Tier4 ドイツ 中戦車 / 略称: Pz. III J / 日本語表記: III号戦車J型
↑ Pz.Kpfw. III Ausf. J + 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5
↑ Pz.Kpfw. III Ausf. L + 5 cm Kw.K. 39 L/60
III号戦車後期型(L型以降)は防盾の中空装甲化が特徴
車体正面のボルト止めがしてある部分は20mmの空間装甲として機能する。
スペック(v1.23.1)
車体
耐久値 | 510⇒540 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 50/30/50 |
最高速度(前後)(km/h) | 64/20 |
重量(初期/最終)(t) | 18.05/19.89 |
実用出力重量比(hp/t) | 22.12 |
本体価格(Cr) | 138,000 |
修理費(Cr) | 1,460~ |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称(通常砲) | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
5 cm Kw.K. 38 L/42 | 24 | AP APCR HE | 60 96 25 | 70 70 90 | 1,680 | 0.48 | 2.3 | 685 856 685 | 135 ⇒165 | 30 2,000 18 | 700 | -10°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 cm Kw.K. 39 L/60 | 24 | AP APCR HE | 67 130 25 | 70 70 90 | 1,680 | 0.4 | 2.3 | 835 1,044 835 | 140 | 30 2,000 18 | 700 | |
7,5 cm Kw.K. 37 L/24 | 13.95 | AP HEAT HE | 43 87 38 | 110 110 175 | 1,535 | 0.55 | 2.3 | 385 308 385 | 125 | 30 2,000 38 | 780 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. III Ausf. J | 30/30/30 | 46 | 330 | 2,200 |
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Pz.Kpfw. III Ausf. L | 30/30/30 | 44 | 330 | 3,200 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 108 TR | 320 | 20 | 450 |
---|---|---|---|
Maybach HL 120 TR | 350 | 20 | 510 |
Maybach HL 120 TRM | 440 | 20 | 510 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. III Ausf. J | 19.85 | 40 | 7,000 |
---|---|---|---|
Pz.Kpfw. III Ausf. L | 22.65 | 45 | 7,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 5 | 310 | 50 |
---|---|---|
FuG 7 | 415 | 70 |
FuG 12 | 710 | 150 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 16.25%⇒16.34% | 4.51% |
移動時 | 12.2%⇒12.27% | 3.39% |
派生車両
派生元 | Pz.Kpfw. III Ausf. E(LT/3,800) |
---|---|
派生先 | Pz.Kpfw. IV Ausf. H(MT/12,800) / VK 30.01 (H)(MT/13,600) |
開発ツリー
5 cm Kw.K. 38 L/42 (初期/8,570) | ┏ ┃ | 5 cm Kw.K. 39 L/60 (350/9,970) | ━ | Pz.Kpfw. IV H (12,800/373,000) | ||
Pz.Kpfw. III Ausf. J (初期/2,290) | ━ | Pz.Kpfw. III Ausf. L (1,175/5,000) | ┃ ┻ | 7,5 cm Kw.K. 37 L/24 (800/10,450) | ━ | VK 30.01 (H) (13,600/410,000) |
