Tier 6 イギリス 中戦車 クロムウェル
↑ Cromwell Mk. I + QF 6-pdr Mk. III
初期状態。
全体的に垂直装甲の多い角ばった形状をしている。
↑ Cromwell Mk. IV + 75 mm Vickers HV
最終状態。
車体後部の排気口は当たり判定はないが、後ろを向くと主砲が干渉し俯角が制限される。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 800⇒840 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 64/43/32 |
最高速度(前/後)(km/h) | 64/20 |
重量(初期/最終)(t) | 27.47/28.02 |
実用出力重量比(hp/t) | 23.19 |
本体価格(Cr) | 900,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 狙撃型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
QF 6-pdr Mk. III | 26.09 | AP APCR HE | 105 170 30 | 75 75 100 | 1,957 | 0.41 | 1.9 | 821 1,026 821 | 130 | 45 2,400 32 | 400 | -13°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
QF 6-pdr Gun Mk. V | 26.09 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 1,957 | 0.39 | 1.9 | 892 1,115 892 | 130 | 45 2,400 32 | 450 | |
3.7-inch Howitzer | 8.57 | HE HEAT | 47 110 | 370 280 | 2,400 (HEAT) | 0.53 | 2.3 | 243 243 | 48 | 156 5,600 | 393 | -10°/+20° |
75 mm Gun Mk. V | 20 | AP APCR HE | 91 144 38 | 110 110 175 | 2,200 | 0.41 | 1.9 | 619 774 619 | 75 | 56 2,800 56 | 500 | -13°/+20° |
75 mm Vickers HV | 15.38 | AP APCR HE | 145 202 38 | 135 135 175 | 2,077 | 0.36 | 2.3 | 785 981 785 | 75 | 100 2,800 56 | 591 | -8°/+15° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Cromwell Mk. I | 76/64/57 | 48 | 360 | 5,000 |
---|---|---|---|---|
Cromwell Mk. IV | 76/64/57 | 48 | 360 | 5,000 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Nuffield Liberty Mk. V | 410 | 20 | 383 |
---|---|---|---|
Rolls-Royce Meteor | 600 | 20 | 744 |
Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 650 | 20 | 744 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
A27L | 28 | 34 | 6,500 |
---|---|---|---|
A27M | 29.5 | 36 | 6,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No. 19 Mk. I | 400 | 40 |
---|---|---|
WS No. 19 Mk. II | 450 | 40 |
WS No. 19 Mk. III | 550 | 40 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class3 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 14.42% | 3.56% |
移動時 | 10.83% | 2.68% |
派生車両
開発ツリー
