Tier9 ドイツ 中戦車 / 略称:Leopard PT A / 日本語表記:レオパルト試作戦車A型
↑ Leopard Prototyp A2 + 9 cm Kanone
初期状態。大福のような砲塔が特徴的。
↑ Porsche Standardpanzer + 10,5 cm L7A1
最終状態。量産型のLeopard 1と比べて、車体後部のエンジンルームがSTA-1のように盛り上がっている。
競合車輛のPrototipo Standard Bと似通った見た目である。
スペック(v1.10.1)
車体
耐久値 | 1,550⇒1,700 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 70/35/25 |
最高速度(前/後)(km/h) | 65/20 |
重量(初期/最終)(t) | 39.17/39.17 |
実用出力重量比(hp/t) | 20.42 |
本体価格(Cr) | 3,450,000 |
修理費(Cr) | ~19,234 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 狙撃型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
9 cm Kanone | 8.57⇒ 10 | AP APCR HE | 218 259 90 | 250 250 330 | 2,143⇒ 2,500 | 0.34⇒ 0.32 | 2.5⇒ 2.3 | 1,000 1,250 1,000 | 90 | 300 4,400 255 | 1,650 | -8°/+20° |
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10,5 cm L7A1 | 5⇒ 5.66 | APCR APCR HE | 278 323 105 | 420 420 510 | 2,100⇒ 2,377 | 0.34⇒ 0.31 | 2.5⇒ 2 | 1,480 1,613 1,173 | 58 | 1,200 4,800 880 | 1,282 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Leopard Prototyp A2 | 52/60/60 | 33 | 390 | 7,018 |
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Porsche Standardpanzer | 52/60/60 | 35 | 400 | 7,218 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
MTU MB 837 Ba 500 | 670 | 12 | 1,500 |
---|---|---|---|
MTU MB 838 CaM 500 | 800 | 10 | 1,700 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Leopard Prototyp A1 | 39.5 | 39 | 10,000 |
---|---|---|---|
Leopard Prototyp A2 | 42 | 44 | 10,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
AN/GRC-4 | 720 | 80 |
---|---|---|
SEM 25 | 750 | 50 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 14.54% | 3.04% |
移動時 | 10.89% | 2.28% |
派生車両
派生元 | Indien-Panzer(MT/172,800) |
---|---|
派生先 | Leopard 1(MT/216,000) |
開発ツリー
9 cm Kanone (初期/118,000) | ━ | 10,5 cm L7A1 (62,000/290,000) | ━ | Leopard 1 (216,000/6,100,000) |
Leopard Prototyp A2 (初期/32,700) | ━ | Porsche Standardpanzer (24,150/51,500) | ||
AN/GRC-4 (初期/45,500) | ━ | SEM 25 (9,100/55,000) | ||
MTU MB 837 Ba 500 (初期/65,800) | ━ | MTU MB 838 CaM 500 (33,600/95,000) | ||
Leopard Prototyp A1 (初期/32,200) | ━ | Leopard Prototyp A2 (23,100/61,750) |
車両に関する変更履歴
v0.8.5 | 新規実装 |
v0.9.10 | 車両モデルをHD化 |
v0.9.17.1 | 俯角を-6°から-8°に強化 |
v0.9.18 | 派生元車両を変更 |
v1.5.1 | 後退速度を23km/hから20km/hに変更 9 cm KanoneのAP弾の貫通力を212mmから218mmに変更 9 cm KanoneのHE弾の貫通力を45mmから90mmに変更 9 cm Kanoneの攻撃力を240/240/320から250/250/330に変更 10,5 cm L7A1砲の各砲弾を置き換え 10,5 cm L7A1砲の課金弾の弾種をHEATからAPCRに変更 10,5 cm L7A1砲の初期砲塔時の装填時間を13秒から12秒に変更 10,5 cm L7A1砲の改良砲塔時の装填時間を10.3秒から10.6秒に変更 10,5 cm L7A1砲の貫通力(mm)を268/330/53から278/323/105に変更 10,5 cm L7A1砲の攻撃力を390/390/480から420/420/510に変更 10,5 cm L7A1砲の初期砲塔時の精度を0.36mから0.34mに変更 10,5 cm L7A1砲の改良砲塔時の精度を0.32mから0.31mに変更 10,5 cm