SU-5

Last-modified: 2021-06-22 (火) 19:02:16

Tier4 ソ連 自走砲

SU-5_0-min.PNG
↑ 76 mm Gun mod. 1902/30 30 clb
初期状態。
SU-26と同じくT-26の車体を流用しているが、エンジンが真ん中へ移動しより大きい砲を積むため固定式となった。
SU-5_1-min.PNG
↑ 122 mm Howitzer mod. 1910/1930
最終状態その1。
SU-5_2-min.PNG
↑ 152 mm Mortar NM mod. 1931
最終状態その2

v0.9.19.1以前

SU-5.jpg

スペック(v1.13.0)

車体

耐久値245
車体装甲厚(mm)15/15/15
最高速度(前/後)(km/h)30/8
重量(初期/最終)(t)10.3/10.35
実用出力重量比(hp/t)12.57
主砲旋回速度(°/s)16
視認範囲(m)250
本体価格(Cr)147,000
修理費(Cr)
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力爆発範囲(m)スタン時間(s)精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
76 mm Gun mod. 1902/30 30 clb10HE211801.09×0.734.54458538389-5°/+60°
76 mm Gun mod. 1902/30 40 clb10HE211801.09×0.714.54558538389
122 mm Howitzer mod. 1910/19303.87HE
HE
30
30
300
420
2.49
2.49
×0.846.533527150
215
425-0°/+60°
152 mm Mortar NM mod. 19313.53HE
HE
AP
35
44
100
350
450
300
6.2
3
-
3.9~6.5
×
×
0.886.5285
305
342
18290
350
340
425-0°/+72°
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
T-269020545
T-26M10020545
T-26F13020545
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
SU-510.49241,880
SU-5 Bis12.5261,880
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
71-TK-3300100
9RK35080
12LL615100
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置×装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材×内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時14.99%2.25%
移動時7.47%1.12%
 

射界

射界左6°/右6°

tm_Su-5.jpg

 

開発ツリー

クリックで表示
76 mm Gun mod. 1902/30 30 clb
(初期/4,090)
76 mm Gun mod. 1902/30 30 clb
(1,200/8,050)
122 mm Howitzer mod. 1910/1930
(2,600/35,000)
152 mm Mortar NM mod. 1931
(4,080/48,360)
71-TK-3
(初期/570)
9RK
(540/3,240)
12LL
(5,600/33,600)
T-26
(初期/770)
T-26M
(95/1,230)
T-26F
(130/1,500)
SU-5
(初期/1,800)
SU-5 Bis
(1,000/4,750)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.7.2破壊されたときのモデルを修正
v0.8.0152 mm Mortar NM mod. 1931のHE弾、HEAT弾の威力+30
v0.8.2装甲の表示を変更
v0.8.3初期履帯の旋回速度27°→28°、移動・旋回による精度低下量それぞれ-4%
初期履帯の対地形性能変更:軟+9%
上位履帯の積載量13.77t→12.5t、移動・旋回による精度低下量それぞれ-4%
車体本体重量7,100kg→7,036kg
122 mm Howitzer mod. 1930の仰角45°→60°、射撃による精度低下量+25%
152 mm Mortar NM mod. 1931の仰角45°→72°
76 mm Howitzer mod. 1903/30の搭載弾数48→56、仰角45°→60°
耐久力230→180
v0.8.6当たり判定を修正
v0.9.7視認範囲を 330m から 290m に調整
v0.9.18全ての主砲のAP弾、HEAT弾を削除
視認範囲を290mから250mに変更
76 mm Gun mod. 1902/30 30 clbの通常弾の貫通を42mmから21mmに変更
76 mm Gun mod. 1902/30 40 clbの通常弾の貫通を42mmから21mmに変更
122 mm Howitzer mod. 1910/1930の通常弾・課金弾の貫通を61mmから30mmに変更
152 mm Mortar NM mod. 1931の通常弾の貫通を75mmから35mmに変更
76 mm Gun mod. 1902/30 30 clbの通常弾のダメージを164から180に変更
76 mm Gun mod. 1902/30 40 clbの通常弾のダメージを164から180に変更
152 mm Mortar NM mod. 1931の通常弾のダメージを450から400に変更
152 mm Mortar NM mod. 1931にスタン効果を追加
v0.9.20HDモデル化
v1.5.0152 mm Mortar NM mod. 1931砲の最小スタン時間を4.23秒から3.9秒に変更
v1.9.076 mm Gun mod. 1902/30 30 clbの総弾数を48発から85発に変更
76 mm Gun mod. 1902/30 40 clbの総弾数を48発から85発に変更
122 mm Howitzer mod. 1910/1930の総弾数を18発から27発に変更
152 mm Mortar NM mod. 1931の総弾数を12発から18発に変更
修理費用を35%ダウン
収益性を11%ダウン
HPを160から245に変更
コレクション車輌に移行
v1.13.0152 mm Mortar NM mod. 1931に代替砲弾(HE)、戦術砲弾(AP)を追加
152 mm Mortar NM mod. 1931の標準砲弾(HE)のダメージ値を400HPから350HPに変更
152 mm Mortar NM mod. 1931の標準砲弾(HE)の爆発範囲を6.5mから6.2mに変更(記載なし)

解説(v1.12.1以前)

