Tier 6 日本 重戦車(課金戦車) / 略称:HT No. VI / 日本語表記: 六号重戦車
帝国陸軍が1943年に購入してから72年*1、遂にTiger Iが日本軍仕様となってお披露目。
この画像から、防盾の照準孔が2個空いている事が辛うじて確認できる(ドイツのTigerは1個)。
日本仕様(初期型)とドイツ仕様(後期型)の比較
・スモークディスチャージャー(独:なし、日:あり 国籍デカールに掛かる金具がそれ)
・キューポラの形状の違い(独:間接視認式、日:直接視認式)
・車体後部の排気口に取り付けられるファイフェル式フィルタ(独:なし、日:あり)
・照準手用のクラッペ(独:あり、日:なし 砲塔左上の長方形の突起がそれ)
・近接防御兵器(Sミーネ射出装置)の有無と換気扇の位置変更(独:あり、日:なし ハッチ横の金具のこと)
・砲塔側面のピストルポートの有無(独:なし、日:あり 砲塔側面キューポラ下の膨らみがそれ)
転輪の形状(独:鋼製省力型転輪、日:ゴム縁転輪)
省力型転輪は、ダンパーゴムを転輪内に内蔵することで戦略資源であるゴムの消耗を抑えた物。
などなど、戦車マニアや独軍マニアが思わず唸ってしまう程細かな違いが再現されている。
ちなみに中期型は「ファイフェル式フィルタなし」「ゴム縁転輪」「間接視認式キューポラ」の組み合わせ(ほかにも細かい変更がある)
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,060 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 100/80/80 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/12 |
重量(t) | 57 |
実用出力重量比(hp/t) | 11.4 |
本体価格 | 3,300G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 突破型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
8,8 cm Kw.K. 36 L/56 | 8.57 | AP APCR HE | 145 194 44 | 220 220 270 | 1,886 | 0.38 | 2.3 | 773 930 800 | 92 | 240 3,200 180 | 2,050 | -8°/+15° |
---|
※後方(左右約153°から)は俯角-1°
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視認範囲(m) | 重量(kg) |
Heavy Tank No. VI | 100/80/80 | 20 | 370 | 8,950 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 210 TRM P45 | 650 | 20 | 850 |
---|
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Heavy Tank No. VI | 61.00 | 26 | 19,000 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Fu 5 mit 20 WS.E. | 620 | 50 |
---|
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 6.50% | 1.55% |
移動時 | 3.25% | 0.77% |
車両に関する変更履歴
v0.9.9 | プレミアムショップで販売開始 |
v0.9.10 | ゲーム内で販売開始 |
v0.9.15 | 8,8 cm Kw.K. 36 L/56のAPの貫通力を132mmから145mmに強化 |
v0.9.17.1 | 8,8 cm Kw.K. 36 L/56のAPCRの貫通力を171mmから194mmに強化 |
v1.9.0 | 修理費用を10%ダウン HPを950から1060に変更 |
解説
- 概要
v0.9.9で追加されたTier6の日本課金重戦車。
Tiger Iの初期型であり、それを帝国陸軍が購入した幻の戦車である。
- 火力
俯角は-8°と必要十分な値であり、地形を利用した戦術にもそれなりに対応出来る。ただし、車体後方140°付近から俯角-1°へ制限される点には注意。- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
Tiger Iの史実砲。
単発火力・貫通力はドイツのTier6付近の戦車が搭載する同砲と同じ*3。
発射速度・DPMは同格のVK 36.01 (H)が8,8 cm Kw.K. 36 L/56を搭載した場合に僅かに劣っている。
貫通力はAPで145mm、課金弾のAPCRで194mmと、通常のTier6重戦車の最終砲と比べるとやや見劣りする。
貫通不足を課金弾で補う、課金戦車にはよくあるパターンと言える。
- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
- 装甲
形状などはおおむね本家と同一であり、詳細な装甲配置などはこちらを参照。ただし、本家はv1.10.0で砲塔正面が強化されている。
敵対する車輌の平均Tierが本家より低い分、相対的に本家より装甲を頼りに出来る場面は多い。
昼飯・豚飯などの角度を適切に使う事で格下の通常弾はかなりの割合で防ぎうるだろう。- 砲塔
砲塔は数値上100mmだが、防盾込みではほぼ全域が160mm以上あるため、同格以下からの攻撃には強い。
ただし弱点となるキューポラは本家と形状が異なり、狙いやすい筒状となっているため迂闊に立ち止まっているとTier4戦車にも抜かれる。また、運悪く口径76mm以上のAP弾が装甲25mmの車体天板や砲塔天板に当たると(※面積が広いため意外と正面からでも当たる事がある)3倍ルールで簡単に抜かれてしまう。
ハルダウンには向いているが、過信は禁物である。 - 車体
車体前面はほぼ垂直の100mm。
側面の上部は80mmで、下部は履帯(40mm)と下部(60mm)の部分で計100mm。
履帯判定がTiger Iより広いため、豚飯時に履帯吸収しやすいことは地味な利点である。
モジュール配置も同一なようで、車体の正面や側面を抜かれると弾薬庫などが損傷しやすい。
なお、車体正面下部のトランスミッション(エンジン判定)からは出火しない。
- 砲塔
- 機動性
重戦車としては悪くない機動性を発揮でき、平地や下り坂なら40km/h弱の直線速度で陣地転換の苦労もさほどではない。
ただし、砲塔旋回は遅く、快速戦車に対する咄嗟の対応は苦手である。
- 総論
マッチングするTier的に防御性能が期待できない本家Tiger Iと異なり、ごく普通に最前線を担えるTier相応の重戦車である。
基本的な性能は、改良砲塔+8,8 cm Kw.K. 36 L/56装備のTiger Iに準じており、Tierが違う事によって耐久値や発射速度等が低く設定されている。
本家の L/56装備ほどの頻度ではないが、同格以上の重装甲車両と相対した際に、通常弾では正面装甲を貫通できない場合が多い。
課金弾は可能な限り大量に持ち込んで、弱点狙撃や側背面への回り込みと合わせて活用していきたい。
史実
↑大島浩中将(駐独大使であり、ティーガー購入交渉を行った人物)とKlaus Diehl中尉
Heavy Tank No.VI(六号重戦車)とは、帝国陸軍が購入したPz.Kpfw. VI Tigerの初期型である。
1943年、大日本帝国陸軍はティーガー戦車を一両ヘンシェル社より購入した。
連合国側のレンドリースによる技術的連携は多いが、この場合は枢軸国側の技術的連携であるといえる。
購入されたティーガーは10月14日、仏ボルドーより海運する予定でケーニヒスボルンのマグデブルクを出発した。
27日にはボルドーに到着するも、海路は既に連合国に制海権を握られていた為、発送は断念された。
それを受け帝国陸軍は武装親衛隊"ライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラー"師団隷下の
第101SS重戦車大隊に対する無償貸与という形を取り、本車両は同大隊で運用された。
余談だが、当時の日本国内での資料や報道では主に「六号重戦車」「Tiger式戦車」などと表記されていた。
戦後、模型業界などから英語読みの「タイガー」や舞台ドイツ語式の音写「ティーゲル」の表記が広まり、
その後現代のドイツ語に倣い「ティーガー」と呼ぶことが一般的となる。
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