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Tier 5 ドイツ 駆逐戦車 / 日本語表記: III号突撃砲
本車両の特徴である7.5 cm Pak 42 L/70を装備した状態。マズルブレーキがないため外見での見分けは容易。(単純に砲身が長いため遠距離でも見分けることはできる)
①7.5 cm StuK 40 L/43、②7.5 cm Pak 39 L/48、③10.5 cm StuH 42 L/28、④7.5 cm Pak 42 L/70、それぞれの砲外観。
スペック(v0.8.3)
車体
耐久値 | 350 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 80/30/50 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/10 |
重量(初期/最終)(t) | 22.68/23.063 |
実用出力重量比(hp/t) | 19.078 |
砲塔旋回速度(°/s) | 44 |
視界範囲(m) | 310 |
本体価格(Cr) | 422,000 |
修理費(Cr) | 約2,840 |
超信地旋回 | 可能 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr/G) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm StuK 40 L/43 | 15.38 | AP APCR HE | 103 139 38 | 110 110 175 | 1698 | 0.39 | 1.7 | 44 | 46 5G 19 | 1,437 | -8°/+23° |
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7,5 cm PaK 39 L/48 | 15.38 | AP APCR HE | 110 158 38 | 110 110 175 | 1698 | 0.37 | 1.7 | 44 | 46 5G 19 | 1,520 | -10°/+20° |
10,5 cm StuH 42 L/28 | 8.33 | AP HEAT HE | 64 104 53 | 350 350 410 | 2916 | 0.53 | 1.7 | 28 | 60 7G 64 | 2,100 | -7°/+20° |
7,5 cm Pak 42 L/70 | 13.33 | AP APCR HE | 150 194 38 | 135 135 175 | 1800 | 0.33 | 1.7 | 36 | 109 5G 98 | 1,740 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 108 TR | 320 | 20 | 450 |
---|---|---|---|
Maybach HL 120 TR | 350 | 20 | 510 |
Maybach HL 120 TRM | 440 | 20 | 510 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
StuG-III-Ketten Ausf. A | 22.94 | 39 | 5,350 |
---|---|---|---|
StuG-III-Ostketten | 25.69 | 47 | 5,850 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 5 | 310 | 50 |
---|---|---|
FuG 7 | 415 | 70 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader(Radio Operator) |
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拡張パーツ
× | Class2 | × | × | Medium Tank | |||||
Medium | Class1 | ○ | Torsion Bars 3 t Class |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 21.9% | 5.41% |
移動時 | 13.1% | 3.24% |
隠蔽率
固有隠蔽率 | 静止時 | 0.4378 |
---|---|---|
移動時 | 0.2627 | |
発砲補正 | 0.3508 |
派生車両
