Tier6 ソ連 駆逐戦車
↑ 85 mm D-5S
初期状態。SU-85Mの史実装備。
↑ 122 mm D-2-5S
最終状態。SU-122Pの史実装備。
車長用に直視型ヴィジョンブロック付きのキューポラが増設され、視認範囲が向上している。
上記キューポラと車体後部の予備燃料タンク以外、SU-85とほぼ同じ外見を保っている。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 650 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 75/45/45 |
最高速度(前/後)(km/h) | 50/14 |
重量(初期/最終)(t) | 31.56/32.68 |
実用出力重量比(hp/t) | 15.91 |
主砲旋回速度(°/s) | 44 |
視認範囲(m) | 350 |
本体価格(Cr) | 908,900 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 支援型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
85 mm D-5S | 13.64 | AP APCR HE | 120 161 43 | 160 160 280 | 2,182 | 0.43 | 2.3 | 800 1,000 800 | 75 | 109 2,800 98 | 1,500 | -6°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
85 mm D5S-85BM | 10.53 | AP APCR HE | 144 194 44 | 180 180 300 | 1,895 | 0.34 | 2.3 | 950 1,188 950 | 60 | 175 3,200 139 | 1,850 | |
100 mm D10S | 7.79 | AP APCR HE | 175 235 50 | 250 250 330 | 1,948 | 0.4 | 2.3 | 895 1,119 895 | 44 | 252 4,400 252 | 2,257 | |
122 mm D-2-5S | 4.69 | AP APCR HE | 175 217 61 | 390 390 530 | 1,828 | 0.43 | 2.9 | 780 975 780 | 36 | 1,025 4,800 608 | 2,600 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-2-34 | 500 | 15 | 750 |
---|---|---|---|
V-2-34M | 520 | 15 | 750 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
SU-100 | 37.4 | 34 | 8,500 |
---|---|---|---|
SU-100-60 | 38.7 | 36 | 8,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
9R | 325 | 80 |
---|---|---|
9RM | 525 | 100 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class3 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 22.06% | 4.19% |
移動時 | 13.22% | 2.51% |
派生車両
射界
射界 | 左12°/右12° |
---|
開発ツリー
85 mm D-5S (初期/61,530) | ┳ ┃ | 100 mm D10S (16,500/78,180) | ━ | 122 mm D-2-5S (17,000/84,980) | ━ | SU-152 (31,500/1,305,000) |
┃ ┗ | 85 mm D5S-85BM (15,500/73,600) | ━ | SU-100M1 (48,200/1,365,000) | |||
9R (初期/1,980) | ━ | 9RM (4,040/24,240) | ||||
V-2-34 (初期/27,860) | ━ | V-2-34M (6,200/29,500) | ||||
SU-100 (初期/9,100) | ━ | SU-100-60 (5,375/16,830) |
車両に関する変更履歴
v0.9.2 | HD品質化 |
v0.9.3 | 車両のモデルを修正 |
v0.9.4 | 車両モデルの不具合を修正 |
v0.9.14 | 車輌のビジュアルモデルを改良 |
v1.9.0 | 85 mm D5S-85BMの総弾数を50発から60発に変更 85 mm D5Sの総弾数を62発から75発に変更 修理費用を11%ダウン 収益性を3%ダウン HPを580から650に変更 |
解説
- 火力
100mm砲、122mm砲は精度に若干の問題が残るが、高い貫通力を持つため格上にも有効打を与えやすい。自分のスタイルやクレジット収支と相談して搭載砲を選択しよう。
相変わらず俯角は-6°とあまり取れない。また、左右の可動範囲がSU-85に比べて3°ずつ狭くなっている。- 85 mm D5S-85BM
SU-85から引き継げる主砲。
貧弱な初期砲を使う理由がないので、乗り出しは大抵本砲からとなる。
ソ連戦車としては破格の高精度を持ちつつ、それなりの貫通力も備えている。とはいえ同格中戦車のT-34-85がほぼ同性能の砲を装備できる以上、できるだけ早めに上位砲に換装したい。 - 100 mm D10S