QF 6-pdr Mk. III (初期/12,500) | ━ | QF 6-pdr Gun Mk. V (3,700/35,000) | ┳ ┃ | Cromwell Mk. IV (4,200/17,500) | ━ | 75 mm Gun Mk. V (4,000/45,000) | ━ | 75 mm Vickers HV (5,000/63,000) | ━ | Comet (58,000/1,350,500) |
Cromwell Mk. I (初期/27,000) | ┃ ┗ | 3.7-inch Howitzer (2,300/35,000) | ||||||||
WS No. 19 Mk. I (初期/15,000) | ━ | WS No. 19 Mk. II (3,600/21,000) | ━ | WS No. 19 Mk. III (4,000/22,000) | ||||||
Nuffield Liberty Mk. V (初期/11,500) | ━ | Rolls-Royce Meteor (1,500/14,000) | ━ | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB (1,900/16,000) | ||||||
A27L (初期/4,000) | ━ | A27M (5,300/19,000) |
車両に関する変更履歴
v0.8.1 | 実装 |
v0.9.8 | HDモデル化 |
v1.6.0 | 派生先車輌にGSR 3301 Setterを追加 |
v1.9.0 | 3.7-inch Howitzerの総弾数を40発から48発に変更 QF 6-pdr Mk. IIIの総弾数を75発から130発に変更 QF 6-pdr Gun Mk. Vの総弾数を75発から130発に変更 75 mm Gun Mk. Vの総弾数を64発から75発に変更 75 mm Vickers HVの総弾数を64発から75発に変更 修理費用を11%ダウン 収益性を2%ダウン Cromwell Mk. I砲塔時のHPを700から800に変更 Cromwell Mk. IV砲塔時のHPを750から840に変更 派生元・派生先車輌を変更 |
解説
- 概要
v0.8.1で実装されたTier6のイギリス中戦車。
大戦中期、レイランド社およびBRC&W社がCrusaderの後継として開発・量産した巡航戦車であり、大戦中最速とされる戦車である。
Cromwellは、17世紀のイギリス共和政時代の護国卿オリバー・クロムウェルに由来する。
- 火力
隠しパラメータである車体及び砲塔旋回時の照準拡散が平均よりかなり悪く、本車の快速も災いして拡散を大きくするため、中~遠距離の行進間射撃の命中率が非常に悪い。
静止後の照準がやや遅い事と相まって、中距離以遠の咄嗟射撃は有効射になりにくい。
また、砲塔の後ろが長い車体や車体後部の排気口カバーの影響で、背面へは俯角が制限される。逃げながら反撃する際や稜線を斜めに使ってハルダウンを行う際には注意が必要。左右135°あたりから俯角が減り始める。
砲身の長い最終砲は155°あたりからは強制的に仰角を取らされるため、小柄な軽戦車に平地で真後ろから追われる状況では全く反撃できなくなる。
最終砲以外は真後ろを向けても最大俯角0°までで済むが、それだけのために積むような性能ではない。
ちなみに砲身に干渉している排気口カバーは、ゲーム的には当たり判定も何も無かったりする。- QF 6-pdr Gun Mk. V
Cavalierから引き継げる6ポンド砲。
前身のものより発射速度・精度こそ向上しているが、このTierでは貫通力不足が目立ってくる。
しかし他の主砲が繋ぎとして使い物にならないため、最終砲の研究が済むまでは本砲の課金弾に頼らざるを得ない。
なお最終砲の研究に必要な総経験値は13,200*1と長い道のりになるが、当車両で使える戦車砲は全てChurchill Iで開発出来るので、重戦車ルートを進めておくと砲塔開発に必要な4,200経験値を投入するだけで最終砲を搭載できる。 - 75 mm Vickers HV
精度・貫通・威力・DPMいずれも申し分なく、Tier6中戦車として極めて優秀なバランスを誇る最終砲。
同格以下の重戦車までなら通常弾でも正面から貫通が見込める上、金弾を使えば格上相手にも充分通用する。機動力が高く砲塔旋回速度も高い本車にとってオートエイム(自動照準)との相性も良い。近距離での機動戦になった場合は積極的に利用していこう。
俯角は他の砲より悪化してしまうが、それでも-8°と悪くない。
側面に回り込めば、格上相手にも大きな戦果を挙げる事が出来るだろう。 - 体当たり
相手が軽装甲かつ軽量であれば、体当たりも有効。軽戦車並の速度で中戦車の質量をぶつける事で、砲撃以上の大ダメージを狙う事も出来る。
