FV304

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier 6 イギリス 自走砲

FV304_0-min.PNG
初期状態

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Bishopから引き継ぎとなるQ.F. 4.5-in. Howitzerを搭載した姿。

 

FV304HD_2.PNG FV304HD_3.PNG
M44との大きさ比較。v0.9.15.1でのHD化により大きな長所だった小さな車体は失ってしまった。

 
v0.9.15まで

FV304_Comparison.jpg
v0.9.15とv0.9.15.1の比較画像。転載元はこちら
HD化で激太りかなり巨大化してしまったのがよく分かる。(ちなみに脅威の重量据え置き。一応、代わりに装甲が全周囲25mm→14mmに薄くなってはいる。)

v0.9.15まで
shot_100.jpg

shot_101.jpg

shot_102.jpg

fv304.jpg
かつては、当時のプレミアムガレージの床タイル4つ分程度とイギリス自走砲の中で最も車体が小さかった。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値315
車体装甲厚(mm)14/14/14
最高速度(前/後)(km/h)72.4/14
重量(初期/最終)(t)20.45/20.65
実用出力重量比(hp/t)24.21
主砲旋回速度(°/s)20
視界範囲(m)255
本体価格(Cr)930,000
修理費(Cr)
ロール自走砲
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力爆発範囲(m)スタン時間(s)精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
Q.F. 25-Pr. Gun/How.6.74HE222801.39×0.664.841011083510-5°/+45°
Q.F. 4.5-in. Howitzer4.44HE284502.22×0.74.827075250463-1.5°/+45°

※Q.F.25-Pr.Gun/How. = 87.6mm
※4.5inch = 114.3mm

 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Rolls-Royce Meteorite V835020496
Rolls-Royce Meteor M30050020744
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
FV30420.7208,000
FV304 Mk. II22.7228,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 19 Mk. II45040
WS No. 19 Mk. III55040
WS No. 2270040
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材×内張り装甲Light
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時14.59%3.05%
移動時7.3%1.52%
 

派生車両

派生元Bishop(SPG/31,000)
派生先Crusader 5.5-in. SP(SPG/64,750)
 

射界

射界左14°/右17°

tm_FV304.jpg

 

開発ツリー

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Q.F. 25-Pr. Gun/How.
(初期/28,500)
Q.F. 4.5-in. Howitzer
(4,100/43,000)
Crusader 5.5-in. SP
(64,750/1,440,000)
WS No. 19 Mk. II
(初期/21,000)
WS No. 19 Mk. III
(4,000/22,000)
WS No. 22
(4,500/25,000)
Rolls-Royce Meteorite V8
(初期/12,000)
Rolls-Royce Meteor M300
(1,650/15,000)
FV304
(初期/9,000)
FV304 Mk. II
(5,000/15,000)
 

車両に関する変更履歴

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v0.8.7新規実装
v0.9.3FV304 suspensionの旋回速度を22°/sから20°/sに変更
FV304 suspensionの中程度の地盤を移動する際の性能を7%減少
FV304 Mk.II suspensionの旋回速度を24°/sから22°/sに変更
FV304 Mk.II suspensionの車体旋回時の性能を6%減少
FV304 Mk.II suspensionの中程度の地盤を移動する際の性能を8%減少
Q.F. 25-Pr.Gun/Howの照準時間を4.5秒から4.8秒に変更
Q.F. 25-Pr.Gun/How.の装填時間を8.6秒から8.9秒に変更
Q.F. 25-Pr.Gun/How.の散布界を20%増加
Q.F. 25-Pr.Gun/How.の車体旋回時のレティクルの拡散を17%増加
Q.F. 4.5-in.Howitzerの照準時間を4.5秒から4.8秒に変更
Q.F. 4.5-in.Howitzerの装填時間を12秒から13.5秒に変更
v0.9.15.1車輌モデルをHD化
車体装甲厚(mm)を25/25/25から14/14/14に変更
隠蔽性を低下
v0.9.18全ての主砲のAP弾を削除
視認範囲を310mから255mに変更
Q.F. 25-Pr. Gun/How.の通常弾の貫通を44mmから22mmに変更
Q.F. 4.5-in. Howitzerの通常弾の貫通を57mmから28mmに変更
v1.9.0Q.F. 25-Pr. Gun/How.の総弾数を64発から110発に変更
Q.F. 4.5-in. Howitzerの総弾数を64発から75発に変更
修理費用を11%ダウン
収益性を2%ダウン
HPを280から315に変更

解説

  • 概要
    v0.8.7で追加されたTier6のイギリス自走砲
    第二次大戦後に試作された軽自走砲である。
     
  • 火力
    砲ラインナップはBishopから据え置きである。
    両砲共にv0.9.3アップデートより、Bishopよりも精度こそ良くなったが装填速度と照準時間が悪化している。
    しかし、それでも他国自走砲に比べれば速めである事に変わりない。
    一方でBishopの欠点であった劣悪な射界から一転し広い射界を持ち、総弾数に至っては倍増であるので装填速度・照準時間の速さを存分に活かすことが可能となった。
     