SU-100の史実砲。SU-85でD5S-85BMの研究をスルーした場合、フリー経験値を使用して速やかに本砲を搭載する事が望ましい。
バランスの取れた平均的な性能を備える使いやすい火砲である。
課金弾のAPCRは貫通力235mmと下記のD-2-5Sより高く、格上にも対抗しやすい点が何よりのメリットだ。
しかし、本砲と類似した主砲をKV-85でも発射速度がほぼ変わらずに搭載できる。無砲塔の本車にあえて載せるべきかは悩ましい。 - 122 mm D-2-5S
SU-122Pの史実砲。格上HTISの搭載砲と酷似したスペックを持つ。
これまでの砲よりも照準時間が長くなるが、格上駆逐戦車と比べても遜色ない単発火力を持ち、同格以下は2~3発で撃破可能だ。大口径故に距離減衰に強い、APの2倍ルールや3倍ルールに入りやすい(約60mm以下の装甲に対して貫通しやすくなり、特に約40mm以下の装甲には跳弾されない)という長所がある。
発射速度が極めて遅くなるKV-85とは異なり、DPMもさほど劣化しないため、多少の悪精度は我慢して搭載する価値がある。精度や照準時間もあちらに比べればかなり良いので、距離が離れていてもある程度は当てやすい。それでも精度が足りないと感じたなら、改良型照準器の搭載も一考の余地がある。
またHEの火力も高く、貫通が難しい重装甲の敵に対してもダメージを与えることができる。貫通力も61mmと紙装甲相手には充分。
- 85 mm D5S-85BM
- 装甲
75mm厚105mm相当に強化された正面装甲は全面的に頼りにできるほどではないものの、格下中戦車のAP弾やKV-2等の大口径榴弾の貫通は安定して防いでくれる。
また、防盾部分に当たった場合、角度次第で格上駆逐戦車の攻撃すら無傷で耐える事もある。
HPの強化の恩恵で一撃死の危険が少なくなった事も大きいだろう。
- 機動性
機動力に関してはSU-85には劣るものの、旋回性も速力も駆逐戦車としては比較的優秀である。
しかし、油断すると接近戦に持ち込まれて不覚を取る事もある。警戒を怠らないようにしよう。
- 偵察性
高い隠蔽率はそのままに、視認範囲が70m増の350mに大幅強化されている点は嬉しいポイント。
双眼鏡などを装備し視界を伸ばしておけば、取れる選択肢は増えるだろう。
- 開発
エンジン、無線機ともにSU-85から変わってないので乗り出しから最終モジュール状態であり、初期履帯で最終砲まで積める余裕を持つという親切設計。
- 総論
SU-85に比べ、攻守両面の性能向上で更に扱いやすい駆逐戦車に強化されている。
どの戦車砲も精度や連射速度が上がっており、様々なシーンで高い火力を発揮できるはずだ。
史実
SU-100は、SU-85の改良型にD-10S 100mm砲を搭載した対戦車自走砲である。
主砲のD-10Sは、大戦中に実用化されたソ連製の砲の中で最高の貫通力を誇る有力な砲であり、ティーガー Iなどのドイツ軍の重装甲車両を1,500m以遠から撃破することが可能であった。
なお、本ゲーム中では100mm D-10系の砲と122mm D-25系の砲は同じ貫通力が設定されているが、これは至近距離での貫通力であり、遠距離ではD-10の方が高い貫通力を持つ。これは、砲弾の口径が小さい分空気抵抗が少なく、弾速の低下が小さいためと考えられる。
SU-100の車体デザインは概ねSU-85を踏襲しているが、正面装甲は75mmに増厚された。
これは防御力の強化に寄与しているものの、砲の重量も増加しているため、本車はフロントヘビーとなってしまい、機動性はSU-85より劣化した。
なお、上掲の写真では砲に支え棒が配置されているが、これは展示車両の前傾を防ぐための処置であり、実車に装着された装備ではない。
フロントヘビーの問題はソ連当局も把握しており、後継車両のSU-101(URALMASH-1)はエンジンを車体前部に、戦闘室を車体後部に配置、重量バランスを整えることを計画し、その形状はヤクトティーガーやエレファントに近いものとなった。
しかし、終戦に伴いSU-101は計画が放棄された。
本車の生産開始は1944年9月と遅く、初の大規模投入も1945年3月の春の目覚め作戦からであった。
しかし、それでも終戦までに2300両以上が生産された。
戦後は中国、北朝鮮、北ベトナム、ユーゴスラヴィア、エジプトなどに輸出された。
エジプトに輸出された車両は、第二次、第三次、さらには第四次中東戦争にも参加したと伝えられている。
SU-100の派生車両としては、以下のようなものが存在する。なお、ゲーム中ではD-5S-BM85 85mm砲が搭載可能であるが、実際にこの砲の搭載が計画されたのはSU-85の車台であった(試作のみで不採用)。
- SU-85M
SU-100の車体にSU-85と同じD-5S 85mm砲を搭載した車両(本ゲームでの初期形態)。この車両は、D-10Sの生産が間に合わなかったため、暫定的に生産されたものであった。 - SU-122P
SU-122の車体に、ISU-122Sと同じD-25S 122mm砲を搭載した車両。ただでさえフロントヘビーの本車に、さらに重い122mm砲を搭載することは現実的でなく、量産はされなかった。
本ゲーム中の122mm砲搭載車輌に相当する。
余談であるが、タミヤ模型は本車を模型化する際、"ジューコフ戦車"の愛称を勝手に付けて売り出した。
どうやら知名度の低い本車に対し、子供に覚えやすい名前を与えることで売れ行きを伸ばそうとした戦略だったようだ。
同様にヤクトパンターも"ロンメル戦車"との愛称を勝手に与えられている。
ロンメルがヤクトパンターを含む部隊を指揮したことが無いのと同様、本車とジューコフ将軍は直接の関係はない。
なぜこのような愛称にしたのかは謎である。
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