  • 火力
    初期状態ではTier3のSU-26と同じTier2相当の76mm砲しかなく、射界も狭いため実質SU-26の下位互換の主砲を搭載していることになる。
    フリー経験値もフルに活用し、早急に122mm砲を開発すべきである。さいわい、初期履帯でも全ての砲を搭載できる(ただし拡張パーツにいくつか積めない物がでる)。
    最終候補は、選択砲弾による高い威力・装填速度・総弾数や弾速で優る122mm砲か、高い弾道と広い爆発範囲に加えてスタン効果を持つ152mm砲の二つ。プレイスタイルで選択しよう。
    • 122 mm Howitzer mod. 1910/1930
      本砲からようやく十分な火力を持つことが出来る。
      ただし、収束や装填速度が落ちる上に総弾数も27発まで減ってしまうので、狙う敵は中・重戦車が主になる。
      なお、本砲は珍しく2種類のHE弾を選択できるが、威力と弾薬費の差しかない。このTierではどんなに撃とうが赤字になることはほぼ無いため、150Crより火力の高い215Crの弾をいっぱいまで装備した方がよい。
      v0.9.18の変化の中でも122mm以下の砲弾は威力が据え置きなため、下記152mm砲より威力が高くなっている。ただし爆発範囲には大きな差があり、152mm砲のような至近弾によるダメージは期待できない。
      スタン効果に関しては、実のところ4.23~6.5秒のスタンは無いも同然なのであまり考慮しなくともよい。
      射程距離は800m強。
       
    • 152 mm Mortar NM mod. 1931
      この車両最大の152mm砲。単発火力は400と口径の割に控えめであるが、122mm砲の2倍以上もの広い爆発範囲があるため至近弾でもダメージを与えやすい。
      スタン効果も追加されているが、それほど持続は長く無いためオマケ程度か。
      射程が約600m程度と非常に短く、必然的に非常に高い弾道で撃つ事が多くなり、結果、天板を貫通する可能性が高い。小さな家屋程度なら、障害物の陰に隠れる敵戦車を狙うことさえできる。油断している敵戦車の天板を狙い大打撃を与えていこう。
      攻撃力に優れる反面、弾速がSPGの中でも群を抜いて遅い(最大射程では着弾まで3.5秒前後もかかってしまう)。また、精度・照準時間・旋回制限も同格最低クラスであり、予め照準の予測をつけておかないと射撃はおぼつかないだろう。
      その特性から移動目標への偏差射撃は全く期待できないしするべきではない。前線が衝突するポイントに予め照準を合わせておき、HTないしTDが照準のため足を止めたタイミングを狙うなど極力相手の動きが変わらない状況で撃てるようにしなければならない。どのSPGでもいえるが、この車両では特に顕著である。
      しかし何よりも、弾数が18発と極めて少ない点が問題になる。
      このため序盤からガンガン撃ち込んだり運悪く着弾が外れたりするとすぐに弾切れになるため、しっかりHTやTDに当てていくプレイングが必要になるのだが、そこで上述の様々な難点が一層際立ってくる。
      自走砲が火力に特化しすぎたスナイパーであることを良くも悪くも実感させてくれる砲といえるだろう。
       
  • その他の性能
    言うまでもなく生存性は劣悪の一言。装甲は全面15mmしかなく、何も期待すべきではない。
    機動性も貧弱で、進退は早めに決断しなければならない。ただ、車体旋回は同格自走砲に比べて一回り以上速く、左右射界の狭さを多少なりと補ってくれる。
    隠蔽性も高いとはいえず、車体もそれなりに高いため小さな茂みだとはみ出してしまう場合もある。
    通信範囲は最終無線機(12LL)は十分な性能を持つが、SU-26等で開発していなかった場合76mm砲および122mm砲で射程に比して全く足りない通信範囲の初期or中間無線で戦う期間が長くなる。
 
  • 総論
    火力面でそれなりにバランスの取れた自走砲である。
    とはいえ、弾数が少なく、火力と引き換えに当てづらさがより顕著になっており、前線を予測して常に照準を合わせ続ける必要がある。射撃機会を失わないためにも、定番ポイントへ射線の通る位置を覚えておこう。

史実

格納

Self-propelled_gun_SU-5-1.jpg
(写真は76mm砲を搭載したSU-5-1)
1930年代半ば、大量生産されたT-26をベースとした自走砲の開発が行われた。
まず76 mm Gun mod. 1902/30 30 clbを搭載するSU-5-1と152 mm Mortar NM mod. 1931を搭載するSU-5-3が1934年から1935年にかけて開発された。
これらの車両はいずれもT-26の上部構造物を取り払い、エンジンを車体中央に移動させ、空いた後部に開放型の戦闘室を設けていた。後述するSU-5-2の後期生産型を除けば、乗員の防護は防循のみであった。
さらに1937年にはほぼ同様の構造で122 mm Howitzer mod. 1910/1930を搭載したSU-5-2が開発されている。
以上3種の自走砲はいずれも試験に供されたのち少量が生産された。第2次世界大戦初期の戦いに参加しているという説も存在する。
なおSU-5シリーズの生産を行ったのはレニングラードのキーロフ工場であり、この経験がSU-26の急造に活かされたのかもしれない。

 

参考サイト
http://en.wikipedia.org/wiki/T-26_variants
http://www.armchairgeneral.com/rkkaww2/galleries/T-26/SU-5.htm
http://en.valka.cz/viewtopic.php/t/86256

 

:SU-5の実戦投入について
SU-5は1938年8月、ハサン湖周辺での戦闘(張鼓峰事件)に戦車部隊の支援車両として投入されており、これが始めての実戦参加であるとのこと。
1941年6月1日の時点で西部国境地帯には計17両(西部特別軍管区に9両、キエフ特別軍管区に8両)のSU-5が配備されていたが、生き残った車両は一台もいなかったようである。
(warspot.ruのSU-5に関する記事【http://warspot.ru/521-samohodnaya-artilleriyskaya-ustanovka-su-5】より抜粋)

SU-5broken.jpg
(撃破されたSU-5とその横を行軍するドイツ兵。1941年撮影)

情報提供

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