Tier 7 フランス 軽戦車
↑ 75 mm SA49
初期状態。AMX 12 tの初期砲という事もあって、この砲の搭載は論外である。
↑ 75 mm SA50
最終状態。AMX 13 75の史実装備。
前身と比べ砲塔などが丸くなり、見た目が洗練された。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 850 |
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車体装甲厚(mm) | 50/20/15 |
最高速度(前/後)(km/h) | 61/23 |
重量(初期/最終)(t) | 14.63/15.2 |
実用出力重量比(hp/t) | 26.32 |
本体価格(Cr) | 1,345,000 |
修理費(Cr) | 約7,600 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型軽戦車 |
武装
名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm SA49 | 2 | 12 | AP APCR HE | 108 148 38 | 110 110 175 | 440 | 0.42 | 2.3 | 790 988 790 | 4/44 | 70 2,800 38 | 1,520 | -8°/+9° |
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75 mm SA50 | 2 | 14 | AP APCR HE | 144 202 38 | 135 135 175 | 540 | 0.38 | 2 | 1,000 1,250 1,000 | 4/36 | 109 2,800 98 | 1,740 | -6°/+9° |
※車体後方への仰角は+6°
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
FL 10 Type C | 40/20/20 | 46 | 370 | 2,900 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Baudouin 6F 11 SRY T | 300 | 15 | 400 |
---|---|---|---|
Detroit Diesel 6V53T | 400 | 15 | 770 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
AMX 13 Type 1R | 14.65 | 40 | 1,500 |
---|---|---|---|
AMX 13 Type 2A | 16.35 | 42 | 1,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508 | 400 | 100 |
---|---|---|
SCR 528F | 750 | 80 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator/Loader) | 2 | Gunner(Loader) | 3 | Driver |
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拡張パーツ
Class3 | × | Class2 | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 17.67% | 4.13% |
移動時 | 17.67% | 4.13% |
派生車両
派生元 | AMX 12 t(LT/62,240) |
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派生先 | Bat.-Châtillon 12 t(LT/107,000) |
開発ツリー
75 mm SA49 (初期/35,640) | ━ | 75 mm SA50 (5,820/64,200) | ||
FL 10 Type C (初期/10,300) | ||||
SCR 508 (初期/21,600) | ━ | SCR 528F (9,000/54,000) | ||
Baudouin 6F 11 SRY T (初期/28,000) | ━ | Detroit Diesel 6V53T (16,200/44,000) | ━ | Bat.-Châtillon 12 t (107,000/2,370,000) |
AMX 13 Type 1R (初期/7,350) | ━ | AMX 13 Type 2A (9,030/19,540) |
車両に関する変更履歴
v0.7.1 | 実装 |
v0.7.2 | 車両の耐久値を30減少 砲塔の旋回速度を0.25°/s増加 視界範囲を5m減少 仰角を6→9°、俯角を8→6°に変更 75 mm SA49 L48 のリロード時間を0.7秒減少 75 mm SA49 L48 の自動装填の発射速度を9%減少 75 mm SA49 L48 の照準時間を0.22秒増加 75 mm SA50 のリロード時間を1秒増加 75 mm SA50 の自動装填の発射速度を10%減少 75 mm SA50 の照準時間を0.22秒増加 |
v0.7.5 | Tier6→7へ格上げ 耐久値+250 移動・車体旋回時の精度低下減少:初期履帯-8%、上位履帯-4% 初期履帯の対地形性能向上:固+10%、普通+9%、軟弱+11% 改良履帯の対地形性能向上:固+11%、普通+10%、軟弱+13% 視認範囲+10m 砲塔旋回速度+2°/s 75 mm SA49 L48の照準時間-0.2秒、弾倉内装填速度+9%、弾倉交換時間-1秒 75 mm SA50の照準時間-0.2秒、弾倉内装填速度+11%、弾倉交換時間-1秒 |
