Tier5 ドイツ 中戦車(課金戦車) / 略称: Pz. T 25
チェコ戦車のŠkoda T 25とほぼ同じ外観、車体機銃と砲塔上部のハッチ周りぐらいしか違いがない。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 800 |
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車体装甲厚(mm) | 50/45/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/20 |
重量(t) | 19.85 |
実用出力重量比(hp/t) | 22.67 |
本体価格 | 1,500G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm Škoda A18 | 14 | AP APCR HE | 116 167 38 | 110 110 175 | 1,540 | 0.41 | 2.5 | 810 1,013 810 | 70 | 70 2,800 38 | 1,520 | -10°/+20° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. T 25 | 60/60/35 | 22 | 320 | 3,500 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Škoda V12 19.8 liter 450 | 450 | 20 | 510 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. T 25 | 23.5 | 30 | 4,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 7 Ausf. F | 710 | 150 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class3 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 12.88% | 3.35% |
移動時 | 9.63% | 2.5% |
車両に関する変更履歴
v0.6.6 | 新規実装 |
v0.9.13 | 名称をT-25からPz.Kpfw. T 25に変更 |
v0.9.14 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 総弾数を60発から70発に変更 修理費用を24%ダウン HPを610から800に変更 |
解説(v1.10.0)
- 概要
v0.6.6で追加されたTier5のドイツ課金中戦車。
大戦中期、チェコのシュコダ社がドイツ陸軍向けに設計した新型中戦車の計画案である。
Škoda T 25とは史実的に同じ戦車だが、Tier・国籍・各種性能が大きく異なる。
但し、機動特性の癖が強いため、扱いにはある程度の慣れが必要である。
- 火力
Pz.Kpfw. IV Ausf. HやPz.Kpfw. III/IVと同様、俯角を-10°取ることができるため、地形への対応力は高い。- 7,5 cm Škoda A18
同格中戦車の7,5 cm Kw.K. 40 L/48よりも貫通力と発射速度が高い。
精度と照準時間が若干劣るため命中率では一歩劣るが、課金戦車としてはバランスが良く扱いやすい主砲である。
とはいえ、Tier5全体から見れば飛び抜けて高性能という訳ではない為、過信は禁物。
また、隠しパラメータである移動時・車体旋回時の照準拡散がかなり悪く、最高速度の速さも相俟って数値以上に照準時間が遅く感じられる原因になっている。
- 7,5 cm Škoda A18
- 装甲
装甲厚は平均よりやや薄めといった程度。車体前面には傾斜があり実質65mm程度となっている。
チェコ戦車らしく車体サイズは小さく、遮蔽の得やすさや被弾率の低下に貢献している。
HPはTier5中戦車としてはかなり高く、同格重戦車に迫るレベルに設定されている。 - 機動性
更に大きな強みが20hp/tを超える出力重量比で、加速と最高速度に優れ、さらに後退速度も速い。
後述の旋回性が弱点となるものの、直進での最高速度は軽戦車にも引けを取らないものとなっている。
味方の支援やcap切り、終盤での偵察など、その高速性は随所で役に立ってくれるだろう。
また、この俊敏性は砲塔配置とシナジーを発揮し、所謂飛び出し撃ちで被弾を抑えつつ戦う事が出来る。
特に履帯の性能がかなり悪く、少し旋回するだけでも急激に速度が低下する特性を持っている。
旋回性の数値自体も低く、上記の欠点と相まってTier5中戦車の肩書からは想像できない程旋回性が悪い。
加えて砲塔の旋回も劣悪で、Tier8重戦車よりも更に遅いという驚きの低性能になっている。
結果、標準的な機動性のMTが相手でも、距離を詰められてしまうと翻弄され一方的な攻撃を受けかねない。
尚、超信地旋回も不可能な為、砲塔の旋回を車体の旋回で補う方法もやり辛く、接近戦には適性が無い。
改良型旋回機構で少しでも補いところ。 - その他
その他の無視できない弱点として、視界の短さがある。
320mはマッチングしうる中戦車の中で最も低い値であり、視界が短いことでよく知られるKV-1に比べても10mしか優れていない。
隠蔽率もMTの中ではあまり高くないので、突出すると一方的に撃たれる可能性が高い。
足が速いからといって、開けた場所では、自分から視界を取りに行くのはハイリスク・ローリターンすぎる。
クレジットに余裕があれば、レンズ皮膜の装備も検討したい。
乗員は、他の多くのドイツMTと同様、各役職が1人ずつの5人なので、問題なく乗せ替えできる。 - 総論
以上の様に、攻守の面では優れたバランスを持つ反面、機動面に大きな弱点を抱えている。
運用する際は接近戦に持ち込まれないよう、敵との距離に最大の注意を払いたい。
加えて、視界も短いため、味方との位置関係にはよく注意する必要がある。
史実
チェコのシュコダ社は、1941年にドイツ陸軍に対して新戦車T-24の設計案を提出した。
T-24の設計は明らかにT-34の影響を受けており、傾斜装甲が積極的に採用されていた。
1942年に木製の模型が製作されたものの、設計案は廃案となった。
T-25は、T-24の主砲とエンジンを強化した設計案である。
主砲のŠkoda 7,5 cm A18 KwKは、ドラム型自動装填装置により高い連射性能を持たせることが予定されていた。
搭載予定のエンジンは8気筒450馬力であり、約22馬力/tという高い出力重量比により、最高速度は60km/hが予定されていた。
また、ベンチレータを駆動するための50馬力の補助エンジンも備えられていた。
しかし、T-25設計案は、T-24と同様にドイツ陸軍の目を引くことはなく、試作車さえ製作されずにペーパープランのまま廃案となった。
後に自走砲の車台として本車の設計を流用するプランもあったようだが、そちらも実現しなかった。
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