FuG 5 (初期/630) | ━ | FuG 7 (1,360/8,160) | ━ | FuG 12 (7,200/43,200) | ||
Maybach HL 108 TR (初期/9,460) | ━ | Maybach HL 120 TR (710/10,430) | ━ | Maybach HL 120 TRM (1,500/19,900) | ||
Pz.Kpfw. III Ausf. J (初期/1,900) | ━ | Pz.Kpfw. III Ausf. L (1,095/4,650) |
車両に関する変更履歴
v0.9.15.1 | HD化 |
v0.9.16 | 名称を Pz.Kpfw. III から Pz.Kpfw. III Ausf. J に変更 |
v1.9.0 | 2 cm Flak 38(Pz.Kpfw. III Ausf. J砲塔時)の総弾数を400発から800発に変更 2 cm Flak 38(Pz.Kpfw. III Ausf. L砲塔時)の総弾数を600発から1,200発に変更 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5(Pz.Kpfw. III Ausf. J砲塔時)の総弾数を131発から300発に変更 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5(Pz.Kpfw. III Ausf. L砲塔時)の総弾数を156発から360発に変更 5 cm Kw.K. 38 L/42(Pz.Kpfw. III Ausf. J砲塔時)の総弾数を76発から135発に変更 5 cm Kw.K. 38 L/42(Pz.Kpfw. III Ausf. L砲塔時)の総弾数を93発から165発に変更 5 cm Kw.K. 39 L/60の総弾数を93発から140発に変更 7,5 cm Kw.K. 37 L/24の総弾数を70発から125発に変更 修理費用を35%ダウン 収益性を8%ダウン Pz.Kpfw. III Ausf. J砲塔時のHPを310から510に変更 Pz.Kpfw. III Ausf. L砲塔時のHPを350から540に変更 派生先車輌をPz.Kpfw. III/IVからPz.Kpfw. IV Ausf. H/VK 30.01 (H)に変更 |
v0.9.15.1 | 3.7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲および2 cm Flak 38砲は5 cm Kw.K. 38 L/42砲に変更され、倉庫に戻されました。 Pz.Kpfw.III Ausf.Jサスペンションの最大積載量を19.250kgから19.850kgに変更しました。 |
解説
- 概要
Tier4のドイツ中戦車。
大戦初期のドイツ陸軍の主力であったPz.Kpfw. IIIの後期生産型である。
高い機動力とやや厚めの装甲が特徴。
- 火力
いくつかのパーツをPz.Kpfw. III Ausf. Eから引き継げる他、最終砲候補も他車と共用なため、他ルートを同時に進めているなら乗り出しから楽ができる。しかしTierの上昇に伴って貫通力不足が目立ち、工夫なしで通用する相手は少なくなっている。
また、共用とはいってもそれを搭載する為の改良砲塔、重量増分に対応する履帯の開発は急務である。
最終砲の選択はD.W. 2と同じく攻撃重視なら5cm砲、クレジット収支重視なら7,5cm砲といった具合に使い分けるとよい。
後期砲塔は重量が1t増加し旋回速度が少し下がるので注意。- 5 cm Kw.K. 39 L/60
それまでの5cm砲の性能を向上させた物で、精度の改善が著しい。同国ではお馴染みの5cm砲。
AP弾の貫通力が50-84mmと頼りにならない反面、課金弾APCRの貫通力が素晴らしく、格上戦車に対抗する要となる。出来るだけ沢山積んでおこう。
なおこの砲は改良砲塔よりも軽い初期砲塔のまま装備可能であるが、初期砲塔のままだと耐久が改良砲塔より低くなるほか、研究ツリーの構造上、改良砲塔を研究しないと*1こちらも研究できないため、僅かな機動力とバーターにするにはメリットが薄い。 - 7,5 cm Kw.K. 37 L/24
榴弾砲。攻撃力の高い榴弾は5cm砲で抜けない相手にもダメージを与える事ができるが、装甲の厚い相手に対しては効果が薄く、特に重装甲戦車が増えてくる本車のマッチングでは手も足も出ない場面が多い。軽装甲の相手のみを狙ったり、足止めを狙って味方のサポートに徹しよう。
照準時間の長さと精度の悪さは装甲と足を活かした立ち回りで補いたい。
なお、APとHEに貫通力の差があまりないので、本砲でAP弾を使用する必要はまずない。また、課金弾HEATは貫通力87mmと価格の割にはあまりあてには出来ないため*2、基本的にHE弾だけ用意すればよいだろう。
