KV-85

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier6 ソ連 重戦車 (読み方 カーヴェー・ヴォースィェミヂスャト・ピャーチ)

KV85_0-min.PNG
↑ KV-85 + 85 mm D-5T
初期状態。こちらがKV-85の史実装備。

 

KV85_1-min.PNG
↑ KV-122 mod. 1944 + 100 mm S-34
最終砲候補その1。試作重戦車Object 248の史実砲を搭載している。

 

KV85_2-min.PNG
↑ KV-122 mod. 1944 + 122 mm D-2-5T
最終砲候補その2.KV-122の史実装備であり、主砲は122 mm D-25Tの最初期型。
v0.9.3以前のKV-1S最終状態と同一装備だが、マズルブレーキの形がT字型に変更されている。

スペック (v1.10.0)

車体

耐久値920⇒970
車体装甲厚(mm)75/60/60
最高速度(前/後)(km/h)34/14
重量(初期/最終)(t)45.98/45.82
実用出力重量比(hp/t)13.09
本体価格(Cr)900,000
修理費(Cr)
超信地旋回不可
ロール万能型重戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
85 mm D-5T12.24AP
APCR
HE
120
161
43
160
160
280
1,9590.382.9
⇒2.7
800
1,000
800
70109
2,800
98
1,500-2.8°/+23°
100 mm S-347.89AP
APCR
HE
170
210
50
250
250
330
1,9740.382.7900
1,125
900
41252
4,400
252
1,920-3°/+18.5°
122 mm D-2-5T3AP
APCR
HE
175
217
61
390
390
530
1,1700.53.6780
975
780
281,025
4,800
608
2,600-3°/+20°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視認範囲(m)重量(kg)
KV-85100/90/90283208,000
KV-122 mod. 1944100/90/90283407,400
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-2K50015750
V-2IS60015750
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
KV-8546.82812,400
KV-122493012,400
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
9R32580
10R360100
10RK440100
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時6.9%1.52%
移動時3.48%0.76%
 

開発ツリー

クリックで表示
85 mm D-5T
(初期/61,530)
KV-85
(初期/9,900)
KV-122 mod. 1944
(5,305/17,500)
100 mm S-34
(15,900/75,300)

122 mm D-2-5T
(17,000/84,980)
9R
(初期/1,980)
10R
(610/3,660)
10RK
(3,100/18,600)
V-2K
(初期/23,050)
V-2IS
(11,000/36,000)
KV-85
(初期/9,100)
KV-122
(4,915/15,390)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.3新規実装
v1.9.0修理費用を10%ダウン
収益性を2%ダウン
KV-85砲塔時のHPを820から920に変更
KV-122 mod. 1944砲塔時のHPを870から970に変更
コレクション車輌に移行

解説

  • 火力
    Tier6重戦車としては強力な砲が持ち味。
    その反面俯角がたった-3°しかなく、少しの段差でも敵を撃てなくなってしまう。
    • 85 mm D-5T
      KV-85の史実砲。
      精度と絞りは良好ではあるものの、相対するTier帯に対して威力はともかく貫通力が圧倒的に不足している。早々に改良砲塔共々100mm砲か122mm砲へ更新したい。
       
    • 100 mm S-34
      強力な火力と貫通力を備えた高水準の主砲。最終砲候補その1。
      照準時間こそ平凡だが精度は良好で、Tier6重戦車の主砲としては申し分ない。
      時間対火力も良好であり、装填が速いため隙が少ない。
      同格で口径が近いT-150の107mm砲と比較すると、攻撃力・仰俯角・携行弾数で劣るものの総合的な性能では勝っており*1、非常に使い勝手の良い砲となっている。
      後述する122mm砲に比べて、通常弾の貫通力が5mm、課金弾の貫通力が7mm低いが、弱点をしっかりと狙えば貫通に困ることは少ない。
      この砲は本車専用装備であり他車輌との互換性がなく、別途に開発が必要となる。
       