派生元 | Hetzer(TD/12,435) / StuG III Ausf. B(TD/12,640) |
---|---|
派生先 | JagdPz IV(TD/31,100) |
射界
射界 | 左15°/右15° |
---|
開発ツリー
7,5 cm StuK 40 L/43 (初期/25,000) | ┳ ┃ | 10,5 cm StuH 42 L/28 (3,800/28,000) | ||
┃ ┗ | 7,5 cm PaK 39 L/48 (3,400/27,380) | ┳ ┃ | 7,5 cm StuK 42 L/70 (4,600/53,000) | |
FuG 5 (初期/630) | ━ | FuG 7 (1,360/8,160) | ┃ ┗ | JagdPz IV (31,100/910,500) |
Maybach HL 108 TR (初期/9,460) | ━ | Maybach HL 120 TR (710/10,430) | ━ | Maybach HL 120 TRM (1,500/19,900) |
StuG-III-Ketten Ausf. A (初期/1,660) | ━ | StuG-III-Ostketten (1,115/4,740) |
解説
- 概要
Tier5のドイツ駆逐戦車。
v9.0にて本車の細分化によりStuG III Ausf. BとStuG III Ausf. Gに細分され削除された、基本はStuG III Ausf. Gに引き継がれた
III号戦車の車体をほぼそのまま流用した突撃砲で、略してIII突と呼ばれる。
中戦車ルートを進めていれば買い換え初期から能力を発揮できるだろう。
- 火力
Hetzerから持ち越せる砲も含めて4種類の火砲を搭載できるようになる。
なお、7.5cm PaK 42 L/70を開発しなくとも次のJagdPz IVに進めるが、より一層厳しくなるマッチングに備えてここで開発しておくと後継車両でいくらか楽になる。- 10.5cm Stu.H.42 L/28
精度の悪さと装填速度の遅さは相変わらずだが、その高い榴弾威力は依然として上位戦車への有効なダメージソースとなる。発射速度も向上しており、Hezterで使い慣れた人には頼もしい武器となる。 - 7.5cm Pak 42 L/70
Tier6のドイツ中戦車に搭載できる7.5cm KwK42 L/70とほぼ同等の性能であるが、こちらの方が精度と照準時間に優れている。Tier5としては高水準の貫通力を持っており、精度を生かして遠距離から狙撃したり、敵の弱点を狙っていけば格上重戦車に対しても有効打を与えられる。低めの単発火力は手数で補おう。
- 10.5cm Stu.H.42 L/28
- 装甲
正面装甲は車体下部が80mm(傾斜込み90mm程度)、車体上部が30mm(傾斜込み50mm程度)、戦闘室下部が80mm(傾斜がゆるいため80mm前半)、戦闘室上部30mm(傾斜込み75mm程度)となっている。格下ならばそれなりに弾くが、同格以上や金弾には頻繁に抜かれる。特に不味いのが車体上部30mmの部分で、ここに10.5cm榴弾(貫通53mm)を受けると貫通の当落線上になり、貫通した場合は即死する可能性がある。
また車体下部にトランスミッション、車体下部右側には弾薬庫があり、ここを撃ち抜かれるとそれぞれエンジン炎上、一撃爆散の恐れがある。
- 機動性
開発元の一つであるHetzerに比較すると、最大速度こそ低下しているものの、エンジン出力と履帯性能の向上によって、むしろ機動性は良くなっている。
出力重量比に優れているため、並みの中戦車よりも加速が速く、馬力でも登坂に苦労することもないだろう。
優秀な加速性能・旋回性能に加えて砲の可動範囲も広く、接近戦における対処能力も高い。
反面、後進速度は非常に遅く、敵に発見されると後進中に集中射撃を受けやすい。陣地転換の際は下手に後進するより旋回して前進したほうが効率よく動ける事も多い。
- 隠蔽率・無線・視界等
隠蔽率が非常に高く、味方の視界を受けて茂み、15mルール、カモスキル、カモネット等を活用した待ち伏せ戦法を使えば相手に発見される事なく一方的に攻撃する事も可能。次のJagdPz IVでも多用することになるので感覚をつかんでおくと役に立つ。
反面、無線機と視界範囲の性能には難があるため、最後方に篭りっ放しだと味方からの視界情報を受けられず、視界負けで一方的に撃たれる可能性もあるため、敵だけでなく味方との距離にも注意。
- 総論