L7A1砲の初期砲塔時の照準時間を2.9秒から2.5秒に変更 10,5 cm L7A1砲の改良砲塔時の照準時間を2.1秒から1.9秒に変更 10,5 cm L7A1砲の弾速(m/s)を1,478/1,173/1,173から1,480/1,613/1,173に変更 10,5 cm L7A1砲の初期砲塔旋回時の照準拡散を50%縮小 10,5 cm L7A1砲の改良砲塔旋回時の照準拡散を29%縮小 初期履帯の移動・車体旋回時の照準拡散を10%縮小 改良履帯の移動・車体旋回時の照準拡散を11%縮小 初期砲塔の旋回速度を36°/sから33°/sに変更 改良砲塔の旋回速度を37°/sから35°/sに変更 MTU MB 837 Ba 500エンジンの出力を630hpから670hpに変更 MTU MB 838 CaM 500エンジンの出力を830hpから800hpに変更 初期履帯の旋回速度を38°/sから39°/sに変更 改良履帯の旋回速度を42°/sから44°/sに変更 |
v1.9.0 | 派生元車輌からHWK 12を削除 |
v1.10.1 | 初期履帯の移動/車体旋回時の着弾分布を22%拡大 改良履帯の移動/車体旋回時の着弾分布を25%拡大 10,5 cm L7A1(Porsche Standardpanzer砲塔時)の砲塔旋回時の着弾分布を20%拡大 10,5 cm L7A1(Porsche Standardpanzer砲塔時)の照準時間を1.9秒から2秒に変更 |
解説
- 火力
俯角は-8°とそこそこ優秀であり、地形を上手く活用していきたい。
ただし、車体後方には俯角制限があり、強制的に仰角がかかってしまう点には注意が必要だ。- 9 cm Kanone
Leopard Prototyp Aの初期の史実砲。
課金弾でも貫通力は最終砲の通常弾にさえ及ばない。 - 10,5 cm L7A1
Leopard Prototyp Aの史実砲。
v1.5.1で課金弾もAPCRになったとともに性能強化を受け、単発火力420、貫通力は通常弾278mm、課金弾323mmとTier9中戦車のものとしては極めて強力な砲になった。また、精度や照準時間にも優れ、課金弾の弾速は全車中でもトップクラス。
しかし、通常砲のTier9中戦車の中ではDPMが低めであり、装甲が薄いことを含め被弾覚悟の強攻は不向きである。照準拡散もv1.10.1で大きく悪化したため精度を生かしづらくなっている。
HE弾はHEP弾になっており、性能強化でCenturion Mk. 7/1のHESHやSpähpanzer Ru 251のHEPと同様、貫通力105mmと高くなった。対紙装甲車両用に数発搭載するとよいだろう。
初期砲塔でも搭載可能であるが、改良砲塔搭載時と比べると照準時間や発射速度、精度は劣る。
- 9 cm Kanone
- 装甲
装甲はとにかく薄く、Tier7軽戦車の通常弾にも抜かれる。
側背面であれば大口径のHEや自走砲の砲弾さえ貫通する危険があり要注意。
さらに車体正面左側は破損しやすい弾薬庫がある。
多くのドイツ戦車の弱点である車体正面のエンジン判定が無く、エンジンの火災発生率が低いのが幸いだ。
撃ったら隠れ、移動するといった一連の行動を徹底しなければならない。
- 機動性
高速走行が可能であり、最高速度は65km/hと軽戦車に匹敵する。
ただし、v1.5.1で後退速度・出力重量比・旋回速度*1が下がっており、以前ほどの総合的な機動力の高さはなくなってしまった。
とはいえ、中戦車としては依然十分な値を確保している。
- その他
視認範囲は400mと優秀。
隠蔽性能も中戦車としては十分な数値だ。
- 総論
高い砲火力と機動力、悪くない隠蔽率を持つが紙装甲という本車両は、「撃たれない・見つからない」位置取りが基本になる。
良好な俯角を活かして脆弱な車体をカバーし、地形を味方につけることで性能を遺憾なく発揮できるだろう。
史実
Leopard Prototyp A(レオパルト プロトテュープ アー)は、ポルシェ社らの軍需企業グループが開発した試作車輌である。
1950年代後期に西ドイツ・フランス間(さらにイタリアも参加)で欧州標準戦車計画が始動し、西ドイツ内で複数の企業グループから標準戦車案が提出された。
Aグループはポルシェ社、アトラスMaK社、ユンク社、ルーター&ヨルダン社が参加し、Bグループにはラインシュタール・ハノマーグ社やラインシュタール・ヘンシェル社らが参加した。これらは車体製作を請け持ち、砲塔はAグループをヴェクマン社、Bグループをラインメタル社が担当した。
1960年に特に有力視された上記2つのグループの試作車輌の開発が始まり、Aグループの第1次試作車A1が先に完成した。Bグループは足回りを中心に新機軸の設計を採り入れていたため、開発が遅延していた。
なお、当初はどちらの試作車輌もラインメタル社製の90 mm 戦車砲を搭載していたが、1961年にはAグループがイギリス製105 mm L7戦車砲、BグループがフランスのG弾を意識したラインメタル社製105 mm 試作戦車砲に換装した。
西ドイツ陸軍はまだ第1次試作車が製作中であった1960年9月に、早くも第2次試作車の製作を発注した。
発注数はAグループに対して26両、Bグループに対して6両というものであり、事実上のAグループの採用であった。Bグループは同年10月には6両の内2両を製作するだけで以後の開発を断念した。
この試作標準戦車A型こそがLeopard Prototyp Aであり、不採用になった試作標準戦車B型がPrototipo Standard Bであった。見事採用されたAグループの試作車輌がのちに有名な第2世代主力戦車Leopard 1へと昇華されていった。
が、当初の目的だった欧州標準戦車計画は、フランスが財政難に陥っていた上に方針面で折り合いがつかず、イタリアは愛想を尽かしてアメリカからM60A1を購入(1970年代になってから方針転換し、Leopard 1を導入)するなど、完全に頓挫してしまった。
なお、Aグループの試作車輌は未だに多くが現存しているが、その多くは量産型の砲塔に換装している。ムンスター戦車博物館のように試作車輌の砲塔がそのまま残存しているのはレアなケースである。
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