Pz.Kpfw. III Ausf. A

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

9.15.1にてPz.Kpfw. III Ausf. Eに改称。以下、Pz.Kpfw. III Ausf. Eと同文。

Tier3 ドイツ 軽戦車 / 略称: Pz. III E / 日本語表記: III号戦車E型

Pz3E_01-min.PNG
↑ Pz.Kpfw. III Ausf. A + 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5

Pz3E_02-min.PNG
↑ Pz.Kpfw. III Ausf. E + 5 cm Kw.K. 38 L/42
砲塔全体の形状は余り変わらないが、ハッチ等の形状が変化している。

HD化以前

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スペック(v1.23.1)

車体

耐久値405⇒425
車体装甲厚(mm)30/30/20
最高速度(前/後)(km/h)68/20
重量(初期/最終)(t)14.65/16.81
実用出力重量比(hp/t)26.17
本体価格(Cr)35,000
修理費(Cr)1,276~
超信地旋回不可
 

武装

名称(通常砲)発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.526.09AP
APCR
HE
52
80
18
45
45
60
1,1740.43⇒0.421.7750
938
750
3600
800
6
100-10°/+20°
5 cm Kw.K. 38 L/4224AP
APCR
HE
60
96
25
70
70
90
1,6800.482.3685
856
685
13530
2,000
18
700
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Pz.Kpfw. III Ausf. A16/14/1444320800
Pz.Kpfw. III Ausf. E30/30/30353202,200
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Maybach HL 108 TR32020450
Maybach HL 120 TR35020465
Maybach HL 120 TRM44020510
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Pz.Kpfw. III Ausf. D16.8407,000
Pz.Kpfw. III Ausf. E19.35447,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
FuG 531050
FuG 741570
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時18.01%5.22%
移動時18.01%5.22%
 

派生車両

派生元Pz.Kpfw. II(LT/1,500)
派生先Pz.Kpfw. III Ausf. J(MT/3,800) / StuG III Ausf. B(TD/3,800)
 

開発ツリー

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3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5
(初期/0)
Pz.Kpfw. III Ausf. E
(400/2,000)
5 cm Kw.K. 38 L/42
(500/8,570)

Pz.Kpfw. III Ausf. J
(3,800/138,000)
Pz.Kpfw. III Ausf. A
(初期/720)

StuG III Ausf. B
(3,800/130,000)
FuG 5
(初期/630)
FuG 7
(1,360/8,160)
Maybach HL 108 TR
(初期/9,460)
Maybach HL 120 TR
(710/10,430)
Maybach HL 120 TRM
(1,500/19,900)
Pz.Kpfw. III Ausf. D
(初期/660)
Pz.Kpfw. III Ausf. E
(375/2,050)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.15名称をPz.Kpfw. III Ausf. AからPz.Kpfw. III Ausf. Eに変更
v0.9.16HDモデル化
車体装甲(mm)を14/14/14から30/30/20に変更
v1.9.02 cm Kw.K. 38の総弾数を400発から800発に変更
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5の総弾数を156発から360発に変更
2 cm Flak 38の総弾数を400発から800発に変更
5 cm Kw.K. 38 L/42の総弾数を76発から135発に変更
修理費用を44%ダウン
収益性を15%ダウン
Pz.Kpfw. III Ausf. A砲塔時のHPを200から405に変更
Pz.Kpfw. III Ausf. E砲塔時のHPを240から425に変更
派生先車輌からPz.Kpfw. IV Ausf. A・Durchbruchswagen 2を削除、StuG III Ausf. Bを追加
v0.9.15モジュール研究の順序が変更されました。(一部モジュールが削除され、5 cm Kw.K. 38 L/42がPz. III Jに開発必須となった)
2cmKw.K.38砲と2cmFlak38砲は3.7cmKw.K.36 L/46.5砲に変更され、倉庫に戻されました。
FuG Spr.1無線機はFuG 7無線機に変更され、倉庫に戻されました。
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲用のPzgr 36砲弾とPzgr 40砲弾の与ダメージ量が36 HPから45 HPに変更されました。
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲用のSprgr 18砲弾の与ダメージ量が42 HPから60 HPに変更されました。
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲用のPzgr 36砲弾の貫通力が40 mmから52 mmに変更されました。
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲用のPzgr 40砲弾の貫通力が74 mmから80 mmに変更されました。
Pz.Kpfw.III Ausf.A砲塔の3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲の散布界が0.46 mから0.43 mに変更されました。
Pz.Kpfw.III Ausf.E砲塔の3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲の散布界が0.46 mから0.42 mに変更されました。
3.7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲の射撃後の散布界が25%低減しました。
Pz.Kpfw.III Ausf.Dサスペンションの最大積載量が15.450 kgから16.800 kgに変更されました。

解説

  • 火力
    武装はTier3としては平均的なラインナップが揃っている。
    俯角はどの砲でも-10°と十分。
    • 5 cm Kw.K. 38 L/42
      改良砲塔で装備できる。
      単発威力70とソ連の45mm砲を大きく上回る攻撃力を持ち、火力面を堅実に支えてくれる。
      金弾を使えばさらに高い貫通力で格上を貫徹する事も可能だが、防御面が不安なので正面からの撃ち合いは避けよう。
      また、精度は決して良い方ではなく、遠距離狙撃や弱点狙撃は苦手。弱点を狙う必要がない側面を撃つか、敵との交戦距離を縮める覚悟が要る。
       