v0.8.2 | 車両の装甲に関する小さなエラーを修正 |
v0.8.3 | 3Dモデルのエラーを修正 |
v0.8.4 | 車両の当たり判定を修正 |
v0.9.3 | サスペンションの耐久を増加 |
v0.9.8 | AMX 13 Type 1R の移動中の散布界を9%縮小 AMX 13 Type 1R suspension の地面(硬地)での走破性を11%向上 AMX 13 Type 1R suspension の地面(普通)での走破性を10%向上 AMX 13 Type 2A suspension の旋回中の散布界を9%縮小 AMX 13 Type 2A suspension の地面(硬地)での走破性を12%向上 AMX 13 Type 2A suspension の地面(普通)での走破性を11%向上 75 mm SA50 gun 旋回中の散布界を11%縮小 |
v0.9.13 | AMX 13 Type 1R suspension の旋回速度を変更:38→40°/s 移動中の散布界 (AMX 13 Type 1R suspension):-5% 旋回中の散布界 (AMX 13 Type 1R suspension): -5% 旋回速度(AMX 13 Type 2A suspension)を変更:40→42°/s 移動中の散布界 (AMX 13 Type 2A suspension):-10% 車体旋回中の散布界 (AMX 13 Type 2A suspension):-10% 砲塔旋回中の散布界 (75 mm SA49 gun):-11% 砲塔の散布界 (75 mm SA50 gun):-12% |
v0.9.15.1 | 車両モデルがHD化 |
v0.9.18 | マッチング範囲を変更 Baudouin 6F 11 SRY T engineを追加 Baudouin 6F 11 SRY engineを削除 SOFAM 8 Gxb engineを削除 AMX 13 Type 1R suspensionの移動中の照準拡散を20%減少 AMX 13 Type 2A suspensionの移動中の照準拡散を22%減少 AMX 13 Type 1R suspensionの車体旋回速度を20%減少 AMX 13 Type 2A suspensionの車体旋回速度を22%減少 75 mm SA50 gunの精度を0.36→0.38へ変更 75 mm SA49 L48 gunの砲塔旋回時の照準拡散を38%減少 75 mm SA50 gunの砲塔旋回時の照準拡散を29%減少 75 mm SA50 gunの弾倉交換時間を16秒→14秒へ変更 75 mm SA50 gunの照準時間を2.3秒→2秒へ変更 75 mm SA49 L48 gunの連射間隔を17%減少 75 mm SA49 L48 gunの弾倉装填数を6→4へ減少 75 mm SA50 gunの弾倉装填数を6→4へ減少 FL 10 Type C turretの視認範囲を390m→370mへ減少 車両研究に必要な経験値を67,000→62,240へ変更 AMX 13 Type 1R suspensionのTierを5→6へ変更 Detroit Diesel 6V53T engineのTierを7→8へ変更 Detroit Diesel 6V53T engineのモジュール購入に必要なクレジットを37,000→44,000へ変更 Detroit Diesel 6V53T engineのモジュール研究に必要な経験値を11,000→16,200へ変更 FL 10 Type C turretのTierを5→7へ変更 Detroit Diesel 6V53T engineの出力を300→400馬力へ増加 FL 10 Type C turretの耐久値を900→850へ減少 拡張パーツのVertical Stabilizer Mk 1が搭載可能に変更 |
v0.9.20 | 75 mm SA49の総弾数を40発から44発に変更 |
解説
- 火力
俯角は初期砲で-8°、最終砲で-6°へ悪化する。
一方の仰角は+9°と極めて悪く、高所への撃ち上げがかなり苦手である。また、少々の下り坂でも前方への射撃がままならないことが多い。
俯角の狭さに悩まされる車両は多いが、これほどまでに仰角の狭さに悩まされる車両は珍しい。
加えて砲のラインナップがAMX 12 tと共通*1であり、火力・貫通力が前身から据え置きとなっている。- 75 mm SA49
1セット4発の自動装填砲。
前身よりも俯角・弾倉交換時間・連射間隔・搭載弾数が強化されたが、火力・貫通力的に戦力外の性能である。
最終砲を前身で開発しているはずなので、履帯の開発にフリー経験値を使わない等しない限り、この砲の出番はないだろう。
最終砲よりも俯角が-2°優れているが、その為だけに使う性能ではない。 - 75 mm SA50
AMX 12 tから引き継いだAMX 13 75の史実砲。
改良履帯か改良型装甲材の装備が必須。
1セット4発の自動装填砲であり、前身から弾倉交換時間・連射間隔が強化され、かなり扱いやすくなっている。
上述の通り火力・貫通力が据え置きだが、同格軽戦車と比べると少し貫通力が低い程度であり、許容範囲と言える。
課金弾のAPCRは貫通力202mmと良好な性能であり、側背面取りと合わせて適宜使い分けていこう。
なお、総弾数は36発=9セット分しか搭載できず、長期戦になると弾切れの可能性がある。
HEは限定的な場面でしか使えない為、少ない総弾数を考慮すると搭載しない方が良いだろう。