一方、中戦車など、ある程度の装甲と重量のある相手への接触は相打ち覚悟で倒しきる局面以外では厳禁。Tier6以上の中戦車はごく一部を除いて本車より重量が重いため、ダメージ負けしやすい。
重装甲の重量級に至っては、すれ違い様に軽くこすっただけでも一方的に大ダメージを貰う破目になる。
- QF 6-pdr Gun Mk. V
- 装甲
高い機動力を持つ反面、装甲は頼りない。
車体正面は一番厚い車体上部も64mmしかない上に垂直であるため、同格どころか格下の攻撃すら防ぐことを期待できない。車体下部は58mm垂直および25mm傾斜でさらに薄い。
側面は42mm・・・なのは履帯裏の一部のみで、履帯より上は32mm~40mmと薄く、このTier帯でよく見かける105mm榴弾が貫通する危険性もある。
砲塔も76mmで、且つ垂直装甲なのでこちらも期待は出来ないが、10榴の貫通を防ぐ程度には使える。ただし、KV-2やO-Iの15榴は貫通して一撃爆散となる可能性も高い。
自慢の機動力と瞬発力で、発見されたと思ったら即座に隠れるようにしよう。
前述の通り、俯角はそれなりにあるので、ハルダウンで被弾率を下げるのもいいかもしれない。
- 機動性
本車の最大の特色はなんと言っても機動力である。初期モジュールは完全にパワー不足で40km/hも出ないが、中間エンジン以降はスペック通り60km/h超での走行が可能となる。
最高速度64km/hはTier6中戦車トップであり、Tier5~8の軽戦車と同等。加速力も軽戦車に迫る良好さを持っており、最高速度で勝る一部の軽戦車を開幕で追い抜くことも可能。
同格軽戦車のCrusaderよりも6km/h速く、開幕から重要な場所をいち早く確保しやすいなど機動力に関しては非の打ちどころが無い。
スペックでは一見遅そうに見える車体旋回速度も、最終エンジンに換装する事で大幅に向上する。
・・・向上しすぎて、舗装路面・通常路面では全力旋回時に砲塔が敵を追従しきれないほど。
最終エンジンは履帯を開発しなくても搭載でき、必要経験値も他のパーツより少ないので、この車両の利点である機動力を確保する為にも真っ先にエンジンを開発したい。
ただし初期履帯では上位エンジンと75mm Vickers HVの同居はできない事は頭に入れておこう。
その他の注意点としては、軽戦車ほどではないにしろ多少の段差でも跳んでしまう事がある。
油断していると思いもしない所でダメージを受ける事があるので、段差には十分注意しよう。
- その他
- 偵察性能
視認範囲は360mと、特に良くは無いが、軽戦車と比べて悪くも無い。
敵に発見される前提で全速力で稜線ぎりぎりを走ったり、遮蔽から遮蔽へと走り抜ける、いわゆる走り偵の適性は高い。
ただし、一般的な軽戦車に比べて走行中の照準拡散が非常に悪いため、偵察のついでの行進間射撃などはまず当たらない。
偵察中は欲張ってダメージを狙わずに安全なスポットに徹し、逆にダメージを取るべき場面では偵察目的の走りは行わない事が大事である。
また、隠蔽性はTier6中戦車としてはP.43 bisに次いで優秀だが、移動中はさすがに本職の軽戦車には及ばないため、茂みに隠れた敵を探す目的の走り偵察は失敗しやすい。そういった局面では基本的には軽戦車か装甲のある車両に任せ、どうしても他に適任が居ない場合のみ行おう。その際は常に退路を意識したコース選択を心がけるように。
敵が少なくなる終盤戦においては、機動力を利用して完全に敵の視界外をぐるっと迂回して物陰から近付くという手も有効になる。
極端に悪いというほどではなく、普段はめったに途絶など起きないのだが、まれに最後方の自走砲との連絡が途絶えている場合がある。
他の味方が観測して連絡していれば良いが、そうでなければ必要な時に援護が受けられなくなるので気をつけよう。
普段あまり気を使う事のない無線関連の破損・負傷にも注意を向けておきたい。
無線手スキルの信号の増強を付けておくのも有効だろう。
特にまずいのが敵位置だけは他の味方からの無線で自走砲に連絡されているケースで、接近戦を得意とするCromwellの性質が災いして誤爆を受ける可能性が一気に増大する。
v1.6.0アップデートより同士討ちが無効化されてダメージは受けなくなったものの、誤爆のスタンが原因で接近戦に負けるリスクは依然として存在する。 - その他
搭乗員構成はCavalierと同様でスタンダードな5人5役。
軽戦車と比べれば短めの視界も、5役分散のおかげで乗員スキルで補強しやすい。
拡張パーツは、視認範囲を強化するレンズ被膜、劣悪な照準拡散を補う改良型射撃装置、発射速度を向上させる装填棒などがオススメ。
- 偵察性能
- 総論
走攻守の走と攻に特化し、これを最大限に生かした接近戦を得意とする。
第二次世界大戦中最速の戦車と呼ばれていたのは伊達ではなく、砲塔旋回の遅い重戦車や駆逐戦車にまとわり付いて封殺(NDK)したり、軽戦車に追い縋って殲滅するといった戦術で多大な戦果を挙げる事が出来る。