  • 装甲
    当然と言えば当然だが、車体サイズはPz.Kpfw. III Ausf. Jと同じ。軽戦車としてはやや大柄で被弾しやすい。
    • 砲塔
      砲塔は換装後で全周30mm。前面は防盾25mm+砲塔30mmで55mm相当で、同格の砲も弾ける場合がある。
      側面はTier相応の硬さで、徹甲弾を防ぐ事は難しく、低貫通の機関砲程度しか防げないだろう。
    • 車体
      HD化に伴い、車体前面・側面装甲は14mmから30mmになった。格下の機関砲程度なら角度をつけることで防げる程度にはなったと言えるが、榴弾に貫通される恐れは十分にあるので注意。
       
  • 機動性
    本車最大の特徴はその高い機動力にある。
    II号戦車から一転、車体が軽いことに加え、440馬力の高出力エンジンが生む加速力・最高速度は良好。
    装甲を当てにできない分、居場所を定期的に変えて相手の目をくらませることで被弾を避ける運用が重要となる。ただし、車体サイズが大きいせいか、走りながら敵の弾を避けるのは苦手。
    また加速に対し履帯性能は控えめな値となっており、旋回性能に関しては他国よりも不満を感じるかもしれない。
    この欠点は以降の多くのドイツ戦車にもつきまとうので慣れよう。
     
  • その他
    • 視界・隠蔽
      視認範囲は初期・改良砲塔ともに320mと同格では凡庸。
      隠蔽は軽戦車としては十分だが、車体が横に広いので遮蔽物や草木からはみ出ないよう注意しよう。
    • 無線
      最終無線機は455mと中間無線機と40mしか差が無く、また中間無線機の倍以上の重量があるという何とも言えない性能だが、開発に手間がかかる上に別ルートのLuchsSturmpanzer II、およびWespeしか互換性が無い代物。
      本車を乗り回せる程度に自分と相性が良く、かつこれらの車両に乗る予定がある場合に限り、開発・購入を行うと良いだろう。
       
  • 総論
    ある程度の装甲はあるが、軽戦車であることを考えると、上位戦車に限らず敵を真正面から迎撃するのは好ましくない。機動性や旋回の速い砲塔を活かし、遮蔽や地形を利用して極力被弾を避ける様に行動したい。
    同格軽戦車に比べ単発威力に恵まれているため、敵の側背面に回り込み撃ったらすぐ隠れることを徹底すれば思わぬダメージソースになり、その走行性能はCAP阻止や別方面への急行に役立つだろう。
     
    分からない単語があれば用語・略語

史実

詳細

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(写真はポーランド戦でのD型。後期の3号戦車とは足回りが大きく異なる)

 

1934年、ヒトラー政権下でのドイツ再軍備計画において、対戦車戦闘を行う機甲戦力の中心として計画されたのが本車である。支援戦車である4号戦車とともに運用されることが想定されていた。
来るべき主力戦車の基本構造に対しては軍内でも様々な意見があったが、最終的に主砲は3,7cm Kw.K. 36 L/46.5とするものの、必要に応じてより強力な5cm級の砲に換装できるよう大型砲塔が採用され、その内部には当時としては珍しい、車長が指揮に専念できるよう車長、砲手、装填手の3人が配置された。また送受信可能な無線機が全車に装備され、これらにより高度な連携戦闘が可能となった。
しかしそれ以外の部分、特に足回りについては明確な結論が出ず、様々な種類の足回りを装備する車両が試作されることとなった。それが3号戦車のA型からD型である。
1937年5月に最初に生産されたA型はコイルスプリングを採用し、やや大型の転輪を有していた。続いて生産されたB型からD型はいずれもリーフスプリング(板ばね)を採用していたが、懸架方式や転輪の数・大きさに様々な相違があった。しかしいずれの型でも機動性はそれほど高くなかったようだ。
装甲厚は各型最大14.5mmで、ポーランド戦では防御力不足が露呈してしまった。
また、生産・配備が進む中で生じた問題を解決する小改良が型が変わるたびに施された。さらにD型では新型の車長用キューポラが装備されている。
生産数は各型とも10両から数十両程度であり、試作車的要素が強かった。3号戦車の本格的な量産が始まるのは、1938年秋にトーションバーを採用し、装甲を30mmに増加させたE型以降である。

 

3号戦車の部隊配備は1937年から始まったが、それ以降も生産ペースは上がらず、部隊配備数は緩やかにしか増加しなかった。ポーランド戦には参加したのは全部で数十両のみであった。ドイツ装甲部隊の主力は、本来訓練用であった1号戦車2号戦車、それに直前のチェコスロバキア併合で手に入れたPz.Kpfw. 35 (t)Pz.Kpfw. 38 (t)だったのであり、まずはこれらを置換えなければならなかった。
しかもポーランド戦では装甲の薄かったドイツ戦車がポーランド軍の対戦車砲などにより予想外の損害を出したため、3号戦車初期型の防御力の低さが問題となり、1940年2月にA型からD型は部隊から引き上げられて訓練用車両として使用された。ただしD型のみは深刻な戦車不足からその後数カ月部隊にとどまり、ノルウェー侵攻に参加している。

 

参考資料
『ジャーマン・タンクス』ピーター・チェンバレン著 大日本絵画
http://combat1.sakura.ne.jp/3GOUA.htm

 
 Produced in 1937, with a total of 10 vehicles manufactured.
 The project was canceled due to the weak suspension and armor of this prototype.

 (1937年に発表され、10台製作された本機であるが、この試作機の防振装置と装甲の貧弱さのために計画はキャンセルされることになった。) 
 

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