無線と視界性能にやや難があるため、最後方よりやや前方で高い隠蔽率を生かした待ち伏せ+狙撃を行うといいだろう。良好な前進速度もあるので味方の戦況に合わせて陣地転換を行い有利なポジションを取り続けよう。反面、後進速度が遅く砲がほぼ固定のため動き回りながら撃つ機動戦や活用できる茂みが少ない市街戦は苦手。敵に見つかった際は地形によるが、下手に後進するよりも前進して敵の砲の死角に入る方が早く退避できる場合もある。
これらがうまく活用できるようになるとTier7重戦車を相手に打ち勝つことも可能だ。
史実
(写真は7.5cm StuK40 L/48を装備するG型だが、塗装がフィンランド軍仕様となっている。車体側面の丸太は泥濘脱出用、こんもりとした膨らみはコンクリートによる増加装甲である。Bovington戦車博物館にて)
「突撃砲」という戦闘車両は1935年にドイツ国防軍陸軍参謀本部に配属となったマンシュタイン少将の提案から生まれた。
ドイツ陸軍における機甲部隊は戦車そのものを主力として機動戦闘を行なうため、歩兵部隊への直接支援を常に行なうことはできない。
しかしながら、戦場において歩兵への火力支援はきわめて重要であることから、火力支援を専門に行う装甲車両を設けることを要求したのである。
この車両は戦車ではなく装甲化・機動化された砲兵という位置づけになっているが、野砲のように後方から長距離の曲射で支援を行なうのではなく、敵陣に肉薄して(ゆえに「突撃」)直射による火力支援を行なうことが特色であった。
そのため、この任務に付く車両は、戦車並みの完全密閉全周装甲、低車高による隠蔽性、陣地破壊に向く榴弾砲の搭載(ただし砲の全周旋回能力は初めから要求されていない)が求められた。
突撃砲の第一号であるIII号突撃砲の開発は1936年6月に開始された。
車体は当時開発中であったIII号戦車のものをほぼそのまま流用しており、前面50mm、側背面30mmと当時の水準ではかなりの厚みを持つ装甲板で箱型の戦闘室を形成し、短砲身75mm榴弾砲StuK 37 L/24(IV号戦車初期型の主砲である7.5cm KwK 37 L/24と同等)を搭載している。
1940年1月に完成したIII号突撃砲はフランス戦に投入され、効果的な歩兵支援車両であることが実証された。
このため、基本的な構成には変更を加えずに、1940年1月から1942年3月まででおよそ850両(A型からE型まで)が生産された。
ところが、圧倒的な物量を誇るソ連軍との戦いにおいては、III号突撃砲も対戦車戦闘に巻き込まれることが増え、短砲身の榴弾砲では装甲貫通力が不足であるとの評価を受けるようになった。
このためE型の生産は打ち切られ、長砲身の7.5cm StuK 40 L/43(後により砲身が長い7.5cm StuK40 L/48に変更)を搭載して対戦車車両としての性格を強めたIII号突撃砲F型が登場する。
F型とF8型がおよそ700両生産された後、最終生産型のG型は終戦までにおよそ8000両という大量生産が行われた。
G型は戦闘室の設計が全面的に見直されており、搭乗員の動作に支障が生じないように戦闘室が拡大された他、
装甲が前面80mmに強化されており(F型の途中から)、全周ペリスコープ付きキューポラ、機銃用防盾、シュルツェン、遠隔操作機銃、ザウコップ鋳造防盾など、生存性を高めるための工夫がさまざまに追加された。
突撃砲は突撃砲大隊と呼ばれる専属の部隊で集中運用され、榴弾による砲撃で敵陣に突破口を開ける火力支援と、来襲する敵戦車を迎え撃つ歩兵部隊の盾として活躍した。また戦車不足のため、大戦後期には一部の戦車部隊にも配備されている。
III号突撃砲は第二次世界大戦時のドイツにおいて最も多く生産された戦闘車両であり、最も多くの敵戦車を撃破した車両であるとも言われる。
なお、III号突撃砲はIV号突撃砲が開発されて名称の区別が必要になるまでは単に突撃砲(StuG)と呼ばれていた。
上記のようにIII号突撃砲は次第に対戦車戦闘を重視した車両へと変化していったが、その流れとは別に、より大口径の榴弾による陣地破壊・対歩兵攻撃を行なえるようにする改良案が企画され、III号突撃砲に10.5cm榴弾砲を搭載して火力を強化した車両が開発された。
この車両は10.5cm StuH 42(10.5cm突撃歩兵砲42)と呼ばれ、1943年2月から量産が始まり、およそ1300両が生産された。
搭載砲は10.5cm le.FH.18歩兵砲を車載用に改造したもので、砲自体は10.5cm StuH 42 L/28と呼ばれる。
前線においては通常の突撃砲とともに突撃砲大隊に配備され、それぞれの得意とする戦闘を分担できる体制がとられた。
参考資料
http://ja.wikipedia.org/wiki/III%E5%8F%B7%E7%AA%81%E6%92%83%E7%A0%B2
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