Tier 6 チェコスロバキア 中戦車 (課金戦車)/日本語表記:シュコダ T 40
T-34-85に影響を受けた車体に、第三帝国領時代にノウハウを得たドイツ風砲塔が乗る風貌。
実際には防盾はPantherのSchmalturmほど硬くなく、車体もT-34系同様心許ない。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 780 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 65/40/30 |
最高速度(前/後)(km/h) | 50/20 |
重量(t) | 39.95 |
実用出力重量比(hp/t) | 17.52 |
本体価格 | 3,300G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 狙撃型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
8,8 cm vz. 37N | 8.7 | AP HEAT HE | 145 200 44 | 220 220 270 | 1,913 | 0.37 | 2.3 | 773 600 800 | 80 | 200 4,800 160 | 1,650 | -6°/+20° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Škoda T 40 | 65/40/40 | 32 | 370 | 6,200 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Škoda 16 ADH 140 | 700 | 15 | 1,400 |
---|
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Škoda T 40 | 41.5 | 38 | 11,730 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Radiostanice Fu 7 upravená | 710 | 70 |
---|
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 13.05% | 3.26% |
移動時 | 9.8% | 2.45% |
車両に関する変更履歴
v0.9.12 | 実装 |
v0.9.15 | AP弾の貫通力を132mmから145mmに変更 |
v1.9.0 | 修理費用を10%ダウン HPを700から780に変更 |
解説
- 概要
v0.9.12にて追加されたTier6のチェコスロバキア課金中戦車。
戦後、シュコダ社がVTU Konceptを受けて提案した新型汎用戦車の最初期案である。
本ゲーム初のチェコスロバキア戦車*1であり、通常ツリー実装に先駆けて実装された。
- 火力
チェコ戦車としてはKonštrukta T-34/100と並んで俯角が狭く、使える地形が限られている。- 8,8 cm Vz. 37N
ドイツの8,8 cm L/56と似通った性能の主砲*2を装備する。
単発火力は40TPやP.43 bisには劣るものの、Tier6中戦車の中ではかなり高い。発射速度も分間8.7発と高レートであり、貫通さえすれば脅威になれる。
一方でL/56砲とは異なり、金弾がAPCRではなくHEATになっている。数値上の貫通力こそ僅かに上回っているものの、傾斜や空間装甲に弱いという欠点があり、履帯を斜めに撃ち抜いたりしないようによく狙って撃つ必要がある。
また、全ての弾種の弾速が遅く、特にHEATはかなり山なりに飛んでいくという欠点がある。HEATは同格MTの課金弾の中ではぶっちぎりで遅く、描画範囲ギリギリの敵に到達するまでには一秒程度かかってしまう。
精度は悪くないが、この遅すぎる弾速が原因で異常なまでに遠距離狙撃には向かない。接近戦では問題になりにくいが、この砲の使いづらさの一つにもなっている。
- 8,8 cm Vz. 37N
- 装甲
重厚な見た目に反して装甲、HPのいずれも頼りにならない。
機動性は良好なので、真正面から撃ち合うプレイは避けよう。
カタログスペック上は正面上部で傾斜付き65mmと、Tier6にしては良好に見えるが、これはカタログ詐欺。
実際には傾斜の厳しい40mmと傾斜の緩い65mmの二箇所に分かれるので防御力は高くない。車体側面も40mmあるのは履帯のある部位だけで、基本的には30mmしか無い。
砲塔正面も垂直に近い65mmしかないため、Tier5以上には簡単に抜かれやすい。防盾だけは硬いが、面積的に頼りにはできない。
また車体自体がVK 30.02 (M)と肩を並べるほど大柄で、MTとしては投影面積が大きい。
- 機動性
平地ならカタログスペック通り50km/h近くまで出る。履帯性能と出力重量比をある程度は両立しており、加速性能も良好。
拡張パーツのターボチャージャーを機動性スロットに搭載し、長所を伸ばすのも一考の余地がある。
ただし、旋回性能は低いため、積極的な機動戦はやや不向きである。
- その他
前述のとおり車体は大柄だが、車高はそれほど高くないため隠蔽率はまずまず。
視認範囲は370mとTier6中戦車ではトップタイの値であり、必要な場面では自車で視界を取ることも出来る。
- 総論
良好な単発火力・機動性を両立した支援型中戦車である。
v1.9.0で長年のライバルだったVK 30.01 (P)が重戦車化した為、相対的に「良好な機動性と単発220を両立したTier6中戦車」というオンリーワンな地位を獲得した。
同じTier6中戦車の高単発組であるP.43 bis、40TP、B.U.G.I.がいずれも足回りに悩まされている中、素直な機動性を有している点は十分な長所である。
一方、金弾のHEATの扱いづらさのほか、控え目の耐久値・狭い俯角・大柄で軽装甲の車体といった無視できない欠点を抱えており、地形選びや押し退きの精確さが求められる。
良くも悪くも長短がはっきりしている為、癖を踏まえて動ける熟練者向けの車輌と言える。
史実
1945年、チェコスロバキア軍はTank Všeobecného Použití (TVP; 直訳すると「汎用戦車」) の技術仕様をまとめた。
この中戦車には、65mmの装甲、最大速度50km/h、そして追加装備として火炎放射器に切り替えられる同軸機関銃が求められた。
シュコダのT 40案は、ドイツのクルップ社の製造する車輌に似ていた。特に防盾の形状がクルップ社のものに良く似ている。
というのも第二次世界大戦中シュコダ工業はティーガーIIの車体や砲塔を生産していたからだ。
規定された仕様を満たすため、主砲には8,8cm砲が選ばれた。これはティーガーIに搭載されたドイツのKwK 36 L/56砲に似ていたが、マズルブレーキは装着しなかった。
この砲は、本来はパンター中戦車向けに試作された改良型小型砲塔 (Schmalturm)に搭載される予定だった。
最終的に、火炎放射器については通常の同軸機関銃で十分との事で仕様から削られた。
エンジンは、X型空冷ディーゼルエンジン Škoda 16ADH140(2,000rpmで700馬力)を使用予定だった。エンジン自体のパフォーマンスは出力荷重比の要求仕様を満たしていなかったが、求められていた50km/hの最高速度で戦車を動かすことができた。
また、サスペンションについては、リーフスプリングでは不十分で、より高度なサスペンションシステムが必要とされた。
Т 40が直面したもっとも大きな課題はその薄い装甲だったが、これは要求された仕様の段階で仕方がないものだった。元々はソ連のT-34-85をベースに作られており、T-34-85は装甲の厚い車輌ではなかったからだ。
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