- 5 cm Kw.K. 39 L/60
- 装甲
中戦車化したことにより移動時の隠蔽率が大幅に減少しているが、装甲厚はPz.Kpfw. III Ausf. Eとくらべてかなり増加しており、快速車両としては十分である。- 砲塔
初期砲塔および後期砲塔+7,5cm砲搭載時のみ防盾50mm+裏装甲30mm。後期砲塔+7,5cm砲以外搭載時は増加装甲20mm+防楯30mm+裏装甲30mmの三重装甲で合計80mm。裏装甲の範囲が広く、それなりの硬さを持つといえる。
キューポラは90mmと異様に分厚く、他の車両とは異なり弱点ではない。
Tier5以上には容易に抜かれるのであまりあてにはならないが、取れる俯角を活かし積極的にハルダウンすれば車体よりは弾いてくれるかもしれない。 - 車体
正面上部は50mm+20mmで、機銃口・操縦室と正面下部が50mmと、Pz. III Eの1.6~2.3倍の厚さとなった。非力な機関砲程度ならほとんど跳ね除けることができ、後述のとおり車体旋回速度が高いので、接近されても相手に正面を向け続ければある程度は貫通を阻止してくれる。(70mmとなる部分は50mm+空間装甲20mmの装甲配置となっており榴弾にも多少強い構造となっている。)
ただし、垂直装甲ゆえに単純な装甲厚だけで耐えられる相手は少なく、30度の昼飯をしても80mm程度にしかならない。Tier3以上でも課金弾、Tier5以上は通常弾でも貫通100mm超えの砲がほとんどなので、基本的に漫然と車体を晒すのは厳禁である。
- 砲塔
- 機動性
Pz. III Eと同様に快速で、最高速度64km/hを誇る。
出力重量比こそ劣化したものの、履帯性能が向上しているので加速力も優秀である。
分類上は中戦車であるが、低火力・高機動といった性質から軽戦車に近いプレイスタイルとなる。偵察・側背面取り・敵軽戦車の迎撃・自走砲狩りなど、他の中戦車よりも柔軟な動きができるのは明確な長所である。
- その他
視認範囲は初期・後期砲塔共に視界は330mとやや近視気味。偵察をする場合、拡張パーツの双眼鏡やレンズ皮膜が欲しいところだ。
隠蔽はPz. III Eから一回り劣化したが、まだまだ実用的である。しかし、車種が中戦車になった為、移動時の隠蔽が低下するようになった点には注意しよう。
最終無線のFuG 12は通信範囲710mと優秀であり、しかも多くの戦車と互換性がある*3のでここで開発しておくと良い。
- 総論
火力がやや低く機動力もLTに近いため、ややLT寄りの運用をしたほうが戦果を挙げやすい。特に軽戦車相手に接近戦を仕掛けて重要ポイントを抑えるような運用では抜群の強さを見せる。
正面装甲については同格MTのなかではやや厚めなので、昼飯をすれば格下にはある程度正面から対峙できる。反面、同格課金弾や格上には容易に抜かれるため、高貫通砲持ちが相手の場合は足を使って動き回り、側面や後方からの攻撃を意識しよう。基本的に運用方法はPz. III Eから変わらない。
史実
(写真は5cm KwK39 L/60を装備したL型。イギリスのBovington戦車博物館にて)
ヒトラー政権下でのドイツ再軍備計画において、対戦車戦闘を行う機甲戦力の中心として計画されたのが本車である。支援戦車である4号戦車とともに運用されることが想定されていた。
特徴は3人が配置される大型砲塔と無線機の全車装備で、これにより高度な連携戦闘を可能にした。
主力戦車として開発されたにもかかわらず生産は遅れ、1937年から1938年末までにA型からD型がそれぞれ少数生産されたのち、トーションバーサスペンションを装備し、3号戦車の標準となったE型がようやく生産されるようになったが、ポーランド戦に参加したのは全部で数十両のみであった。半年後のフランス戦においても依然として十分な数は揃っていなかった。
フランス戦までは3,7cm砲を搭載していたが、ポーランド戦やフランス戦の戦訓から装甲が強化されるとともに、1940年代半ばより5cm KwK38 L/42が装備されるようになる。この頃からようやく数がそろい始め、北アフリカ戦や独ソ戦では数的主力となっていた。
ところがソ連のT-34やKV-1といった戦車に対しては、新たに装備された威力の高い5cm KwK39 L/60をもってしても性能的に対抗することが困難である一方、最大限強化されて垂直50mmという装甲は、それらの戦車が装備する76.2mm砲を防ぐには不十分だった。その上設計上の制約からこれ以上強力な砲を搭載することが不可能であったため、主力戦車の座を強化された4号戦車に譲り、さらに後継者たる5号戦車パンターの生産が1943年に始まると、戦車型の生産は終了した。
一方、1942年から7,5cm KwK37 L/24を装備した火力支援の性格が強いN型が生産されたほか、3号戦車の車体は3号突撃砲のベースとなっている。
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