    • Q.F. 25-Pr. Gun/How.
      Sexton II以来砲のラインナップに入り続けてきた25ポンド砲。
      この砲では仰角不足の問題のあったBishopと比較すると、射程は倍増し、精度も向上しているものの、装填速度は悪化してしまっている。
      そして、Tier6自走砲としては明らかに貫通力も威力も不足している。
      後期砲は初期砲よりも軽く搭載に履帯の開発も必要ないため、購入後すぐに後期砲に換装した方が無難だろう。
      もしBishopをフリーで飛ばした等の理由で後期砲が未開発ならば、一刻も早く後期砲の開発を完了させておきたい。
       
    • Q.F. 4.5-in. Howitzer
      射程はBishopと同様約500mの最終砲。
      極端な山なり弾道を有し、障害物超えの射撃は極めて強力。
      単発威力は同格自走砲の中では不足気味だが、前述の通り装填速度・照準速度が速い。
      また、高弾道の弾が急角度で落下する事により天板に当たる期待度が高く、スペック以上にダメージが入りやすい*1
      加えて、精度は数値の上では並だが、必然的に近い距離での射撃となるので高い命中率が期待出来る。ただし着弾までが非常に遅く爆発範囲が狭いため僅かでも移動されると殆どダメージを取ることができない。なるべく膠着した戦線や、射撃体勢に入って静止するタイミングを狙おう。
      起伏や障害物で身を隠しつつ前進し、射程ギリギリに目標を捕らえつつ撃つようにしたい。
       
  • 装甲
    防御力が優れていたBishopとは異なり、装甲厚・HPともに脆弱。
    攻撃を受ければ容易に撃破されてしまうのでその点には留意すべき。
     
  • 機動性
    機動性が劣悪だったBishopから一転、平地で60km/hを超える機動性を有する。
    しかし「速いのは前進だけ」で、旋回性は自走砲相応であるため過信は禁物。
     
  • その他
    本車は自走砲としては珍しく密閉戦闘室を持つため、拡張パーツの換気扇が搭載できる。
    搭乗員スキルの戦友や食料を積んでいるのであれば、自走砲の基本的な拡張パーツであるラマー・射撃装置・旋回機構のいずれかを換気扇に置き換えるのも悪くない。
     
  • 開発
    砲と中間無線機はBishopから引き継ぐことが出来る。
    最終無線機は戦後のイギリス戦車と互換性があるが、自走砲ルートに限ればFV3805の中間無線機*2としての出番しかないため無理に開発する必要性は薄い。他ルートも乗る予定があるのなら最後に開発しておいて損はない。
    後期エンジンは当車専用だが、出力が大幅に底上げされるため当車の強みである機動力に磨きがかかる。早めに開発して積み替えたい。
     
    ただし初期履帯の重量の余裕は僅か200kgしかなく、実質的に後期エンジンor換気扇+射撃装置orラマーの3択を強いられることになる。*3
    拡張パーツのフル積載がしたい場合や、後期エンジンと両立したい場合は履帯の開発が必要になる。
     
  • 総論
    自走砲にあるまじき冗談のような高機動力と、高弾道・高発射レート・高精度を誇る最終砲など、数ある自走砲の中でも独特の個性を持った癖の強い車両となっている。
    極端な短射程と山なり弾道、低めの単発威力と優れた装填速度・照準速度、充分な射界を持つ本車は、中Tierから大口径砲を装備するようになる他国の自走砲とは大きく特性が異なる。
    普通の自走砲では狙えないような障害物裏の敵を炙り出したり、膠着する前線の敵車両をその高レートの砲でじわじわと追い詰めたりと、相手の嫌がる仕事がしやすい。
     
    しかし、かつてはその砲特性から高い火力を誇っていたが、度重なる弱体化によって一発の軽さや爆発範囲の狭さ、移動目標への当てにくさと言った弱点が浮き彫りになっており、現在ではそれほど大きな脅威ではなくなっている。
    それでも、その特性を活かした戦い方ができれば、依然としてこの車両は他の自走砲ではできないような戦場コントロールの可能性を秘めている。
     

史実

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FV300シリーズは、1947から1950年の間にイギリスで計画された軽量装甲戦闘車両群。
その中の一つであるFV304は、ビッカース社の開発による試作自走砲である。

 

本車両はアメリカから供与されていたM7 Priestやその改良型であるSextonシリーズなど、
105mm級の榴弾砲を持つ自走砲の置き換えを目的として設計された。
軽量かつ迅速な機動性を持つ軽自走砲が求められた理由として、Cromwell巡航戦車などと共同歩調を取るという狙いもあった。
一方で重自走砲としての役割は、CenturionをベースにしたFV3805などに任された。
開発が開始されたのは1947年だったが、試作車の製造は1953年にずれ込んだ。
その時点で本車の設計は既に時代遅れとなっており、開発は中止となってしまった。

参考

 

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

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*1 山なり弾道による障害物超え・天板直撃の効果は、射程ギリギリで撃つほど大きくなる
*2 あちらの最終無線機はTier8のFV207で開発可能
*3 後期砲に積み替えることで重量が減るが、たったの-47kgなのでほぼ意味はない。