T-100 LT

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier10 ソ連 軽戦車

T-100 LT-min.PNG

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,500
車体装甲厚(mm)90/40/40
最高速度(前/後)(km/h)72/25
重量(t)15
実用出力重量比(hp/t)48
本体価格(Cr)6,100,000
修理費(Cr)
超信地旋回
ロール万能型軽戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
100 mm T-1007.69APCR
AP
HE
230
248
50
300
300
360
2,3080.4621,200
790
460
43880
4,400
670
500-5°/+15°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
T-100 LT (Article 64992)180/40/40533903,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
UTD-2072010665
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
T-100 LT (Article 64992)18563,500
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
R-12385080
 

乗員

1Commander(Radio Operator,Loader)2Gunner(Loader)3Driver
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒Class2砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機車長用視覚システム改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class2内張り装甲Light
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時19.84%4.36%
移動時19.84%4.36%
 

派生車両

派生元T-54 ltwt.(LT/279,800)
派生先無し
 

開発ツリー

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100 mm T-100
(初期/240,000)
T-100 LT (Article 64992)
(初期/66,000)
R-123
(初期/51,600)
UTD-20
(初期/132,000)
T-100 LT (Article 64992)
(初期/82,500)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.18新規実装
v0.9.20.1装填時間を8.4秒から7.8秒に変更
総弾数を38から43に変更

解説(v0.9.18)

  • 概要
    v0.9.18で追加されたTier10のソ連軽戦車
    1960年代に提案された新型軽戦車の計画案である。
     
  • 火力
    ソ連車両の主砲の特徴を極限まで尖らせたような主砲であり、砲性能において最高クラスの値と最低クラスの値が同居する極端な性能に仕上がっている。
    • 100 mm T-100
      単発火力がTier10内で最低値の300ダメージであるが、連射速度の高さからDPMは同格軽戦車内で2位を誇る手数型の主砲となっている。しかし、いずれの弾種もTier10内で最低クラスの貫通力であるため火力を発揮するには機動力を活かした側面攻撃が重要になってくる。また、照準時間は平均的だが射撃精度は一部の大口径重戦車に並ぶ最低クラスの値である。
       
      各種砲弾の特性

      各種砲弾の特性
      通常弾は前身から引き続きAPCR弾であり弾速が更に向上したため偏差射撃が容易になっていることを実感するだろう。一方で貫通力はTier10内でも最下位クラスの230mmと非常に厳しい値である。前述の精度の悪さと合わせて軽装甲以外の敵の正面装甲を狙うのには適しておらず、高い火力を発揮するには優れた機動力を用いて敵の側面を取る必要がある。

       

      課金弾は一風変わってAP弾でありHEAT弾の多い他の車両とは異なる特性をもつ。貫通力は248mmと通常弾からの上昇幅は僅かであるが、標準化に優れるため確実に貫通確率が上昇するという安心感があり、同格軽戦車の通常弾であるAPCR弾よりは高い貫通力を発揮する。一方で跳弾角度に弱く他の車両ならばHEAT弾で貫通できる装甲に弾かれるという場面も多い。また、APCR弾である通常弾に比べて弾速が4割近く低下してしまうので、距離に応じた弾種切り替えの判断が難しいところである。

       

      HE弾は単発火力は360ダメージと通常弾からの威力上昇率が20%に留まる(同格軽戦車は23%~30%程度の上昇率)。また弾速は460m/sとワースト2位の車両にも200m/s以上の差をつけられており、この値はなんと一部の同格自走砲に負けるレベルの異様に遅い値である(スコープを覗いて射撃するとふんわり山なりに飛んでいくHE弾を見ることができる)。山なりに飛ぶことを利用して遠くの稜線に隠れた敵を撃つという事も出来なくはないが、基本的には履帯切りや装甲の薄い車両へのとどめ用に数発積んでおくだけで良いだろう。

       
      本主砲の隠れた長所としては走行時、砲塔旋回時、車体旋回時の全てにおいて照準の拡散が極端に少ないという点が挙げられる。これは拡散の少ないことで有名なソ連中戦車以上に優れた値であり、飛び出し撃ちや走行間射撃でも容易に砲弾を命中させることができるので、機動力の高い本車両にとって大きな強みとなる。
      本車両の車高の低さから、車高が高く俯角の取れない重戦車の側面に張り付き一方的に攻撃する戦法も有効である。ただし接触ダメージや壁に押し付けられての転倒などリスクも多いので使用には注意が必要である。
      俯角・仰角が狭く地形適応能力の低い本車両であるが、車高の低さから小さな地形の隆起に身を隠せるなど他車にはない独自の地形利用が可能である。一方で通常の車両が使う定番のハルダウンポイントが使えなかったりと苦労も多い。俯角・仰角の不足を機動力と斜面の傾斜の組み合わせで補える場面も多いので自分なりのポイントを探しておくと良いだろう。
       
  • 装甲
    軽戦車としては厚めの正面装甲を持つがTier10戦場では簡単に貫通される値であることに変わりはない。運が良ければ格下の砲弾を弾くことがあるという程度に考えたほうが良いだろう。
    天板の装甲は12mm~26mm厚と非常に薄い。足を止めていると自走砲の砲弾が簡単に貫通するので注意。小さな車体には隙間なくモジュールや乗員が配置されている。
    ソ連戦車の例に漏れず弾薬庫の耐久値が低いため頻繁に破損し、155mm砲が直撃すると誘爆して一撃で撃破される可能性がある(152mmまでならセーフ)。専任の装填手が居ないのでスキル配分は難しいが、弾薬庫保護を取得するのも一考だろう。
     