    • 122 mm D-2-5T
      火力一辺倒の大口径砲。最終砲候補その2。
      単発火力は100mm砲の約1.6倍に向上し、同格ではKV-2O-Iに次ぐ3位。平均貫通力も175mmとARL 44に次ぐ2位であり、この2点に限ればTier7並みの性能を有する。
      その一方で装填時間・精度・照準速度のいずれも同格最低レベルで、DPMに至っては1,170しかなく、動いた際のレティクル拡散も大きいなど扱い難い部分が目立つ。
      しかし、その口径からAPやAPCRの2倍、3倍ルールに入りやすい利点があり、特に約40mm以下の装甲に対しては跳弾されないという凶悪な性質を持っている。同格でも側面や天板装甲などが40mm以下という車輌は少なくないため、入念に調べておくと役に立つだろう。
      同じ様な不安定砲を扱うKV-2と比べ、あちらは貫通すれば倍近い大ダメージを与えられる一方、こちらは高めの貫通力で安定したダメージを与えられ、弾速が速いので偏差射撃も可能で装填も多少は早い、と優れたところも持っている。HEの刷新に伴い、あちらが実質、弱体化したため、相対的にこちらが強くなったと言える。
      ただし装填速度はあくまでもKV-2に比べればというだけで、100%乗員+装填棒でも17秒程度は掛かってしまうため、撃った後の隙はKV-2と変わらないほど大きいといえる。出来るだけ遮蔽物に隠れられる状況で撃ちに出よう。
      尚、こちらの砲はISKV-3などと互換性がある。
       
  • 装甲
    • 砲塔
      初期砲塔・改良砲塔ともに正面が100mmに、側面及び背面も90mmに増厚されてT-150の砲塔と比べても遜色無い物になった。
      特に正面から見えている側面部分は強制跳弾角度に達する面積が広く、3倍ルールに引っ掛かる事も無いため格上の砲弾も防いでくれる事が多い。
      しかし、防盾の裏に装甲が無い開口部、および防盾左右のあまり角度が付いていない部分が大きな弱点となっており、120mm程度の貫通力でも正面から抜かれてしまう。面積的にも広く、知っている相手にはさほど苦労せず貫通されてしまうだろう。
      防盾も上下の端を除き、裏に装甲がなく実質100mm強しかない部分が多い。上下の端のみ実質200~250mmあるが面積は狭い。
      また、砲周辺ほどではないが大型のキューポラも弱点となる。角度がついているため意外と硬いが、ド真ん中を抜かれると貫通力90mm程度でも危ない。
       
    • 車体
      正面は75mmと、Tier6重戦車としては薄めで頼りない。側面は60mmだが、砲塔の大型化によって拡大したターレットリングの一部が側面に剥き出しになっており、最適な角度で豚飯を決めていてもここを貫通される事がある。
      装甲を垂直に晒すとKV-2等の15榴が貫通する危険性すらある。
       
  • 機動性
    最高速度こそKV-1Sより10km/hほど低いが、加速は良好で履帯性能は変わらず、それなりに小回りも効く為にストレスを感じる事はないだろう。
    陣地転換や飛び出し撃ち、不意な格闘戦に対応できるだけのものは備えている。
    ただしKV-1Sのような中戦車的運用は難しくなっているので、重戦車らしく無理に陣地転換を行う必要はないだろう。
     
  • 総論
    Tier6重戦車としては装甲に若干不安が残る以外、良好なバランスを誇る。
    特に火砲は高水準の打撃力を有しており、格上にも相当なプレッシャーを与える事が出来る。
    しかし、本車最大の欠点として-3°という俯角の代償を背負っているため、他のソ連戦車よりさらに地形の起伏に弱い。僅かな起伏や斜面でも相手を正面に捉えるのが難しくなる。
    MAPの起伏を把握し、出来る限り平地での戦闘を心掛けよう。

史実

KV-1重戦車は登場時こそインパクトが大きかったが、ドイツ重戦車に対する火力不足、重装甲から来る出力不足ゆえの鈍足、機械的精度不足による故障の多発など欠点も多かった。
そこで後続車両としてIS系列が開発されたが、そのIS系列が実戦配備されるまでのつなぎとして急遽KV-1Sの車体の左右に張り出しを設けターレットリングを拡大したうえで、IS-1の砲塔と85mm砲を搭載した本車両が開発された。これはKV-85として制式採用された。
本車両はKVシリーズの最後として最もバランスの取れた性能だったと言われている。
また、本車にIS-2の砲塔と122mm D-2-5Tを搭載した車両(KV-122)も数両試作されたものの、実戦配備はされなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/KV-85

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。
アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 特に精度と照準時間に優れる