どなたかがやってくれたようでした -- 2023-02-26 (日) 15:53:29
  • ゲーム内説明追記(v12.10) -- 2023-11-17 (金) 17:27:24

コメント欄

  • tier6通常ツリー艦の中では龍驤、パン駆、仏戦らと並んでランダム戦最強の一角じゃないかな。スキルは敵弾/危険察知/アドレナリン/隠蔽/歯車グリス/装填手でほぼ完成するから売らずに10艦長乗せてても良い性能してると思う。最近特に多い空母2枚戦場でも外周に積極的に展開できる対空と足回りによる安定感はすばらしい。tier6分艦隊でDDとBBの枠埋まったらコイツを選択してるよ。 -- 2022-05-02 (月) 02:28:20
  • マジで潜水艦は削除してほしいな。ゲームバランスを著しく崩してる。 -- 2022-05-07 (土) 21:16:10
    • 書き込む場所間違えた。。。申し訳ない。 -- 2022-05-07 (土) 21:17:16
  • 戦艦に先に発見されて破壊一されるって隠蔽酷すぎてないか?この艦で射程距離詰めようとしても隠蔽の悪さと紙装甲で返り討ちだし、島影から射撃しようにも弾道が低いので攻撃できないし。。。う~ん。 -- 2022-05-13 (金) 21:48:30
    • 舵良好かつ25㎜装甲で356㎜までのAP主砲弾けるんだからTier的な生存性は十分でしょうよ。ハカイチ献上は腹見せたマヌケの証拠だぞ。 -- 2022-05-13 (金) 21:53:29
    • 島陰から攻撃しようってのがもう何かダメ。 -- 2022-05-13 (金) 22:33:01
    • 戦艦に隠蔽負けするなんてまず無い。前衛の駆逐or軽巡(orT8巡洋)に発見されたのを気付いてないだけだろう。敵が全員発見されるまでは、未発見の敵が敵戦艦の前に「居る」という前提で動かないといかんよ。 -- 2022-05-14 (土) 07:01:39
  • いままで乗らずして別に強くないんだろうと思っていたけど、いざ乗ってみると強い! 主砲強いし防御姿勢とっていれば案外生き残れる! -- 2022-06-02 (木) 22:54:18
  • イージスで27万ダメ、黒リボン34枚とかヤバすぎる -- 2022-08-17 (水) 16:20:25
  • ペンサコーラの初動の動きをおしえてもらえませんか?なんかペンサ乗ってると初動死か生き残るしかないんです( ・∇・) -- 2022-10-24 (月) 20:26:00
    • 敵の布陣が分からん時は、前出過ぎないか、逃走ルート考えておくぐらい。 -- 2023-02-08 (水) 12:01:24
  • 今ランク戦で1番強い巡洋艦はこいつじゃないかな 対面の巡洋艦にAPがめっちゃ刺さるし回避盾も十分できる機動性 おまけに高対空 -- 2023-01-21 (土) 06:17:45
  • ランク戦で輝くからいいねえ。こいつ機動性もいいから回避盾も 出来るし、艦種艦尾が25mmだから、このティア帯では立てておけば中々耐えるし、対空もよいし。最高や -- 2023-01-21 (土) 20:03:24
  • 気楽に乗れるT6帯ということで、この子で遊んでるんだけと、かなり優秀だねー。 -- 2023-02-09 (木) 23:12:44
  • 機関と舵が割とぶっ壊れる気がするけどどうだろう -- 2023-02-23 (木) 21:02:53
  • 3番砲塔がよく壊れる気がするのだが気のせいですかね? -- 2023-03-10 (金) 00:46:47
  • アプグレ転舵でやってきたけど、推力乗せたほうがいいのかな? -- 2023-06-10 (土) 12:39:49
  • 最大射程から軽巡のバイタル抜けた...AP強すぎだろ -- 2023-09-28 (木) 12:55:26
    • 高速弾のお陰で回避猶予少ないから捉えたら基本抜けるし、貫通力高いから格上重巡も横取ればズバズバ抜ける。低中ティアはバイタルクソデカペラペラ勢が多いから天国だよね。 -- 2023-09-28 (木) 13:12:12
      • でもその分ヘイト高いから数の暴力で...アハハハ☆(位置取りが悪いとかの正論は受け付けておりません) -- 2023-09-28 (木) 16:39:44
    • 水平装甲紙の軽巡だし、そりゃ抜けるだろ。中距離のが加貫通しやすい。 -- 2023-09-29 (金) 12:55:05
  • 前のオマハ辛かったけど入手して良かった。ボトムだと隠蔽が地獄だけど戦艦でも横腹見せなら1万ダメだせるし高速低弾道でものすごく使いやすい。トップマッチの無双感が楽しすぎる。 -- 2023-11-19 (日) 22:12:51
  • 火力は文句ないけど癖が強くて扱いにくい。じゃじゃ馬って感じ。乗りこなせれば強いけど合わない人にはとことん合わないんじゃないだろうか。 -- 2024-02-16 (金) 01:19:42

過去ログ

Pensacola過去ログ一覧

*1 1位はなんちゃって巡洋艦のGraf Spee
*2 180mm砲Molotovには劣る
*3 強制跳弾が67.5°以上(一部例外を除き通常は60°以上)、確率で跳弾するのが60°~67.5°(同45°~60°)となっている、つまり角度がついていてもAPが刺さり易く一般的な防御姿勢である60°でも現実的にAPが貫徹する
*4 つまり旋回を開始すると主砲まで一緒に回り出し、相手に追従しなくなる。
*5 Reddit
*6 1位はちょっと大きな駆逐艦のHuang He
*7 バージョン0.5.3現在に実装されているアメリカ巡洋艦の建造順は、オマハ(Tier5)→ペンサコーラ(Tier7)→ニューオーリンズ(Tier8)→アトランタ(Tier7)→クリーブランド(Tier6)→ボルチモア(Tier9)である。それぞれ建造時の環境や想定任務も異なるので後期に造られた艦が無条件に強いわけでは無いが、のちに建造された艦がより洗練された設計をされているとは言えるだろう。
*8 クリーブランドはバージョン0.5.3のスキル改訂によって、後期砲装備の場合はスキルないしUGの片方のテコ入れだけでは舵に照準が追い付かなくなっている。
*9 分艦隊などでマッチングを意図的に崩さない場合である。また、別の砲を装備している可能性があり、古鷹は200mm砲を、最上は155mm砲を装備している可能性がある。
*10 プレミアム艦艇は装備する可能性がある。Tier7プレミアム巡洋艦のアトランタは装備している。
*11 0.6.0以前は15.7kmという戦艦並みの極めて悪い値であり、最終的な射程と海面発見距離が同じというのがペンサコーラの大きな弱点であった。また、Tier8以降の艦は隠蔽能力がグンと向上するので、格上の巡洋艦からの奇襲にも気を付けねばならなかった。