他にも、偵察や前線の援護、軽戦車狩りや自走砲狩り、終盤のリセットなど活躍出来る場所が幅広く、戦場での仕事は多岐に渡る。
終盤まで残っていれば趨勢を左右する事も珍しくないため、くれぐれも開始早々に退場しないように心がけたい。
装甲の無さと照準拡散の劣悪さから、得意な距離以外で撃ち合いになるとダメージ負けしやすい。
中途半端な距離で撃ち合うくらいなら、脚を活かして距離を離してからじっくりと照準を絞るか、一気に懐に飛び込むかしよう。
史実
巡航戦車 Mk.VIII クロムウェルは、1943年に開発されたイギリスの巡航戦車。
「クロムウェル(Cromwell)」とは清教徒革命の指導者オリバー・クロムウェルに由来する。
クルセーダー巡航戦車の後継車には、クルセーダーの発展型である巡航戦車A24が採用されたが、クルセーダーと同じナッフィールド・リバティー・エンジンが引き続き搭載されていたこともあって機械的信頼性に問題を抱えたため実戦には参加せず国内で訓練用として用いられていた。
そこでスピットファイア戦闘機などに搭載されていたロールス・ロイス社製のマーリン・エンジンを陸上用に改造したミーティア・エンジンと、新型のメリット・ブラウン変速機をA24と同じ車体に搭載するA27が並行して開発されることとなった。
しかし、スピットファイアの生産を優先していたこともあって肝心のミーティア・エンジンの生産が間に合わず、A27に既存のリバティー・エンジンを搭載したA27Lと本来のミーティア・エンジンを搭載したA27Mが生産されることとなった。
当初、A24は「クロムウェルMk.I」、A27Lは「クロムウェルMk.II」、A27Mは「クロムウェルMk.III」と呼ばれていたが、後にA24は巡航戦車Mk.VII「キャヴァリエ」、A27Lは巡航戦車Mk.VIII「セントー」、A27Mは巡航戦車Mk.VIII「クロムウェル」と呼ばれることになった。
セントーは主に訓練用として使われたが、ノルマンディー上陸作戦でイギリス海兵隊が95mm榴弾砲搭載のCS型(火力支援型)を運用したのが唯一の実戦参加となった。
ただし、ミーティア・エンジンに換装してクロムウェルに改修されたセントーも多い。
クロムウェルは機甲偵察連隊などに配備されて実戦に大量投入された。
主砲はMk.IからMk.IIIまではクルセーダーから継承した6ポンド砲だったが、Mk.IV、Mk.V、Mk.VII、Mk.VIIIは、6ポンド砲用の砲架にアメリカから供給される砲弾を用いる国産の75mmQF砲に換装し、Mk.VIはCS型で95mm榴弾砲を搭載していた。
装甲はMk.IからMk.VIまでが最大76mm、増加装甲が施されたMk.VII、Mk.VIIIが最大101mmとなっており、特にMk.VII、Mk.VIIIはイギリス巡航戦車としてはかなりの重装甲を備えていた。
最高速度はリバティー・エンジン搭載のキャヴァリエが39km/h、セントーが43km/hとクルセーダーと大差ないレベルであったが、ミーティア・エンジン搭載のクロムウェルは64km/hにも達し、「第二次世界大戦中最速の戦車」と言われるほどの快速ぶりを誇っていた(だがこれはサスペンションへの負担が大きかったため、のちに51km/hに抑えられた。それでも当時最速)。
↑の画像で有名な本車だが、実際オランダで3輌のクロムウェルが20ft(約6.1m)の水路を飛び越えてドイツ兵を驚かせている。なのでガバナーを外したあいつが同じ様なことできても不思議ではない(はず)。
クロムウェルは、後のチャレンジャー巡航戦車、コメット巡航戦車のベース車両となった。
ノルマンディー上陸作戦後のヴィレル・ボカージュの戦いで、ティーガーI一両にクロムウェル一個大隊(15両)が全滅させられたエピソードは有名である。
第二次大戦後は朝鮮戦争にも投入され、中華人民共和国義勇軍に鹵獲されたクロムウェルが初の実戦参加となったセンチュリオンと交戦したというエピソードもあった。
また、余剰化したクロムウェル巡航戦車にセンチュリオンMk.3と同じ20ポンド戦車砲を搭載したチャリオティア駆逐戦車も製造された。
因みに本車の初期状態は(概ね)A27L巡航戦車セントーである。
しかし本来メリット・ブラウン変速機を搭載したA27L/Mは超信地旋回可能なハズなので出来ない本車はA24キャヴァリエ・・・?
実車解説動画(英語音声&EUユーザー向け各国語字幕)
http://youtu.be/V-h7K-oYYwk
情報提供
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マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
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