- 75 mm SA49
- 装甲
車体前面が10mm薄くなったものの、もともと装甲があてにならないのでさほど影響はない。
前身同様、車体正面の大部分をエンジンが占めており、被弾するとかなりの頻度でエンジンの破損や炎上に見舞われる。
修理キットや消火器は必携。
- 機動性
以前は加速力の物足りなさに悩まされていたが、現在は出力重量比でTier7軽戦車内上位になる程に改善された。
ただし、旋回性能は劣悪というほどではないが同格では低い方であり、やや小回りが利かない事は留意しておこう。
- その他
- 総論
AMX 12 tから全体的な性能を底上げした軽戦車である。
同じローダー砲のT71 DAと比べて単発火力、弾倉火力は劣っているものの、拡散や精度は優れているため扱いやすく、v0.9.18で弱体化されたTier7軽戦車の中では良好な性能を維持している。
AMX 12 tの性能に慣れているならば、仰角以外に不満を感じる事はないはずであり、丁寧な運用を心がけて勝利をものにしていこう。
史実
1940年5月のドイツ軍の電撃侵攻により終戦まで戦車技術の発展が途絶えてしまったフランスは、終戦直後からそのギャップを埋めるべく新型戦車の開発に着手した。
1946年にはフランス陸軍により新型13t級軽戦車の基本仕様がまとめられ、国内の兵器メーカー各社に対して開発要求が出された。
これに応じた各社の設計から3社の案が選択されて試作車が製作され、性能比較試験を行った結果1951年にAMX社(Atelier de Construction d'Issy-les-Moulineaux:イシー・レ・ムリノー工廠)の手になる車両が選ばれて、「AMX-13」(AMX社の13t級戦車)の名称でフランス陸軍に制式採用された。
AMX-13軽戦車は1952年からARE社(Atelier de Construction Roanne:ロアンヌ工廠)で生産が開始され、当初の生産ペースは月産45両であった。
後にARE社が1964年からAMX-30戦車の生産を開始した際、AMX-13軽戦車の生産はMCL社(Mécanique Creusot-Loire:クルーゾ・ロワール工業)に引き継がれた。
AMX-13軽戦車は戦後すぐに開発された戦車としては珍しく、輸送機による空中輸送ができるよう極力軽量化を図って設計されていたが、これはフランスが本国より遠く離れた世界各地に植民地を持っており、戦後各地の植民地で独立闘争が活発になったという事情によるもので、有事の際には緊急輸送されて本隊が到着するまでの時間稼ぎを行うことをその開発目的の1つとしていたからである。
いわば現代の緊急展開部隊の構想を先取りしたもので、その先進性は評価できよう。
AMX-13軽戦車は独創的な設計で、戦車としては珍しく車体後部を砲塔を搭載する戦闘室とした関係から車体前部左側に操縦室、前部右側に機関室が配置されていた。
さらに砲塔は、それ自体が俯仰するユニークなFL-10揺動式砲塔が採用されていた。
これは砲塔の小型化と大口径砲の装備という相反する要求を満たすために採用されたものだが問題点もあって、制式戦車として揺動式砲塔の使用を続けているのはAMX-13軽戦車シリーズ以外では、オーストリア陸軍のSK105キュラシェーア軽戦車シリーズぐらいである*2。
AMX-13軽戦車の砲塔内部は上下2つのブロックに分割されており、砲塔上部に主砲と砲架が搭載され砲塔下部でこれを支持し旋回を行う。
主砲には旧ドイツ陸軍のパンター中戦車が装備していた70口径7.5cmライフル砲KwK42を基に開発された、国産の61口径75mmライフル砲CN-75-50を採用していた。
また主砲の装填手を省いて砲塔の小型化を図るために、砲塔後部には6発入りの回転弾倉式自動装填装置が2基搭載されていた。
この装置はあくまでも装填手を省くことを目的としたものであり、発射速度は12発/分とあまり高いものではなかった。
副武装は、主砲同軸と対空用にMAS社(Manufacture d'Armes de Saint-Étienne:サン・テチエンヌ造兵廠)製の7.5mm機関銃F1が1挺ずつ装備されていた。
本車は装甲を減じることで軽量化を図っていたため、装甲厚は車体前面で15mm、砲塔前面でも25mmしかない。
AMX-13軽戦車の標準型は75mmライフル砲を装備するFL-10砲塔を搭載したAMX-13モデル51で、これにSS-11またはHOT対戦車ミサイルを備えた発展型や、EBR戦闘偵察車に装備されたFL-11砲塔を搭載したAMX-13/FL-11、モデル51の75mmライフル砲の内径を広げて90mm滑腔砲としたものを装備するFL-13砲塔搭載のAMX-13/90、モデル51のFL-10砲塔を改良して44口径105mmライフル砲を装備するFL-12砲塔を搭載したAMX-13モデル58、同じく105mmライフル砲をFL-15砲塔に搭載したAMX-13/FL-15などの各型が生産された。
この内AMX-13モデル58は、フランス陸軍ではなくオランダ陸軍が採用している。
またAMX-13軽戦車はAMX-VCI歩兵戦闘車、Mle.61 105mm自走榴弾砲、Mle.F3 155mm自走榴弾砲、AMX-13DCA対空自走砲など様々な戦闘車両のベース車体として用いられ、ファミリー車両を含めた生産数は7,700両で内3,400両が海外に輸出された。
AMX-13軽戦車シリーズの小さな車体に威力充分な主砲を搭載したコンセプトは多くの国に受け入れられ、アルゼンチンやシンガポールなど実に世界25カ国で採用されており、現在でも近代化改修を行いつつ多くの国で現役使用中である。
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