    • 砲塔
      砲塔の装甲は正面で180mm厚、側面前半部分で130mm厚、キューポラが100mm厚となっている。ソ連お馴染みのお椀(お皿?)型砲塔だが、傾斜がきつくなる外縁部で運がよければ弾くといった程度である。キューポラのある左側を貫通されると車長が、右側を貫通されると砲手が負傷する可能性がある。砲塔後部の突き出た部分は砲弾の詰まった弾薬庫となっており、この部分の天板のみ12mm厚と薄くなっている。
      これらのことから砲塔は本車両にとっての弱点であると言えるが、砲塔自体は小さく高速で動き回る本車両に対してわざわざ狙いを定める敵は少ない。一方で、車高の高い敵に密着する際に、敵車両に対して砲塔を向けると敵の射線上に突き出た砲塔の後頭部の天板を晒してしまう可能性がある。前述の通りこの部分は装甲が薄く弾薬庫判定があるため注意が必要である。
       
    • 車体
      車体の装甲厚は、正面上部で90mm厚(傾斜込みで180mm程度)、正面下部・側面・背面が40mm厚となっている。背面下部は8mm厚。
      車体正面向かって右側には操縦手が、左側には燃料タンクとその奥に弾薬庫が配置されている。正面装甲は角度をつけることでAP・APCR弾の跳弾を期待できる。車高の低い本車は常に撃ち下ろされる形となるので、遮蔽物から正面装甲を見せて跳弾を誘う場合は敵との距離をとった上で車体を45°程度旋回させてきつい傾斜をつけた方が良いだろう。
      側面装甲も40mmの装甲厚があり、大半の軽戦車や中戦車の主砲の口径は122mm未満であるため、それらの車両に対しては豚飯で70°以上の角度をつけることで跳弾を狙うことができなくもない。こちらは垂直な装甲であるため近距離でも活用しやすい。遮蔽物を使って豚飯をする場合は車体正面を隠すと同時に、晒している車体側面方向によそ見することで、砲身と防盾を使って砲塔正面の弱点を隠す事ができる。
       
  • 機動性
    全車中トップクラスである最高速度72km/h、出力重量比48.0を有する。これにより直進、旋回、後退のすべてに優れ、長距離移動から旋回戦まで難なくこなすことが出来る。加速も良く、急傾斜の斜面の登坂でも50km/h程度の速度を維持できるため、戦闘開始直後の要所確保などで活躍する。
    一方で接地抵抗は同格軽戦車に比べてわずかに劣る。また、車高の低さから浅い水辺でも水没する可能性がある。これらの理由から湿地や河川への侵入には特段の注意が必要である。
    本車両は超信地旋回が可能であり、茂み内や遮蔽物に身を隠している時の姿勢修正が容易である。
     
  • 偵察能力
    隠蔽性はTier10軽戦車の中で上だが、視認範囲はTier10車両の中でも下位である。幸い隠蔽性の高さで視認範囲の狭さは補えるため、平地での走行偵察時などに同格軽戦車に後れをとることはなく、むしろこちらの方が一瞬早く相手を発見できる。いうまでもなく隠蔽スキルの取得や拡張パーツのレンズ被膜の装備は必須である。
    茂みを利用する際の注意点として本車両の車体形状が挙げられる。本車両は横幅が狭く車高は低いが、車体は長いという形状をしている。このため、小型車しか使えない小さな茂みでも正面方向ならば車体を隠せるが、車体後半がはみ出るという事がある。とはいえ車体の長さは同格軽戦車と変わらないので、正面からの投影面積が少ないという長所があると覚えておけば良いだろう。
     
  • 総論
    本車両は最高クラスの機動力と隠蔽性に加えて尖った火力を獲得する一方で、視界や地形適応能力に劣るなど、良くも悪くもソ連軽戦車ツリーの最終到達地点らしい車両となっている。
    優れた偵察能力は万能性が高くあらゆるマップで軽戦車としての役割を十分に果たすことができる。一方で(特にTier8~10戦場において)Tier10軽戦車には火力提供という中戦車的な役割も求められるが、尖った火力故に威力を発揮するには状況に依る部分が大きく、自ら有利な状況を作り出せるかが重要になってくる。主砲の特性から 中距離 > 近距離 > 遠距離 の順に適した戦闘距離であると考えられるが拡張パーツの選択や戦闘スタイルによってこの順位は変動する。統計情報などを参考に自分の中で距離の調整と判断の基準をつくり上げておくと良いだろう。
    他の同格軽戦車同様に大きな戦果を上げるには受動的な偵察にとどまらず、チャンスを窺い攻撃に打って出る決断力を要する上級者向けの側面を持つ車両である。
     

史実

詳細

T-100-LT_history1.jpg
T-100-LT_history2.jpg

 

T-100兵装を用いた軽戦車の計画案であり、1960年代中盤に、第100研究所とGSKB-47 (国立特殊設計局)によって共同開発されていました。
本案には素晴らしい装甲が施されており、正面に被弾した場合であれば、距離を問わず 90mm砲弾に耐え得るレベルでした。
(ゲーム内解説より)

 

なお、同時期にソ連はObject 775(Объект 775)というT-100LTによく似たロケット戦車を開発しており、これはSheridanのようにミサイルを発射する車両だった。
Object_775_history.jpg
↑Object 775

 

参考1 参考2

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

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